JPS591167B2 - ボイドスラブ製造方法 - Google Patents

ボイドスラブ製造方法

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Publication number
JPS591167B2
JPS591167B2 JP54048688A JP4868879A JPS591167B2 JP S591167 B2 JPS591167 B2 JP S591167B2 JP 54048688 A JP54048688 A JP 54048688A JP 4868879 A JP4868879 A JP 4868879A JP S591167 B2 JPS591167 B2 JP S591167B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
void
pipe
concrete
forming tool
cylindrical body
Prior art date
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Expired
Application number
JP54048688A
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English (en)
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JPS55139204A (en
Inventor
節雄 岩田
正克 松石
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Hitachi Zosen Corp
Original Assignee
Hitachi Zosen Corp
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Publication date
Application filed by Hitachi Zosen Corp filed Critical Hitachi Zosen Corp
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Publication of JPS55139204A publication Critical patent/JPS55139204A/ja
Publication of JPS591167B2 publication Critical patent/JPS591167B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はボイドスラブ製造方法に関する。
住宅構築用などのコンクリートプレキャストスラブを製
作するに際し、それほど応力の発生し々い部分をボイド
〔空間〕にすれば、スラブ本体を軽量にすることができ
ると共に、コンクリート使用量の削減を図ることができ
る。
従来、このボイドを形成する方法としては下記に示t(
1)〜(3)の方法が知られている。
(1) 中空円筒の紙製パイプをコンクリート内部に
埋殺す方法。
(2)発泡スチロール樹脂をコンクリート内部に埋殺す
方法。
(3) コンクリート内部に埋込んだパイプを、コン
クリート打設後しばらくして引抜く方法。
以記三つの方法の内、(3)のパイプ引抜き方法は引抜
き用パイプを用意しておけば何度でも繰返してその引抜
き用パイプが使用できるため、(1) 、 (2)のよ
うにボイド形成用具を埋殺す方法に比べて安価に実施す
ることができ、従来では最も好ましい製造方法とされて
いる。
しかしながら前記ボイド形成用パイプの引抜き作業は第
1図に示すように、プレキャストスラブ1に埋込んだボ
イド形成用パイプ2の一端にワイヤーロープ3の一端を
連結し、該ワイヤーロープ3をシーブ4を介して他端を
クレーン5等に連結して引抜くか、あるいは前記ワイヤ
ーロープ3を人力によって引張って引抜いている。
しかし該引抜き作業は次のような(a) −J、■の数
々の問題点を有する。
(a) 半硬化状態のコンクリートから前記パイプを
引抜く場合であっても、ペーストの粘着力のため容易に
引抜くことができない。
(b) 前記パイプの引出口に横引力が作用しクラッ
クが発生し易く、これを防止するためには特別のガイド
を更に増設する必要がある。
(c)引抜き後のパイプの外表面にはペーストが耐着し
ているため、それをすぐに洗浄しないと硬化耐着して取
れなくなり、パイプ再使用ができなくなる。
(a) コンクリート打設後、コンクリートの硬化状
態を常に監視していなげればならず、製造枚数の多い場
合にはコントロールが難しい。
なお前記問題点(a)を解消する手段として、型枠をコ
