JPS5913196B2 - 微生物による12−ケトケノデオキシコ−ル酸の製造法 - Google Patents
微生物による12−ケトケノデオキシコ−ル酸の製造法Info
- Publication number
- JPS5913196B2 JPS5913196B2 JP5741979A JP5741979A JPS5913196B2 JP S5913196 B2 JPS5913196 B2 JP S5913196B2 JP 5741979 A JP5741979 A JP 5741979A JP 5741979 A JP5741979 A JP 5741979A JP S5913196 B2 JPS5913196 B2 JP S5913196B2
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- Japan
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- acid
- ketochenodeoxycholic
- dehydrocholic
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- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は微生物による12−ケトケノデオキシコール酸
の製造法に関するものである。
の製造法に関するものである。
12−ケトケノデオキシコール酸は下記構造式(I)に
て表わされるようにステロイド核の38および1aの位
置に水酸基を有する物質である。
て表わされるようにステロイド核の38および1aの位
置に水酸基を有する物質である。
この物質から化学的方法(Huang Mi l to
rffi)で1段階で収率よく変換されるケノデオキシ
コール酸(n)は胆石溶解作用が窮められ、経口投与に
よる胆石の治療に効果があるといわれ、最近多数の治験
データが報告されている。
rffi)で1段階で収率よく変換されるケノデオキシ
コール酸(n)は胆石溶解作用が窮められ、経口投与に
よる胆石の治療に効果があるといわれ、最近多数の治験
データが報告されている。
本発明の12−ケトケノデオキシコール酸Iは上記ケノ
デオキシコール酸■を製造する上で欠くべからざる前1
駆体であり、安価で簡単に生産する方法の開発が望まれ
ている。
デオキシコール酸■を製造する上で欠くべからざる前1
駆体であり、安価で簡単に生産する方法の開発が望まれ
ている。
従来、12−ケトケノデオキシコール酸(I)はコール
酸(I)より下記の化学反応により合成されている。
酸(I)より下記の化学反応により合成されている。
即チコール酸…をメタノールでエステル化し、次いで3
一位および7−位の水酸基を部分アシル化し、次に12
一位の遊離水酸基を酸化してオキン体として工2−ケト
ケノデオキシコール酸を得ている。
一位および7−位の水酸基を部分アシル化し、次に12
一位の遊離水酸基を酸化してオキン体として工2−ケト
ケノデオキシコール酸を得ている。
しかし、この方法は3段階の反応を必要とし、煩雑であ
る上に、収率も低く、反応工程を短縮し、収率を上げる
ことが望まれている。
る上に、収率も低く、反応工程を短縮し、収率を上げる
ことが望まれている。
本発明者らはコール酸の誘導体であるデヒドロコール酸
■を原料として用い、3−位及び7−位のケトン基を特
異的に還元する微生物により12−ケトケノデオキシコ
ール酸を簡単に収率よく生成させることを目的として、
種々鋭意研究した結果、土壌よりデヒドロコール酸を原
料として12−ケトケノデオキシコール酸を高収率で生
産する菌株を嫌気的条件で分離し、本発明に到達した。
■を原料として用い、3−位及び7−位のケトン基を特
異的に還元する微生物により12−ケトケノデオキシコ
ール酸を簡単に収率よく生成させることを目的として、
種々鋭意研究した結果、土壌よりデヒドロコール酸を原
料として12−ケトケノデオキシコール酸を高収率で生
