JPS5914949B2 - 信号処理装置 - Google Patents

信号処理装置

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JPS5914949B2
JPS5914949B2 JP51034920A JP3492076A JPS5914949B2 JP S5914949 B2 JPS5914949 B2 JP S5914949B2 JP 51034920 A JP51034920 A JP 51034920A JP 3492076 A JP3492076 A JP 3492076A JP S5914949 B2 JPS5914949 B2 JP S5914949B2
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signal
component
circuit
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color
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俊師 西村
文男 名雲
成介 山中
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Sony Corp
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Priority to DE2714233A priority patent/DE2714233C2/de
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/80Camera processing pipelines; Components thereof
    • H04N23/84Camera processing pipelines; Components thereof for processing colour signals
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/10Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof for transforming different wavelengths into image signals
    • H04N25/11Arrangement of colour filter arrays [CFA]; Filter mosaics
    • H04N25/13Arrangement of colour filter arrays [CFA]; Filter mosaics characterised by the spectral characteristics of the filter elements
    • H04N25/134Arrangement of colour filter arrays [CFA]; Filter mosaics characterised by the spectral characteristics of the filter elements based on three different wavelength filter elements

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • Color Television Image Signal Generators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は例えばCCD(電荷結合素子)等の固体撮像体
を撮像素子として使用した位相分離方式を採るカラー撮
像装置に適用して好適な信号処理装置に関する。
異なる情報内容をもつ2つの情報信号が多重化されてい
るときで、その分離方法として位相分離方式を採る場合
には、垂直相関が問題となる。
すなわち、この分離方式では垂直相関性が強いことが前
提条件であるが、場合によつては垂直相関が弱かつたり
、全くなかつたりすることがある。従5 つて、このよ
うな相関性の弱い場合では2つの情報信号を完全に分離
