JPS5911353A - 耐熱性、耐衝撃性樹脂組成物 - Google Patents
耐熱性、耐衝撃性樹脂組成物Info
- Publication number
- JPS5911353A JPS5911353A JP12093682A JP12093682A JPS5911353A JP S5911353 A JPS5911353 A JP S5911353A JP 12093682 A JP12093682 A JP 12093682A JP 12093682 A JP12093682 A JP 12093682A JP S5911353 A JPS5911353 A JP S5911353A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin
- weight
- parts
- rubber
- reinforcing filler
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、自動車バンパー等に好適な成形用樹脂組成物
に関するものであシ、さらに詳しくは、ポリエステル系
樹脂を主体とする耐熱性、耐衝撃性に優れた強化樹脂組
成物に関するものである。
に関するものであシ、さらに詳しくは、ポリエステル系
樹脂を主体とする耐熱性、耐衝撃性に優れた強化樹脂組
成物に関するものである。
近年、バンパーの樹脂化が進み、ウレタン、ポリプロピ
レン、ポリカーボネイトのバンパーが採用され始めてい
る。これらの樹脂バンパーは耐熱性が低く、比較的軟質
のため、自動車ボディに用いられる一般の高温焼付塗料
は使用できず、ボディと同一色の塗装ができない。しか
も低温焼付塗料のため傷が付き易く、補修しがたい問題
があったシ、塗膜が堅く仕上がると樹脂の変形に塗膜が
追従できずワレ、剥離等が発生する等の問題も含んでい
る。
レン、ポリカーボネイトのバンパーが採用され始めてい
る。これらの樹脂バンパーは耐熱性が低く、比較的軟質
のため、自動車ボディに用いられる一般の高温焼付塗料
は使用できず、ボディと同一色の塗装ができない。しか
も低温焼付塗料のため傷が付き易く、補修しがたい問題
があったシ、塗膜が堅く仕上がると樹脂の変形に塗膜が
追従できずワレ、剥離等が発生する等の問題も含んでい
る。
また樹脂自体、剛性が低いため、バンパーとして要求さ
れる性能を維持するため、鋼板で補強して用いられてお
シ、樹脂はその鋼板にかぶさっている程度のものである
。
れる性能を維持するため、鋼板で補強して用いられてお
シ、樹脂はその鋼板にかぶさっている程度のものである
。
とのような状況の中で、バンパー材料に対する要求とし
ては、単に軽量化だけでなくボディと同一の塗装ができ
、傷の付きにくい材料、さらには補強材の簡素化可能な
材料が望まれているが、これを満足する材料はないのが
現状である。
ては、単に軽量化だけでなくボディと同一の塗装ができ
、傷の付きにくい材料、さらには補強材の簡素化可能な
材料が望まれているが、これを満足する材料はないのが
現状である。
本発明者はかかる現状に鑑み、ボテ゛イと同一塗料を用
いて140〜160℃の焼付塗装に酎える耐熱性と塗装
性を有し、かつバンパーに要求される高い耐衝撃性を付
与した樹脂組成物を得るべく鋭意検討の結果、本発明に
到達した。
いて140〜160℃の焼付塗装に酎える耐熱性と塗装
性を有し、かつバンパーに要求される高い耐衝撃性を付
与した樹脂組成物を得るべく鋭意検討の結果、本発明に
到達した。
即ち、本発明の要旨とするところは熱可塑性ポリエステ
ルエラストマー(A)36〜6o 重量m、線状飽和ポ
リエステル樹脂の)20〜45重量部およびゴム成分の
含有率が30〜70重i%のゴム強化樹脂(C)1O〜
35重量部(合計量100重量部)よりなる樹脂混合物
(+)90〜50重量%および補強充填剤(11)10
〜50重量%から成る耐熱性、耐衝撃性に優れた樹脂組
成物にある。
ルエラストマー(A)36〜6o 重量m、線状飽和ポ
リエステル樹脂の)20〜45重量部およびゴム成分の
含有率が30〜70重i%のゴム強化樹脂(C)1O〜
35重量部(合計量100重量部)よりなる樹脂混合物
(+)90〜50重量%および補強充填剤(11)10
〜50重量%から成る耐熱性、耐衝撃性に優れた樹脂組