産する菌株を嫌気的条件で分離し、本発明に到達した。
すなわち本発明はデヒドロコール酸より12−ケトケノ
デオキシコール酸への変換能を有するブレビバクテリウ
ム属に属する細菌をデヒドロコール酸と接触させて12
−ケトケノデオキシコール酸を製造することを特徴とす
る微生物による12−ケトケノデオキシコール酸の製造
法である。
デオキシコール酸への変換能を有するブレビバクテリウ
ム属に属する細菌をデヒドロコール酸と接触させて12
−ケトケノデオキシコール酸を製造することを特徴とす
る微生物による12−ケトケノデオキシコール酸の製造
法である。
デヒドロコール酸■よシ12−ケトケノデオキシコール
酸(1)への変換は下記式にて表わされる。
酸(1)への変換は下記式にて表わされる。
本発明により得られる12−ケトケノデオキシコール酸
(I)は前述の通り、化学的方法(HuangMi l
ton法)により一段で収率よくケノデオキシコール
酸に変換できるので、本発明方法に従えに1コール酸…
を出発原料として胆石溶解剤として不動なケノデオキシ
コール酸(社)を3段階で製造す4ことができ、前記純
化学合成法に比較して操作力著しく、簡単で安価に製造
できる。
(I)は前述の通り、化学的方法(HuangMi l
ton法)により一段で収率よくケノデオキシコール
酸に変換できるので、本発明方法に従えに1コール酸…
を出発原料として胆石溶解剤として不動なケノデオキシ
コール酸(社)を3段階で製造す4ことができ、前記純
化学合成法に比較して操作力著しく、簡単で安価に製造
できる。
本発明者等が土壌中よシ分離採取して本発明に於て用い
た菌株(、DC33株)の菌学的性質に−いて述べる。
た菌株(、DC33株)の菌学的性質に−いて述べる。
a 形態
■ 細胞の形および大きさ・・・短桿菌(Coryne
formではない) ■ 細胞の多形性・・・無 ■ 運動性の有無・・・無 ■ 胞子の有無・・・無 ■ ダラム染色性・・・ダラム陽性 ■ 抗酸性・・・なし b 多培地における生育状態 ■ 肉汁寒天平板培養・・・良好 ■ 肉汁寒天斜面培養・・・良好 ■ 肉汁液体培養・・・良好 ■ 肉汁ゼラチン穿刺・・・溶解しない ■ リドマス・ミルク・・・凝固しない C生理学的試験 ■ 硝酸塩の還元 十 ■ MRテスト − ■ vpテスト − ■ インドール生産 − ■ 硫化水素の生成 − ■ デンプンの加水分解 − ■ クエン酸の利用 十 ■ 無機窒素源の利用 − ■ 色素の生成 黄緑色の色素を生成する[相] ウ
レアーゼ 陰性 [F] カタラーゼ 陽性 ■ 生育の範囲 最適pH7,8(pH7〜8.5)湿
度30〜40°G O酸素に対する態度 通性嫌気性菌(酸素要求[相]
糖類から酸およびガスの生成の有無を記載する。
formではない) ■ 細胞の多形性・・・無 ■ 運動性の有無・・・無 ■ 胞子の有無・・・無 ■ ダラム染色性・・・ダラム陽性 ■ 抗酸性・・・なし b 多培地における生育状態 ■ 肉汁寒天平板培養・・・良好 ■ 肉汁寒天斜面培養・・・良好 ■ 肉汁液体培養・・・良好 ■ 肉汁ゼラチン穿刺・・・溶解しない ■ リドマス・ミルク・・・凝固しない C生理学的試験 ■ 硝酸塩の還元 十 ■ MRテスト − ■ vpテスト − ■ インドール生産 − ■ 硫化水素の生成 − ■ デンプンの加水分解 − ■ クエン酸の利用 十 ■ 無機窒素源の利用 − ■ 色素の生成 黄緑色の色素を生成する[相] ウ
レアーゼ 陰性 [F] カタラーゼ 陽性 ■ 生育の範囲 最適pH7,8(pH7〜8.5)湿
度30〜40°G O酸素に対する態度 通性嫌気性菌(酸素要求[相]
糖類から酸およびガスの生成の有無を記載する。
(1)D−グルコース −
(2)D−ガラクトース −
(3)ショ糖
(4)デンプン −
以上の菌学的性質のうち、菌の形態は短稈であるがco
ryne formでないこと及びダラム染色性が陽性
であることからパージエイズ・オブ・マニュアル・オブ
・ザ・デターミネイティブ・バクテリオロジイズ第7巻
により、本菌はブレビバクテリウム属に属する細菌と同
定された。
