JPS591465B2 - 食用天然抗酸化物質及びその製造法 - Google Patents
食用天然抗酸化物質及びその製造法Info
- Publication number
- JPS591465B2 JPS591465B2 JP57018182A JP1818282A JPS591465B2 JP S591465 B2 JPS591465 B2 JP S591465B2 JP 57018182 A JP57018182 A JP 57018182A JP 1818282 A JP1818282 A JP 1818282A JP S591465 B2 JPS591465 B2 JP S591465B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- antioxidant
- green coffee
- extract
- present
- coffee bean
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
- General Preparation And Processing Of Foods (AREA)
- Noodles (AREA)
- Anti-Oxidant Or Stabilizer Compositions (AREA)
- Fats And Perfumes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は油脂食品または油脂含有食品中の油脂中の酸化
を長期に亘つて防止する抗酸化物質に関し、特に天然原
料として豊富に存在する生コーヒー豆を原料とする天然
抗酸化物質、およびこの物質を生コーヒー豆から簡単な
手段で抽出して製造する天然抗酸化物質の製造方法に関
する。
を長期に亘つて防止する抗酸化物質に関し、特に天然原
料として豊富に存在する生コーヒー豆を原料とする天然
抗酸化物質、およびこの物質を生コーヒー豆から簡単な
手段で抽出して製造する天然抗酸化物質の製造方法に関
する。
一般に油脂食品または油脂含有食品類は長期間の貯蔵中
に油脂成分が空気による酸化作用を受けて風味を損じ商
品価値を著し<低下させる。
に油脂成分が空気による酸化作用を受けて風味を損じ商
品価値を著し<低下させる。
さらに酸化が進むと有害物質を生成させることは広<知
られている。このような油脂の酸化を防止するためには
、抗酸化性を与える物質を添加することが普通である。
今日食品用として汎用されている抗酸化性添加物にはブ
チルヒドロキシアニソール(B−H−A)あるいはブチ
ルヒドロキシトルエン(B−H−T)などの合成フェノ
ール系化合物を主剤とする抗酸化剤およびトコフェロー
ルの如き天然物質を含む抗酸化剤、或いは蛋白質を加水
分解することによつて得られるペプチド系の抗酸化剤が
知られている。しかしながら、これらの合成抗酸化剤は
その抗酸化作用は認められているが、食品加工における
加熱工程を受けるとその効果が低下する傾向があるとい
われており、さらに合成物質の毒性の問題に関する最近
の風潮からして余り好ましい材料とはいえない。一方ト
コフェロール系添加剤は天然物であるが、抗酸化性の点
で不充分である。またペプチド系の抗酸化剤は単独使用
ではあまり強い抗酸化力が得られないためにトコフェロ
ールを添加して相乗効果を持たせていることは公知であ
る。したがつて、強い抗酸化力と食品衛生上高い安全性
を有する食品用抗酸化剤の出現は望ましいことである。
本発明者等はかかる食品用抗酸化剤の開発に当つて種々
の天然物質を対象として検索の結果、生コーヒー豆の抽
出物質が一般のペプチド系抗酸化剤にみられるようなト
コフェロールの添加をしな<ても極めて優れた抗酸化性
を保有していることを見出しその製造方法を確認した。
られている。このような油脂の酸化を防止するためには
、抗酸化性を与える物質を添加することが普通である。
今日食品用として汎用されている抗酸化性添加物にはブ
チルヒドロキシアニソール(B−H−A)あるいはブチ
ルヒドロキシトルエン(B−H−T)などの合成フェノ
ール系化合物を主剤とする抗酸化剤およびトコフェロー
ルの如き天然物質を含む抗酸化剤、或いは蛋白質を加水
分解することによつて得られるペプチド系の抗酸化剤が
知られている。しかしながら、これらの合成抗酸化剤は
その抗酸化作用は認められているが、食品加工における
加熱工程を受けるとその効果が低下する傾向があるとい
われており、さらに合成物質の毒性の問題に関する最近
の風潮からして余り好ましい材料とはいえない。一方ト