成物にある。
本発明における熱可塑性ポリエステルエラストマー(ト
)とは、ポリエステル−ポリエーテルブロック共重合体
であり、くシ返し単位の80モルチ以上がアルキレンテ
レフタレート単位から構成される数平均分子量1. O
OO〜6 [1,000のポリエステルをハードセグメ
ントとシ、くす返し単位の80モルチ以上がアルキレン
オキサイド単位から構成される数平均分子量400〜へ
000のポリ(アルキレンオキサイド)グリコールをソ
フトセグメントとするブロック共重合体であり、ポリ(
アルキレンオキサイド)グリコール成分が該ブロック共
重合体中、好1しくは1〜85重量%、特に好ましくは
5〜50重量%の範囲で含有されているものである。
)とは、ポリエステル−ポリエーテルブロック共重合体
であり、くシ返し単位の80モルチ以上がアルキレンテ
レフタレート単位から構成される数平均分子量1. O
OO〜6 [1,000のポリエステルをハードセグメ
ントとシ、くす返し単位の80モルチ以上がアルキレン
オキサイド単位から構成される数平均分子量400〜へ
000のポリ(アルキレンオキサイド)グリコールをソ
フトセグメントとするブロック共重合体であり、ポリ(
アルキレンオキサイド)グリコール成分が該ブロック共
重合体中、好1しくは1〜85重量%、特に好ましくは
5〜50重量%の範囲で含有されているものである。
ハードセグメントを構成するポリエステルはテレフター
ル酸を主たる酸成分とし、炭素数2〜10の脂肪族グリ
コールを主たるジオール成分とするポリマーか、または
上記以外のジカルボン酸あるいはグリコールを任意の組
合せで合計20モル%まで共重合したものでもよい。
ル酸を主たる酸成分とし、炭素数2〜10の脂肪族グリ
コールを主たるジオール成分とするポリマーか、または
上記以外のジカルボン酸あるいはグリコールを任意の組
合せで合計20モル%まで共重合したものでもよい。
丑たソフトセグメントを構成するポリ(アルキレンオキ
サイド)グリコールとしては、例えばポリ(エチレンオ
キサイド)グリコール、ポリ(プロピレンオキサイド)
グリコール、ポリ(テトラメチレンオキサイド)グリコ
ール等の単一ポリグリコール類;エチレンオキサイドと
プロピレンオキサイドとのランダムまたはブロック共重
合のポリグリコール類;20モルチ以下の範囲で他の共
重合性成分を共重合したポリグリコール類;さらにはこ
れらポリグリコール類の混合物などが挙げられるがそれ
らの数平均分子量は400〜6.000のものが好まし
いものである。ポリエステル−ポリエーテルブロック共
重合体の具体例としては、ポリエチレンテレフタレート
−ポリエチレンオキサイド自ブロック共重合体、ポリエ
チレンテレフタレート−ポリテトラメチレンオキサイド
・ブロック共重合体、ポリテトラメチレンテレフタレー
ト−ポリエチレンオキサイド−ブロック共重合体、ポリ
テトラメチレンテレフタレート−ポリテトラメチレンオ
キサイド・ブロック共重合体、ポリテトラメチレン(テ
レフタレート−イソフタレート)−ポリテトラメチレン
オキサイド・ブロック共重合体等が挙げられる。なおこ
のポリエステル−ポリエーテルブロック共重合体に対し
10重量%以下の範囲でオリゴスチレン、オリゴα−メ
チルスチレン、オリゴビニルトルエン等の改質剤を添加
したものでもよい。
サイド)グリコールとしては、例えばポリ(エチレンオ
キサイド)グリコール、ポリ(プロピレンオキサイド)
グリコール、ポリ(テトラメチレンオキサイド)グリコ
ール等の単一ポリグリコール類;エチレンオキサイドと
プロピレンオキサイドとのランダムまたはブロック共重
合のポリグリコール類;20モルチ以下の範囲で他の共
重合性成分を共重合したポリグリコール類;さらにはこ
れらポリグリコール類の混合物などが挙げられるがそれ
らの数平均分子量は400〜6.000のものが好まし
いものである。ポリエステル−ポリエーテルブロック共
重合体の具体例としては、ポリエチレンテレフタレート
−ポリエチレンオキサイド自ブロック共重合体、ポリエ
チレンテレフタレート−ポリテトラメチレンオキサイド
・ブロック共重合体、ポリテトラメチレンテレフタレー
ト−ポリエチレンオキサイド−ブロック共重合体、ポリ
テトラメチレンテレフタレート−ポリテトラメチレンオ