ryne formでないこと及びダラム染色性が陽性
であることからパージエイズ・オブ・マニュアル・オブ
・ザ・デターミネイティブ・バクテリオロジイズ第7巻
により、本菌はブレビバクテリウム属に属する細菌と同
定された。
更にその他の生理学的諸性質により、本菌はプレビバク
テリウムフスカム(Brevibacterium f
uscum)類縁菌であると同定され、Breviba
cteriumfuscum T S−1(微工研菌
寄第4903号)と命名した。
テリウムフスカム(Brevibacterium f
uscum)類縁菌であると同定され、Breviba
cteriumfuscum T S−1(微工研菌
寄第4903号)と命名した。
本発明ではデヒドロコール酸より12−ケトケノデオキ
シコール酸への変換能を有するブレビバクテリウム属に
属する細菌をデヒドロコール酸と接触させて、12−ケ
トケノデオキシコール酸を製造するが、具体的には培養
のいずれかの時期にデヒドロコール酸を存在せしめた培
地にてブレビバクテリウムに属する上記細菌を培養して
、培養液中に12−ケトデオキシコール酸を蓄積させる
か、あるいは上記菌株をまず、よく成育する栄養培地に
て培養して得た菌体をデヒドロコール酸と接触させ、1
2−ケトケノデオキシコール酸を生成させ、これを採取
する。
シコール酸への変換能を有するブレビバクテリウム属に
属する細菌をデヒドロコール酸と接触させて、12−ケ
トケノデオキシコール酸を製造するが、具体的には培養
のいずれかの時期にデヒドロコール酸を存在せしめた培
地にてブレビバクテリウムに属する上記細菌を培養して
、培養液中に12−ケトデオキシコール酸を蓄積させる
か、あるいは上記菌株をまず、よく成育する栄養培地に
て培養して得た菌体をデヒドロコール酸と接触させ、1
2−ケトケノデオキシコール酸を生成させ、これを採取
する。
すなわち、上記菌株をまずよく成育する栄養培地で培養
し、しかる後にデヒドロコール酸を加えて反応せしめる
かあるいは培養液より菌体を分離した後、菌体なデヒド
ロコール酸の溶液あるいは懸濁液に加え反応せしめても
よい。
し、しかる後にデヒドロコール酸を加えて反応せしめる
かあるいは培養液より菌体を分離した後、菌体なデヒド
ロコール酸の溶液あるいは懸濁液に加え反応せしめても
よい。
このように菌体を分離して使用する場合、デヒドロコー
ル酸を加えた培地で培養した菌体でなくともよい。
ル酸を加えた培地で培養した菌体でなくともよい。
本発明の菌体中に生成する酵素は誘導酵素でなく構成酵
素であることが特徴である。
素であることが特徴である。
本発明に用いられる培地組成としては炭素源(クルコー
ス、シュクロースナト)、窒素源(コーンステイープリ
カー、肉エキス、酵母エキス、カザアミノ酸)、無機物
質(リン酸カルウム、硫酸マグネシウム)等をほどよく
含有する培地を使用出来る。
ス、シュクロースナト)、窒素源(コーンステイープリ
カー、肉エキス、酵母エキス、カザアミノ酸)、無機物
質(リン酸カルウム、硫酸マグネシウム)等をほどよく
含有する培地を使用出来る。
培養は培養中でデヒドロコール酸から12−ケトケノデ
オキシコール酸に転換させる時は副反応を避けるために
静置培養が望ましい。
オキシコール酸に転換させる時は副反応を避けるために
静置培養が望ましい。
また振盪培養あるいは通気攪拌培養などの好気的条件で
行ない、短期間に菌体な生育させ、菌体分取後、デヒド
ロコール酸と接触させ12−ケトケノデオキシコール酸
に変換させることも出来る。
行ない、短期間に菌体な生育させ、菌体分取後、デヒド
ロコール酸と接触させ12−ケトケノデオキシコール酸
に変換させることも出来る。
培養温度は30℃〜37°C1pHは6.5〜8.5に
あることが好ましい。
あることが好ましい。
培養時間は通常2−7日で充分である。
デヒドロコール酸を12−ケトケノデオキシコール酸に
転換する方法としては、前述のように培養中に転換反応
をおこなわせる方法と培養後、菌体分取後、反応させろ
方法があるが、転換反応は副反応をさけるため嫌気的条
