JPS59113354A - 無段変速機の変速比制御方法 - Google Patents

無段変速機の変速比制御方法

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JPS59113354A
JPS59113354A JP57220090A JP22009082A JPS59113354A JP S59113354 A JPS59113354 A JP S59113354A JP 57220090 A JP57220090 A JP 57220090A JP 22009082 A JP22009082 A JP 22009082A JP S59113354 A JPS59113354 A JP S59113354A
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signal
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variable transmission
continuously variable
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Tetsushi Nishioka
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  • Control Of Transmission Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、無段変速機の変速比制御方法に関するもので
ある。
従来の無段変速機の変速比制御方法としては。
特開昭56−46152号及び特開昭57−90450
号に記載されたものがある。これらに記載された無段変
速機の変速比制御方法では、常にエンジンの燃料消費率
が最も良好である状態においてエンジンが運転されるよ
うに無段変速機の変速比を制御していた。すなわち、エ
ンジンの全性能曲線上において燃料消費率が最小となる
点を結んだ理想制御ラインを無段変速機の制御装置に記
憶させておき、これと検出した実際の自動車の運転状態
(エンジン回転速度、スロットル開度、車速等)を比較
し、実際のエンジンの運転状態が、記憶させである理想
制御ライン」−の運転状態と一致するように、無段変速
機の変速比を制御していた。第1図にエンジンの理想制
御ラインの1例を示す。太い線で示す理想制御ラインG
は2つの部分から構成されている。すなわち、実際に燃
料消費率が最小となる点を結んだ線Bとエンジン回転速
度が一定の線Aとである。理想制御ラインGの線Aにお
いてエンジン回転速度を一定値(第1図に示す例ではl
ooOrpm)としであるのは、一般にこれ以下のエン
ジン回転速度においては、エンジンの作動が不安定とな
るからである。線Aにおけるエンジン回転速度は、エン
ジン毎の性能のばらつき及び各エンジンについての経時
的性能変化等を考慮に入れて、ある程度余裕のある値に
設定されている(すなわち、多少高目、に設定しである
)。
しかしながら、従来の無段変速機の変速比制御方法にお
いては、上記のように比較的高めに設定された理想制御
ラインGの線Aのエンジン回転速度に沿って制御を行な
うようにしてあったため、安定度の高いエンジンの場合
には、又は同じエンジンであってもエンジンの運転状態
が安定しているときには、理想制御ラインGの線Aにお
いて必要以上に高いエンジン回転速度となるように制御
されていた。このような場合、必要以上に燃料を消費す
ることとなり、常に最も燃料消費率の小さい状態で運転
していることにならないという問題点があった。
本発明は、従来の無段変速機の変速比制御方法における
上記のような問題点に着目してなされたものであり、車
両の定常運転時に変速比を所定の方が:で変化させ、変
速比を変化させる前後における燃料消費率を比較するこ
とにより最小燃費となる変速比を求め、この変速比が得
られるように変速比補正値を修正することにより、上記
問題点を解消することを目的としている。
以下、本発明を添付図面の第2〜7図に基づいて説明す
る。