することができず、一方の信号成分中に、多重化された
他方の信号が残留し、この残留成分が他方の信号内容に
対し悪影響を与える場合がある。10この適切な例とし
て、撮像装置で得たカラー撮像信号を挙げることができ
る。
つまり、撮像素子としてCCD等の固体撮像体を使用す
る場合にあつては、後述するように輝度成分中に色成分
が多重状態で存在するカラー撮像信号が得られるため、
15輝度成分と色成分とを分離するに際しては上述した
と同じ現象が生ずることがある。このことを図面を用い
て説明するが、固体撮像体としては、前述もしたように
CCD)そのうちでも特に、フレームシフ1・方式を採
るCCDを例■0 にとつて説明することにしよう。
第1図はこのフレームシフト方式を採るCCDの概略的
な図であつて、IAは所望とする被写体が投影される撮
像部で、水平方向及び垂直方向に夫々所望とした数の絵
素2が配列形成されて構成フ5 される。
IBは撮像部IAで得た被写体の入力光情報に応じたキ
ャリヤをフレーム(又はフィールド)毎に蓄積するため
の蓄積部で、撮像部IAと同様に構成される。ICは読
出しレジスタで、蓄積部IBにおける刃 IH(Hは1
水平走査期間)分のキャリヤが直列的に読出される。
なお、3はチャンネルストッパーである。
又、4は出力端子を示す。第2図はこのCCDIの前面
に配される色フィ35ルタ5の一例を示す。
この色フィルタ5は絵素2の領域に対応するように透過
領域が複数に分割されると共に、透過領域が市松パター
ンとなるよう、ハ0−に水平走査方向aに向つて1つお
きの透過領域が遮光される。
そして、隣り合う水平走査線間では配列ピッチτ。だけ
遮光領域がずらして形成される。市松状に配列された透
過領域の透過光は例えば、図のようにR,G,Bの各原
色光が選ばれると共に、隣り合う水平走査区間では逆位
相になつてこれら原色光が得られるように選定されるも
のである。
このような市松パターンになされた色フイルタ5を使用
して、被写体を投影し、これを撮像すると、出力端子4
には第3図で示すようなカラー撮像信号S。
が得られる。すなわち、撮像すべき被写体像に応じた入
力光情報は絵素毎にサンプリングされた状態で電気信号
に変換されるから、第3図Aで示すようにカラー撮像信
号S。としては、輝度信号となる変調成分(直流成分)
SDCのほかに、側波帯成分(交流成分)SMが得られ
る。この場合、変調成分S。cとサンプリング周波数F
c′(−1/3・τ′H)との選び方によつては、図の
ように側波帯成分SMが変調成分S。O中に混在しない
ようにもすることができるが、このようにすると、変調
成分SDCの帯域巾を狭くせねばならなかつたり、これ
とは逆に変調成分SDCの帯域巾を通常と同様に、例え
ば3.5MHz程度に選ぶ場合には、それに伴つてサン
プリング周波数f′cを高く採る関係上、水平走査方向
における絵素数Nを増やす必要があり、いずれも実用的
でない。従つて、一般には巾成分SDC,SMが重なり
、絵素数Nが少ない場合などでは、側波帯成分SMが変
調成分S。
Oの低域側に存する信号S。として得られる。ここで、
側波帯成分SMを構成するR−Bの各色成分の位相は、
互に120成の位相差を有して得られるが、隣り合う水
平走査区間では逆相となるように色フイルタ5が構成さ
れているものであるから、各色成分の位相関係は第3図
A及びBで示すようになる。
依つて、変調成分つまり輝度成分と側波帯成分すなわち
色成分とを分離するには垂直相関関係を利用すればよい
図の例によれば隣り合う水平走査期間に得られる信号S
。とS′oを加算すれば、輝度成分SDC(以下これを
SYとして示す)だけが得られ、減算することによつて
色成分SM(以下これをScとして示す)のみ抽出され
ることになる。しかし、この動作はあくまでも垂直相関
性が強い場合にだけ成立し、その他の場合は必ず不完全
分離となつて、輝度成分SY中に色成分S。
が残留する。残留成分による画像への影響を第4図以下
を参照して説明する。説明の便宜上、被写体7として第
4図で示す如く、赤色のみの被写体7Rと、青色のみの
被写体7Bとを考えることにしよう。
今、1点鎖線で示すように被写体7Rと7Bとの境界線
8を含むように、水平走査線を仮想した場合には、(N