コフェロール系添加剤は天然物であるが、抗酸化性の点
で不充分である。またペプチド系の抗酸化剤は単独使用
ではあまり強い抗酸化力が得られないためにトコフェロ
ールを添加して相乗効果を持たせていることは公知であ
る。したがつて、強い抗酸化力と食品衛生上高い安全性
を有する食品用抗酸化剤の出現は望ましいことである。
本発明者等はかかる食品用抗酸化剤の開発に当つて種々
の天然物質を対象として検索の結果、生コーヒー豆の抽
出物質が一般のペプチド系抗酸化剤にみられるようなト
コフェロールの添加をしな<ても極めて優れた抗酸化性
を保有していることを見出しその製造方法を確認した。
したがつて、本発明は合成化合物を含まない食品用天然
抗酸化物質およびその製造を目的とし、その製造は生コ
ーヒー粉末の水性スラリーを蛋白分解酵素および/また
は繊維素分解酵素の存在で処理し、その水性抽出物を濃
縮して濃厚溶液とするか、或いは凍結乾燥あろいは噴霧
乾燥することによつて容易に達成することができる。
抗酸化物質およびその製造を目的とし、その製造は生コ
ーヒー粉末の水性スラリーを蛋白分解酵素および/また
は繊維素分解酵素の存在で処理し、その水性抽出物を濃
縮して濃厚溶液とするか、或いは凍結乾燥あろいは噴霧
乾燥することによつて容易に達成することができる。
コーヒー豆はコーヒー飲料を目的として広く栽培されて
おり、一般生活とは極めて密着する食品原料である。
おり、一般生活とは極めて密着する食品原料である。
栽培原地においては生産された生コーヒ一豆は焙煎用に
選別されるが、それらによって多量の選外品が分別され
る。このような選外品は通常燃料その他に供されるほか
有効な利用はなされていない。したがつてかかる生コー
ヒー豆から有用な抗酸化性物質が簡単な抽出処理のみに
よつて製造できれば利するところ甚だ大といわなければ
ならない。生コーヒー豆中には、クロロゲン酸、カフエ
一酸、フエルラ酸、P−クマール酸卦よびトコフエロー
ルなどの抗酸化性を示す物質が含有されていることは公
知である。
選別されるが、それらによって多量の選外品が分別され
る。このような選外品は通常燃料その他に供されるほか
有効な利用はなされていない。したがつてかかる生コー
ヒー豆から有用な抗酸化性物質が簡単な抽出処理のみに
よつて製造できれば利するところ甚だ大といわなければ
ならない。生コーヒー豆中には、クロロゲン酸、カフエ
一酸、フエルラ酸、P−クマール酸卦よびトコフエロー
ルなどの抗酸化性を示す物質が含有されていることは公
知である。
本発明者の実験に使用した生コーヒー豆についての分析
結果は第1表の通りである。
結果は第1表の通りである。
分析によつて得られた各成分は示された化合物そのもの
の形態で植物体中に含まれているわけではないが、少な
くともそれらの成分の存在が本発明の水性抽出物の抗酸
化力に関与することは予想される。
の形態で植物体中に含まれているわけではないが、少な
くともそれらの成分の存在が本発明の水性抽出物の抗酸
化力に関与することは予想される。
しかし、これらの化合物自体がそれぞれ単独で示す抗酸
化力は必ずしも強くはない。
化力は必ずしも強くはない。
これに対し本発明方法で得られた抗酸化性抽出物ははる
かに強〉・抗酸化効果を示すことが判つた。その結果を
第1図の単位重量当りに卦ける抗酸化力比較グラフによ
つて示す。第1図は試料濃度1.25W/Vql)(試
料0.25〜、リノール酸添加量0.056t、保存測
定液量20me、保存温度3rC)で口タン鉄法により
測定した波長500nmVC卦ける吸光度(−10gT
)を経過日数と対比したグラフである。
かに強〉・抗酸化効果を示すことが判つた。その結果を
第1図の単位重量当りに卦ける抗酸化力比較グラフによ
つて示す。第1図は試料濃度1.25W/Vql)(試
料0.25〜、リノール酸添加量0.056t、保存測
定液量20me、保存温度3rC)で口タン鉄法により
測定した波長500nmVC卦ける吸光度(−10gT
)を経過日数と対比したグラフである。
このグラフから次のことが判る。すなわち生コーヒー豆
の存在が確認されたP−クマール酸、フエルラ酸、カフ
エ一酸、クロロゲン酸の精製化合物は僅か1日内外の誘
導期間を与えるにすぎず、またDL−α−トコフエロー
ルも化合物単独では5日程度の誘導期間を与えるが、抗
酸化物質としては実用上期待する効果を奏するとはいえ
ない。これに対して本発明方法により生コーヒー豆から
抽出した抗酸化物質は上記試験でリノール酸の変敗点に
達するまでの誘導期間が18日またはそれ以上である。
