JPS59122469A - イソニコチン酸アニリド誘導体、その製造法およびその化合物からなる植物生長調節剤 - Google Patents

イソニコチン酸アニリド誘導体、その製造法およびその化合物からなる植物生長調節剤

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JPS59122469A
JPS59122469A JP23091382A JP23091382A JPS59122469A JP S59122469 A JPS59122469 A JP S59122469A JP 23091382 A JP23091382 A JP 23091382A JP 23091382 A JP23091382 A JP 23091382A JP S59122469 A JPS59122469 A JP S59122469A
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lower alkyl
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Masaki Takeuchi
竹内 正毅
Hiroshi Sugiyama
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Chugai Pharmaceutical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は一般式(1) (式中Rtは低級アルキル基を示し、R2は水素原子ま
たは低級アルキル基を示し、R3r R4およびR5は
それぞれ独立に、水素原子、低級アルキル基またはハロ
ゲン原子を示し、R6は水素原子または低級アルキル基
を示す。但し、R3,R4,R5およびR6は同時に水
素原子でなく、またR5が)・ロゲン原子でイソニコチ
ン酸アニリド誘導体、その製造法およびその化合物の1
種または2種以上からなる植物生長調節剤に関するもの
である。また、本発明化合物は、あらゆる植物に対して
有効であるが、特にイネ科植物に対しては優れた効果を
示すものである。
一般式(1)において、R1の意味するところの低級ア
ルキル基は炭素数1乃至5の直鎖または分枝鎖アルキル
基で、好ましく 11炭素数1乃至4のアルキル基であ
り、R2y R3n R4* R5の意味するところの
低級アルキル基は炭素数1乃至4の直鎖または分枝鎖ア
ルキル基で、好ましくは炭素数1乃至3のアルキル基で
あり、R6の意味するところの低級アルキル基は炭素数
1および2のアルキル基を示す。R3+R4およびR5
の意味するところのハロゲン原子は塩素原子または臭素
原子である。
近年、稲作における大きな変化として田植および収穫の
機械化の著しい進歩があげられる。従って、最近の稲作
技術においては、機械化移植に適した健苗育成と収穫時
に倒伏を防止できる栽培技術の開発が特に重要な課題と
なっている。すなわち、銘柄米と言われているコシヒカ
リ、ササニシキ等は食味の評価は極めて高いが、一方で
ば倒伏には極めて弱い品種であり、かつ病害にも弱い欠
点をもっている。このようなことから、イネを健苗育成
し、しかも収穫時に高い機械適応性が期待できる栽培技
術の確立もしくは薬剤による生長調節法の開発が望まれ
ている。
本発明者らは、数年来イネを中心として各種植物に対し
て生長調節効果を有する化合物について検討を重ねてき
た結果、前記一般式(I)で表わされるイソニコチン酸
アニリド誘導体がイネ科植物に対して画期的な生長調節
作用を示すことを見出し本発明を完成した。
一般式(1)で表わされる化合物は、例えばイネに対し
ては育苗箱および苗代での徒長防止、老化防止、移植水
田での倒伏防止等に巾広く活用でき、かつ増収効果をあ
げることができ、更にムギ類、トウモロコシ、サトウキ
