JPS59137573A - 炭素繊維の表面保護方法 - Google Patents

炭素繊維の表面保護方法

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JPS59137573A
JPS59137573A JP594183A JP594183A JPS59137573A JP S59137573 A JPS59137573 A JP S59137573A JP 594183 A JP594183 A JP 594183A JP 594183 A JP594183 A JP 594183A JP S59137573 A JPS59137573 A JP S59137573A
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JP
Japan
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water
carbon fibers
carbon fiber
agent
tow
Prior art date
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Pending
Application number
JP594183A
Other languages
English (en)
Inventor
浅井 肇
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Rayon Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Rayon Co Ltd filed Critical Mitsubishi Rayon Co Ltd
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  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は不連続工程で炭素繊維を黒鉛化する場合に用い
る収束剤に関するものである。
黒鉛繊維は炭素繊維を更に高温で熱処理することによシ
製造されるが、この場合炭素化及び黒鉛化の工程は連続
で行なわれるのが一般的である。
しかし炭素化工程の後、炭素繊維を切断し一旦ボという
不連続工程が可能となればその工業的意味は非常に大き
い。
炭素繊維を収束剤のない状態で巻取ると、単糸切れによ
る毛羽の発生が頻発し、巻取糸を高速解舒する除に単糸
切れによりトウ全体の切断に至る不都合がおこるなど、
その取扱い作業には、非常な困難を来し、更にばかがる
炭素繊維を用いた黒鉛繊維の品質は著るしく劣化したも
のとなる。従って不連続工程で炭素繊維を処理するには
収束剤を付与することが不可欠となる。また、炭素繊維
を更に高温処理し黒鉛化する場合、炭素繊維に付着した
収束剤は、その種類によっては、黒鉛化炉内においてク
ールの発生あるいは、繊維同志の融着を起し、得られる
黒鉛繊維の性能が低下することがあり、それ故黒鉛化に
先立って炭素繊維に伺与した収束剤を除去しておくこと
が好ましい。
従って炭素繊維に付与する収束剤としては黒鉛化に先立
つ工程で連続的に容易に除去できるものでなくてはなら
ない。これらの問題に対して収束本発明は炭素繊維を不
連続工程で黒鉛化する場合にとくに有用な収束剤に関す
るものであり、更にはあらかじめ表面に水溶性高分子を
付着させた炭素繊維を−Hボビン形状に巻取シ、ついで
黒鉛化するに先立って、炭素繊維をボビンから解舒しな
がら該水溶性菌分子を水洗除去し乾燥後、引続き黒鉛化
処理するものである。
本発明によれば、ボビンから炭素繊維全解舒するにあた
って単糸切れによる毛羽の発生をおこさずに解舒するこ
とが可能となシ、しかも黒鉛化に先立って、水洗するこ
とで容易に収束剤を除去することができるため工程上伺
ら支障を来たすことなく、又、品質を低下させることな
く不連続工程で黒鉛化することが可能となる。
これまでは炭素繊維の収束剤としてエポキシ樹脂が多く
用いられているが、エポキシ樹脂は水に不溶であるため
水洗除去ができず、又不活性ガス中で加熱分解させる際