キサイド・ブロック共重合体、ポリテトラメチレン(テ
レフタレート−イソフタレート)−ポリテトラメチレン
オキサイド・ブロック共重合体等が挙げられる。なおこ
のポリエステル−ポリエーテルブロック共重合体に対し
10重量%以下の範囲でオリゴスチレン、オリゴα−メ
チルスチレン、オリゴビニルトルエン等の改質剤を添加
したものでもよい。
かかる熱可塑性ポリエステル−エラストマー(ト)の配
合割合は、補強充填剤をのぞく樹脂混合物(i) 10
0重量部中36〜60重量部である。
合割合は、補強充填剤をのぞく樹脂混合物(i) 10
0重量部中36〜60重量部である。
成分(ト)の配合量が66重量部未満では、自動車バン
パー材料として要求される耐衝撃性、耐寒性が不充分と
なシ、また60重量部を超えると耐熱性が低下する傾向
にある。
パー材料として要求される耐衝撃性、耐寒性が不充分と
なシ、また60重量部を超えると耐熱性が低下する傾向
にある。
また本発明における線状飽和ポリエステル樹脂の)とは
、テレフタール酸、あるいはそのアルキル誘導体を主た
る酸成分とし、炭素数2〜10の脂肪族ジオールを主た
るジオール成分とするポリアルキレンテレフタレートホ
モポリマー、15モル係以下の範囲で他のジカルボン酸
成分、ジオール成分を共重合せしめたポリアルキレンテ
レフタレートを主体とする共重合体、ならびにこれらポ
リマーの混合物をさすものである。
、テレフタール酸、あるいはそのアルキル誘導体を主た
る酸成分とし、炭素数2〜10の脂肪族ジオールを主た
るジオール成分とするポリアルキレンテレフタレートホ
モポリマー、15モル係以下の範囲で他のジカルボン酸
成分、ジオール成分を共重合せしめたポリアルキレンテ
レフタレートを主体とする共重合体、ならびにこれらポ
リマーの混合物をさすものである。
共重合酸成分としては、イソフタル酸、アジピン酸、セ
バシン酸、p−β−オキシエトキシ安息香酸、ジフェニ
ルエーテル−4,4’−ジカルボン酸、ジフェノキシエ
タン−4,4′−ジカルボン酸等のジカルボン酸が、ま
た共重合ジオール成分としては、上述のジオール成分の
他にシクロヘキサンジメタツール、シクロペンタンジメ
タツール等が用いられる。かかる線状飽和ポリエステル
樹脂(B)の具体的な好ましい例としては、ポリエチレ
ンテレフタレート、ポリテトラメチレンテレフタレート
、ポリテトラメチレンテレフタレート、イソフタレート
共重合体、ポリテトラメチレンテレフタレートとポリエ
チレンテレフタレートとの混合体等が挙げられる。
バシン酸、p−β−オキシエトキシ安息香酸、ジフェニ
ルエーテル−4,4’−ジカルボン酸、ジフェノキシエ
タン−4,4′−ジカルボン酸等のジカルボン酸が、ま
た共重合ジオール成分としては、上述のジオール成分の
他にシクロヘキサンジメタツール、シクロペンタンジメ
タツール等が用いられる。かかる線状飽和ポリエステル
樹脂(B)の具体的な好ましい例としては、ポリエチレ
ンテレフタレート、ポリテトラメチレンテレフタレート
、ポリテトラメチレンテレフタレート、イソフタレート
共重合体、ポリテトラメチレンテレフタレートとポリエ
チレンテレフタレートとの混合体等が挙げられる。
線状飽和ポリエステル樹脂(B)の配合割合は補強充填
剤をのぞく樹脂部混合物(1)1oo重量部中20〜4
5重量部の範囲である。20重量部未満では耐熱性が充
分でなく、逆に45重量部を超えると耐衝撃性が低下し
てくるため好ましく々い。
剤をのぞく樹脂部混合物(1)1oo重量部中20〜4
5重量部の範囲である。20重量部未満では耐熱性が充
分でなく、逆に45重量部を超えると耐衝撃性が低下し
てくるため好ましく々い。
さらに本発明におけるゴム成分の含有率が30〜70重
量%のゴム強化樹脂(C)としては、ゴム成分としてポ
リブタジェンまたはゴム成分中のブタジェン含有率が7
0重量%以上のブタジェン−アクリル酸ブチル共重合体
、ブタジェン−スチレン共重合体等をゴム成分とし、ま
た樹脂成分としてアクリロニトリルと芳香族ビニルおよ
び/またはアクリル酸エステルまたはメタクリル酸エス
テルをグラフト重合してなるジエン系共重合体、さらに
は、該共重合体にアクリロニトリル−芳香族ビニル系重
合体を溶融混合したものである。なおとのジエン系重合
体は少量の他の共重合性モノマーを共重合せしめたもの
