JPS591473A - 2−メルカプト−2−チアゾリンの製造法 - Google Patents
2−メルカプト−2−チアゾリンの製造法Info
- Publication number
- JPS591473A JPS591473A JP10981082A JP10981082A JPS591473A JP S591473 A JPS591473 A JP S591473A JP 10981082 A JP10981082 A JP 10981082A JP 10981082 A JP10981082 A JP 10981082A JP S591473 A JPS591473 A JP S591473A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reaction
- solvent
- raw materials
- mercapto
- carbon disulfide
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Thiazole And Isothizaole Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はモノエタノールアミンと2硫化炭素を反応させ
て2−メルカプト−2−チアゾリンを製造する方法に関
する。
て2−メルカプト−2−チアゾリンを製造する方法に関
する。
2−メルカプト−2−チアプリンはそれ自体抗甲状線活
性があることが知られている(ジャーナル・オプ・アメ
リカン・ケミカル・ソサエティー、第67巻、2201
頁、1945年)と共に、放射線障害防護剤等として注
目されているンステアミンの合成用中間体等として有用
な物質であり、従来より2−ブロモエチルアミンと2硫
化炭素との反応(ベリヒテ第31巻、2836頁、18
98年)或いはモノエタノールアミンと2硫化炭素との
反応(同、第36巻、1278年、1903年)等によ
って合成されることが知られており、特に、後者の方法
は原料入手の容易性及び価格の点で実用的であると言わ
れている。この方法はモノエタノールアミンと理論量よ
り若干過剰の2硫化炭素を水酸化カリウムの共存下にエ
タノール中、常圧にて加熱反応させることから成るが、
反応終了後溶媒エタノールの留去が必要であt)、また
、製品の単離操作に於いて、触媒として用いた水酸化カ
リウムの中和をしないで水洗を行った場合には、目的物
が弱酸性であるためにその1部が水に溶解して収率の低
下を招く弊害があり、そのため、製品の単離に先立ち中
和操作が必要となり、また、その結果として混在する無
機塩との分離を余儀なくされる。
性があることが知られている(ジャーナル・オプ・アメ
リカン・ケミカル・ソサエティー、第67巻、2201
頁、1945年)と共に、放射線障害防護剤等として注
目されているンステアミンの合成用中間体等として有用
な物質であり、従来より2−ブロモエチルアミンと2硫
化炭素との反応(ベリヒテ第31巻、2836頁、18
98年)或いはモノエタノールアミンと2硫化炭素との
反応(同、第36巻、1278年、1903年)等によ
って合成されることが知られており、特に、後者の方法
は原料入手の容易性及び価格の点で実用的であると言わ
れている。この方法はモノエタノールアミンと理論量よ
り若干過剰の2硫化炭素を水酸化カリウムの共存下にエ
タノール中、常圧にて加熱反応させることから成るが、
反応終了後溶媒エタノールの留去が必要であt)、また
、製品の単離操作に於いて、触媒として用いた水酸化カ
リウムの中和をしないで水洗を行った場合には、目的物
が弱酸性であるためにその1部が水に溶解して収率の低
下を招く弊害があり、そのため、製品の単離に先立ち中
和操作が必要となり、また、その結果として混在する無
機塩との分離を余儀なくされる。
本発明者は2−メルカプト−2−チアゾリンの経済的な
製造法を確立すべく種々検討を重ねてきたが、意外なこ
とに、モノエタノールアミンと2硫化炭素を溶媒及び触
媒を用いることなく単に加熱するのみで2−メルカプト
−2−チアゾリンが生成することが見い出された。この
方法によれば、従来公知の方法に比して反応原料以外の
他の副原料を一切用いないため原料仕込、反応操作、及
び溶媒留去や、中和等の後処理共に著しく簡略化される
と共に、反応終了後の反応混合物に冷水を加えるだけで
容易に高純度の結晶を得ることができる等工業的に数々
の優れた特徴を備えている。
製造法を確立すべく種々検討を重ねてきたが、意外なこ
とに、モノエタノールアミンと2硫化炭素を溶媒及び触
媒を用いることなく単に加熱するのみで2−メルカプト
−2−チアゾリンが生成することが見い出された。この
方法によれば、従来公知の方法に比して反応原料以外の
他の副原料を一切用いないため原料仕込、反応操作、及
び溶媒留去や、中和等の後処理共に著しく簡略化される
と共に、反応終了後の反応混合物に冷水を加えるだけで
容易に高純度の結晶を得ることができる等工業的に数々
の優れた特徴を備えている。
本発明の方法に於いて原料モノエタノールアミンと2硫
化炭素のモル比は化学量論量cモル比1)を原則とする
が、必要に応じていずれかの原料を若干過剰に用いるこ
とは伺ら差支えはない。反応温度は50〜90℃の範囲
で行うことが適当である。
化炭素のモル比は化学量論量cモル比1)を原則とする
が、必要に応じていずれかの原料を若干過剰に用いるこ
とは伺ら差支えはない。反応温度は50〜90℃の範囲
で行うことが適当である。
反応温度が低過る場合には反応に長時間を要し、収率も
低いため実用的ではなく、一方、高過る場合には副反応
を生じ反応の制御が困難となる等の弊害を招くため避け
ねばならない。圧力は一般に常圧乃至自然発生圧の下で
行われる。反応時間は他の反応条件に依って異るため一
律には規定し得ないが、一応の目安としては数時間乃至
数十時間のオーダーである。
低いため実用的ではなく、一方、高過る場合には副反応
を生じ反応の制御が困難となる等の弊害を招くため避け
ねばならない。圧力は一般に常圧乃至自然発生圧の下で
行われる。反応時間は他の反応条件に依って異るため一
律には規定し得ないが、一応の目安としては数時間乃至
数十時間のオーダーである。
以下、本発明の方法について代表的な例を示し、更に具
体的に説明するが、これらは本発明の方法についての理
解啼容易にするための単なる例示であジ、従って、本発
明はこれらによって何ら制限されないことは言う1でも
ない。
体的に説明するが、これらは本発明の方法についての理
解啼容易にするための単なる例示であジ、従って、本発
明はこれらによって何ら制限されないことは言う1でも
ない。
実施例1
容量300m1のオートクレーブにモノエタノールアミ
ン2’19、二硫化炭素36gを入れ、反応温度85℃
で10時間、攪拌しつつ反応させた。反応時の内部圧力