ビ等に対してイネと同様な効果をあげることができる。
また、ナス、キュウリ苗などの下胚軸の徒長防止に対し
ても有効である。
一方、芝類への適用も最も有効な使用方法の一つである
。近年芝類は一般家庭、庭園、ゴルフ場。
緑地帯、路肩、グリーンベルト等に多用されているが、
その管理が面倒であるばかりでなく、夏季においては生
育が盛んであるため刈取りに多大の労力を必要とし、更
に莫大な経費が必要とされる。
また、一般道路、高速道路の路肩、グリーンベルト、高
速道路および鉄道の傾斜面等には芝類の他に多くのイネ
科植物が利用され、その管理には多大な労力と経費が必
要であるばかりでなく、その維持作業には大きな危険を
伴う。したがって、本発明による化合物をこのような場
への適用は極めて大きな意義をもつものである。
また、一般式(I)で表わされる化合物は、上述したご
とくイネ科植物、広葉植物の双方に対して使用すること
ができ、不良環境および病害虫に対する抵抗性の増大を
期待することができる。
また、葉緑素の増加による光合成作用の促進、炭水化物
生成の促進ならびに根の生長促進等の作用を有し巾広い
効果が得られる。
本発明の化合物の大きな特徴は、種子処理、土壌処理ま
たは茎葉処理のいずれの方法で処理することによっても
植物の生長、特に草丈の生長を強力に抑制し、葉色を濃
緑化させ、かつ、枯死葉。
枯死株などの薬害を全く生じることなく健全に生育させ
ることがあげられる。
一般式(1)で表わされる本発明化合物は新規であり、
以下に示す方法により製造することができる。
(1)一般式(II) (式中Yはハロゲン原子を示す。)で表わされるイソニ
コチン酸ハライドを適当な溶媒中で、一般式(1) 同一の意味を有する。)で表わされるアニリン誌導体と
を反応させて一般式(I)で表わされる化合物を製造す
る。この場合、適当な脱酸剤を用いると反応はより円滑
に進行する。また、適当な溶媒としては、例えばベンゼ
ン、トルエン、ピリジン。
メタノール、キシレン、ジクOaメタン、クロロホルム
、テFラヒドロフラン、ジオキサン、アセトン、ジメチ
ルホルムアミf等があげられる。脱酸剤としては、例え
ばピリジン、トリエチルアミン、力性ソーダ、力性カリ
、炭酸ソーダ、炭酸カリ等があげられる。反応温度は室
温においても進行するが場合によっては冷却あるいは加
熱し行ってもよい。好ましくは0〜60’Cがよい。反
応時間は条件の選定にもよるが、1〜8時間で完結する
。反応終了後、常法により分離・精製することにより目
的物を得ることができる。
(2)一般式(IV) C式中R1+ R2a Rs e R4* Rsおよび
R6は前記と同一の意味を示す。)で表わされるイソニ
コチン酸誘導体を適当な還元剤で還元することにより容
易に一般式(V) −l/− (式中R1# R4s R3s R4t R5およびR
6は前記と同一の意味を示す。)で表わされる化合物を
製造することかできる。還元剤としては、金属水素錯化
合物であり、例えば水素化リチウムアル1ニウム。
水素化ホウ素ナトリウム等があげられる。実施に際して
は各還元剤を常法の方法で用いることにより容易に製造
することができる。溶媒としてはメタノール、ベンゼン
、トルエン、ピリジン、ジ゛クロレメタン、テトラヒト
四フラン、ジオキサン。
ジメチルホルムアミド等があげられる。反応温度は室温
または室温以下(25℃〜0℃)が好ましい。反応は1
〜5時間で完結する。
/ $ 、 ゛ 12− 製造例1゜ イソニコチン酸−2−アセチル−4−メチルアニリド(
化合物番号3)の製造法 2−アミノ−5−メチルアセトフェノン1491をピリ
ジン30m1に溶解し、この溶液を氷で冷却し攪拌下、
イソニコチン酸タ四リド塩酸塩2.14tを少量ずつ加
える。次いで室温で8時間攪拌した後、この反応液に水
100m/を加えると結晶が析出した。この結晶を戸数