の存在が確認されたP−クマール酸、フエルラ酸、カフ
エ一酸、クロロゲン酸の精製化合物は僅か1日内外の誘
導期間を与えるにすぎず、またDL−α−トコフエロー
ルも化合物単独では5日程度の誘導期間を与えるが、抗
酸化物質としては実用上期待する効果を奏するとはいえ
ない。これに対して本発明方法により生コーヒー豆から
抽出した抗酸化物質は上記試験でリノール酸の変敗点に
達するまでの誘導期間が18日またはそれ以上である。
これは本発明の生コーヒー豆抽出物がその効果を予測さ
れる含有酸類を単独で使用するよりもはるかに強力な抗
酸化作用を有することを示すものである。さらに、本発
明の抗酸化物質の抗酸化力はその製造条件によつて多少
影響されることが認められた。
れる含有酸類を単独で使用するよりもはるかに強力な抗
酸化作用を有することを示すものである。さらに、本発
明の抗酸化物質の抗酸化力はその製造条件によつて多少
影響されることが認められた。
以下に具体的に実施例をもつてこれを検討する。実施例
1 実験に用いた測定方法及び試料の調製法を下記に示す。
1 実験に用いた測定方法及び試料の調製法を下記に示す。
〈測定法〉
試料500Tngを秤量し、純水もしくはエチルアルコ
ールに溶解して全量100meとし、その1me(試料
5T!!fに相当する)に純水4me、エチルアルコー
ル(95V/v%)10me.M/5リン酸緩衝液(P
H7)10me卦よびリノール酸0.14tを加え、全
量25meとして50℃の恒温槽中に保持して経時的に
試料を採取してリノール酸の変敗度を測定する。
ールに溶解して全量100meとし、その1me(試料
5T!!fに相当する)に純水4me、エチルアルコー
ル(95V/v%)10me.M/5リン酸緩衝液(P
H7)10me卦よびリノール酸0.14tを加え、全
量25meとして50℃の恒温槽中に保持して経時的に
試料を採取してリノール酸の変敗度を測定する。
変敗度の測定には試料0.1meを採り、エチルアルコ
ール(75V/Vcf))4.7me1チオシアン酸ア
ンモニウム試液(30W/v%)0,1me卦よび0.
02M塩化第一鉄試液0.1meを加え、かきまぜた後
波長500nmVC卦ける吸光度(−10gT)を測定
する。
ール(75V/Vcf))4.7me1チオシアン酸ア
ンモニウム試液(30W/v%)0,1me卦よび0.
02M塩化第一鉄試液0.1meを加え、かきまぜた後
波長500nmVC卦ける吸光度(−10gT)を測定
する。
この吸光度は過酸化物価(P−0−U)に相当する。一
般に過酸化物価が0.3以上になつたときが変敗点とさ
れて卦り、変敗点に達するまでの日数をその抗酸化物質
の誘導期間として評価する。本発明の抗酸化物質の添加
以外は前記と同じ処理をした試料をコントロールとして
対比する。〈試料の調整法〉生コーヒー豆2007を粉
砕し、ヘキサン2.51を加えて室温で4時間撹拌して
油脂成分を除去し、固形分を乾燥して精製生コーヒー豆
粉末190tを得た。
般に過酸化物価が0.3以上になつたときが変敗点とさ
れて卦り、変敗点に達するまでの日数をその抗酸化物質
の誘導期間として評価する。本発明の抗酸化物質の添加
以外は前記と同じ処理をした試料をコントロールとして
対比する。〈試料の調整法〉生コーヒー豆2007を粉
砕し、ヘキサン2.51を加えて室温で4時間撹拌して
油脂成分を除去し、固形分を乾燥して精製生コーヒー豆
粉末190tを得た。
この精製生コーヒー豆粉末の全窒素は2.4(F6であ
る。1)上記の精製生コーヒー豆粉末20tに純水10
0meを加え、加熱沸騰させた後冷却してPH6.Oに
調整し、セルラーゼ20077Vを加えて35℃でゆる
やかに撹拌する。
る。1)上記の精製生コーヒー豆粉末20tに純水10
0meを加え、加熱沸騰させた後冷却してPH6.Oに
調整し、セルラーゼ20077Vを加えて35℃でゆる
やかに撹拌する。
24時間後に液の加熱によつて酵素を失活せしめ炉別し
た淵液を凍結乾燥して抽出物粉末4.7tを得た。
た淵液を凍結乾燥して抽出物粉末4.7tを得た。
これを抽出物〔1〕とする。2)上記の精製生コーヒー
豆粉末20tに純水100meを加え、加熱沸騰させた
後冷却してPH4.5に調整し、酸性プロテアーゼ20
0T1fを加えて35℃でゆるやかに撹拌する。
豆粉末20tに純水100meを加え、加熱沸騰させた
後冷却してPH4.5に調整し、酸性プロテアーゼ20
0T1fを加えて35℃でゆるやかに撹拌する。
24時間後に液の加熱によつて酵素を失活せしめ戸別し
た戸液を凍結乾燥して抽出物粉末4.3tを得た。