件が望ましい。
転換する方法としては、前述のように培養中に転換反応
をおこなわせる方法と培養後、菌体分取後、反応させろ
方法があるが、転換反応は副反応をさけるため嫌気的条
件が望ましい。
分離菌体あるいは固定化菌体で転換反応をおこなわせる
時は、反応の補酵素として使用されるNA、DHの再生
をおこなわせるため反応液にエネルギー源としてグルコ
ース等を添加することが望ましい。
時は、反応の補酵素として使用されるNA、DHの再生
をおこなわせるため反応液にエネルギー源としてグルコ
ース等を添加することが望ましい。
本発明の菌体な利用する12−ケトケノデオキシコール
酸の製造を効率的におこなうため、分離した菌体なアク
リルアマイドなどで固定化して、固定化菌体として反応
に使用することも可能である。
酸の製造を効率的におこなうため、分離した菌体なアク
リルアマイドなどで固定化して、固定化菌体として反応
に使用することも可能である。
反応液には反応の補酵素として使用されるNADHの再
生をおこなわせるために、反応液にエネルギー源として
グルコース等を添加してもよい。
生をおこなわせるために、反応液にエネルギー源として
グルコース等を添加してもよい。
原料であるデヒドロコール酸は水に難溶であるが、その
塩類は水に易溶であるので高濃度下での反応が可能であ
シ、逆反応は生じないので定量的な転換が可能である。
塩類は水に易溶であるので高濃度下での反応が可能であ
シ、逆反応は生じないので定量的な転換が可能である。
以下実施例にて説明する。
実施例 1
水道水1tに対してグルコース20f、ポリペプトン1
0 fI、 K2HPO42グ、KH2PO42tiI
、寒天2グおよびデヒドロコール酸0.27を混合し、
pH7,2に調節して培地液とし、3を容の坂ロフラス
コにて2tの培地を入れてデヒドロコール酸より12−
ケトケノデオキシコール酸に変換能を有するブレビバク
テリウム属菌、プレビバクテIJウムフスカム(Bre
vibacterium fuscum)TS−1(微
工研菌寄第4903号)を培養した。
0 fI、 K2HPO42グ、KH2PO42tiI
、寒天2グおよびデヒドロコール酸0.27を混合し、
pH7,2に調節して培地液とし、3を容の坂ロフラス
コにて2tの培地を入れてデヒドロコール酸より12−
ケトケノデオキシコール酸に変換能を有するブレビバク
テリウム属菌、プレビバクテIJウムフスカム(Bre
vibacterium fuscum)TS−1(微
工研菌寄第4903号)を培養した。
培養後、20m1の培養液に酢酸エチルを等量加えて抽
出する。
出する。
抽出液を1Mに濃縮し薄層クロマトグラフィーをおこな
った。
った。
クロロホルム:アセトン:酢酸(50:50:1)の組
成の展開溶媒を用い、10crrl展開した後、風乾し
濃硫酸を噴務し、160℃で5分間加熱すると標品の1
2−ケトケノデオキシコール酸(メイカー・ケミカル社
製)と同一位置に同色のスポットが見られた。
成の展開溶媒を用い、10crrl展開した後、風乾し
濃硫酸を噴務し、160℃で5分間加熱すると標品の1
2−ケトケノデオキシコール酸(メイカー・ケミカル社
製)と同一位置に同色のスポットが見られた。
原料であるデヒドロコール酸のスポットは残っていなか
った。
った。
収率は50%であった。実施例 2
実施例1と同様の培地3tで、6日間34°Cにて実施
例1と同じ菌株を静置培養した。
例1と同じ菌株を静置培養した。
その後、培養液をpH2に塩酸で調節した後、2倍量の
酢酸エチルで3回抽出した。
酢酸エチルで3回抽出した。
これに硫酸ナトリウムを加え1晩放置後、濃縮した。
これをシリカゲルG−60(70〜230メツシユ)4
0g′をつめたカラムに吸着させ(クロロホルム:アセ
トン:酢酸)からなる溶媒で溶出し、12−ケトケノデ
オキシコール酸を含む溶出液を採取した。
0g′をつめたカラムに吸着させ(クロロホルム:アセ
トン:酢酸)からなる溶媒で溶出し、12−ケトケノデ
オキシコール酸を含む溶出液を採取した。
これを溶媒としてクロロホルム:アセトン:酢酸=50