でもよい。かかるゴム強化樹脂(C)の樹脂成分中のア
クリロニトリル含有率は10重量%以上が好ましい。ア
クリロニトリル含有率が10重量%未満では、ポリブタ
ジェンを主体とするゴム成分との相乗作用に基づく塗装
性改良効果が充分でなくなる。まだゴム強化樹脂(C)
中のゴム成分の含有率が30〜70重量%であることが
特に重要である。ゴム成分の含有率が30重量%未満で
は、低温時のポリエステル系エラストマーとの相乗作用
に基づく耐衝撃性改良効果が充分発揮されず、逆に70
重量%を超えると、耐熱性が低下し、また塗装性が低下
するため好ましくない。
量%のゴム強化樹脂(C)としては、ゴム成分としてポ
リブタジェンまたはゴム成分中のブタジェン含有率が7
0重量%以上のブタジェン−アクリル酸ブチル共重合体
、ブタジェン−スチレン共重合体等をゴム成分とし、ま
た樹脂成分としてアクリロニトリルと芳香族ビニルおよ
び/またはアクリル酸エステルまたはメタクリル酸エス
テルをグラフト重合してなるジエン系共重合体、さらに
は、該共重合体にアクリロニトリル−芳香族ビニル系重
合体を溶融混合したものである。なおとのジエン系重合
体は少量の他の共重合性モノマーを共重合せしめたもの
でもよい。かかるゴム強化樹脂(C)の樹脂成分中のア
クリロニトリル含有率は10重量%以上が好ましい。ア
クリロニトリル含有率が10重量%未満では、ポリブタ
ジェンを主体とするゴム成分との相乗作用に基づく塗装
性改良効果が充分でなくなる。まだゴム強化樹脂(C)
中のゴム成分の含有率が30〜70重量%であることが
特に重要である。ゴム成分の含有率が30重量%未満で
は、低温時のポリエステル系エラストマーとの相乗作用
に基づく耐衝撃性改良効果が充分発揮されず、逆に70
重量%を超えると、耐熱性が低下し、また塗装性が低下
するため好ましくない。
かかるゴム強化樹脂(C)の配合割合は補強充填剤をの
ぞく樹脂混合物(1)1’[]00重量部の10〜35
重量部である。配合量が10重量部未満では、ポリエス
テルエラストマーとの相乗作用に基づく耐衝撃性改良効
果が不充分であると共に塗装性改良効果も充分でない。
ぞく樹脂混合物(1)1’[]00重量部の10〜35
重量部である。配合量が10重量部未満では、ポリエス
テルエラストマーとの相乗作用に基づく耐衝撃性改良効
果が不充分であると共に塗装性改良効果も充分でない。
また′55重量部を超えると耐熱性が低下するため好ま
しくない。
しくない。
従って本発明における樹脂混合物(1)はポリエステル
エラストマーに)66〜60重量部、線状飽和ポリエス
テル樹脂013)20〜45重量部およびゴム強化樹脂
(C)10〜35重量部の範囲で、成分(ト)〜(C)
の合計量が100重量部となるよう配合することが重量
であシ、この範囲において下記補強充填剤と併用するこ
とにより、耐衝撃性と耐熱性、塗装性という自動車バン
パー材料として要求される性能を満足することができる
。
エラストマーに)66〜60重量部、線状飽和ポリエス
テル樹脂013)20〜45重量部およびゴム強化樹脂
(C)10〜35重量部の範囲で、成分(ト)〜(C)
の合計量が100重量部となるよう配合することが重量
であシ、この範囲において下記補強充填剤と併用するこ
とにより、耐衝撃性と耐熱性、塗装性という自動車バン
パー材料として要求される性能を満足することができる
。
さらに用いられる補強充填剤(II)としては、一般r
jな繊維状の形態のもの、さらには剛性、耐熱性の改良
効果のある球状、板状、箔状、無定形状等の各形態の粒
子状充填剤管種々のものが単独、または2種以上併用し
て用いられる。かかる補強充填剤(11)の具体例とし
ては例えば、ガラス繊維、カーボン繊維、アスベスト、
チタン酸カリ・ホイスカー、金属繊維、ガラスパウダー
、ミルドファイバー、ガラスピーズ、ガラスハク(フレ
ーク)、タルク、クレー、カオリン、炭酸カルシウム、
メタケイ酸カルシウム、加工鉱物繊維、ドーソナイト、
シリカパウダー、石英粉、マイカ、金属粉、酸化チタン
、リトポン、カーボンブラック、グラファイト、窒化硼
素、セラミックファイバー、三酸化アンチモンおよびア
ンチモン酸ソーダ等が挙げられ、これらの1種まだは2
種以上を全樹脂組成物の重量に基づいて、10〜50重