第2図に、本発明による無段変速機の変速比制御方法を
実施するためのエンジン、無段変速機、制御装置等を概
略的に示す。エンジン2の吸入管4には、空気流量を測
定するためのエアフロメータ5が設けられており、その
検出信号7は電子制御装置lOOへ送られる。エンジン
2への燃料は燃料噴射弁9によって供給される。燃料噴
射弁9の燃料噴射量は電子制御装置100から電気信号
108によって制御される。スロットル弁8はスロット
ル弁アクチユエータ10(電子制御装置100からの電
気信号106によって作動する)によって開度が調節さ
れるようにしである。すなわち、スロットル弁8は、ス
トッパ12イづきのワイヤ14を介してスロットル弁ア
クチュエータ10によって引張られ、リターンスプリン
グ16に抗して回動される。アクセルペダル18のスト
ロークは、リンク機構20を介してレバー22に伝えら
れる。レバー22には変位ψ電気信号変換器であるアク
セルペダルセンサ24の可動部が連結されており、これ
によってアクセルにダル18のストロークに対応1−た
電気信号26が得られるようにしである。アクセルペダ
ルセンサ24からノミ気信−;26は、後述の電子制御
装置looに送られる。レバー22はスプリング28及
びワイヤ30によって安全スロットル弁32に連結され
ているが、ワイヤ3oは固定部34を長連しており、ま
たワイヤ30にはストッパ36が取り付けである。スト
ッパ36は、アクセルペダル■8を約lO%踏み込んだ
ときに固定部34に接触するように設定してあり、この
状態(スト−2バ36が固定rxI134に当った状態
)において安全スロットル弁32の開度は100%とな
るようにしである。
従って、アクセルペダル18の以後のストローク(10
%〜lOO%)では、スプリング28が伸びるだけであ
って、安全スロットル弁32は変化しない。安全スロッ
トル弁32にはリターンスプリング38による弁を閉じ
る方向へのカを作用させてアル。エンジン2の回転軸2
aにエンジン回転速度センサ40が設けてあり、これに
よって得られる電気信号42は電子制御装置100に送
られる。エンジン2の回転力は■ベルト式無段変速機5
0に入力される。無段変速機50は、遠心フランチ52
、駆動プーリ54、従動プーリ56及びファイナルドラ
イブ装置58を扁している。遠心クラッチ52は所定以
上の回転速度になるとエンジン2の回転力を駆動軸60
を介して駆動プーリ54に伝達する。駆動プーリ54は
、駆動軸60に固着された固定円すい板62と、固定円
すい板62に対向配置されてV字状プーリみぞを形成す
ると共に駆動プーリシリンダ室64に作用する油圧によ
って駆動軸60の軸方向に移動可能である可動円すい板
66とから成っている。駆動プーリ54はVベルト68
によって従動プーリ56と伝動可能に結合されているが
、この従動プーリ56は、従動軸70に固着された固定
円すい板72と、固定円すい板72に対向配置されてV
字状プーリみぞを形成すると共に従動プーリシリンダ室
74に作用する油圧によって従動軸70の軸方向に移動
可能である可動円すい板76とから成っている。駆動プ
ーリ54がら従動プーリ56への動力伝達の際に、駆動
ブー954の可動円すい板66及び従動プーリ56の可
動円すい板76を軸方向に移動させてVベルト68との
接触位置半径を変えることにより、駆動プーリ54と従
動プーリ56との回転比を変えることができる。例えば
、駆動プーリ54のV字状プーリみぞの幅を拡大すると
共に従動プーリ56のV字状プーリみぞの幅を減少すれ
ば、駆動プーリ54側のVベルト接触位置半径は小さく
なり、従動プーリ56側のVベル日妾触位置半径は太き
くなり、結局大きな変速比が得られることになる。可動
円すい板66及び76牽逆方向に移動させれば、上記と
全く逆に変速比は小さくなる。従動軸7oは、ファイナ
ルドライブ装置58の減速歯車78及び8oを介して出
力軸82及び84に連結されている。従動軸70には、
従動軸7oの回転速度(これは車速に対応している)を
検出する車速センサ86が設けてあり、車速センサ86
からの電気信号88は電子制御装置100に送られる。
前述の駆動プーリシリンダ室64及び従動プーリシリン