し、外−ヘキサン−醋酸エチルエステル混合溶媒から再
結晶すると、イソニコチン酸−2−アセチル−4−メチ
ルアニリドを2.26 f (収率89%)を得た。融
点165〜166 ℃ 元素分析値: 01sH14NzO2分子量254.2
90    HN 計算値(財)  70.85 5.55  1LO2実
測値(6)  70.89 5.47 10.98なお
、溶媒をピリジンに換えてベンゼン、トルエン、メタノ
ール、キシレン、ジク00メタン。
クロロホルム、テトラヒドロフラン、ジオキサン。
アセトン、ジメチルホルムアミドを用いても目的物を得
た。
製造例2 イソニコチン酸−2−(α−ヒドロキシエチル)−4−
メチルアニリド(化合物番号2)の製造 (1)製造例1で得られたイソニコチン酸−2−アセチ
ル−4−メチルアニリド2.51をメタノール30−に
溶解し、水冷、攪拌下、水素化ホウ素ナトリウム0.3
4 Fを少量ずつ加える。室温で3時間攪拌したのち、
減圧下メタノールを溜夫し、水100*tを加えると結
晶が析出した。この結晶をP取し%−ヘキサンー醋酸エ
チルエステル混合溶媒より再結晶するとイソニコチン酸
−2−(α−ヒドロキシエチル)−4−メチルアニリド
を2.3f(収率92%)得た。融点155〜156℃
(2) 2−アミノ−5−メチルアセトフェノン1.4
92をメタノール30−に溶解し、水冷、攪拌下、水素
化ホウ素ナトリウム0.38 fを少量ずつ加える。室
温で3時間攪拌したのち、減圧下メタノールを留失し、
水30dを加え、醋酸エチルエステルで抽出する。有機
層を硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮した後、ピリジン
30−に溶解し、この溶液を氷で冷却し、攪拌下、イソ
ニコチン酸クロリド塩酸塩2.14 fを少量ずつ加え
る。次いで室温で8時間攪拌した後、この反応液に水1
00dを加えると、結晶が析出した。この結晶を戸数し
、外−ヘキサン−醋酸エチルエステル混合溶媒から再結
晶すると、イソニコチン酸−2−(α−ヒドロキシエチ
ル)−4−メチルアニリド2.1 f (収率81%)
得た。
元素分析値: 015H16N202  分子量256
.3゜OHN 計算値(至)  70.29 6.29 10.93実
測値(転)  70.23 6.26  11.02な
お、溶媒をメタノールに換えてベンゼン、トルエン、ピ
リジン、キシレン、ジクpロメタン。
テトラヒドロ7ラン、ジオキサン、ジメチルホルムアミ
ドを用いても目的物を得た。
製造例1 イソニコチン$−2−プロピオニル−5,6−ジメチル
アニリド(化合物番号14)の製造法 2−アミノ−3,4−ジメチルプロピオフェノン1、5
3 fをピリジン30g/に溶解し、この溶液を氷で冷
却し攪拌下、イソニコチン酸りpリド塩酸塩2.14 
fを少量ずつ加える。次いで室温で8時間攪拌した後、
この反応液に水100m/を加えると結晶が析出した。
この結晶を戸数し、算−ヘキサン−醋酸エチルエステル
混合溶媒から再結晶すると、イソニコチン酸−2−プロ
ピオニル−5,6−ジメチルアニリドを2.56 f 
(収率91%)得た。融点111〜113℃ 元素分析値: 017H18N202  分子量2B2
.340        HN 計算値(財)  72.31 6.42  9.92実
測値(転)  72.43 6.38 10.01なお
、溶媒をピリジンに換えてベンゼン、トルエン、メタノ
ール、キシレン、ツク1フ0メタン。
りpロホルム、テトラヒドロフラン、ジオキサン。
アセトン、ジメチルホルムアミドを用いても目的物を得
た。
製造例4゜ イソニコチン酸−2−(α−ヒドロキシプ!ビル) −
5,6−ジメチルアニリド(化合物番号13)の製造 (1)製造例1で得られたイソニコチン酸−2−プロピ
オニル−5,6−シメチルアニリド2.8fをメタノー
ル30m1に溶解し、水冷、攪拌下、水素化ホウ素ナト