た戸液を凍結乾燥して抽出物粉末4.3tを得た。
これを抽出物〕とする。3)上記の精製生コーヒー豆粉
末20tに純水100m1を加え、加熱沸騰させた後冷
却してPH5.Oに調整し、酸性プロテアーゼ卦よびセ
ルラーゼをそれぞれ150T!1fづつ加え、35℃で
ゆるやかに撹拌する。
末20tに純水100m1を加え、加熱沸騰させた後冷
却してPH5.Oに調整し、酸性プロテアーゼ卦よびセ
ルラーゼをそれぞれ150T!1fづつ加え、35℃で
ゆるやかに撹拌する。
24時間後に液の加熱によつて酵素を失活せしめ、炉別
した淵液を凍結乾燥して抽出物粉末5.27を得た。
した淵液を凍結乾燥して抽出物粉末5.27を得た。
これを抽出物〔〕 とする。抽出物〔〕 50t中から
検出された酸成分はクロロゲン酸720T1g、カフエ
一酸10ηであつてP−クマール酸、フエルラ酸卦よび
トコフエロールは痕跡量であつた。比較の目的で市販の
ブチルヒドロキシアニソール(B−H−A)、トコフエ
ロール、グア蛋白プロテアーゼ/セルラーゼ分解物、こ
のグア蛋白分解物に401)トコフエロール添加物を加
えたもの、卦よび抗酸化剤を含まないコントロール試料
を用意した。
検出された酸成分はクロロゲン酸720T1g、カフエ
一酸10ηであつてP−クマール酸、フエルラ酸卦よび
トコフエロールは痕跡量であつた。比較の目的で市販の
ブチルヒドロキシアニソール(B−H−A)、トコフエ
ロール、グア蛋白プロテアーゼ/セルラーゼ分解物、こ
のグア蛋白分解物に401)トコフエロール添加物を加
えたもの、卦よび抗酸化剤を含まないコントロール試料
を用意した。
前記の本発明の生コーヒー豆抽出物〔1〕,〔〕卦よび
〔〕の抗酸化力を前記口タン鉄法により上記の比較試料
卦よびコントロール試料と比較した。
〔〕の抗酸化力を前記口タン鉄法により上記の比較試料
卦よびコントロール試料と比較した。
測定結果を第2表に示す。第2表の結果からコントロー
ルの誘導期間が4日間であるのに較べて本発明の生コー
ヒー豆抽出物〔ILCII〕卦よび〔〕は格段に優れた
誘導期間を有することが判る。
ルの誘導期間が4日間であるのに較べて本発明の生コー
ヒー豆抽出物〔ILCII〕卦よび〔〕は格段に優れた
誘導期間を有することが判る。
〔1〕の抽出物は〔〕卦よび〔〕の抽出物より低い抗酸
化力を有するが、それでも市販のB−H−A卦よびトコ
フエロールあるいは蛋白(ペプチド)系抗酸化剤と同等
もしくはそれ以上の抗酸化力を有することを示している
。実施例 2焙煎コーヒー豆を前記試料調製法と同様に
処理して相当する焙煎コーヒー豆抽出物〔2〕卦よび〔
3]を得た。
化力を有するが、それでも市販のB−H−A卦よびトコ
フエロールあるいは蛋白(ペプチド)系抗酸化剤と同等
もしくはそれ以上の抗酸化力を有することを示している
。実施例 2焙煎コーヒー豆を前記試料調製法と同様に
処理して相当する焙煎コーヒー豆抽出物〔2〕卦よび〔
3]を得た。
これらの焙煎コーヒー豆抽出物〔2〕訃よび〔3〕の抗
酸化力を前記口タン鉄法により、本発明の相当する前記
生コーヒー豆抽出物〔〕,〔〕卦よびコントロールと比
較した結果は第3表の通りである。第3表の結果から生
コーヒー豆から抽出される抽出物ぱ焙煎処理を施こした
豆から抽出される抽出物に比較してその抗酸化作用が数
段と優れていることが判る。
酸化力を前記口タン鉄法により、本発明の相当する前記
生コーヒー豆抽出物〔〕,〔〕卦よびコントロールと比
較した結果は第3表の通りである。第3表の結果から生
コーヒー豆から抽出される抽出物ぱ焙煎処理を施こした
豆から抽出される抽出物に比較してその抗酸化作用が数
段と優れていることが判る。
これは焙煎処理による抽出物の抗酸化力の低下を示すも
ので、本発明の製造法の簡易性を一層助長させている。
実施例 3 本実施例によつて本発明の生コーヒー豆抽出物を実際の
即席麺の製造に適用した場合の抗酸化効果を明らかにす
る。
ので、本発明の製造法の簡易性を一層助長させている。
実施例 3 本実施例によつて本発明の生コーヒー豆抽出物を実際の
即席麺の製造に適用した場合の抗酸化効果を明らかにす
る。
小麦粉100tに水33tの割合で混練して生地を作り
、本発明の生コーヒー豆抽出物〔〕、市販のトコフエロ
ール卦よびB−H−Aを各1%添加した試料を調製した
。
、本発明の生コーヒー豆抽出物〔〕、市販のトコフエロ
ール卦よびB−H−Aを各1%添加した試料を調製した
。
試料の調製は先ず前記生地に各抗酸化剤を添加して厚さ
約3mm、幅約3m7IL卦よび長さ約150mmの生
地麺とする。この生地麺をラード油(抗酸化剤添加品)
