JPS5914141B2 - 建物の基礎コンクリ−ト打仮枠支持装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 目 的 建築に当って先づくり石の上にコンクリートの礎台１を
設け、台上に両仮枠８，９を一定の間隔をおいて対設し
、枠間にコンクリートを打設し、コンクリートが固化し
たのち仮枠を除去することによって基礎１６を形成する
のである。

従来は、この工事に当り、礎台１の上に仮枠８，９を停
立させるにはその都度両仮枠間に支え棒を嵌め、枠の外
側根元に土を盛って支持し、工事後止を除去したのであ
りこれには甚手数と時間を要し且つ正確な成形を期し難
いのである。

本願はこのよう左不便を解消させる為工夫したものであ
って上下二板によって容易に且つ迅速に仮枠の停立支持
を行い正確なコンクリ−ト打設を可能ならしめ工事の能
率を増進させることを目的とするものである。

構成 左右一対の枠体８，９と、一側縁に定規用刺入４を設け
、板面に針通孔８を穿設し、右端２を上向きに屈曲し、
左端部表面に逆門型締止体７を偏心軸６で枢着し、中央
部に枠間規定用の角筒５を緩挿して成る帯状の下板２と
、右端１０を下向きに屈曲し、板裏面に、右端より枠幅
を隔て＼突片１１を突設すると共に中央部及び左端部に
、門型締止体１３，１５をそれぞれ偏心軸１２．１４で
枢着して成る上板１０とを組合せる。

作用効果 礎台１の上面に、これにつけた定規墨線に削欠４を合致
させるようにして数枚の下板２を一定間隔をおいて正確
に載せる。

この下板の上に左右一対の仮枠８，９を、相互に一定間
隔をおいて、その間に角筒５が位置するようにして立て
、右側板枠９を屈曲右端２に当て、締止体７を旋回させ
その一側を左側板枠８に当てて締めつける。

次に上板１０を仮枠の上にのせその屈曲右端１０と突片
１１とにて右側板枠９を挾むようにし、又中部締止体１
３を上板に沿うよう位置させたのち、左部締止体１５を
旋回させることにより画体にて左側板枠８を挾持する。

上記のようにして両仮枠を支持し、その間へ生コンクリ
ートを打設し、これが固化したのち、上下両板の締止体
１５，７を旋回して画板の締付を解き、先づ上板１０を
取り去り、仮枠８，９を外し、次に下板２を左方に引き
抜く。

この場合角筒５はコンクリートに埋込まれたま＼残るの
である。

斜上の如く本願によれば基礎コンクリート打設に当って
仮枠の組立支持及び解体除去は頗る容易に且つ迅速に行
はれるのであって手数を要せず労力が省かれ工事の能率
を増進する効果が大きい。

本願によれば、第８図のように中部締止体１３、左部締
止体１５及び下板の左部締止体７はそれぞれ偏心的に軸
設されているから、これらを前記と反対方向に旋回させ
ると共に長い角筒５を用いることによって両仮枠８，９
間の間隔を前記より大きくし以て幅の広い基礎１６成形
を行うこともできるのである。

【図面の簡単な説明】

第１図は平面図、第２図は正面図、第３図は右側面図、
第４図はＡ−Ａ断面図、第５図はＢ −Ｂ断面図、第６
図は上板の裏面図、第７図は下板の平面図、第８図は締
止体を反対旋回させた場合の平面図である。 ２は下板、３は釘孔、４は刺入、５は角筒、６゜１２．
１４は偏心軸、７，１３，１５は締止体、８．９は仮枠
、１０は上板、１１は突片。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 左右一対の枠体８，９と、一側縁に定規用刺入４を
   設け、板面に針通孔３を穿設し、右端２を上向きに屈曲
   し、左端部表面に逆門型締止体７を偏心軸６で枢着し、
   中央部に枠間規定用の角筒５を緩挿して成る帯状の下板
   ２と、右端１０を下向きに屈曲し、板裏面に、右端より
   枠幅を隔て＼突片１１を突設すると共に中央部及び左端
   部に、門型締止体１３，１５をそれぞれ偏心軸１２．１
   ４で枢着して成る上板１０とを組合せて形成した建物の
   基礎コンクリート打仮枠支持装置。