量−の範囲で添加することが必要である。
jな繊維状の形態のもの、さらには剛性、耐熱性の改良
効果のある球状、板状、箔状、無定形状等の各形態の粒
子状充填剤管種々のものが単独、または2種以上併用し
て用いられる。かかる補強充填剤(11)の具体例とし
ては例えば、ガラス繊維、カーボン繊維、アスベスト、
チタン酸カリ・ホイスカー、金属繊維、ガラスパウダー
、ミルドファイバー、ガラスピーズ、ガラスハク(フレ
ーク)、タルク、クレー、カオリン、炭酸カルシウム、
メタケイ酸カルシウム、加工鉱物繊維、ドーソナイト、
シリカパウダー、石英粉、マイカ、金属粉、酸化チタン
、リトポン、カーボンブラック、グラファイト、窒化硼
素、セラミックファイバー、三酸化アンチモンおよびア
ンチモン酸ソーダ等が挙げられ、これらの1種まだは2
種以上を全樹脂組成物の重量に基づいて、10〜50重
量−の範囲で添加することが必要である。
補強充填剤の添加量が10重量%未満では耐熱性が不充
分であシ、逆に50重量%を超えると、分散性が低下す
るためか、耐衝撃性が低下傾向にあシ、また成形品の外
観も低下するため好ましくない。
分であシ、逆に50重量%を超えると、分散性が低下す
るためか、耐衝撃性が低下傾向にあシ、また成形品の外
観も低下するため好ましくない。
本発明において用いられる補強充填剤は、適当な表面処
理を施こでれたものも好ましく用いられ、一般に良く知
られているシランカップリング剤、チタネート系カップ
リング剤等で処理された充填剤や脂肪酸処理等の表面処
理をされた充填剤等市販品をそのまま、あるいは表面処
理して使用することができる。
理を施こでれたものも好ましく用いられ、一般に良く知
られているシランカップリング剤、チタネート系カップ
リング剤等で処理された充填剤や脂肪酸処理等の表面処
理をされた充填剤等市販品をそのまま、あるいは表面処
理して使用することができる。
本発明を実施するには、同業者に良く知られた方法がい
ずれも適用でき、例えば充分乾燥したペレット状のポリ
テトラメチレンテレフタレート、ポリエステル−ポリエ
ーテル・ブロック共重合体、粉状のゴム強化樹脂、およ
び補強充填剤をブレングーで混合したのち、押出機を通
して溶融混合する方法、あらかじめ溶融混合されたポリ
テトラメチレンテレフタレート、ポリエステル−ポリエ
ーテル・ブロック共重合体およびゴム強化樹脂に補強充
填剤を溶融混合する方法等が挙げられる。
ずれも適用でき、例えば充分乾燥したペレット状のポリ
テトラメチレンテレフタレート、ポリエステル−ポリエ
ーテル・ブロック共重合体、粉状のゴム強化樹脂、およ
び補強充填剤をブレングーで混合したのち、押出機を通
して溶融混合する方法、あらかじめ溶融混合されたポリ
テトラメチレンテレフタレート、ポリエステル−ポリエ
ーテル・ブロック共重合体およびゴム強化樹脂に補強充
填剤を溶融混合する方法等が挙げられる。
本発明の組成物には、必要に応じて紫外線吸収剤や酸化
防止剤等光あるいは熱に対する安定剤、エポキシ樹脂、
脂肪酸エステル系ワックス等公知の改質剤、離型剤、さ
らには流動性改良剤、臭素化エポキシ等の難燃剤、染顔
料等の添加剤を加えることができる。
防止剤等光あるいは熱に対する安定剤、エポキシ樹脂、
脂肪酸エステル系ワックス等公知の改質剤、離型剤、さ
らには流動性改良剤、臭素化エポキシ等の難燃剤、染顔
料等の添加剤を加えることができる。
なお以下の実施例中、引張強度はASTM D65Bに
より、曲げ強度および弾性率はASTM D790によ
シ、熱変形温度はASTM D64Bによp荷重4.6
Kg /cm2で、耐衝撃性は一30℃でのアイゾツト
衝撃強度をASTM D256に基づいて測定したもの
であ勺、また塗装性は自動車用メラミン・アルキッド系
塗料を160℃×30分焼付した後、1瓢巾で100マ
スのクロスカットを行ないセロテープ剥離試験を行なっ
た。判定は下記の通シとした。
より、曲げ強度および弾性率はASTM D790によ
シ、熱変形温度はASTM D64Bによp荷重4.6
Kg /cm2で、耐衝撃性は一30℃でのアイゾツト
衝撃強度をASTM D256に基づいて測定したもの
であ勺、また塗装性は自動車用メラミン・アルキッド系
塗料を160℃×30分焼付した後、1瓢巾で100マ
