JPS5914585B2 - 丸編パイルメリヤスの起毛方法 - Google Patents

丸編パイルメリヤスの起毛方法

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JPS5914585B2
JPS5914585B2 JP10270479A JP10270479A JPS5914585B2 JP S5914585 B2 JPS5914585 B2 JP S5914585B2 JP 10270479 A JP10270479 A JP 10270479A JP 10270479 A JP10270479 A JP 10270479A JP S5914585 B2 JPS5914585 B2 JP S5914585B2
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JP
Japan
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raising
pile
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brush
knitted
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JP10270479A
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JPS5626062A (en
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譲 粕谷
孟 藤原
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は丸編パイルメリヤスの起毛方法に関し、昭和5
4年5月12日出願の丸編メリヤス起毛装置を使用した
起毛方法に係るものである。
従来より丸編メリヤスであってパイル立でのないものに
ついては種々の起毛方法および装置が提案されているが
、これらは起毛ブラシ等の起毛具を編地引取方向に直交
させたもの、平行させたもの、或は実公昭34−425
3号公報の如く斜交させたもの(実公昭34−4253
号公報は、第3図に編地外面から斜交させて起毛ブラシ
をあてている)であった。
しかるに円周方向に多数のパイルを立設する編地を従来
方法と装置を用いて起毛する場合には種々の欠陥を生じ
、均一かつ充分な起毛状態を得ることが困難であった。
例えば起毛ブラシを編地引取方向に直交させると、該ブ
ラシの長さ方向がパイルの配列方向と合致しパイルは植
針によって起倒を反復させられるに過ぎず極めて不充分
な起毛作用しか得られない。
又、起毛ブラシを編地引取方向と平行にすれば、編地回
転方向が該ブラシの長さ方向に直交することとなり、パ
イルは瞬間的に該ブラシを横切るに過ぎずやはり満足的
な起毛状態は得られない。
又、起毛ブラシを編地引取方向と斜交にすれば、上記の
ように起毛ブラシを直交させた場合や平行させた場合の
欠点をある程度解消することはできるが、従来の技術手
段は該起毛ブラシを極めて強い力で編地に押圧するため
編地の損壊をまねくという大きな欠点を有することにな
る。
本願発明者らはこのような技術的課題を解決すべく種々
研究の結果本発明に到達したものである。
即ち、本発明は丸編パイルメリヤスの起毛方法において
起毛ブラシB(以下の符号は、添付図面に記載の符号)
に所要数植設された植針Nの先端と編地基層Fとの間に
微小な間隔りを保たせることを特徴とする起毛方法を提
供するものである。
起毛ブラシBの個数、寸法、形状および植針Nの密度等
は、本発明の目的と範囲内において、使用される編機あ
るいは糸の種類等々の諸条件に適合させるべく適宜設計
選択されるべき事項である。
従って起毛ブラシBは直線状であってもよく、また円孤
状B1〜B2であってもよい。
前記の微小な間隔りとしては、約0〜1酩前後であるこ
とが望ましいが、これもパイルPを形成する糸の種類、
即ち番手、混紡率等と、パイルPの高さとに応じて最適
値が選択されるべきである。
一例としてアクリル90%、ナイロン、羊毛各5%の4
2番手双糸の混紡糸で厚さ1 mmの基層より高さ4.
5mmのパイルを突設した場合には起毛前の全厚は5.
5關であり、パイル頂端P1より基層Fに向かつで植針
の先端N1を3.5 mm 〜4. Ournの深さに
潜入させると好結果が得られる。
この場合の植針先端N1と編地基層面Fとの間隔りは0
.5〜1.0mmである。
なお、前記の起毛ブラシBの角度は、目的とする起毛の
度合に応じて調整されるべきものではあるが、一般に筒
編地Wの10コ一ス程度(第3図では、その一部である
2コースが起毛されている状態を示す)にわたることが
望ましい。
この場合個々のパイルはそれぞれ10回づつ起毛ブラシ
に擦過され、該ブラシを2〜4回設けてあれは、20〜
40回づつ擦過されることになる。
以上によって明らかな如く、本発明によれば編成中の編
地Wの各パイルPは、編地基層Fとの間に微小な間隔り
をおいた起毛ブラシBの植針の先端部N1によって斜方
向、即ち編地Wの引取方向T1は、円筒上アダプターA
の上面では引取方向T2は起毛ブラシB1〜B2と斜方
向になって、反復して擦過され、従って編地Wの乱れを
伴うことなく充分に、しかも均一に編地Wの内面が起毛
されるものもある。
この際全パイルPがループ状を消失するまで完全に裂開
させることもでき、あるいは各パイルPともループ状を
とどめる限度内に充分に起毛させることもできる。
いずれにしても平編地Wを起毛したものに比べて毛足が
長く柔軟な風合の、保温効果の優れた編物を製造するこ
とができるのである。
以下実施例について説明するが、本発明は該例のみに限
定されるものではない。