にもタール化するため、本発明の目的を達成することは
できない。
炭素繊維の巻取り巻出しではトウ巾はできるたけ小さい
ことが望ましく、そのためKはトつはできるだけ強固に
収束されていることが重要である。
従って収束剤としてはモノマーあるいはオリコマ−よシ
も皮膜強度の大きい高分子の方が好捷しい。
本発明で用いる水溶性高分子の具体例としては、ポリオ
キシエチレン、ポリアクリル酸、水溶性ポリアミド類を
挙げることができ水に可溶性である限シ共重合成分の有
無については、特に制限はなく、分子量としては、室温
で固形状となる分子量以上であれば、特に限定されない
。該水溶性高分子全付着せしめるに当っては0.1〜2
%濃度の水溶液で処理することが望ましく、この時炭素
繊維に対する付着量は、同様0,1〜2%となる。
本発明でいう黒鉛繊維とは、炭素繊維を更に1500〜
30001:の高温下で、加熱処理したものを云い、用
いる炭素繊維はPAN系、ピッチ系、レーヨン系いずれ
であってもよい。
本発明の第一の利点は、収束剤に高分子を用いることに
より、付着乾燥後の皮膜強度が大きく々シ、それ故に炭
素繊維のトウ巾が著るしく小さくなり、単糸切れの発生
を防止する保護効果が大きいことである。
第二の利点としては、収束剤が水溶性であるがために特
別な溶剤は必要とせず、水系溶剤に溶解して処理するこ
とが可能であり、更にその除去には、特別な加熱分解炉
を必要とせず水洗によシ容易に除けることである。
水溶性高分子を収束剤として用いることにより何ら繊維
性能を低下させずに不連続工程で黒鉛化が可能となる。
以下実施例によシ本発明を更に詳細に説明する。
実施例工 ]、 2.000 フィラメントのアンサイズ系炭素繊
維を第1表に示す種々の水溶性高分子の水溶液で処理し
乾燥後、ボビンに巻取シ処理系の収束性ならびにトウ巾
を測定した結果を第1表に示した。
処理速度は3m/分、巻取張力は100〜/d、乾燥は
120CX5分で行なった。なお収束効果は以下の方法
によシ評価した。トウを内角がり0゜となる様に直径2
5駄のクロムメッキバーにδ0■/dの張力をかけつつ
擦過長が100mzxとなる様に50回/分の割合で往
復運動をさせトウ全体の切断に至るまでの回数を測定し
た。擦過回数の多いほど収束性は良好である。又トウ巾
は50 mf/dの張力下でバー上でのトウrl]’e
実測した。
第−表に評価した水溶性高分子の種類および処理浴濃度
と処理系の収束性およびトウ巾を示した。
本発明になる高分子は、いずれも優れた収束性を示して
いることが明らかである。
第   1   表 実施例2 収束剤の水洗テストを行ない、除去効果を評価した。
実施例1で得られた炭素繊維トウを全長3m、容量30
nの浴槽に連続的に通過させ処理速度をかえて水洗した
。室温および60Cの水を206/分の流速で向流で流
した。
評価は、トウを熱水で3時間抽出し、抽出前後での重さ
より収束創刊着量を求め、付着量が実質的に零になると
きの必要最小水洗時間を求めた。
第2表に収束剤の種類と必要最小水洗時間を示した。
第2表 実施例:3 実施例1で得られた炭素繊維を3m/分の速度でボビン
から解舒しつつ2分間60Cで水洗し収束剤を除去した
後120 CX !’+分乾燥し、引続き不活性雰囲気
中24fiOCで黒鉛化処理を行なった。得られた黒鉛
繊維のノ、トランド強度lt′¥性を第3表に示した。
第8表 本発明の方法を用いることにより、C,V、値のl」\
さい強度特性にすぐれた黒鉛繊維が得られる。
特許出願人 三菱レイヨン株式会社 代理人 弁理士 1)村 武 敏 手  続  補  止  F)?(自発)1)11和5
)8年4月ノ、3E1 特許庁長官  若  杉  相  大  殿1、事イ1
1の表示 1110II58年’l’l ft願第1)941′;
32、発明の名称 炭素繊維の表面保護り法 33、補正をりる者 串イ′1どの関係 狛許出だ1人 東9都中央(ヌ工;【橋二丁目3番19号((i 03
 )三菱レイヨン株式会ネ1取締役着良   金  i
v   脩  ミ4、代理人 東京都港区虎ノ門ニーJ’ r」E’、番1号自発?i
i it 6、補正の対象 明  llI   Pl 7、補正の内容 特許請求範囲別粗撚(Jの」二補−1−シまり(1)明