中で150℃で6分間熱処理して即席麺を製造する。生
成即席麺を50℃の恒温槽中に保持し、経時的に試料を
取り出してウエラ一法により過酸化物価(Me窄)を測
定した。測定結果は第4表の通りである。第4表の結果
は本発明の抽出物が油脂含有食品に実際に適用した場合
に市販の抗酸化剤に較べて同等もしくはそれ以上の抗酸
化力を有していることを示している。本発明の生コーヒ
ー豆抽出物からなる天然抗酸化剤は添加する対象製品に
応じてアラビアゴム、プロピレングリコール、デキスト
リンその他の乳化剤、溶媒等を用いて適当な製剤の形で
加工すれば広範な油脂または油脂含有食品あるいは化粧
料等に応用することができ極めて有用である。
約3mm、幅約3m7IL卦よび長さ約150mmの生
地麺とする。この生地麺をラード油(抗酸化剤添加品)
中で150℃で6分間熱処理して即席麺を製造する。生
成即席麺を50℃の恒温槽中に保持し、経時的に試料を
取り出してウエラ一法により過酸化物価(Me窄)を測
定した。測定結果は第4表の通りである。第4表の結果
は本発明の抽出物が油脂含有食品に実際に適用した場合
に市販の抗酸化剤に較べて同等もしくはそれ以上の抗酸
化力を有していることを示している。本発明の生コーヒ
ー豆抽出物からなる天然抗酸化剤は添加する対象製品に
応じてアラビアゴム、プロピレングリコール、デキスト
リンその他の乳化剤、溶媒等を用いて適当な製剤の形で
加工すれば広範な油脂または油脂含有食品あるいは化粧
料等に応用することができ極めて有用である。
添付図面は本発明の天然抗酸化物を原料生コーヒー豆中
に含有する抗酸化成分の抗酸化力と比較したグラフであ
る。
に含有する抗酸化成分の抗酸化力と比較したグラフであ
る。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 生コーヒー豆の酵素分解による抽出物を有効成分と
する食用天然抗酸化物質。 2 生コーヒー豆粉の水性スラリーを蛋白質分解酵素お
よび/または繊維素分解酵素の存在下で処理し、その水
性抽出物を濃縮して濃厚溶液とするか、凍結乾燥または
粉霧乾燥することを特徴とする食用天然抗酸化物質の製
造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57018182A JPS591465B2 (ja) | 1982-02-09 | 1982-02-09 | 食用天然抗酸化物質及びその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57018182A JPS591465B2 (ja) | 1982-02-09 | 1982-02-09 | 食用天然抗酸化物質及びその製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58138347A JPS58138347A (ja) | 1983-08-17 |
JPS591465B2 true JPS591465B2 (ja) | 1984-01-12 |
Family
ID=11964464
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57018182A Expired JPS591465B2 (ja) | 1982-02-09 | 1982-02-09 | 食用天然抗酸化物質及びその製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS591465B2 (ja) |
Families Citing this family (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08157816A (ja) | 1994-12-02 | 1996-06-18 | Oriza Yuka Kk | 天然抗酸化剤およびその製造方法 |
JP2916415B2 (ja) * | 1996-08-05 | 1999-07-05 | 小川香料株式会社 | フレーバー用熱劣化抑制剤 |
US7407678B2 (en) * | 1998-11-20 | 2008-08-05 | Chi's Research Corporation | Method for enzymatic treatment of a vegetable composition |