は15気崖を示した。反応終了後反応物を冷却した後生
成したガス(CO2+H2S)を抜き、冷水200m1
を加え析出した白色結晶をグラスフィルターで戸別し、
冷水50m1で洗浄後乾燥して2−メルカプト−2−チ
アゾリン23.5gを得た。融点は104.5〜105
.0℃であった。(文献値105〜106℃)実施例2 容量100m1lのナス型フラスコにモノエタノール忘
物を冷却した後冷水50m1を加え析出した白色結晶を
実施例(1)と同様の方法でP別洗浄、乾燥して2−メ
ルカプト−2−チアゾ゛リン111得た。融点は104
5〜105.5℃であった。
ン2’19、二硫化炭素36gを入れ、反応温度85℃
で10時間、攪拌しつつ反応させた。反応時の内部圧力
は15気崖を示した。反応終了後反応物を冷却した後生
成したガス(CO2+H2S)を抜き、冷水200m1
を加え析出した白色結晶をグラスフィルターで戸別し、
冷水50m1で洗浄後乾燥して2−メルカプト−2−チ
アゾリン23.5gを得た。融点は104.5〜105
.0℃であった。(文献値105〜106℃)実施例2 容量100m1lのナス型フラスコにモノエタノール忘
物を冷却した後冷水50m1を加え析出した白色結晶を
実施例(1)と同様の方法でP別洗浄、乾燥して2−メ
ルカプト−2−チアゾ゛リン111得た。融点は104
5〜105.5℃であった。
特許出願人 昭和電工株式会社
代理人菊地精−
Claims (1)
- モノエタノールアミンと2硫化炭素を溶媒及び触媒の不
存在下に加熱して反応させることを特徴とする2−メル
カプト−2−チアゾリンの製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10981082A JPS591473A (ja) | 1982-06-28 | 1982-06-28 | 2−メルカプト−2−チアゾリンの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10981082A JPS591473A (ja) | 1982-06-28 | 1982-06-28 | 2−メルカプト−2−チアゾリンの製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS591473A true JPS591473A (ja) | 1984-01-06 |
Family
ID=14519773
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10981082A Pending JPS591473A (ja) | 1982-06-28 | 1982-06-28 | 2−メルカプト−2−チアゾリンの製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS591473A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08105420A (ja) * | 1995-06-26 | 1996-04-23 | Nikon Corp | シャッタ |
-
1982
- 1982-06-28 JP JP10981082A patent/JPS591473A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08105420A (ja) * | 1995-06-26 | 1996-04-23 | Nikon Corp | シャッタ |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US3927054A (en) | Process for producing {62 -phenylserine copper complex | |
JPS591473A (ja) | 2−メルカプト−2−チアゾリンの製造法 | |
Pawelke et al. | The New Fluoro‐tris (pentafluoroethyl) borate Anion [(C2F5) 3BF]—, Unexpected Formation of [(C2F5) 3BH]—as a By‐Product. Das neue Fluoro‐tris (pentafluoroethyl) borat Anion [(C2F5) 3BF]—, unerwartete Bildung des Nebenprodukts [(C2F5) 3BH]— | |
US3852350A (en) | Process of preparing amides | |
JPH0737440B2 (ja) | スルホニウム化合物の製造方法 | |
JPS6354712B2 (ja) | ||
JP2804877B2 (ja) | アミノカルボン酸塩の製法 | |
JPS61286346A (ja) | 2,2−ビス(4′−アクリロイルオキシ−3′,5′−ジブロモフエニル)プロパンの製造法 | |
Dessapt et al. | [Re (η 2-CS 3) 4] 3−, a new trithiocarbonate-containing rhenium (V) dodecahedral anion | |
EP0338385B1 (en) | Process for the preparation of n,n'-bis-(2-hydroxy-ethyl)-piperazine | |
JPS597179A (ja) | 2−ヒドラジノベンゾチアゾ−ル類の改良製法 | |
EP4244202A1 (en) | Method of synthesis | |
JPS61291549A (ja) | 芳香族第二級アミノ化合物の製造方法 | |
JPS58134061A (ja) | グリシン金属錯体の製法 | |
SU1698248A1 (ru) | Способ получени 9-Н-9-хлор-1,10-антрацендионона | |
JPH10291964A (ja) | フタル酸ジフェニルの製造方法 | |
JP2004250349A (ja) | アルキレンカーボネートの製造法 | |
JPH05331100A (ja) | Dl−グリセリン酸又はその塩の製造方法 | |
JPS6122053A (ja) | α−アミノ酸の製造法 | |
KR810000597B1 (ko) | 2, 3, 3-트리메틸인돌 레닌의 제조방법 | |
JPS5854148B2 (ja) | 3,4,5,6−テトラヒドロ無水フタル酸の製造法 | |
JPS6327354B2 (ja) | ||
JPS61197538A (ja) | アルコキシハロゲノベンゼン類の製造方法 | |
JPS6130580A (ja) | チアゾリジン−2−オン類の製造法 | |
JPS6230984B2 (ja) |