スのクロスカットを行ないセロテープ剥離試験を行なっ
た。判定は下記の通シとした。
◎:100/100 (全く剥離しない)O:9
9〜98/100 (100マス中1〜2ケ剥離)
Δ:97〜95/100 (100マス中3〜5ケ
剥離)×:94未満/100 実施例1〜4、比較例1〜4 極限粘度〔η〕が0.95のポリテトラメチレンテレフ
タレート、ハードセグメントがテトラメチレンテレフタ
レート単位でソフトセグメントが数平均分子量約120
0のポリテトラメチレングリコールカラナリ、ハードセ
グメント/ソフトセグメントの重量比が75/25のポ
リエステルポリエーテル・ブロック共重合体、アクリロ
ニトリル/ポリブタジェン/スチレンの重量比が11/
61/2Bのアクリロニトリル−ブタジェン−スチレン
・グラフト共重合体、および補強充填剤として市販繊維
長3閣のガラス繊維をそれぞれ表1に示す割合で■型ブ
レンダーに入れ、約5分間混合した後、シリンダ一温度
250℃の40mφベント式押出機を通して溶融混合し
、ペレット状に賦型して本発明の組成物を得た。得られ
たベレットをシリンダ一温度260℃、金型温度80℃
で射出成形し、塗装性評価用平板および緒特性評価用成
形片を得た。
9〜98/100 (100マス中1〜2ケ剥離)
Δ:97〜95/100 (100マス中3〜5ケ
剥離)×:94未満/100 実施例1〜4、比較例1〜4 極限粘度〔η〕が0.95のポリテトラメチレンテレフ
タレート、ハードセグメントがテトラメチレンテレフタ
レート単位でソフトセグメントが数平均分子量約120
0のポリテトラメチレングリコールカラナリ、ハードセ
グメント/ソフトセグメントの重量比が75/25のポ
リエステルポリエーテル・ブロック共重合体、アクリロ
ニトリル/ポリブタジェン/スチレンの重量比が11/
61/2Bのアクリロニトリル−ブタジェン−スチレン
・グラフト共重合体、および補強充填剤として市販繊維
長3閣のガラス繊維をそれぞれ表1に示す割合で■型ブ
レンダーに入れ、約5分間混合した後、シリンダ一温度
250℃の40mφベント式押出機を通して溶融混合し
、ペレット状に賦型して本発明の組成物を得た。得られ
たベレットをシリンダ一温度260℃、金型温度80℃
で射出成形し、塗装性評価用平板および緒特性評価用成
形片を得た。
これらの評価結果を表1に示す。
本発明の組成物から得られる成形品はヒケ、ソリも少な
く良好な外観を有しておシ、焼付塗装に耐える高い耐熱
性と良好な塗装性を示しており、かつ一般に自動車バン
パー用途で要求される一30℃での耐衝撃性が10以上
を充分満足する優れた耐衝撃性を有している。
く良好な外観を有しておシ、焼付塗装に耐える高い耐熱
性と良好な塗装性を示しており、かつ一般に自動車バン
パー用途で要求される一30℃での耐衝撃性が10以上
を充分満足する優れた耐衝撃性を有している。
これに対して、比較例1〜4の樹脂組成物は、塗装性に
劣り、また耐熱性が低いために塗装時変形をおこしたシ
、耐衝撃性が不充分であった。
劣り、また耐熱性が低いために塗装時変形をおこしたシ
、耐衝撃性が不充分であった。
即ち本発明の組成物の如く、各成分を特定の割合で配合
した場合に初めて、従来得られなかった高い耐熱性、耐
衝撃性と塗装性を付与することができる。
した場合に初めて、従来得られなかった高い耐熱性、耐
衝撃性と塗装性を付与することができる。
実施例5〜6
極限粘度〔η〕が0.82のポリテトラメチレンテレフ
タレート、実施例1で用いたポリエステル−ポリエーテ
ル−ブロック共重合体、アクリロニトリル/ポリブタジ
ェン/スチレンの重量比が17/45/3 Bのアクリ
ロニトリル−ブタジェン−スチレン・グラフト共重合体
及び表2に示す各補強充填剤を表2に示す割合で秤量し
、実施例1と同様にして本発明の組成物を得射出成形し
て評価を行なった。
タレート、実施例1で用いたポリエステル−ポリエーテ
ル−ブロック共重合体、アクリロニトリル/ポリブタジ
ェン/スチレンの重量比が17/45/3 Bのアクリ
ロニトリル−ブタジェン−スチレン・グラフト共重合体
及び表2に示す各補強充填剤を表2に示す割合で秤量し
、実施例1と同様にして本発明の組成物を得射出成形し
て評価を行なった。
これらを評価した結果を表2に示す。
本発明の組成物から得られた成形品は低温時の耐衝撃性
