JPS5912495Y2 - 空気調和機の制御装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は一台の室外ユニットに対して複数台の室内ユニ
ットを接続した空調機の制御装置に関するものである。

従来、この種の空調機の制御装置において、集中制御盤
を設けて複数の室内ユニットを制御するものがあった。

しかし、この集中制御盤には、室外ユニットの制御部の
電源を開閉するスイッチがなく、そのため、たとえば各
室内ユニットの運転スイッチに連動した並列のリレー接
点で、上記制御部の電源を開閉していた。

従って、室内ユニットの数だけ上記リレーが必要となり
、制御回路全体が複雑なものとなっていた。

又、各室内ユニットと集中制御盤相互に、インタホーン
が無かった。

本考案は上記の欠点を解消するもので、室外ユニットの
制御部の電源を集中制御盤により開閉し制御回路の簡素
化、及び上記制御部の安全性向上、又、居住者間の相互
連続を容易に行なうことを目的としたものである。

第１図は本考案の一実施例に関る空気調和機の概略構或
図であって、空調空間Ａ， Ｂ， Ｃに対して各々一台
ずつの室内ユニツ｝ＩＡ， ＩＢ， ＩＣを設け、
これらの室内ユニットに対して１台の室外ユニット２を
設ける。

室内ユニツ｝ＩＡ，ＩＢ，１Ｃと室外ユニット２とは熱
エネルギ伝達手段としての例えばパイプとか信号伝達手
段としての電線等を含む接続手段２１ Ａ， ２１ Ｂ
， ２１ Ｃによって接続されている。

空間Ｄに設けた集中制御盤３と室外ユニット２とは信号
伝達手段としての電線等の接続千段２２で接続されてい
る。

本実施例では空間Ｄに集中制御盤３を設けたが、任意の
空間例えば空間Ａ， Ｂ， Ｃに設置してもよい。

１１ Ａ， １１ Ｂ， １１ Ｃ， ３１は各々室内
ユニット１Ａ，ＩＢ，ＩＣ及び集中制御盤３に設置され
たインタホーンである。

次に第２図は第１図の制御系統図で、伝送線４Ａ，４Ｂ
，４Ｃによって、室内ユニット１Ａ，１Ｂ，ＩＣの制御
部１２Ａ， １２Ｂ， １２Ｃ、（但し、制御部１２Ｂ
，１２Ｃは図示せず）と、室外ユニット２の制御部２３
とが連結されている。

５は制御部２３と集中制御盤３の制御部３２と゛を連結
した伝送線である。

制御部１２Ａは電源１３Ａに接続され、又、インタホー
ン１１Ａの回路部１４Ａとも接続されている。

制御部２３はリレー接点２４を介して電源２５に接続さ
れている。

２６は制御部２３で制御される被制御部で、例えば、冷
凍サイクル用の圧縮機等であり、制御部２３によって制
御されるリレー接点２７を介して、電源２５に接続され
ている。

集中制御盤３には、室外ユニット２に設けられた上記リ
レー接点２４を開閉するコイル２８と電源３３を開閉す
るスイッチ３４が設けられている。

又、電源３３はには制御部３２及びインタホーン３１の
回路部３５が接続されている。

以上の構或で次に本考案の作用を説明する。

まず集中制御盤３のスイッチ３４を閉或することによっ
て、コイル２８に通電され、リレー接点２４が閉或され
る。

これによって、制御部２３が電源２５と接続され、室内
ユニツ｝ＩＡ，ＩＢ， １Ｃの運転準備が出来、制御
部１２Ａ， １２Ｂ， １２Ｃを操作することによって
、伝送線４Ａ，４Ｂ，４Ｃを介して制御部２３に信号が
送られ、リレー接点２７が閉或されて、被制御部２６が
制御されて、室外ユニット２が始動する。

その結果、接続手段２１ Ａ， ２１ Ｂ，２１ Ｃを
介して、空調用熱媒体が送られて、空調空間Ａ， Ｂ，
Ｃが空調されるのである。

なお、インタホーン１１ Ａ， １１ Ｂ， １１ Ｃ
， ３１の回路部１４Ａ，１４Ｂ， １４Ｃ， ３５は
各々電源１３Ａ， １３Ｂ， １３Ｃ，３３に接続され
ており、スイッチ３４とは独立に働らいている。

従って、スイッチ３４が開放されていて、室内ユニツ｝
ＩＡ，ＩＢ，ＩＣを運転しない場合でも、随時、インタ
ホーン１１ Ａ， １１ Ｂ， １１ Ｃ，３１は使用
可能である。

以上の様に、本考案によれば、一台の室外ユニットと、
これに接続された複数台の室内ユニットと、この複数台
の室内ユニットの運転を制御する集中制御盤とを設ける
とともに、上記室外ユニットに設けられた制御部の電源
を開閉するスイッチを上記集中制御盤に設けたものであ
るから、上記複数の室内ユニットから、各々の運転スイ
ッチに連動した並列のリレー接点等を設けて、上記室外
ユニットに設けられた制御部の電源を開閉する必要がな
く、室外ユニットの制御回路全体が簡素化されるととも
に、室内ユニットと室外ユニット間を連絡する電線は低
電圧の伝送線で済む。

又、上記集中制御盤及び上記複数の室内ユニットの相互
に連絡されたインタホーンを設け、このインクホーンの
電源の開閉は上記スイッチとは独立したものであるから
、上記複数の室内ユニットの運転に関係なく、随時、使
用出来る等の効果を有している。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例における空気調和機の概略構
或図、第２図は同制御系統図である。 ＩＡ，ＩＢ，ＩＣ・・・・・・室内ユニット、２・・・
・・・室外ユニット、３・・・・・・集中制御盤、２３
・・・・・・制御部、２５・・・・・・電源、３４・・
・・・・スイッチ、１１ Ａ， １１ Ｂ， １１ Ｃ
，３１・・・・・・インタホーン。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. １台の室外ユニットと、これに接続された複数台の室内
   ユニットと、この複数台の室内ユニットの運転を制御す
   る集中制御盤とを設けるとともに、上記室外ユニットに
   設けられた制御部の電源を開閉するスイッチを上記集中
   制御盤に設けるとともに、上記集中制御盤及び上記複数
   の室内ユニットの相互に連絡されたインタホーンを設け
   、このインタホーンの電源の開閉は、上記スイッチとは
   独立した空気調和機の制御装置。