−1)から(N+2)までの各水平走査位置を走査する
ことにより、第5図A−Dに示す信号S。l〜SO4が
得られることになる。これら信号S。
l〜SO4から輝度成分SY及び色成分S。を分離すべ
く上述したような信号処理を施すと、N−1ラインとN
ライン及びN+1とN+2の各ラインに関する信号処理
は夫々垂直相関があるので完全なる分離が行なわれるも
、境界線8を含むNとN+1ライン間においては、色成
分S。の分離が不完全となり、第6図にその概略を示す
如く輝度成分SYの帯域内に色成分Scが残留し、その
ため、画像を再現すると残留成分は2第7図で示すよう
に輝点となつて境界線8上に表われる。従つて、第8図
Aのように水平方向に延びる帯状の被写体を撮像すると
、その水平方向における境界部分がキサキサになつて再
生される(同図B)結果、画質が劣化する。この欠点は
特に周波数FJが低い場合に顕著にあられれる。なお、
第7図中、N,.n+1、・・・・・・は垂直相関後に
おける水平走査線を便宜的に示す。
本発明はこのような点を考慮して、一方の信号成分中に
他方の信号が残留することのない信号処理装置を提案す
るものである。
本発明装置は所定の時間だけ遅延する遅延回路と、特殊
な論理動作を行なう信号処理回路とで構成される。以下
図面を参照して本発明を説明するも、本例では上述した
ようにカラー撮像装置に適用した場合である。第9図ぱ
本発明による信号処理装置を適用したカラー撮像装置の
一例を示す系統図であつて、被写体7は光学レンズ系9
及び色フイルタ5を夫々介してCCDlに投影され、こ
のCCDlで得た力ラ一撮像信号S。は多重化されてい
る信号を分離すべく、1Hの遅延回路11を介した出力
と共に、加算回路12及び減算回路13に夫々供給され
る。従つて加算回路12からは輝度成分SYが得られ、
減算回路13からは色成分Scが得られるものである。
分離された輝度成分SY中には、被写体7の内容によつ
ては第6図で示したような不完全分離による残留成分が
含まれるは勿論であるが、本発明においては輝度成分S
Yを低域と、少なくとも色成分の存在する高域部分とに
分離し、残留成分が存在する場合には、高域部分を除去
した輝度成分を輝度成分SYとして使用するものである
それがため、まず輝度成分SYはローパスフイルタ14
に供給され所望とする低域成分S。Lのみ抽出された後
、加算器15に供給されると共に、この低域成分SDL
が減算器16に供給されて演算処理されることにより、
輝度成分SYの高域成分SDHが得られる。高域成分S
DHは1Hの遅延回路17に供給されたのち、非遅延出
力と共に残留成分の信号処理回路20に供給され、残留
成分の有無に関連した出力SHが取出される。回路20
の動作は後述するも、回路20の出力SHは加算回路1
5にて上述の低域成分と合成され、この合成出力が以後
の回路処理における輝度成分S′7として使用されるも
のである。従つて、この輝度成分を色成分の復調出力と
共にマトリツクス回路21に供給すれば、その出力端子
21a〜21cから所望とするカラー映像信号、例えば
NTSC方式の輝度信号Y及び色差信号R−Y,B−Y
を得ることができるものである。
なお、図において、22はフイルタ14の介在によつて
生ずる時間遅れを補償するための遅延回路である。
色成分Scの伝送路上に介在された遅延回路23も同様
に時間遅れの補償用である。又、21A,21Bは復調
軸の異なる復調回路で、こG+Bれより例えば(B−G
)、(R−?)なる色成分が復調される。
ところで、残留成分が存在するか否かは垂直相関処理後
における輝度成分を考察すれば判る。
すなわち、残留成分にて画質が劣化する場合は、相関処
理後のnラインとn+1ラインにおいて、nラインから
は低域成分のみが得られ、n+1ラインからは高域成分
までが得られるような関係にあるときのみ、輝点が現わ
れ、画質が劣化する。ここで、残留成分に対する信号処
理回路20の各端子20A,20Bに入力する信号成分
の関係を分類するとすれば、第10図A−Dまでの4組
に分類できる。図は隣り合う水平走査期間に得られる信
号の相関後における信号、従つて加算回路12の合成出
力SYを示し、信号関係はn+1ラインから夫々得られ
る出力SYが共に低域のみの場合(同図A)を始めとし