リウム0.34 fを少量ずつ加える。室温で3時間攪
拌したのち、減圧下メタノールを溜夫し、水10011
Leを加えると結晶が析出した。この結晶を戸数しn−
ヘキサン−醋酸エチルエステル混合溶媒より再結晶する
とイソニコチン酸−2−(α−とドルキシプルピル) 
−5,6−ジメチルアニリドを2.5 f (収率89
%)得た。融点166〜167 ℃ (2)2−アミノ−3,4−ジメチルプロピオフェノン
1.53 fをメタノール30m1に溶解し、水冷、攪
拌下、水素化ホウ素ナトリウム0.38 fを少量ずつ
加える。室温で3時間攪拌したのち、減圧下メタノール
を留去し、水30L/を加え、醋酸エチルエステルで抽
出する。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮した
後、ピリジン301に溶解し、この溶液を氷で冷却し、
攪拌下、イソニコチン酸クロリド塩酸塩2.14 fを
少量ずつ加える。
次いで室温で8時間攪拌した後、この反応液に水100
ゴを加えると、結晶が析出した。この結晶を戸数し、語
−ヘキサン−醋酸エチルエステル混合溶媒から再結晶す
ると、イソニコチン酸−2−(α−ヒドロキシプロピル
) −5,6−シメチルアニリド2.3 f (収率8
2%)得た。
元素分析値: 017 H2ON202  分子量28
4.360       HN 計算値(至)  71.80 7.09 9.85実測
値(j18)71.75 7.11 9.70なお、溶
媒をメタノールに換えてベンゼン、トルエン、ピリジン
、キシレン、ジクロロメタン。
・ クロlホルム、テトラヒドロ7 ラン、ジオキサン、アセトン、ジメチルホルムアミド等
があげられる。反応温度は室温または室温以下が好まし
い。反応は1−Z5時間で完結する。
製造例5゜ イソニコチン酸−2−プロピオニル−4,5−ジメチル
アニリド(化合物番号44)の製造法 2−アミノ−4,5−ジメチルプロピオフェノン1、5
39をピリジン30m/に溶解し、この溶液を氷で冷却
し攪拌下、イソニコチン酸クロリド塩酸塩2.14 F
を少量ずつ加える。次いで室温で8時間攪拌した後、こ
の反応液に水100mJを加えると結晶が析出した。こ
の結晶を戸数し、聾−ヘキv ン−醋酸エチルエステル
混合溶媒から再結晶すると、イソニコチン酸−2−プル
ピオニル−4,5−ジメチルアニリドを2.48 f 
(収率88%)を得た。融点144〜145℃ 元素分析値: 017H1BN202  分子量282
,340       HN 計算値(至)  72.31 6.42 9.92実測
値(財)  72.38 6.47 9.83なお、溶
媒をピリジンに換えてベンゼン、トルエン、メタノール
、キシレン、ジクロロタン。
クロlホルム、テトラヒドロフラン、ジオキサン。
アセトン、ジメチルホルムアミドを用いても目的、物を
得た。
製造例6゜ イソニコチンfi−2−(α−ヒドロキシプロピル) 
−4,5−ジメチルアニリド(化合物番号43)の製造 (1)製造例1で得られたイソニコチン酸−2−プロピ
オニ/I/−4,5−ジメチルアニリド2.8vをメタ
ノール30m1に溶解し、水冷、攪拌下、水素化ホウ素
ナトリウム0.34 fを少量ずつ加える。室温で3時
間攪拌したのち、減圧下メタノールを溜夫し、水100
dを加えると結晶が析出した。この結晶を戸数し饅−ヘ
キサン−酪酸エチルエステル混合溶媒より再結晶すると
イソニコチン酸−2−(α−ヒドロキシプロピル) −
4,5−ジメチルアニリドを2.41(収率85%)得
た。融点144〜145 ℃ (2)2−アミノ−4,5−ジメチルブレビオフエノン
1.53 Fをメタノール301に溶解し、水冷、攪拌
下、水素化ホウ素ナトリウム0.38 fを少量ずつ加
える。室温で3時間攪拌したのち、減圧下メタノールを
留去し、水30dを加え、醋酸エチルエステルで抽出す