ンクリート面から引剥がす場合などに用いられる離型材
を用いることが考えられるが、この場合のように粘着性
をもつコンクリートペースト中でパイプを引抜く時には
、パイプ表面の粗度およびパイプの曲が砂が問題となる
ため、その効果は薄い。
そこで本発明は上記問題点を回避するだめに成されたも
のであって、作業性が良好であると共に、ボイド形成用
具の再使用が可能な経済的なボイドスラブ製造方法を提
供するものである。
本発明は可撓性シートから成る筒状体を有底のボイドパ
イプに被せ、筒状体の両端部がそれぞれボイドパイプ外
側面に固着されると共にボイドパイプ底部に空気弁を配
設しだボイド形成用具を用意し、ボイド形成用具の一端
であるボイドパイプ底部が型枠内部に位置しかつ他端が
型枠外部に位置するよう位置決め臥ボイドパイプ外側面
と前記筒状体との間に流体を注入して筒状体を拡開させ
てから型枠内部にコンクリートを打設し、コンクリート
硬化後前記流体を抜き、その後ボイド形成用具引抜きに
連動して開かれる空気弁を介して、ボイド形成用具引抜
きに伴って該ボイド形成用具底部と打設コンクリートの
間に形成されるボイドをボイドパイプ内部に連通させる
ことを特徴とするものであって、以下本発明によるボイ
ドスラブ製造方法を一実施例に基づいて説明する。
第2図はコンクリート打設状態のボイドスラブ縦断面図
を示し、6はボイドスラブの型枠で、所定個所にボイド
形成用具挿入用孔6aが穿設されている。
7はボイド形成用具で、有底のボイドパイプ8と、ボイ
ドパイプ8に被された筒状体9と、筒状体9の両端部を
ボイドパイプ8の外側面に固着する環状の押え金具10
a、10bと、ボイドパイプ8の底部8aに配設された
空気弁11と、ボイドパイプ8外側面と筒状体9内壁と
で形成される空間9a内への流体の流入、流出可能に配
設された注入バルブ12、開放バルブ13とから連成さ
れる。
14はボイドスラブ内に埋殺されるスペーサで、ボイド
形成用具7の底部8a側を支持する。
第2図において12a、13aはそれぞれボイドパイプ
8壁面に穿設された注入口と開放口である。
なお前記筒状体9はコンクIJ −) 15が耐着しに
クイ、例エハヒニール、テフロン、シリコンゴム等の可
撓性シートから作ると共に、可撓性シートはその特質上
延性が高いので余分な変形を防止するために、第3図に
示すように内部に伸縮性の低い線維9bが入れられてい
る。
空気弁11は第4図に示すように中空パイプ11aの一
端に、突起11bを有する蓋11cがヒンジ11dによ
って結合されており、ボイドパイプ8の引抜き前におい
て、蓋11cは中空パイプ11aの前記一端を閉鎖する
状態にセットされている。
コンクリート15の打設は次のようにして行う。
先ずボイド形成用具7を型枠6の前記挿入用孔6aから
底部8a側を型枠8内部に所定量挿入し、押え金具10
aを介しサポータ14によって、ボイド形成用具7の底
部側一端を支持する。
この状態で注入バルブ12および開放バルブ13を開い
て、開放バルブ13がら空気を逃がしながら注水し、注
水完了後に開放バルブ13、注入バルブ12の順にバル
ブを閉じて筒状体9を拡張させた状態に保持し、その後
コンクリート15を打設する。
第5図はボイド形成用具7の引抜き過程を示す。
コンクリート硬化後、まず注入バルブ12および開放バ
ルブ13を開き、前記空間9a内の水を抜き、拡張状態
にあった筒状体9を元の状態にもどしてから、型枠6外
部に位置するボイドパイプ8一端にシャックル等を介し
てワイヤーロープに連結し、矢印入方向へ引抜く。
この引抜き時において型枠6内部に位置するボイド形成
用具7の径は、筒状体9の復元によって、コンクリート
打設時点よりも小さくなっているため、はとんど引抜き
力を要しないものである。
なおコンクリート15が硬化すると空気弁11の突起1
1bが、固化状態のコンクリート15に引掛かるため、
該引抜きに連動して空気弁11の蓋11cが開き、ボイ
ドパイプ底部8aを介してボイドパイプ内部通路8bと
引抜きに伴って形成されるボイド16とが連通されるだ
め、ボイド16部分が負圧になることがなく、更に楽に
引抜き作業を行える。
またボイド形成用具7の引抜き時において、ボイドパイ
プ8と形成されたボイド16との間には筒状体9が拡張
していた分だけ隙間が既に出来ているため、コンクリー
トにクラックが発生することを回避できる。
このように引抜き作業をコンクリート硬化後に行うこと
ができるため、ペーストが筒状体9外面に耐着せず、引
抜き後は洗浄作業を行う必要がなく、空気弁11を閉め
るだけで、直ちに次回の製造作業に再使用することがで
きるものである。
上記実施例において筒状体9とボイドパイプ8外側面と
で形成される空間9a内には、流体として液体を注入す
るようにしたが、空気等の気体を用いて筒状体9を拡張
させることもできる。
