JPS5914210B2 - 心線への薄膜被覆方法 - Google Patents

心線への薄膜被覆方法

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JPS5914210B2
JPS5914210B2 JP119778A JP119778A JPS5914210B2 JP S5914210 B2 JPS5914210 B2 JP S5914210B2 JP 119778 A JP119778 A JP 119778A JP 119778 A JP119778 A JP 119778A JP S5914210 B2 JPS5914210 B2 JP S5914210B2
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JP
Japan
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thin film
die
core wire
wire
coating
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JP119778A
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文雄 鈴木
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、心線上に薄膜を被覆する方法に関する。
従来、心線土に薄膜を被覆する方法としては、プラスチ
ック絶縁電線の場合のような押出法、エナメル線の場合
のような溶液塗装法、あるいは粉末流動浸漬法等が知ら
れていろ。
しかしながら、上記方法には次のような欠点がある。
押出法では、ミクロンオーダーの薄膜を被覆することが
不可能であるばかりか、ダイスとホーン5 卜との調整
(センター出し)が困難なために厚さが均一でかっピン
ホールのない薄膜を被覆することができない。
溶液塗装法では、一般に低粘度のプラスチック溶液を塗
布し乾燥するため、乾燥時にピンホール10が生じ易く
、これを防ぐために塗布と乾燥とを数回繰り返−カ必要
があると同時に、溶剤を使用するため、安全衛生上好ま
し〈ない。
粉末流動浸漬法は、粉末を塗布後これを加熱溶融するた
め、ピンホールが生じ易ぐ、しかも高強15度の薄膜は
得られない。
更に、上記方法に共通する欠点として、心線に局部的な
曲り(<せ)がある場合、曲り(〈せ)の部分での被覆
厚さが不均一となるのみならず、矯線機を通しても曲り
(〈せ)を除ぐことが困難■0 であることが挙げられ
る。
従つて、ボビンに巻かれた心線を使用することの多い絶
縁電線製造時の薄膜被覆法として、上記方法には、いず
れも致命的な問題点があることになる。本発明者は、上
記の諸点に鑑み、絶縁電線製造フ5 時の薄膜被覆に限
らず、各種の心線に均一厚さでかっピンホールのない高
強度の薄膜を被覆する方法につき鋭意研究した結果、先
に一絞りダイス中に熱流動性を示す温度以上に加熱溶融
した被覆材料を保持し、その中に心線を通して心線の牽
引力■0 により薄膜を被覆する方法を開発した(特願
昭48−92938号参照)。
上記方法の薄膜被覆原理を第1図A、Bを用いて説明す
る。
第1図A、B中、1は心線、2は絞りダイス、■53は
被覆材料で、該被覆材料3には、心線1の走向方向(矢
印)に牽引流が生じており、かつ絞りダイス3の出口部
で絞り圧P2(心線1の上側)、P:(心線1の下側)
が生じている。
な卦、P,(心線1の』側)、P5l(心線1の下側)
は、該被覆材料3が、絞りダイス3の人口部で心線1に
最初に接した時に生じる圧力で大気圧に等しい。第1図
Aのように、ノら憩1が絞りダイス2の中心を通過する
場合は、絞り圧P2=P6であるから、被覆材料3は何
ら支障なく均一厚さで心線1上に被覆される。
また第1図Bのように、心線1が絞りダイス2の下方に
片寄つた場合には、人口部ではP,=P1であるが、出
口部では心線1の下側の被覆材料が圧縮される程度が大
きいために絞り圧P2くPkとなる。しかし、この差圧
ΔP(=円−P2)が′レ腺1を上方へ押上げる力とし
て作用し、心線1が中心へ移動して偏肉のない被覆が施
こされる。な卦、この差圧△Pの大きさは、絞りダイス
の内角の大きさや被覆材料の粘度等に依存していること
が確認されている。そこで、本発明者は、上記方法につ
いて更に検討を重ねた結果、上記差圧ΔPは、心線とダ
イスとのクリアランスが小さい程より大きくなること
二に気付き、心線径に等しいかそれ以下の孔径を有する
ダイスを用いれば一層良好な薄膜被覆が得られ、同時に
矯線効果をも得られるという知見を得た。
この方法を第2図に示す。第2図中、1は心線、2は該
心線1の径に等しいかそれ以下の孔径を有するダイスで
通常の矯線用ダイスや伸線用ダイス等が用いられる。
3は該ダイス2の近傍に設置された薄膜用材料供給機で
通用の押出機等が用いられる。
4は薄膜用材料である。
な卦、必要に応じて、上記ダイス2には加熱手段25が
設置され、ダイス2の前方にガス火等による心線予熱機
5が設置される。第2図に卦いて、ボビン6から繰り出
された心線1は、先ず、必要に応じて、予熱機5により
予熱される。
この予熱の目的の一つは、心線を軟化してダイス2での
矯線や伸線作用を容易にすることにあり、例えば心線が
銅の場合、約200℃に予熱することにより、予熱しな
い場合に比べてダイス2での矯線や伸線に要する力が約