る。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮した後、
ピリジン301に溶解し、この溶液を氷で冷却し、攪拌
下、イソニコチン酸りpリド塩酸塩2.14 fを少量
ずつ加える。
次いで室温で8時間攪拌した後、この反応液に水10(
it/を加えると、結晶が析出した。この結晶を戸数し
、外−ヘキサン−醋酸エチルエステル混合溶媒から再結
晶すると、イソニコチン酸−2−(α−ヒドロキシプロ
ピル) −4,5−ジメチルアニリド2.2 f (収
率80%)得た。
元素分析値: 017 Hxo N202  分子量2
84.360    HN 計算値(財)  71.80 7.09 9.85実測
値(至)  71,60 7.15 9.75なお、溶
媒をメタノールに換えてベンゼン、トルエン、ピリジン
、キシレン、ジクpロメタン、テトラヒドロ7ラン、ジ
オキサン、ジメチルホルムアミドを用いても目的物を得
た。
製造例7゜ イソニコチン酸−2−(a−ヒトルキシイソブチル)−
5−クロロ−6−メチルアニリド(化合物番号39)の
製造 イソニコチン酸−2−イソブチが−5−クロロ−6−メ
チルアニリド3.21をテトラハイドロフラン50m/
に溶解し、水冷攪拌下、水素化アルミニウムリチウム0
.19 fを少蓋ずつ加える。室温で4時間攪拌したの
ち、水を滴下する。得られた混合物を減圧濃縮したのち
水100mA’を加えると結晶が析出した。この結晶を
戸数し、外−ヘキサン−醋酸エチルエステル混合溶媒よ
り再結晶すると、目的化合物2.3 F (収率73%
)を得た。
融点 96〜917°こ 元素分析値: 017H1g 04!N202分子ft
318.80次にこのようにして得られた一般式(I)
で表わされる化合物の代表例を第1表に示す。本発明は
これら例示化合物のみに限定されるものではない。
なお、化合物番号は以下の実施例および実験例において
も1照される。
1ブーX91 本発明の植物生長調節剤は前記一般式(I)で示される
化合物の1種または2種以上の混合物をlθアール当り
通常3O−1500r、好ましくは50〜1000Fの
割合で使用するのが適当であるが、使用場面、使用目的
、植物の状況により適宜に薬量を調節し得ることはいう
までもない。例えば、茎葉処理するときは10アール当
り50〜1oooyが適当であり、育苗箱(30cmX
60an×3備)に処理するときは10アール当り(2
0箱当り)2〜1001の割合で使用する。
また、製剤化に当っては、一般の農薬の調剤に用いられ
る固体、液体の各種担体と混合して、水和剤、乳剤、粉
剤1粒剤、フロアブル剤等に製造することができる。さ
らに薬剤に分散剤、希釈剤。
乳化剤、浸透剤、粘結剤等の補助剤を添加してもよい。
ここにいう担体とは固体、液体のいづれでもよく、また
これらの組合せでもよい。これらの例を列記すればタル
ク、クレー、ベントナイ)、カオリン、珪そう土、炭酸
カルシウム、木粉、澱粉。
アラビアゴム、水、アルコール、ケロシン、ナフサ、キ
シ!−ル、キシレン、シクロヘキサノン。
メチルナフタレン、ベンゼン、アセトン等があり、さら
に薬剤の製剤上使用される補助剤、例えば展着剤、乳化
剤1分散剤、湿展剤、吸着剤、増粘剤。
消泡剤、凍結防止剤、物性改良剤等としてポリオキシエ
チレンアルキルフェニールエーテル、ポリオキシエチレ
ンソルビタンモノオレエート、エチレンオキシドプロピ
レンオキシド共重合体、リグニンスルホン酸塩、ソルビ
タンエステル、石1fA、。
類、硫酸化油類、アルキル硫酸エステル塩類1石油スル
ホネート類、ジオクチルスルホサクシネー)!1!、ア
ルキルベンゼンスルホン酸塩、脂JF[アミン塩類、第
四級アンモニウム塩類、アルキルピリジニウム塩類、ア
ルキルアミノエチルグリシン、アルキルジメチルベタイ
ン、ポリグリコール硫酸エステル、アルキルアミンスル
