JPS5911594Y2 - 回転窓下枠のバツフルプレ−ト取付構造 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、回転窓下枠のバツフルプレート装置に関す
るもので、排水用としての孔、又は外気圧導入孔に取り
付けることを目的としたバッツルプレート材である。

従来型の回転窓千枠のバツフルプレート装置においては
、例えば、第１図（正面図）、第２図（側面図）で示さ
れるように、回転窓の障子１と、その枠体２は、通常は
内外二重のタイト材で水密タイトされ、外側タイト材よ
り、万一、水の侵入があっても、枠体に形戊した空間２
ａに水が流れ、内側タイト材に水が当らないようになっ
ており、これで水蜜をはかつている。

しかしながら、枠体２には、排水の機能を果す切欠き４
が施こされている。

また、上記の切欠き４をある程度大きくとり、障子１、
枠体２及び外側タイト材６と内側タイト材７で囲まれる
空間に外気圧を積極的に導入し、外側タイト材６におけ
る内外気圧を等圧とし、該外側タイト材からこの空間へ
の内外圧力差による浸水を防ぐことも行われる。

これらの場合、排水孔４の切欠きからエネルギーを伴っ
た雨滴が、内側タイト材７に達して室内へ内側タイト材
より浸水する心配があり、この位置にバツフルプレート
５を取り付けていた。

すなわち、従来型は第２図に示すように、バツフルプレ
ート５は、その下側面を、符号９で示す個所で接着して
いた。

なお、３はパッキン部分である。

このように、接着剤を使って接着していた従来型と異り
、この考案においては、これらの欠点を解消すると共に
、作動時間の短縮をもねらったものである。

以下、この考のカーテンウオールに応用した場合の実施
例を図面（第３図〜第５図）及びサッシ枠に利用した図
面（第６図）に基いて説明する。

いずれも、バツフルプレート５は、室外端５ａ、室内端
５ｂを下枠２の空間部２ａ内に係止させ、障子１の回転
軸１０のベース１０ ａの取付面２ｂの間には若干の間
隙を保持して排水孔又は排水孔を兼ねる外気導入口４を
覆うように嵌着係止させられている。

（１）第３図の場合においては、バツフルプレート５の
室内端５ｂを下枠の空間内の所定端に納め、然る後に、
矢印方向へバツフルプレートを押え、室外端５ａを所定
端に嵌着させてセットする。

完全にセットさせた状態は、概略第４図に示すようにな
る。

（２）第５図は別の実施例で図中に第４図と同一符号を
付け説明は省略する。

上記のような本案構或においては、バツフルプレート５
部において枠体との間に第５図２点鎖線で示した通りの
排水又は空気の通路が確保され、これにより枠体の空間
部全体への外気圧導入も確実で従来型の性能をそこなう
ようなことはない。

第６図はサッシ枠に利用した例であって、バツフルプレ
ート５は概ね下向きコ字形であってその上部には弾性を
有する保合部５Ｃが突出し、枠体２に形或される保合突
起２Ｃに係合される。

取付手順は回転軸１０ ａのない位置でバッフルプレー
ト５を枠体に係合させ、切欠き４のある位置まで長手方
向（図面に垂直方向）に移動させバッフルプレート５を
セットする。

この例では切欠き４は空間部２ａの底部を形或する枠体
２に形威され、また、バツフルプレート５は取付面２ｂ
から外れた位置に取付けられる。

この考案においては、接着剤を必要とした従来型と異り
、バツフルプレート５が、殆ど、ワンタツチで嵌着なら
びに嵌脱させることができ、操作が極めて簡単で、さら
に、回転軸のベースが邪魔にならないためベースとバツ
フルプレートの位置が重なっても差支えない等の顕著な
効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は正面図、第２図は従来型の側面図、第３図〜第
５図は、この考案の嵌着状態の側面図、第６図は同上他
の実施例の側面図である。 １・・・・・・障子、３・・・・・・パッキン部分、２
・・・・・・枠体、４・・・・・・切欠き、５・・・・
・・バツフルプレート、６・・・・・・外側タイト材、
７・・・・・・内側タイト材、８・・・・・・排水溝、
９・・・・・・ベース下側面、５ａ・・・・・・室外端
、５ｂ・・・・・・室内端。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 回転窓下枠の排水孔、または排水孔を兼ねる外気圧導入
   孔に取付けられるバツフルプレートを枠体に保合固定さ
   せると共に、バツフルプレートは保合固定された状態で
   障子の回転軸の取付ベースとは間隙を有していることを
   特徴とする回転窓下枠のバッツルプレート取付構造。