またボイドパイプ8の内壁面には注入口12aと開放口
13aの二つの孔部を穿設したが、第6図に示すように
一つの孔部17aを穿設し、注入開放を1つのパルプ1
7によって兼用した構造とすることもできる。
以上説明のように本発明のボイドスラブ製造方法による
と、次のような効果が得られる。
0 ボイド形成用具の引抜きはコンクリート硬化後に行
うだめ、耐着するペーストもなく、表面を常にきれいに
保つことができ、従来必要であるボイド形成用具の洗浄
工程を省くことができる。
0 コンクリート硬化後に引抜き作業を行うため、たび
たび硬化状態のチェックを行う必要がなく、ボイドスラ
ブ量産にも適する。
0 引抜きに連動してボイドパイプ内部通路と引抜きに
伴って形成されるボイドとを連通させるため、ボイド部
分が負圧になることを防止でき、引抜き作業をよシスム
ーズに行える。
0 わずかな引抜き力で済むため作業性がよい。
0 引抜き作業時において、ボイド形成用具とコンクリ
ートとの間には隙間がある状態で作業を行うことができ
るため、コンクリートクラックが発生しない。
このように本発明の製造方法は従来の問題点を尽く回避
することができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のボイド形成用具引抜き状況説明図、第2
図〜第6図は本発明の実施例を示し、第2図はボイド形
成用具引抜き前の型枠縦断面図、第3図、第4図は第2
図の要部構成図、第5図はボイド形成用具引抜き過程説
明図、第6図はボイド形成用具の他の実施例の外観斜視
図である。 6・・・型枠、1・・・ボイド形成用具、8・・・ボイ
ドパイプ、9・・・筒状体、10a、10b・・・押え
金具、11・・・空気弁、14・・・スペーサ、15・
・・コンクリート。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 可撓性シートから成る筒状体を有底のボイドパイプ
    に被せ、筒状体の両端部がそれぞれボイドパイプ外側面
    に固着されると共にボイドパイプ底部に空気弁を配設し
    たボイド形成用具を用意し、ボイド形成用具の一端であ
    るボイドパイプ底部が型枠内部に位置しかつ他端が型枠
    外部に位置するよう位置決めし、ボイドパイプ外側面と
    前記筒状体との間に流体を注入して筒状体を拡張させて
    から型枠内部にコンクリートを打設し、コンクリート硬
    化後前配流体を抜き、その後ボイド形成用具引抜きに連
    動して開かれる空気弁を介して゛ボイド形成用具引抜き
    に伴って該ボイド形成用具底部と打設コンクリートの間
    に形成されるボイドをボイドパイプ内部に連通させるこ
    とを特徴とするボイドスラブ製造方法。
JP54048688A 1979-04-19 1979-04-19 ボイドスラブ製造方法 Expired JPS591167B2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP54048688A JPS591167B2 (ja) 1979-04-19 1979-04-19 ボイドスラブ製造方法

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JP54048688A JPS591167B2 (ja) 1979-04-19 1979-04-19 ボイドスラブ製造方法

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JPS55139204A JPS55139204A (en) 1980-10-30
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4948452A (ja) * 1972-09-11 1974-05-10
JPS5226762A (en) * 1975-08-22 1977-02-28 Ugine Kuhlmann Oxidizing purification method of water

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4948452A (ja) * 1972-09-11 1974-05-10
JPS5226762A (en) * 1975-08-22 1977-02-28 Ugine Kuhlmann Oxidizing purification method of water

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JPS55139204A (en) 1980-10-30

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