ダ室74は、油圧制御装置90の変速制御弁92にそれ
ぞれ通路91及び93を介して接続されている。変速制
御弁92の作動は電子制御装置100からの電気信号1
02に基づいて制御される。変速制御弁92にオイルポ
ンプ94から供給されるライン圧はライン圧調圧弁96
によって調圧されている。ライン圧調圧弁96は電子制
御装置100からの電気信号104によって制御されて
いる。ライン圧調圧弁96には管路98を介して吸入管
4の負圧も入力されている。電子制御装置lOOには、
前述のようにアクセルペダルセンサ24、エンジン回転
速度センサ40及び車速センサ86からの電気信号26
.42及び88が入力されており、これらの電気信号に
基づいて電子制御装置100は電気信号106.102
及び104をそれぞれスロットル弁アクチュエータlO
1変速制御弁92及びライン圧調圧弁96へ出力し、こ
れら作動を制御している・ 次に、この電子制御装置100の具体的構成について説
明する。
第3図に電子制御装置100をブロック図で示す。前述
のアクセルペダルセンサ24からの信号26はスロット
ル開度信号−タ110に入力され、ここで所定の演算方
式によって演算されてスロットル開度信号114が出力
される。スロットル弁開度演算部110からのスロット
ル開度信号114はスロットル弁アクチユエータドライ
バー122、目標変速比演算部210及び変速比学習制
(21補正判定部540に入力される。スロ・ントル弁
アクチュエータドライバー122は、このスロットル開
度信号114に基づいてスロットル弁8が所定の開度と
なるように、イム号106によってスロットル弁アクチ
ユエータ10を駆動する。
スロットル弁アクチユエータ10は一般的な電気式サー
ボモータであるが、油圧又は空気圧式の位置制御装置を
用いても差し支えない。目標変速比演算部210には、
スロットル弁開度演算部110からのスロットル開度信
号114とエンジン回転速度センサ40からエンジン回
転速度信号42とが入力される。目標変速比演算部21
0は、エンジン回転速度信号42のパルス波形周期から
エンジン回転速度を算出し、またスロットル開度信号1
14からスロットル開度を算出し、こうして算出された
エンジン回転速度及びスロットル開度から、あらかじめ
設定しである演算方法によって達成すべき目標変速比を
算出する。この目標変速比演算部210によって得られ
る目標変速比は、エンジンを基準の理想制御ライン(こ
れについては後述する)に沿って作動させるようにしで
ある。目標変速比演算部210からの目標変速比信号1
45は、変速比補正部230において必要に応じて所定
量の変速比補正値Δi分だけ補正され、補正目標変速比
信号147とされて比較回路240へ送られる。また、
変速比補正部230は、後述する変速比学習制御補正判
定部540からの信号542を受けて、変速比を小側又
は大側に変化させる作用も司どる。一方、エンジン回転
速度センサ40からのエンジン回転速度信号42及び車
速センサ86からの車速信号88が実変速比演算部22
0に入力され、実変速比演算部220では両信号に基づ
いて実変速比が算出される。
この実変速比演算部220からの実変速比信号154は
、補正目標変速比信号147共に比較回路240へ入力
され、比較回路240では補正目標変速比信号147と
実変速比信号154との比較が行なわれ、両信号の偏差
信号148が出力される。偏差信号148は変速制御弁
ドライバー150に入力され、変速制御弁ドライバー1
50はこの偏差信号148がOとなるように変速比を変
化させる信号102を変速制御弁92へ送る。運転者に
よって操作されるスイッチ570がオンとなったとき作
動する変速比学習制御補正判定部540には、フロ・ン
トル弁開度演算部110からのスロットル開度信号11
4、エンジン回転速度センサ40からエンジン回転速度
信号42、車速センサ86からの車速信号88、実変速
比演算部220からの実変速比信号154及び後述の燃
料噴射量演算部560からの信号561が入力され、こ
れらのiつの信号に基づいて変速比補正値の修正の必要
性及び修正量が判断される。なお、変速比学習制御補正
判定部540の詳細については後述する。変速比学習制