て、共に高域を含む場合(同図B)、いずれか一方のみ
高域を含む場合(同図C,D)が考えられる。これらの
類型のうち、画質劣化は同図Cに示すケースのときのみ
であるから、少なくとも、いずれか一方の信号成分が低
域のみの場合、高域成分を除去し、従つて、合成器15
の合成出力S″Yを低域成分S。
Lだけにすれば、残留成分による輝点は発生せず、画質
の劣化(解像度の劣化)を防止できるものである。その
ため、信号処理回路20は一対の入力端子20A,20
Bに供給される高域成分が共に存在するときのみ出力S
Hが得られ、しかも出力SHのレベルは両入力信号のう
ちレベルの小さな入力信号のレベルに対応したものとな
るような論理動作が行なわれる回路として構成される。
第11図はこの処理回路20の基本的な回路構成を示し
、これは2つの出力SDHとS′DHの同相入力同志を
論理して出力するようになされる。
それがため、2個の論理回路25A,25Bが設けられ
ると共に、夫々には信号の極性判別回路26A,26B
が設けられる。本例ではダイオード27a〜27dで判
別回路26A,26Bが構成され、論理回路25A,2
5Bは逆極性に接続された一対のダイオード28a〜2
8dで構成される。
そして、一方の論理回路25Aで正方向の論理が行なわ
れ、他方の論理回路25Bで負方向の論理が行なわれ、
別々に論理して得たこれら論理出力SA,SBはアンド
構成の回路30にて合成されてのち処理回路20の出力
SHとして後段の合成回路15に供給される。第12図
は処理回路20の他の例を示し、これは第11図に示し
た回路を更に簡略化した場合で、ブリツジ構成の4個の
ダイオードD1〜D4を有し、接続点aと電源端子33
との間にはツエナーダィオード34aと抵抗器34bよ
りなる論理動作を行なう直列回路34が接続される。
接続点cと接地間との間にも同様構成の直列回路35が
接続される。そして、接続点PU,PLより出力端子3
1a,31bが導出される。なお、36a,36bは放
電用に設けられた抵抗器である。
接続点B,dには信号S。H,S′DHが夫々供給され
るも、これらには電源電圧Vccの一の電圧が重畳され
る。このように構成された残留成分に対する信号処理回
路20の動作を説明するも、本例では第12図に示す実
施例について付記する。
但し、回路条件を次のように定める。ツエナーダイオー
ド34a,35aは同一特性で、そのツエナ一電圧をV
Zl電流を12、抵抗器34b,35bの値をRぃ抵抗
器36a,36bの値をRD、ダイオードD1〜D4の
順方向降下電圧をVfとする。
従つて、端子23と接続点bとの間の電圧Vblで与え
られる。
接続点bと接地間の電圧Vb2も同様に(1)式で与え
られるから、次の関係式が成立する。一方、信号S。
H,S′DHともに零の場合には、接続点bと接地間に
は−Vccなる電圧が印加されているから、これらの条
件より、ダイオードブリツジは平衡し、出力SA,SB
は零である。すなわち、信号SDH,S′DHが共に入
力しないときには、論理出力が零になる。この論理動作
を含めて回路20の動作を整理すれば、く表−1〉に示
すようになる。続いて、代表的な論理動作のいくつかを
説明しよう。
まず、正の信号S/DHのみ入力した場合には、ダイオ
ードD4がオンになり、信号S′DHに応じた電流が流
れ、それに伴つてツエナーダイオード35aを通じて電
流1zも増えるが、ツエナーダイオード35aは逆バイ
アス状態を保持するため、そのツエナ一電圧V2は一定
である。
すなわち、電流1zが流れても端子31aには出力が得
られず、無人力状態と同じである。端子20Aのみに正
の信号SDHが供給された場合も同様であるからその説
明は省略する。端子20Bに上述とは逆に、負の信号S
′DHが供給された場合にはダイオードD3がオンし、
ダイオード34aを通じて電流1zが流れるも、点Pu
は負側に引かれるため、ツエナーダイオード34aの逆
バイアスが深くなるだけで、出力は変化を受けない。
つまり、出力SAは零である。このように、信号SDH
,S′0Hのいずれか一方が入力しても出力の変化はな
い。位相が異なる信号S。H,S′DHが供給された場
合でも、同様である。例えば、端子20Aに負の信号S
DHが、他方には正の信号S′DHが供給された場合を
