JPS5913713Y2 - キ−入力装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は硬質板をそのまま利用して構成したキー人力装
置に関するものである。

従来のキー人力装置は、硬質板に穿設された透孔に別途
キーボタンを設置するものが多いが、これではキーボタ
ンが硬質板表面上に突出するなどして薄型化ができない
欠点があった。

本考案はこのような従来の欠点を解するもので薄型化に
適したキー人力装置を提供することを目的とするもので
ある。

以下、機器キャビネットの一部を硬質板とした実施例に
ついて説明する。

第１図は要部断面図、第２図ａ及びｂは要部部品の表・
裏面図である。

１は機器の上部キャビネットで、ステンレス、アルミニ
ウムまたはプラスチック等の硬質板から構成されている
。

２は各キー押圧部の全周囲に対応して形成された切込み
で、この切込み内の硬質部がキートップ３になる。

４は上部キャビネット１の裏面で少なくともすべてのキ
ー押圧部を覆うように接着された柔軟性シートであり、
ここでは非導電性シリコンゴム４ａに適宜接点となる導
電性シリコンゴム４ｂを配置して構成している。

なお、上記切込み２は各キー押圧部の全周囲に対応して
行なわれるので、キートップ４は上部キャビネット１に
対して全く分離された形となる。

従って、例えばエツチングで切込み２を行なうような場
合、予じめ上記キャビネット１に柔軟性シー ト４を接
着して後、表面からエツチングするようにするとよい。

５はスペーサ６を介して柔軟性シート４の下面に重ね合
わされた基板で、導電性シリコンゴム４ａと、これに対
応して配置された基板５上の接点７を接触させることに
よりキー人力が行なわれる。

８は機器の下部キャビネットである。９は例えばエツチ
ングで形成されたキートップ文字である。

以上のように本考案は、機器キャビネットなどの硬質板
に各キー押圧部の全周囲に対応して切込みを形成し、こ
の切込み内の硬質部をキートップとするものであり、キ
ー人力装置の薄型化をはかることができる。

また、本考案に於けるキートップは他部の硬質板と全く
分離されているので、自然な操作でかつキータッチを軽
くすることができると共に、キートップ及び他部の硬質
板の歪みを与えることがなく、電気的にも切込み内の硬
質板をキートップとしているため、キー押圧力は均一に
キー接点部に伝達され、確実なキー人力を行なうことが
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例を示す要部断面図、第２図ａ
及びｂは第１図要部部品の表・裏面図である。 １・・・・・・上部キャビネット（硬質板）、２・・・
・・・切込み、３・・・・・・キートップ、４・・・・
・・柔軟性シート。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 複数の固定接点が設けられた基板と、 該基板に対向し、少なくとも上記固定接点に対向する部
   分は導電性を有する柔軟性シートと、該柔軟性シート上
   に固着された硬質板であって、上記各固定接点上に位置
   するキー押圧部分の全周囲には切込みが設けられている
   硬質板とから成り、 上記各キー押圧部分の押圧によって、上記柔軟性シート
   の導電性部分を上記基板上の固定接点に接触させてキー
   人力を行なうようにしたことを特徴とするキー人力装置
   。