ホン酸、リン酸イソプpビル、カルボキシメチルセルp
−ス。
ポリビニルアルコール、ヒドロキシプロピルセルロース
等があげられる。
但し、本発明の実施態様は必らずしも上述の剤型に限定
されるものでないことはいうまでもない。
また、製剤化に当り、混合割合は一般式(1)で表わさ
れる化合物3〜50%:補助剤θ〜20!X:担体45
〜97!Xが最適である。
また、本発明においては各種殺虫剤、殺菌剤。
除草剤、植物成長調整剤、殺ダニ剤、殺線虫剤。
誘グ1剤、忌避剤、植物栄養剤、肥料等と混用すること
により、より広範囲の効果を期待することもできる。
本発明薬剤を使用する時期としては、例えば播種期、幼
苗期、生長期いずれの時期でもよく、また対象植物によ
って例えば地上散布、水面または土壌、浸漬等の処理を
することができる。
次に実験例を示して本発明の効果を詳細に説明する。
、−211,1 冒゛1 実施例 各種植物に対する発芽前土壌処理による生長抑制試験 5000分の1アールのポットに埴壌土を充填し、これ
にベントグラス、ケンタッキーブルーグラス、キエウリ
、す冒りトウ、コマツナ、カヤツリグサ、メヒシバ、イ
ネ、トウモロコシを各々播種後、浅く覆土し、実施例1
に準じた処方により製した供試化合物の水和剤を水で希
釈し、所定量の有効成分とし10アール当り250F、
500Vとなるように小型噴霧器で散布した。調査は散
布50日後に草丈を測定した。その結果は第2表に示す
とおりである。
なお、第2表に示す効果の数値は次のような植物の生長
抑制活性の程度を表わす。
0:無処理区に対し 0〜IOXの生長抑制率1:  
     11〜20%   12:    I   
 21〜30% s:    p    at〜40%   14:  
     41〜508    I5:    I  
  51X以上    !実施例 各種植物に対する茎葉処理による生長抑制試験 実験例1と同様に播種育成した草丈5〜60のベントグ
ラス、ケンタッキーブルーグラス、キュウリ、トマト、
メヒシバに実施例3に準じた処方により製した各供試化
合物の乳剤を水で希釈し、所定量の有効成分とし10ア
ール当り2509゜50Ofとなるように小型噴霧器で
散布した。調査は散布30日後に草丈を測定し平均した
。その結果は第3表に示すとおりである。
なお、第3表に示す効果の数値は実験例1と同様に生長
抑制活性の程度を表わす。
第3表 第3表 実施例 芝に対する圃場での茎葉処理による生長抑制試験 圃場に移植した3年目のベントグラスを1区lmX1m
に区画し、芝の生育活発な時期に芝を1圀に刈込み実施
例4に準じた処方により製した各で散布した。調査は処
理後40日日の草丈と芝を1cInに刈込んだ場合の生
体重を測定した。その結果は第4表に示すとおりである
第4表 実施例 イネ苗に対する発芽前土壌処理による徒長防止試験 イネ育苗箱(タテ30 otr xヨコ60 an X
フカサ3 m )に3.2 kLIの水田土壌を入れ、
これに催芽モミ(イネ品種:コシヒカリ)200fを播
種し、0、8 kyの土壌で覆土し、実施例2に準じた
処方により製した各供試化合物の粒剤を有効成分量で、
育苗箱当り0.1 f 、 0.5 f 、 1. O
f、2.Ofとなるように手まき処理した。試験は25
℃に調節した7アイトトpン(植物育成装置)内で行っ
た。
調査は処理後30日日日草丈、根長1葉令6葉身面積、
茎葉重、根重を測定した。その結果は第5表に示すとお
りである。なお、第5表に示す数値は50個体の平均値
であり、重量は乾物重である。
□ 実施例 育苗箱にて育成した稚苗イネ苗を1区2.5 % X2
mに区画した圃場に栽培密度30a+!×12C11K
、1株につき5本移植した。移植40日目障実施例1に
準じた処方により製した各供試化合物の水和剤を水で希
釈し、10アール当り有効成分量を200f、400?