#It第4頁6〜7行目 「ポリアミド類」を 「ポリアクリルアミド類」に訂正 (2)明mti第6頁及び第7頁の表中「ポリアミド」
を 「ポリアクリルアミド」に引正 2、特許請求の範囲 (1)炭素繊維の繊維表面を0.1〜2 wt%の水溶
性高分子でコーティングせしめることを特徴とした炭素
枦糾の表面保欣方法。    ′(′)水溶性高分9°
とし1”°“J 71 ”J“f″′・”° 2IJ 
、4−キシエチレンポリアクリルアミドのうち少なくと
も一和を含むコーディング剤を 33用いることを特徴
とする特許請求の範囲第1項記載の炭素締紐の表面保鰍
方法。」千  h・  抽  Jl’i  (b :1
()11j(和5 d 4「、’−)月 タに1特rr
 I’y 長官  若  杉  和  夫  殿、事イ
′1の表示 昭和5”) ’iF7 (11:t r1’l願第J 
9 ’I i ’′J、発明の名称 炭素縄肩1の表面保護IJ >)s 、  ン+Ii  i「  を リ る 右it 1’
lどの関係 11!ii’r出願人東京都中央1ス東橋
−f−J l−13番19月(603)−菱1ノイニ1
ント朱代金71取締役社民  金 i?  eft  
:、代理人 東京都港区虎ノr”J T:’ −J’ II 8 ?
n ’I号Ill (+目i E’I II’ 4月2
61141 R3X、補正の夕・j象 明 111F’!(表の枠線) 、 ?jli it−の内容 明細用の浄71;(内容に空中なし) ++1!7/dの張力をかけつつ擦過長がl O(+ 
+n+nとなる(差に50回/分の割合で往復運動をさ
せトウ全体の切断に至るまでの回数を測定した。擦過回
数の多いほど収束性は良好である。又トウ11」は50
mσdの11長力下でバー上でのトウ巾を実測した。
第−表に評価した水溶性高分子の種類および処理浴濃度
と処理系の収束性およびトウ巾を示した。
本発明になる高分子は、いずれも優Itた収束性を示し
ていることが明らかである。
第  1  表 実施例2 収束剤の水洗テストを行ない、除去効果を評価した。
実施例■で得られた炭素繊維トウを全長3 m N容量
301の浴槽に連続的に通過させ処理速度をかえて水洗
した。室温および60℃の水を201/分の流速で向流
で流した。
評filIiは、トウを熱水で3時間抽出し、抽出前後
での重さより収束剤付着量を求め、付着量が実質的に零
になるときの必要最小水洗時間を求めた。
第2表に収束剤の種類と必要最小水洗時間を示した。
第  2  表 実施例3 実施例1で得られた炭素繊維を3m/分の速度でボビン
から解舒しつつ2分間60℃で水洗し収束剤を除去した
後120℃×5分乾燥し、引続き不活性雰囲気中245
0℃で黒鉛rヒ処理を行なった。得られた黒鉛望;雑の
ストランド強度特性を第3表に示した。
第3表 n二20ケ 本発明の方法を用いることにより、C,V、値の小さい
強度l面性にすぐれた黒鉛ta、椎が得られる。
特許出願人 三菱レイヨン株式会社 代理人 弁理士 1)利 武 敏

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)炭素繊維の繊維表面f:0.1〜2wt%の水溶
    性高分子でコーティングせしめることを特徴とした炭素
    繊維の表面保護方法。
  2. (2)水溶性高分子としてポリアクリル酸、ポリオキシ
    エチレンポリアミドのうち少なくとも一種ヲ含むコーテ
    ィング剤を用いることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載の炭素繊維の表面保護方法。
JP594183A 1983-01-19 1983-01-19 炭素繊維の表面保護方法 Pending JPS59137573A (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011093297A1 (ja) 2010-01-29 2011-08-04 東レ株式会社 繊維強化熱可塑性樹脂組成物、強化繊維束、ならびに繊維強化熱可塑性樹脂組成物の製造方法

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