JPS59120097A - 7−ケト−3α−ヒドロキシコラン酸の製造法 - Google Patents

7−ケト−3α−ヒドロキシコラン酸の製造法

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JPS59120097A
JPS59120097A JP22748682A JP22748682A JPS59120097A JP S59120097 A JPS59120097 A JP S59120097A JP 22748682 A JP22748682 A JP 22748682A JP 22748682 A JP22748682 A JP 22748682A JP S59120097 A JPS59120097 A JP S59120097A
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acid
keto
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3alpha
hydroxycholanic
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菅井 浩令
Noboru Ishikawa
登 石川
Satoshi Tsuzuki
敏 続木
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明 中山
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  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はケノデオキシコール酸(正しくは3α、7α−
ジヒドロキシ−5β−コランM)(CDC)から利胆剤
ウルソデオキシコール酸(UDC)の合成原料として有
用な製造中間体である7−ケドー 3 oニーヒドロキ
シ−5β−フラン酸(以下、本明細書において7−ケト
コール酸又は7−ケト体と略称することがある)を微生
物を用いて製造する方法に関する。
従来、ケノデオキシコール酸を原料としてUDCを合成
する方法として、ケノデオキシコール酸の7位のα−ヒ
ドロキシル基をβ−ヒドロキシル基とするために、ケノ
デオキシコール酸を選択的に酸化して7−ケト体とした
後水素化する方法などが知られている。しかしながら、
これらの方法は当然の事乍ら各反応段階において反応性
や選択性の問題があり、収率や得られる製品の純度など
の点で必ずしも満足出来るものではなかった。
本発明者等はかかる現状に鑑み、ケノデオキシコール酸
からその7−ケト体を微生物を用いて製造する方法の可
能性について鋭意研究を進めた結果、シュードモナス属
に属する微生物が7一ケト体生産能を有することを見出
し本発明をするに至った。
即ち、本発明に従えば、シュウトモナス属に属する7−
ケドー3α−ヒドロキシコラン酸生産能を有する微生物
をケノデオキシコール酸を含む栄養培地で培養して培養
物中に7−ケドー3α−ヒドロキシコラン酸を生成せし
め、これを採取することから成る7−ケドー3α−ヒド
ロキシコラン酸の製造法が提供される。
本発明者等は神奈用県綾瀬市内の土壌よりケノデオキシ
コール酸を含む培地で7−ケト体を生産する能力を有す
る菌を分離することに成功し、この菌株をシュウトモナ
ス(Pseudomonas ) S D −102と
命名し、昭和57年12月17日工業技術院微生物工業
技術研究所に寄託(微工研菌寄第6842号)した。
土壌中よりの菌の分離は次の方法によった。
土壌を1%のケノデオキシコール酸ナトリウムを含む肉
汁液体培地に少量懸濁し、35°C148時間集積培養
を行ない、得られた培養液の1白金耳量を1%のケノデ
オキシコール酸ナトリウムを含む肉汁寒天平板培地に画
線培養し、菌株を純粋分離した。これらの菌株を、各々
1%のケノデオキシコール酸ナトリウムを含む肉汁液体
培地で8〜72時間培養し、その培養液中の7−ケト体
の定量を行ない、7−ケト体の変換能の高い菌株を得た
この菌の菌学的性質は以下の通りであり、これらの試験
及び分類方法ばバージエイズ・マニュアル・オブ・ディ
ターミネイティブ・ハタテリオロジー第7版及び第8版
に準拠し、既知の菌株の菌学的性質との対比からシュウ
トモナス属に属する菌株であると同定した。更にこの菌
の菌学的性質を既知の菌株の中で最も近似するシュウト
モナス・ストソツエリ (Pseudomonas 5
tutzeri)  I AM12097の菌学的性質
と比較すると次表の通りである。この表に示した菌学的
性質に基づき、シュウトモナス5D−102の菌株は、
その形態、ダラム染色、培養所見及び生理学的性質など
から、バージエイズ・マニュアル・オブ・ディターミネ
イティブ・バタテリオロジー第7版及び第8版に基づき
、シュウトモナス・ス1〜ソツェリに近縁の菌株である
と同定された。しかしながら、シュウトモナス・ストソ
ツェリIAM12097とシュウトモナス5D−102
とは、コール酸の資化性、デンプンの加水分解性、OF
テスト並びに糖類の酸化性の点で相違するので新菌株で
あると断定した。
ダラム染色:陰 性 形  態:桿菌 大 き さ:0.75〜0.80 X 1.25〜2.