:50:1を用い、シリカゲルG−60の厚さ0.75
.、の薄層クロマトグラフィーをおこない12−ケトケ
ノデオキシコール酸を含む層より酢酸エチルで抽出した
。
:50:1を用い、シリカゲルG−60の厚さ0.75
.、の薄層クロマトグラフィーをおこない12−ケトケ
ノデオキシコール酸を含む層より酢酸エチルで抽出した
。
抽出液を濃縮し、結晶化をおこない、これを更に酢酸エ
チルから再結晶をおこない、水で洗浄後、真空乾燥をお
こなった。
チルから再結晶をおこない、水で洗浄後、真空乾燥をお
こなった。
収量は1.5 f (50%)の結晶物質が取得された
。
。
本物質の同定は次の方法でおこなった。
1 薄層クロマトグラフィーによる固定。
クロロホルム:アセトン:酢酸(50:50:1)の組
成の展開溶剤を用いて展開し、乾燥後、濃硫酸を噴務し
、160°Cで5分間加熱すると12−ケトケノデオキ
シコール酸と同一位置に同色のスポットが見られた。
成の展開溶剤を用いて展開し、乾燥後、濃硫酸を噴務し
、160°Cで5分間加熱すると12−ケトケノデオキ
シコール酸と同一位置に同色のスポットが見られた。
2 IR(赤外吸収スペクトル)による同定。
1700cm−にC二〇の吸収がみられる。
又、2500cm ’ 〜3000cWl ’ にか
げてC0OH基特有の幅広い吸収がみられる。
げてC0OH基特有の幅広い吸収がみられる。
3000〜3500(7)−1に幅広いOH基の吸収が
みられる。
みられる。
吸収パターンは標準5−ケトデオキシコール酸とよく一
致している。
致している。
3 質量分析による同定。
゛分子量は標準物質と同一の406.8である。
4 核磁気共鳴スペクトル(100MH2,NMR)に
よる同定。
よる同定。
C−21のメチル基はとなりのメチレンによるスプリン
トを示し、0.9 p p mに現われている。
トを示し、0.9 p p mに現われている。
C−18及びC−19のメチル基はlppmに重なって
出現しているが、これは12位にC二〇が存在すること
による。
出現しているが、これは12位にC二〇が存在すること
による。
3.4ppmにみられる幅広いピークはC−7位のプロ
トンを示す。
トンを示す。
以上により12位のカルボニル基、C−3、C−7位に
水酸基が確昭された。
水酸基が確昭された。
5 融点による同定。
実施例で得られた物質の融点を標準品と比較した。
(1)実施例で得られた物質 214”卜215℃(2
)標準サンプル 215°G−216’C(3
)混晶((1)+(2) ) 214°ト21
γC6元素分析による同定。
)標準サンプル 215°G−216’C(3
)混晶((1)+(2) ) 214°ト21
γC6元素分析による同定。
以上の同定法によシ明らかなようにデヒドロコール酸よ
り12−ケトケノデオキシコール酸が生成していること
が証明された。
り12−ケトケノデオキシコール酸が生成していること
が証明された。
実施例 3
水道水1を当シグルコース207、ポリペプトン107
、酵母エキス5グ、K2HP0.2f 、K2HPO4
2グからなる培地1.5tに実施例1と同じ菌体を植菌
し、ミニジャファメンター(東京理化製M−100型)
で34℃にてIVVm、500rpmで36時間培養し
最大菌体量に達した後、デヒドロコール酸0.37およ
びグルコース7.57を添加し、窒素ガスを吹きこみ転
換反応をおこなわせた。
、酵母エキス5グ、K2HP0.2f 、K2HPO4
2グからなる培地1.5tに実施例1と同じ菌体を植菌
し、ミニジャファメンター(東京理化製M−100型)
で34℃にてIVVm、500rpmで36時間培養し
最大菌体量に達した後、デヒドロコール酸0.37およ
びグルコース7.57を添加し、窒素ガスを吹きこみ転
換反応をおこなわせた。
反応時間3時間でほぼ完全にデオキシコール酸が12−
ケトケノデオキシコール酸に変換していた。
ケトケノデオキシコール酸に変換していた。
反応液に2倍量の酢酸エチルを投入して抽出し、実施例
2の方法に従って精製し結晶0.20 Fを得た。