考察すると、この場合では信号SDHによつてダイオー
ドD1が、他方の信号S′DHの到来でダイオードD4
が夫々オンするも、これらはいずれも、ツエナーダイオ
ード34a,35aが逆バイアスされる方向の動作であ
るから、上述した理由に基づき出力SA,SBは共に零
である。信号SDH,S″0Hが同相状態で入力した場
合には、次に述べるような出力が得られる。
まず、正の信号SDH,SZHが共に入力したときには
、SDI[くS5OHの場合において、ダイオードD4
がオンすると共に、点dの電位よりも点bの電位の方が
低いため、ダイオードD1がオンすることになる。従つ
て、ダイオードD4のオンによつては出力SBが変化を
受けないことは前述した通りであるが、ダイオードD1
がオンする結果、a点の電位は上昇し、このことはダイ
オード34aに順方向のバイアスが印加されたことにな
るため、ダイオード34aのツエナ一効果が喪失する。
そのため、信号S。Hのレベル変化に相応して点Puの
電位が変化し、依つて信号SDHに対応した出力SAが
得られることになる。S′1〈SDHでは、信号S′D
Hに基づく出力SAが得られる。信号S。
H,SI5Hが共に負の場合では、ダイオードD2,D
4がオンし、ダイオードD2のオンに基いて信号SDH
,S′DHに対応した出力SA,SBが得られるは容易
に理解できよう。第13図は以上説明した動作を最も簡
単に説明するための図であつて、信号S。
H,S6Hを夫々正弦波に置換した場合である。依つて
、回路20からは斜線で示す出力SHが得られることを
示す。以上のように、残留成分に対する信号処理回路2
0は同相の信号SDH,S2DHが共に入力したときの
み、すなわち、第10図Bに示す入力関係のときだけ、
出力が得られるような論理動作が行なわれる。そのため
、残留成分が輝度信号SYの高域側に存する場合には、
これを有効に除去した出力が得られるものである。なお
、今まで説明した例は第4図のような模型的な被写体7
についての考察であるが、このような単純化されたパタ
ーンでなく第14図や第15図に夫々示される被写体を
撮像した場合においても、本発明においては残留成分を
有効に除去することができ、画質の劣化を防止すること
ができる。
第14図の例、すなわち縦型ストライプの被写体から説
明すると、処理回路20にnラインとn+1ラインに夫
々対応する信号が入力した場合には、前述したと同様に
SH−0になるから、輝度成分S′Yは低域成分のみに
なり、次にn+1ラインとn+2ラインの場合には、い
ずれも高域成分を含む関係で、出力SHが得られ、依つ
て輝度成分S′Yは高域成分まで含むことになる。n+
3ライン以後も同様である。依つて、垂直相関のある被
写体(ストライプ状のパターン)の最初の輪郭、図では
nとn+1ライン間に存在する端部が再生されなくなる
だけで、それ以後は完全に再現されるから、本発明のよ
うな信号処理を施しても全く問題にならない。
次に、第15図で示すような斜めのパターンの5被写体
の場合では垂直相関が弱いが、このような被写体を撮像
しても、前述したと同様な理由から、nラインとn+1
ライン間の輪郭が再生されなくなるだけで、再現画像に
は全く影響を与えない。従つて、如何なるパターンを有
した被写体7をつ 撮像しても、水平方向の輪郭部分に
生ずるキサキサを除去できるものである。以上説明した
ように、本発明では一定時間遅延された信号とそうでな
い信号とを比較し、非遅延出力と遅延出力が共に存在す
るときのみこれら出力に関連した出力を得るようにした
ものであるから、冒頭で述べたカラー撮像装置の信号処
理回路に適用して極めて好適である。
すなわち、本発明回路を適用すれば、水平方向に延びる
境界部分(模様等)を含む被写体を撮像する場合でも、
残留成分を確実に除去することができるため、画質の劣
化がなく、常時良質の画像を再現できる大きな特徴を有
するものである。
なお、上述の例では本発明回路を固体撮像体を利用した
撮像装置に適用した場合につき説明したが、本発明は異
なる情報内容をもつ2つの情報信号が多重化されている
ときで、これら情報信号を位相分離方式に基いて分離す
るような場合の信号処理回路系に適用して好適なるは例
示するまでもない。第2図に示す色フイルタ5の構成は