に優れ、かつ耐熱性も高く、塗装性に優れておシ、自動
車バンパー、スカート、エプロン等に適した特性をそな
えていた。
に優れ、かつ耐熱性も高く、塗装性に優れておシ、自動
車バンパー、スカート、エプロン等に適した特性をそな
えていた。
(ト)
339−
手続補正書(自発)
昭和57年/7月/f5日
特願昭A;’)−/、1093A号
2、光明の名称
耐熱性、耐衝撃性樹脂組成物
3、補正をする者
事件との関係 特許出願人
東京都中央区京橋二丁目3番19号
(603)三菱レイヨン株式会社
取締役社長 金 澤 脩 三
4、代 理 人
東京都中央区京橋二丁目3番19号
入する。
「実施例t〜9
実施例1の組成物において、ポリエステル−ポリエーテ
ル−ブロック共重合体として表3に示すブロック共重合
体を用いる以外は、実施例1と全く同様にして本発明の
組成物を得たO これらの組成物を実施例1と同様に評価した。その結果
を表3に示す。
ル−ブロック共重合体として表3に示すブロック共重合
体を用いる以外は、実施例1と全く同様にして本発明の
組成物を得たO これらの組成物を実施例1と同様に評価した。その結果
を表3に示す。
Claims (1)
- (1) 熱可塑性ポリエステルエラストマー(A)3
6〜60重量部、線状飽和ポリエステル樹脂(B)20
〜45重量部およびゴム成分の含有率が60〜70重量
%のゴム強化樹脂(C) 10〜35重量部(合計10
0重量部)よりなる樹脂混合物(+)90〜50重量%
および補強充填剤(11)10〜50重量%から成る耐
熱性、耐衝撃性に優れた樹脂組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12093682A JPS5911353A (ja) | 1982-07-12 | 1982-07-12 | 耐熱性、耐衝撃性樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12093682A JPS5911353A (ja) | 1982-07-12 | 1982-07-12 | 耐熱性、耐衝撃性樹脂組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5911353A true JPS5911353A (ja) | 1984-01-20 |
Family
ID=14798628
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12093682A Pending JPS5911353A (ja) | 1982-07-12 | 1982-07-12 | 耐熱性、耐衝撃性樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5911353A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1987004446A1 (en) * | 1986-01-27 | 1987-07-30 | General Electric Company | Copolyetherester molding compositions |
US5047470A (en) * | 1989-07-28 | 1991-09-10 | General Electric Company | High impact blends of copolyether-ester elastomers, rubber graft polymers and styrene-acrylonitrile rigid polymers |
JP2009052013A (ja) * | 2007-07-30 | 2009-03-12 | Du Pont Toray Co Ltd | 熱可塑性エラストマ樹脂組成物および成形体 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5796037A (en) * | 1980-12-05 | 1982-06-15 | Toray Ind Inc | Thermoplastic resin composition |
-
1982