、600fとなるように小型噴霧器で散布した。調査は
出穂後20日目障1株当りの茎数、穂長、第1から第5
節間長、第4および第5簡単位乾物重を測定した。その
結果を第6表に示すとおりである。なお、第6表に示す
数値は50個体の平均値である。
次に本発明の実施例(製剤例)を示すが、化合物、担体
および使用割合は本実施例に限定されるものではない。
実施例り 化合物番号4       50   重量部アルキル
硫酸ソーダ     2.5  1ポリオキシエチレン
アルキル フェニールエーテル       2.51り  し 
 −                    45こ
れらを均一になるまでよく混和し、微粉砕して水和剤を
得る。
実施例2 化合物番号7      10 重量部リグニンスルホ
ン酸ナトリウム  11ベントナイト        
30  1タ  ル  り             
        59     lこれらを均一になる
までよく混和し、造粒して粒剤を得る。
M− 実施例1 化合物番号s        io  重量部ポリオキ
シエチレンアルキル フェニールエーテル       71アルキルアリ−
スルホン酸 カルシウム           3 キ  シ  し  ン               
 60シクロヘキサノン     20  lこれらを
均一になるまでよく混合溶解して乳剤を得る。
実施例4、 化合物番号29     50 重量部アルキル硫酸ソ
ーダ     2,51ポリオキシエチレンアルキル フェニールエーテル       2.51り  し 
 −45 これらを均一になるまでよく混和し、微粉砕して水和剤
を得る。
実施例5゜ 化合物番号25     10重量部 リグニンスルホン酸ナトリウム  11ベンFナイト 
      30 1 タ  ル  り                  
     59   1これらを均一になるまでよく混
和し、造粒して粒剤を得る。
実施例6゜ 化合物番号5      10重量部 ポリオキシエチレンアルキル フェニールエーテル         71アルキルア
リールスルホン酸 カルシウム           31キ  シ  し
  ン                60   1
シクロヘキサノン     20 1 これらを均一になるまでよく混合溶解して乳剤を得る。
実施例7゜ 化金物番号9       5 重量部リン酸イソプp
ビル      11 り  し  −                  
  94     1これらを均一になるまでよく混合
粉砕し粉剤を得る。
実施例& 化合物番号43      50  1アルキル硫酸ソ
ーダ     2.51ポリオキシエチレンアルキル フェニールエーテル       2.51り  し 
 −45l これらを均一になるまでよく混和し、微粉砕して水和剤
を得る。
実施例9゜ 化合物番号47     25 重量部アルキル硫酸ソ
ーダ     6 ポリビニルアルコール      41り  し  −
                     65  
    lこれらを均一になるまでよく混和し、微粉砕
して水和剤を得る。
実施例10゜ 化合物番号57     10重量部 リグニンスルホン酸ナトリウム  11ベントナイト 
       30 lタ  ル  り       
               59   1これらを
均一になるまでよく混和し、造粒して粒剤を得る。
実施例11゜ 化合物番号46      7重量部 アルキル硫酸ソーダ     71 ベントナイト        20 Iタ  ル  り
                      66 
  1これらを均一になるまでよく混和し、造粒して粒
剤を得る。
1 □h− 実施例12゜ 化合物番号53     10重量部 ポリオキシエチレンアルキル フェニールエーテル       71アルキルアリー
ルスルホン酸 カルシウム           3Iキシレン   
  60 1 シクロへキサノン     2o l これらを均一になるまでよく混合溶解して乳剤を得る。
実施例13゜ 化合物番号45     30重量部 ポリオキシエチレンアルキル フェニールエーテル      13 1アルキルベン
ゼンスルホン酸 カルシウム           7 。
ジメチルホルムアミド   25 1 キ  シ  し  ン               
 25   1これらを均一になるまでよく混合溶解し
て乳剤を得る。
実施例14゜ 化合物番@43     5重量部 リン酸イソブpピル     2I り  し  −                  
 93   1これらを均一になるまでよく混合粉砕し
粉剤を得る。
実施例15゜ 化合物番号44     3重量部 り  し  −                  
 97    rこれらを均一になるまでよく混合粉砕
し粉剤を得る。