00μm 多形性:なし 運動性:あり 鞭  毛:単鞭毛 (極鞭毛と思われる) 胞  子:な し 集合形態 :単一で存在。
2、培養所見 肉汁寒天平板:3日間の培養で3 m+n径程のコロニ
ー。白色はぼ円 形。平坦で湿っており光 沢あり。周縁は波状。
肉汁寒天斜面:白色で湿り気が多い。
肉汁液体  :うすく白濁。白色の沈渣。
肉汁ゼラチン穿刺:表面でよく生育。
液化しない。
BCPミルク:アルカリ性。ミルクは 変化なし。
3、生理学的性質 硝酸塩の還元;+ 脱窒反応  :+ MRテスト ニー VPテスト ニー インドールの生成ニー 硫化水素の生成(クリグラ−培地):±デンプンの加水
分解ニー クエン酸の利用(コーザー培地):+ 〃  (グリステンXセン培地)二十 硝酸(Nべ)の利用:+ アンモニア(NH4)の利用:+ 色素の生成ニー ウレアーセニー オキシダーゼニ+ カタラーゼ:+ 生育の範囲(pH)   :5〜11 (温度)=10℃〜40°C 酸素に対する態度:好気的 OFテストニー コール酸の資化能:+ グリセリン    −− L−アラビノース  ±   − D−キシロース   ±   − リボース      ±   − D−グルコース   −   − D−マンノース   −− D−フラクトース  −− D−ガラクトース  −− マルトース     −   − シュクロース    ±   − ラクトース     −   − トレハロース    −   − セロビオース    −− 糖   顕       酸   ガ スD−ソルビト
ール  −− D−マニトール   −   − イノシトール    −− ラフィノース    −   − スターチ      −   − ダラム染色:陰 性 形    態:桿 菌 人 さ さ:0.5〜1. OX 1. O〜1.8μ
m多形性:なし 運動性:あり 鞭   毛:単極鞭毛 胞  子:な し 集合形態 二車−で存在。
2、培養所見 肉汁寒天平板:48時間で4M+11程のコロニーにな
る。白色で中心 部は微褐色。平坦な円形 で波状の周縁。光沢あり 湿潤。
肉汁寒天斜面:白色。
肉汁液体  :うす(白濁。白色の沈渣肉汁ゼラチン穿
刺;糸状に生育、ゼラチンを液化せず。
BCPミルク:アルカリ性。ミルクは 変化なし。
3、生理学的性質 硝酸塩の還元2+ 脱窒反応  2+ MRテスト ニー vPテスト −一 インドールの生成ニー 硫化水素の生成(クリグラ−培地)ニーデンプンの加水
分解:+ クエン酸の利用(コーザー培地);+ 〃  (クリステンセン培地)二十 硝酸(N−)の利用:+ アンモニア(N)卯の利用:+ 色素の生成ニー ウレアーゼニー オキシダーゼ:+ カタラーセ:+ 生育の範囲(pH)   :6〜10 (aL度)二10℃〜40℃ 酸素に対する態度:好気的 OFテスト:0 コール酸の資化能ニー グリセリン    十   − L−アラビノース  −   − D−キシロース   +   − リボース      ± D−グルコース   十   − D−マンノース   −   − D−フラクトース  ±   − D−ガラクトース  ± 糖類なと   酸 化 ガ ス マルトース     −   − シュクロース    −− ラクトース     −− トレハロース    −   − セロビオース    −− D−ソルビトール  −   − D−マニトール   ±   − イノシトール    −− ラフィノース    −   − スクーチ      十   一 本発明方法に従えば、シュウトモナス属に属する7−ケ
ドー3α−ヒドロキシコラン酸生産能を有する微生物を
ケノデオキシコール酸を含む栄養培地で培養することに
より7−ケドー3α−ヒドロキシコラン酸を生成せしめ
る。栄養培地中のケノデオキシコール酸濃度には特に限
定はないが、目的7−ケト体の収量、培養条件及び経済
的観点から一般には5〜500 g/β、好ましくは4
0〜300 g/βの濃度とする。
本発明方法において使用することのできる培地としては
、前記微生物が培養により増殖し得るものであれば任意
のものでよく、例えば、炭素源としては、ケノデオキシ