- 1982-07-12 JP JP12093682A patent/JPS5911353A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5796037A (en) * | 1980-12-05 | 1982-06-15 | Toray Ind Inc | Thermoplastic resin composition |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1987004446A1 (en) * | 1986-01-27 | 1987-07-30 | General Electric Company | Copolyetherester molding compositions |
JPS63502352A (ja) * | 1986-01-27 | 1988-09-08 | ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ | コポリエ−テルエステル成形用組成物 |
US5047470A (en) * | 1989-07-28 | 1991-09-10 | General Electric Company | High impact blends of copolyether-ester elastomers, rubber graft polymers and styrene-acrylonitrile rigid polymers |
JP2009052013A (ja) * | 2007-07-30 | 2009-03-12 | Du Pont Toray Co Ltd | 熱可塑性エラストマ樹脂組成物および成形体 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1857505B1 (en) | Unsaturated polyester resin composition for lamp reflectors and moldings thereof | |
EP0545973A1 (en) | Toughened thermoplastic polyester compositions | |
WO2011142195A1 (ja) | 塗装用樹脂組成物及びそれを使用した成形品 | |
JPWO2013162043A1 (ja) | 流動性に優れたポリカーボネート樹脂組成物、及びその成形体 | |
JPH01315458A (ja) | 不飽和ポリエステル樹脂組成物、成形用材料及び成形物 | |
KR20180068566A (ko) | 열가소성 수지 조성물, 이의 제조방법 및 이를 포함하는 사출 성형품 | |
JPH0449579B2 (ja) | ||
JPS6051740A (ja) | 組成物 | |
JPH0233067B2 (ja) | ||
JPS59531B2 (ja) | ポリエステル樹脂組成物 | |
JPS5911353A (ja) | 耐熱性、耐衝撃性樹脂組成物 | |
JP3327652B2 (ja) | 熱可塑性樹脂組成物 | |
JPH01236266A (ja) | 熱可塑性ポリエステル樹脂組成物 | |
JPH0718087A (ja) | 樹脂組成物の製造方法 | |
JP4334630B2 (ja) | 制振性樹脂組成物 | |
JPH0653844B2 (ja) | 不飽和ポリエステル樹脂組成物 | |
JPH0485360A (ja) | 強化樹脂組成物 | |
JP3278082B2 (ja) | 熱可塑性樹脂組成物およびその製造方法 | |
JP3526077B2 (ja) | ポリエステル樹脂組成物およびその成形品 | |
JP3092960B2 (ja) | 成形物 | |
JPH11181224A (ja) | 樹脂組成物およびそれを用いたブロー成形体 | |
JP6853471B2 (ja) | 熱可塑性樹脂組成物及びそれを使用した成形品 | |
JPH08269323A (ja) | 射出成形に適する耐熱性樹脂組成物、その製造方法及び焼付塗装成形品 | |
JPS58162655A (ja) | 表面平滑性に優れた樹脂組成物 | |
JPH04224920A (ja) | 自動車用サイドプロテクター |