御補正判定部540における油質結果を示す信号541
は変速比補正値記憶部550へ送られて記憶される。変
速比補正値記tU部550に記憶された変速比補正値を
示す信号551は変速比補正部230へ送られる。ゝ燃
料噴射量演算部560には、エンジン回転速度信号42
、エアフロメータ5からの信号7、及び各種センサ53
0(エンジン冷却水温センサ、アイドルスイッチ、フル
スイッチ等)からのエンジンの作動状態を示す信号が入
力され、ここで燃料噴射実効パルス幅Tpが演算され、
信号561として出力される。信号561は電圧補正部
565に入力され、ここで7< ツテリー電圧の変動、
途中回路における電圧降下等が補正され、噴射パルス幅
イ^号Tiが信号566として出力される。信号566
1ま燃料噴射ブC駆動回路525゜で増幅されて信号1
08とされ、燃料噴射弁9を駆動する。実変速比演算部
220の出力信号である実変速比信号154は、ライン
圧関数発生回路156にも送られ、ここで所定の関数に
したがって変換され、変換された信号158はライン圧
調圧弁ドライバー160に送られる。ライン圧調圧弁ド
ライバー160は、その出力電気信号j04によってラ
イン圧調圧弁96を作動させる。ライン圧は一般に変速
ILが大きいほど高くする必要があり、またエンジン出
力I・ルクが大きいほど(吸気管負圧が低いほど)高く
する必要があるので、ライン圧関数発生回路156は変
速比に応じて所定の油圧が得られるように電気信号15
4を電気信号158に変換する。
次に、作用について説明する。
前述のように目標変速比演算部210は、スロットル弁
開度演算部110からのスロットル開度信号114とエ
ンジン回転速度センサ40からのエンジン回転速度信号
42に基づいて目標変速比を3つ出する。この目標変速
比演算部210によって算出された目標変速比は、これ
に基づいて無段変速機の制御が行なわれると、エンジン
の運転状態が第4図に示すAO線及びB線に沿って変化
するようにしである。このAO線は、前述の第1図にお
けるA線と同じ値であり、設計上の基準と入る制御しイ
ンである。すなわち、エンジン毎の性能のばらつき及び
エンジン性能の経時的変化を考虜に入れて、あるf?度
高いエンジン回転速度としである。このような目標変速
比を示r目標変速比4A号145が変速比補正部230
に入力される。変速比補正部230においては、変速比
補正値記憶部550からの信号551に基づいて後述の
ように目標変速比信号145の補正が行なわれる。
変速比補正値記憶部550の補正値を修正する変速比学
習制御補正判定部540はマイクロコンピュータを用い
た電子回路によって構成されており、その作用を第5図
に示すフローチャー1・に基づいて説明する。変速比学
習制御補正判定部540における学習制御は運転者がス
イッチ570をオンとすることにより、開始される(8
10) 。
まず、エンジンの運転状態が理想制御ラインの線A側に
沿って行なわれており且つ車両が定常状態にあるかどう
かが判断される(820)。すなわち、スロットル開度
信号114、エンジン回転速度信号42及び車速信号8
8が一定の時間にわたって所定の値の範囲内にあるかど
うかが判断される。上記条件が満たされない場合にはレ
ディランプを点灯しく825)、再び上記条件が満足さ
れるかどうかを判断する。レディランプは運転者が目視
することかでさる位置に設けられており、運転者に現在
の走行状態が定常状態にないことを知らせる。レディラ
ンプが点灯すると運転者はできるだけ定常状態となるよ
うに運転する。上記条件が満足されると、スタディラン
プが点灯される(830)。このスタディランプも運転
者が目視することができる位置に設けられており、運転
者はこれにより現在学習が開始されていることを知るこ
とができる。なお、スタディランプはあらかじめ学習制
御走行条件として設定した走行条件(例工ば、アイ1き
リンク、ロードロード20 k m/h、同40 k 
m / h、同60 k m / h、同80km/h
、同1100k/h等)を表示することができるように
してあり、現在学習しようとしている走行条件(例えば
、40km/h)を点灯する。次いで、現在学習しよう