コール酸塩、グルコース、フラクトース、マンノース、
マルトース、シュクロース、エチルアルコール、グリセ
リン、酢酸すど、窒素源としては、ペプトン、肉エキス
、酵母エキス、コーンステイープリカー等の有機窒素、
硫酸アンモニウム、塩化アンモニウム、硝酸ナトリウム
等の無機窒素が用いられる。また、このほかにリン酸2
水素カリウム、リン酸水素2カリウム、硫酸第一鉄、硫
酸マンガンなどの無機塩が添加される。
本発明方法における培養は好気的条件下に、例えば通気
攪拌や往復振盪方法によって培養することができる。培
養条件は、特に限定はないが、一般的に言えば、温度2
5〜40°c、pH6,0〜9.0及び20〜96時間
程度の条件で実施する。
培養液又は培養物からの目的の7−ケト体の採取方法は
慣用方法に従って行うことができる。例えば、培養液を
遠心分離し、上清を希塩酸で酸性にしたのち、酢酸エチ
ルで抽出する。溶媒を留去して生成物を集め、メチルア
ルコールに熔解後加熱還流してメチルエステル化し、冷
却して結晶化、再結晶化して精製し、これを加水分解し
て目的物を得る。
以下に本発明の詳細な説明するが、本発明の範囲をこれ
らの実施例に限定するものでないことはいうまでもない
実施例1 シュウトモナス5D−102を下記の方法で培養した。
ケノデオキシコール酸10g、水酸化ナトリウム1.2
g、酵母エキス1g、硫酸マグネシウム・7水和物0.
5g、リン酸水素2カリウム5g、リン酸2水素カリウ
ム2g及び硝酸アンモニウム4gに水1000 m (
lを加え、培地とした。この培地31を5βジヤーフア
ーメンクーに入れ、121°Cで60分間上記殺菌を行
なった。
あらかじめ500m1坂ロフラスコに上記培地と同一組
成の培地100m1を入れて30℃で2日間振盪培養し
て増殖させた培養液200 m lを無菌的に遠心分離
して得たシュウトモナス5D−102菌体を上記ジャー
ファーメンタ−に接種し、400 rpm、30℃及び
通気量0.5β/minの培養条件下で5日間培養した
。このようにして得た培養液1βを遠心分離し、菌体を
沈澱させ、上清を得た。この上清に希塩酸(1: 1)
を加えて塩酸酸性としケノデオキシコール酸の酸化生成
物及びケノデオキシコール酸の固形物を析出させ、濾集
した。
濾液を酢酸エチル300m6で3回抽出し、酢酸エチル
抽出液を合せ、40°C以下で減圧濃縮した。得られた
固形物と先に濾集した固形物との合計量は10.17 
gであった。
この固形物の一部をとり、1%酢酸溶液としKiese
ge160 Fを用いて薄層クロマトグラフィーを行な
い生じたスポ゛ソトを標品3−ヒドロキシ−7−ケドー
5β−コラン酸及びケノデオキシコール酸のスポットと
比較したところ、同一の位置に同色の発色を示した。ま
た、3−ヒドロキシ−7−ケドー5β−コラン酸の部分
に相当する化合物を分取し、この化合物を下記の方法で
3α−ヒドロキシ′−7−ケトー5β−フラン酸と同定
した。
(イ)薄層クロマトグラフィーによる同定(A)1%酢
酢酸液液3plKiesege16 OFにスポットし
、風乾後ヘンゼン:ジオキサン:酢酸(75:20:2
)の組成の展開溶剤を用いてlQcm展開した。乾燥後
、5%硫酸水/8液を噴霧し、120℃で10分間加熱
したところ、標品3α−ヒドロキシ−7−ケドー5β−
コラン酸と同一位置に、同色のスポットがみられた。
(B)展開溶媒としてイソオクタン:酢酸エチル:酢酸
(10: 10 : 2)を用い(A)と同様に展開、
発色させたところ、標品3α−ヒドロキシ−7−ケドー
5β−コラン酸と同一位置に同色のスポットがみられた
(ロ)液体クロマトグラフィーによる同定ショーデ・ノ
クス0DS−F411カラム(昭和電工@製)を備えた
高速液体クロマトグラフィーに、上記抽出液を15μβ
注入し、移動相としてメタノール/ H2O/ H3P
 04(75/ 2510.02M重量比)の混合液を
流速l m lI / minで流し、検出をR1で行
なった。
得られた結果を標品3α−ヒドロキシ−7−ケドー5β
−コラン酸と比較したところ、同一のリテンションタイ