実施例16゜ 化合物番号58     7重量部 タ  ル  り                  
  30   1り  し  −          
          63   1これらを均一になる
までよく混合粉砕し粉剤を得る。
出願人  中外製薬株式会社 500−

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)一般式 (式中R1は低級アルキル基を示し、R2は水素原子ま
    たは低級アルキル基を示し、R3s R4およびR5は
    それぞれ独立に水素原子、低級アルキル基またはハロゲ
    ン原子を示し、R6は水素原子または低級アルキル基を
    示す。但し、R3# R4e ”5およびR6は同時に
    水素原子でなく、またR5がハロゲン原子で特許S静僅
    m1 2)→石F1においてイソニコチン酸−2−アセ物 吟軒端赫栓周 4) 4檜獣1においてイソニコチン酸−2−(α−ヒ
    ドpキシプpビル)−4−メチルアニリド化合物 倚杵訃慎囲 5)→闇デ1においてイソニコチン酸−2−(α−ヒト
    pキシイソブチル)−4−メチルアニリド化合物 曲端←¥t、圓 6) 4輔;1においてイソニコチン酸−2−プローヒ
    トルキシプルビル) −5,6−シメチルアニリド化合
    物 g4’F&t4”II!B 8 ) 遥−シ1においてイソニコチン酸−2−(α−
    ヒドロキシエチル) −5,6−シメチルアニリドーヒ
    ドロキシイソプチル) −5,6−ジメチルアニリド化
    合物 作用も横置 10)→Mヂ1においてイソニコチン酸−2−(α−と
    ドロキシエチル)−5−クロル−6−メチルアニリド化
    合物 竹許慢慣m1 11)−44−a−I−FF1においてイソニコチン酸
    −2−プロピオニル−4,5−ジメチルアニリド化合物
    々冑均令檀膳 12 ) 尋耐テ1においてイソニコチン酸−2−(α
    −ヒドロキシプロピル) −4,5−ジメチルアニリド
    化合物 竹m静の値開 13 ) 毒石テ1においてイソニコチン酸−2−(α
    −ヒドロキシプロピル)−5−メチルアニリド化合物 七酌41本ハ杵囲 14)−@4−a−FIP1においてイソニコチン酸−
    2−(α−ヒドロキシエチル)−5−メチルアニリド化
    合物 15)一般式 (式中Yはハロゲン原子を示す。)で表わされるイソニ
    コチン酸ハライド誘導体と一般式(式中R1は低級アル
    キル基を示し、R2は水素原子または低級アルキル基を
    示し、R3a R4およびR5はそれぞれに独立に水素
    原子、低級アルキル基またはハロゲン原子を示し、R6
    は水素原子または低級アルキル基を示す。但し、R3r
     R4* R5およびTL6は同時に水素原子でなく、
    またR5が)10ゲン原子るアニリン誘導体を反応せし
    めることを特徴とす(式中”1 、R2、”3 + R
    4* R5+R6および人は前記と同一の意味を示す。 )で表わされるイソニコチン酸アニリド誘導体の製造法
    。 (式中R1は低級アルキル基を示し、R2は水素原子ま
    たは低級アルキル基を示し、R3+R4およびR5はそ
    れぞれ独立に、水素原子、低級アルキル基またはハロゲ
    ン原子を示し、R6は水素原子または低級アルキル基を
    示す。但し、R3、R4r ”5およびR6は同時に水
    素原子でなく、またR5が)・ロゲン原子でR3、R4
    およびR,aが水素原子である場合を除く。)で表わさ
    れるイソニコチン酸誘導体を還元することを特徴とする
    一般式 (式中R1* R2* R3+ R4* R5およびR
    6は前記と同一の意味を示す。)で表わされるイソニコ
    チン酸アニリド誘導体の製造法。 (式中R1は低級アルキル基を示し、R2は水素原子ま
    たは低級アルキル基を示し、R3+ R4およびR5は
    それぞれ独立に、水素原子、低級アルキル基またはハロ
    ゲン原子を示し、TL6は水素原子または低級アルキル
    基を示す。但し、R3+ R4* R5およびR6は同
    時に水素原子でなく、またR5がハロゲン原子るイソニ
    コチン酸アニリド誘導体の1種または2種以上を有効成
    分として含有することを特徴とする
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JP2007520505A (ja) * 2004-02-06 2007-07-26 バイエル・クロツプサイエンス・アクチエンゲゼルシヤフト 植物保護及び資材の保護のための殺菌活性成分としての、n−(2−(ヒドロキシメチル)フェニル)−1h−ピラゾール−4−カルボキサミド誘導体及び関連化合物

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