一例に過ぎず、透過光などの選定は任意である。
CCDlは1個だけでなく、それ以上の個数を使用して
撮像装置を構成できるので、この場合にも勿論利用でき
る。ところで、上述した実施例はいずれも情報信号とし
て映像信号の場合であるが、例えば雑音を含むデジタル
信号でも勿論よい。
この場合には雑音の除去されたデジタル信号を簡単に得
ることができるから、雑音除去回路として使用しても有
用である。デジタル信号は周期性を有するのに対し、雑
音はランダムであるから上述したように、一定時間遅延
した出力と、そうでない出力とを上述した信号処理回路
20に供給すれば、同相入力はデジタル信号のみと考え
てよいから、デジタル信号のみが出力される。
一方、雑音成分は、く表−1〉の1〜4に相当すること
が多いので、雑音成分が存在するときは出力がなく、依
つてこの設例によれば、雑音成分の除去されたデジタル
信号が得られるものである。又、信号伝送方式によつて
は、同一のデジタル信号を2本の伝送線(無線の場合は
キャリャ周波数を変更して使用する)を用いて伝送する
場合もあるが、このような場合では夫々の伝送線を通し
て得た出力中に混在する雑音成分の位相は相違するのが
常であるから、この伝送方式を採る場合においても、適
用できる。
第16図を用いて、その一例を説明すると、40は伝送
用デジタル信号で、一方の伝送線を通過したデジタル信
号40Aは同図Aのように、他方の伝送線を通過した信
号40Bは同図Bのように夫々雑音成分41が混在する
ものとすれば、これらの信号40A,40Bを信号処理
回路20に供給することによつて、同図Cで示すような
デジタル信号40が得られることになる。
因みに従来の処理回路、例えばアナログ回路を設け、両
出力40A,40Bをアナログ加算し、これを一にレベ
ルダウンした場合には、同図Dのようになり、雑音成分
を完全には除去し得ない。
上述した信号処理回路によれば、雑音成分の混入しない
出力を容易に得ることができる特徴を有するものである
【図面の簡単な説明】
第1図は撮像素子として使用される固体撮像体の一例を
示す図、第2図は色フィルタの一部拡大平面図、第3図
は色成分の位相関係を含めたカラー撮像信号の一例を示
す周波数スペクトル図、第4図は模型的な被写体の図、
第5図は第4図の被写体を撮像して得たカラー撮像信号
の周波数スペクトル図、第6図は信号処理後の一部の周
波数スペクトル図、第7図は第4図の再現画像を示す図
、第8図は一般的な信号処理の説明に供する図、第9図
は本発明装置をカラー撮像装置に適用した場合の一例を
示す要部の系統図、第10図は垂直相関処理後の周波数
スペクトル図、第11図及び第12図は信号処理回路の
一例を示す接続図、第13図はその動作説明に供する図
、第14図及び第15図は夫々被写体のパターンの他の
例を示す説明図、第16図は信号処理回路の他の適用例
を示す説明図である。 1は固体撮像体、5は色フイルタ、10は信号処理装置
、17は遅延回路、20は信号処理回路、21はマトリ
ツクス回路、24A,24Bは色復調回路、34,35
は直列回路、Dはブリツジ、30は合成回路である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 互いに隣りあう水平走査区間から垂直相関をとつて
    得られた輝度信号の高域成分が入力され、この信号を1
    水平走査期間遅延させる遅延回路と、信号処理回路とを
    有し、上記遅延回路を通じて得た入力信号と、遅延され
    ない入力信号を夫々上記信号処理回路に供給して、これ
    らの入力信号の位相を比較し、上記両入力信号が同極性
    で存在するときのみ、両入力信号のうちレベルの低い信
    号のレベルに対応したレベルを有する出力信号を得るよ
    うにしたことを特徴とする信号処理装置。
JP51034920A 1976-03-30 1976-03-30 信号処理装置 Expired JPS5914949B2 (ja)

Priority Applications (10)

Application Number Priority Date Filing Date Title
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