ムを示した。また、1%酢酸溶液に標品3α−ヒドロキ
シ−7−ケドー5β−コラン酸7c、0.5%となる様
に加えて熔解させ、前記と同様にして高速液体クロマト
グラフィーに注入し展開させたところ、標品3α−ヒド
ロキシ−7−ケドー5β−コラン酸が示すリテンション
タイムの位置に一つのピークが得られた。
液体クロマトグラムの面積比から得られた3α−ヒドロ
キシ−7−ケドー5β−コラン酸及びケノデオキシコー
ル酸の相対比を等比したところ以下の通りであった。
以下余白 面積百分率(%) 3α−ヒドロキシ−7−ケトー 5β−フラン酸            30.5ケノ
デオキシコール酸         69,5その他の
ケノデオキシコール酸の酸化   0生底物の合計 実施例2 シュウトモナス5D−102を下記の方法で培養した。
ケノデオキシコール酸Log、水酸化ナトリウム1.2
g、ペプトン5g、酵母エキス5g、硫酸マグネシウム
・7水和物0.5g、リン酸水素2カリウム5g及びリ
ン酸2水素カリウム2gに、水1000m+2を加えて
、これを培地とした。この培地IQmj!を24龍φ試
験管に分注し、121°Cで15分間蒸気殺菌を行なっ
た。
あらかじめ、ケノデオキシコール酸5g、水酸化ナトリ
ウム0.6g、ペプトン5g、酵母エキス5g及び寒天
15gに水1000mβを加え、121℃で15分間蒸
気殺菌を行ない、無菌的に準備した平板培地上に生育さ
せたシュウトモナス31)−102菌を、上記の24y
amψ・試験管中の培地に1白金耳接種し、30°Cで
3日間振盪培養を行なった。培養後、得られた培養液を
遠心分離機にかけ、菌体を沈澱させ、上清と分離した。
上清に希塩酸を加えることにより白色沈澱として析出し
たケノデオキシコール酸の酸化生成物及びケノデオキシ
コール酸を酢酸エチルlQm/で抽出した。この抽出液
をそのまま実施例1に述べた薄層クロマトグラフィー及
び液体クロマトグラフィーと、同様の方法で分析したと
ころ、結果は以下の通りであった。
以下余白 高速液体 薄層クロマト クロマト 3α−ヒドロキシ−7− ケドー5β−コラン酸     + +    23.
4ケノデオキシコール酸     + +    41
.3その他のケノデオキシコール酸 の酸化生成物         + +    35.
3特許出願人 昭和電工株式会社 特許出願代理人 弁理士 青 木   朗 弁理士西舘和之 弁理士 石 1)  敬 弁理士 山 口 昭 之

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、シュウトモナス属に属する7−ケト−3αヒドロキ
    シコラン酸生産能を有する微生物をケノデオキシコール
    酸を含む栄養培地で培養して培養物中に7−ケドー3α
    −ヒドロキシコラン酸を生成せしめ、これを採取するこ
    とを特徴とする7−ケドー3α−ヒドロキシコラン酸の
    製造法。
JP22748682A 1982-12-28 1982-12-28 7−ケト−3α−ヒドロキシコラン酸の製造法 Granted JPS59120097A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107980060A (zh) * 2017-01-09 2018-05-01 深圳市邦泰绿色生物合成研究院 一种3α-羟基-7氧代-5β-胆烷酸的制备方法及其制备用酶2

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107980060A (zh) * 2017-01-09 2018-05-01 深圳市邦泰绿色生物合成研究院 一种3α-羟基-7氧代-5β-胆烷酸的制备方法及其制备用酶2
WO2018126467A1 (zh) * 2017-01-09 2018-07-12 深圳市邦泰绿色生物合成研究院 一种3α-羟基-7氧代-5β-胆烷酸的制备方法及其制备用酶2

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