WO2005061088A1 (en) * | 2003-12-22 | 2005-07-07 | Finlay Warren H | Powder formation by atmospheric spray-freeze drying |
US8778423B2 (en) | 2010-07-06 | 2014-07-15 | Kao Corporation | Process for production of purified chlorogenic acid-containing pharmaceutical preparation |
EP2725007B1 (en) | 2011-06-21 | 2018-10-17 | Kao Corporation | Method for manufacturing refined chlorogenic acids composition |
US20210153536A1 (en) | 2017-05-18 | 2021-05-27 | Kao Corporation | Food composition |
CN111163768A (zh) | 2017-10-03 | 2020-05-15 | 花王株式会社 | 热潮红改善剂 |
CN111683671A (zh) | 2017-10-06 | 2020-09-18 | 嘉吉公司 | 制备马黛茶提取物组合物的方法 |
CN113784629A (zh) | 2019-04-06 | 2021-12-10 | 嘉吉公司 | 用于制备植物提取物组合物的方法 |
-
1982
- 1982-02-09 JP JP57018182A patent/JPS591465B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58138347A (ja) | 1983-08-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN102283398A (zh) | 一种鸡肉蛋白酶解液的制备方法及制备的鸡肉蛋白酶解液 | |
JPS585020B2 (ja) | スツポン微粉末を主成分とする栄養強化食品 | |
JPS591465B2 (ja) | 食用天然抗酸化物質及びその製造法 | |
JPS5951763A (ja) | 食用天然抗酸化物質の製造法 | |
KR101128428B1 (ko) | 연잎분말을 첨가한 계육 가공제품 및 그 제조방법 | |
KR890001269B1 (ko) | 풍미 조성물의 제조방법 | |
KR20190060023A (ko) | 오미자와 아로니아 추출물의 유효성분을 함유하는 음료 제조방법 및 그에 의해 제조된 음료 | |
JPH0665575A (ja) | 天然酸化防止剤 | |
KR102292108B1 (ko) | 청귤을 이용한 간고등어 및 이의 제조방법 | |
JP3615000B2 (ja) | ゴマ種子由来のタンパク組成物及びその用途 | |
JP2017123790A (ja) | 茶含有組成物の製造方法 | |
KR101351185B1 (ko) | 홍게 껍질의 젖산 추출물을 유효성분으로 함유하는 피부 보습용 화장료 조성물 | |
CN115590162A (zh) | 一种微胶囊在制作肉糜时作为货架期延长添加剂的应用 | |
KR102006967B1 (ko) | 그라비올라 어묵과 이의 제조방법 | |
US3642494A (en) | Method of comminuting legumes | |
JPH0851927A (ja) | 複合ヨーグルトを製造する方法。 | |
KR101839321B1 (ko) | 갈치 가수분해물을 포함하는 화장료 또는 식품 조성물 | |
KR101639232B1 (ko) | 천연 조미료 및 그 제조방법 | |
JPH05168435A (ja) | 葉類加工食品及びその製法 | |
CN107692096B (zh) | 一种利用鱼肉制备海鲜粉的方法 | |
KR102554400B1 (ko) | 단백질 소화율이 증진된 영유아식용 우육분말의 제조방법 및 영유아식용 우육분말 | |
KR102426674B1 (ko) | 흑노호 액상차 및 이의 제조방법 | |
KR101811795B1 (ko) | 홍마늘의 제조방법 및 홍마늘을 유효성분으로 포함하는 곱창용 홍마늘소스 조성물 | |
KR20030059790A (ko) | 콩나물 국밥 육수용 티백 조성물 | |
JP3710854B2 (ja) | 水易溶性ヤマモモ科植物抽出物 |