2/3で済み、更に、ダイス2通過後の心線の硬化を少
くすることができる。また、他の目的は、薄膜用材料と
の融着を完全にして心線と薄膜との接着力を増すと同時
に、ダイス2で薄膜7>禄帷するのと防止することにあ
る。な抵心線と薄膜用材料の種類によつては、予熱を行
なう必要がない場合もある。次いで、ノCJffBlは
ダイス2に人り、薄膜材料4が被覆されると同時に、矯
線または伸線され、局部的な曲り(くせ)が除去されて
、均一厚さの高強度の極めて薄い薄膜が形成され、製品
7となる。このダイス2内への薄膜用材料4は、加熱溶
融状態または溶液状態等の流動状態で供給されることが
好ましいが、場合によつては固体状で供給しダイス2を
通過する際のシュア一で流動化するようにしてもよい。
な卦、いずれの場合も、ダイス2を加熱して卦けば好ま
しい結果を得ることが多く、特に薄膜用材料がプラスチ
ツクの場合には、少くともダイス2をブラスチツクの融
点以上の温度に加熱保持して卦くことが重要である。一
方、心線は一般に材質、形状、用途等によつて被覆膜の
所望の膜厚が変るので、本発明では上記第2図の方法に
よつて得られた局部的な曲りが除去され、均一厚さの高
強度の極めて薄い薄膜が形成された製品に、更に所望の
厚さまで均一な被覆を行うもので、ノ[を、該心線の径
に等しいかそれ以下の孔径を有するダイスと、該ダイス
の直後に設けられた任意の孔径を有するダイスとに通過
させる際に、薄膜用材料を被覆することを特徴とする心
線への薄膜被覆方法に関するものである。本発明では、
第3図に示すように、心線1の径に等しいかそれ以下の
孔径を有する第1のダイスの直後に任意の孔径を有する
第2のダイス8を設置し、任意の厚さの薄膜を被覆する
ことができる。このダイス8の孔径は、目的とする薄膜
の厚さに応じて適宜選定される。この場合の薄膜用材料
4は、図示するように供給機3からダイス2とダイス8
の両方へ同時に供給することもできるし、あるいはダイ
ス8のみへ供給し、そのオーバーフロー分をバイパス等
によりダイス2へ供給するようにしてもよい。な卦、ダ
イス8にも加熱手段85が設置される。以上説明したよ
うに、本発明方法によれば、第1のダイスで薄膜被覆と
同時に矯線や伸線を行なうことができるため、均一厚さ
の高強度の極めて薄い薄膜が高接着力で被覆され、心線
の張力変動や振動も生ぜず、それに続く第2のダイスで
均一厚さの被覆を所望の厚さまで行なうことができるの
である。
しかも、心線の径と等しいかそれ以下の孔径を有するダ
イス通過時に、薄膜用材料が潤滑剤として作用するため
、ダイスへの焼き付きが起らず、長時間の連続操業が可
能である等の効果を奏することができる。な卦、本発明
で便用する心線には、銅、アルミ、鉄等の延性に富む金
属線、カーボン、ガラス、四弗化エチレン等の無機・有
機線等があり、特に金属線が好ましい。
また、薄膜用材料には、接着材、電気絶縁材、防蝕材、
補強材等がある。次に、本発明の実施例を挙げる。
参考例 第2図に示す態様の装置を用いて、心線径2.10mm
の軟銅線をガス火で250℃に予熱し、孔径2.10m
mのダイス2を通過させる際に、32喘押出機3からこ
のダイス2へメルトインデツクス20の低密度ポリエチ
レンを供給した。
な卦、軟銅線はボビンから50/5+の速度で供給した
。上記の結果、仕上り外径2.10rfrmで低密度ポ
リエチレン層の厚さが実測不可能な薄膜被覆線が得られ
た。実施例 第3図に示す態様の装置を用いて、心線径2,10rS
ILの軟銅線をガス火で250℃に予熱し、孔径2.0
8rmのダイス2と孔径2.18rIrmのダイス8と
に通過させる際に、32wr1n押出機3からこれらの
ダイス2卦よび8ヘルメトインデツクス20の低密度ポ
リエチレンを供給した。
な卦、軟銅線はボビンから50m/i+の速度で供給し
た。上記の結果、心線径2.08wrfn、薄膜外径2
.17聴、低密度ポリエチレン層の厚さ0.045±0
.02rwLの薄膜被覆線が得られた。
【図面の簡単な説明】
第1図A,Bは先行出願に係る薄膜被覆方法の原理を説
明する模式図、第2図は本発明方法に至るまでの一っの
方法を示す模式図であり、第3図は本発明方法を実施す
るのに適した装置の一具体例を示す説明断面図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 心線を、該心線の径に等しいかそれ以下の孔径を有
    するダイスと、該ダイスの直後に設けられた任意の孔径
    を有するダイスとに通過させる際に、薄膜用材料を被覆
    することを特徴とする心線への薄膜被覆方法。 2 心線を予熱する特許請求の範囲1記載の方法。 3 心線の径に等しいかそれ以下の孔径を有するダイス
    を加熱する特許請求の範囲1または2記載の方法。 4 任意の孔径を有するダイスを加熱する特許請求の範
    囲1、2または3記載の方法。 5 心線が金属である特許請求の範囲1、2、3または
    4記載の方法。
JP119778A 1978-01-11 1978-01-11 心線への薄膜被覆方法 Expired JPS5914210B2 (ja)

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JPS5494679A JPS5494679A (en) 1979-07-26
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