実施例 1 シリンダー直径3.5インチの丸編機を用い、ナイロン
フィラメント糸70 d/24 fを表糸、アクリル9
0%、ナイロン・羊毛各5%の32s/2を裏糸として
タイツ用の筒編を編成した。
裏糸で高さ4.5 mrnのパイルを形成しつつ起毛ブ
ラシ植針先端をパイル頂端より3.5 mmの深さに位
置させ、編立てと同時に起毛したところ、第1表の如き
結果を得た。
この場合シリンダー頂部の針群、シンカ一群と同じ高さ
に鍔部水平上面がくるようなアダプターをシリンダーに
装着して共廻りさせると共に、該上面の上を中心方向に
移動しつつ回転する編地を通常よりやや強い張力で下方
へ引取るという構成をとり、アダプターの鍔面の上にあ
る編地に対して固定した1対の弧状ブラシを当接させる
という方法をとった。
このブラシは0.35iiφ×23mmHのステンレス
鋼線8 mrnWX66 miLの弧状の長方形内に約
400本植設したものである。
なお、編地引取方向に一致させる場合には起毛ブラシの
寸法を24 mrnWX 22m1Lとし鋼線の本数は
同一とした。
第1表にて起毛率とは16rILあたりの全パイル数を
分母に、起毛されたパイル数を分子にとった値であり、
ループ裂開率とは起毛されたパイル数を分母とし完全に
裂開したパイル数を分子とした値である。
試験/16.Aが本発明の実施例であり、対照例/16
:Bと/16Cに比し起毛状態は充分かつ均一であった
対照例においては未起毛のまま残るパイルが多く、しか
も起毛されたパイルの中にはループ状を消失するまで引
きちぎられた状態のものが多い。
試験/16.A、B及びCについて起毛後の通気性と保
温率をそれぞれJIS、L1004試験項目5.19(
1978)とJ I S 、 L 1006試験項目7
.24.1 (1973)に準拠して測定した結果は9
項の如くであった。
上のように試験/16Aは最もよく起毛されているため
通気抵抗が犬であり、従って保温性も最良であった。
編成条件を実施例1と同じくし、起毛ブラシの深さだけ
を変えた結果は第2表の如くであった。
尚、試験/%Aは第1表のものと同じ実施例である。
対照例りは植針の先端を編地基層内へ0.2 mm <
い込ませたものであり起毛率不充分しかもループ裂開率
が大きいのみならず、編地の引きつれが顕著で商品価値
の乏しいものとなった。
いま、対照例Eは植針が浅すぎるため全く不充分な起毛
状態を与えるに過ぎなかった。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の一実施例を示し、第1図は本方法に使用さ
れる装置の平面図、第2図は第1図のII/線で切断し
た断面図、第3図は本発明の方法による起毛状態を示す
断面拡大図である。 図中、B・・・・・・起毛ブラシ、D・・・・・・微小
の間隔、F・・・・・・編地基層、H・・・・・・起毛
、N・・・・・・植針、P・・・・・・パイル、T・・
・・・・引取方向、W・・・・・・編地。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 編地引取方向と起毛ブラシの長さ方向を斜交させた
    該起毛ブラシによって編成中の丸編メリヤスの編地を起
    毛する方法において、編地基層より突出したパイルを形
    成しつつ、該編地基層との間に微小の間隙を残し該パイ
    ルのほぼ全高にわたる深さに起毛ブラシの植針の先端を
    位置させ、該起毛ブラシの植針によって上記パイルに内
    面起毛を施すようにしたことを特徴とする丸編パイルメ
    リヤスの起毛方法。
JP10270479A 1979-08-10 1979-08-10 丸編パイルメリヤスの起毛方法 Expired JPS5914585B2 (ja)

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JP10270479A JPS5914585B2 (ja) 1979-08-10 1979-08-10 丸編パイルメリヤスの起毛方法

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JP10270479A JPS5914585B2 (ja) 1979-08-10 1979-08-10 丸編パイルメリヤスの起毛方法

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Publication Number Publication Date
JPS5626062A JPS5626062A (en) 1981-03-13
JPS5914585B2 true JPS5914585B2 (ja) 1984-04-05

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JP10270479A Expired JPS5914585B2 (ja) 1979-08-10 1979-08-10 丸編パイルメリヤスの起毛方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6144596U (ja) * 1984-08-27 1986-03-24 動力炉・核燃料開発事業団 制御棒集合体構造
JP2554050B2 (ja) * 1986-02-26 1996-11-13 株式会社日立製作所 デ−タ処理方法
JP2583506B2 (ja) * 1987-05-27 1997-02-19 株式会社日立製作所 データ処理装置

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JPS5626062A (en) 1981-03-13

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