2の方法に従って精製し結晶0.20 Fを得た。
実施例 4
水道水1を当りグルコース20グ、ポリペプトン107
、酵母エキス57、K2HPO42グ、KH2PO42
fからなる培地1.5tをミニジャーフアメンター(東
糸理化製M−100型)で34℃IVVm、500 r
pmの培養条件で36時間培養し集菌した。
、酵母エキス57、K2HPO42グ、KH2PO42
fからなる培地1.5tをミニジャーフアメンター(東
糸理化製M−100型)で34℃IVVm、500 r
pmの培養条件で36時間培養し集菌した。
集菌後、水で洗浄し、pH7,8,0,2Mリン酸緩衝
液で菌体lOY/lになるように菌体懸濁液を調製し、
これにデヒドロコール酸を0.27加え30°Cで24
時間静置反応させた。
液で菌体lOY/lになるように菌体懸濁液を調製し、
これにデヒドロコール酸を0.27加え30°Cで24
時間静置反応させた。
生成した12−ケトケノデオキシコール酸をガスクロス
トグラフィーで測定した。
トグラフィーで測定した。
反応率は90%であった。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 デヒドロコール酸より12−ケトケノデオキシコー
ル酸への変換能を有するブレビバクテリウム属に属する
細菌をデヒドロコール酸と接触させて12−ケトケノデ
オキシコール酸を製造することを特徴とする微生物によ
る12−ケトケノデオキシコール酸の製造法。 2 デヒドロコール酸より12−ケトケノデオキシコー
ル酸への変換能を有するブレビバクテリウム属に属する
細菌を栄養培地にて培養して得た菌体をデヒドロコール
酸と接触させ、12−ケトケノデオキシコール酸を生成
させ、これを採取することを特徴とする特許請求の範囲
1に記載される微生物による12−ケトケノデオキシコ
ール酸の製造法。 3 デヒドロコール酸を含む培地にて、デヒドロコール
酸より12−ケトケノデオキシコール酸への変換能を有
するブレビバクテリウム属に属する細菌を培養し、培地
中に12−ケトデオキシコール酸を蓄積させ、これを採
取することを特徴とする微生物による12−ケトケノデ
オキシコール酸の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5741979A JPS5913196B2 (ja) | 1979-05-10 | 1979-05-10 | 微生物による12−ケトケノデオキシコ−ル酸の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5741979A JPS5913196B2 (ja) | 1979-05-10 | 1979-05-10 | 微生物による12−ケトケノデオキシコ−ル酸の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55153597A JPS55153597A (en) | 1980-11-29 |
JPS5913196B2 true JPS5913196B2 (ja) | 1984-03-28 |
Family
ID=13055121
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5741979A Expired JPS5913196B2 (ja) | 1979-05-10 | 1979-05-10 | 微生物による12−ケトケノデオキシコ−ル酸の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5913196B2 (ja) |
-
1979
- 1979-05-10 JP JP5741979A patent/JPS5913196B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55153597A (en) | 1980-11-29 |
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