としている走行条件(40km/h)における実際の燃
料消費量を算出する(840)。すなわち、信号561
から所定の時間内の噴射パルス輻Tpを合計しくこれを
(ΣTP)C40とする)、また車速信号88から所定
時間内の走行路#(これを(ΣVSP)C411とする
)を算出し、これら2つの値から−(二記走行条件にお
ける燃料消費率Wc4g=(ΣTp) C4117(Σ
VSP)c4oを算出する。ナオ、(ΣTP)C/I1
1、(ΣVSP)C40、WC40は所定ツメ。
モリ−内に格納しておく。次いで、変速比補正部230
に信号542を出力して変速比を変化させたときの燃費
を測定する(850)。すなわち、現在の変速比(実変
速比)から実際に変速比を小側に3%移動させた場合及
び変速比を大側3%移動させた場合の燃料消費率Wu及
びWLを上記と同様にして1111定する。これら大側
変速比及び小側変速比に対応する伯は変速比補正部23
0に44号542として入力される。この場合も測定値
及び算出値は同様に所定のメモリー内に格納しておく。
ステップ840及び850はn回繰り返し実行し、燃料
消費率We、Wu及びWI はそれぞれn回の算出値を
得る(860)。次いでn回の測定の平均(iffを算
出し、これを所定のメモリーに格納する(870)。次
いで、上記測定結果の有意差を判定、し、有意差がない
場合には変速比補正値記憶部550の変速比補正値Δi
をそのまま維持する。一方、変速比を小側に移動するこ
とにより燃料消費率の改善がなされた場合には変速比補
正値Δiを変速比小側に修正し、また変速比を大側に移
動することにより燃料消費率が改善された場合には変速
比補正値Δiを変速比大側に修正する。ステップ880
における有意差の判定方法としては、測定回数nを比較
的少なくシ(例えば10回以下)、n回のすべての測定
について燃料消費率Wu又はWI−が燃料消費率Weよ
りも小さくなる場合に有意差があるとすることができる
。また、別の有意差判定方法としては、測定回数nを比
較的多くシ(例えば11回以上)、Wu又はWl−の平
均値がWCの平均値よりも所定値以上小さい場合に有意
差ありとする方法がある。−に記いずれの判定方法を用
いても差し支えない。−1−記のようにして変速比補正
値が修正されるが、この変速比補正値△iに基づいて変
速比補正部230において次のようにして変速比の補正
が行なわれる。
変速比補正部230における作用は第6図に示すフロー
チャートにしたがって実行される。まず、変速比学習制
御補正制御部540からの信号542が0の場合、すな
わち変速比を変化させない場合、はそのままステップ6
20へ進み、信号542がOでない場合は、信号542
を補正目標変速比信号147として出力する(611)
。次いで、変速比補正値ΔiがOであるかどうかが判断
され(620)、変速比補正値△iがOの場合には目標
変速比信号145になんの修止も加えず、これを補正目
標変速比信号147として出力する(650)。この場
合エンジンは第4図に示す線Aφ0に沿って制御される
ことになる。一方、変速比補正値がOでない場合には車
速及びスロットル開度が変速比を補正すべき領域にある
かどうかを判断する(630)。すなわち、エンジンが
理想制御ラインの線Bではなく、線A側の運転状態にあ
るかどうかが判断される。車速又はフロ・ントル開度が
」二記領域にない場合には、目標変速比信号145に対
する補正は行なわれない(650)。
車速及びフロ・ントル開度が上記領域にある場合には、
目標変速比信号145に変速比補正値Δiを加尊し、こ
れを補正目標変速比信号147として出力する(640
)。この変速比補正値△iの値が大きければ大きいほど
補正目標変速比信号、147はエンジン回転速度が低い
側に修正される。例えば、第4図において現在まで絆A
 nに沿って制御が行なわれていたとして、変速比学習
制御補正判定部540において変速比を小さくした方が
燃料消費率が改善されると判断されれば、変速比補正値
Δiの値は大きくなるように修正され、変速比補正部2
30の作用によって実際の変速比が小さくされ、線An
+1に沿って制御が行なわれるようになる。線Anと線
AnHとの間の変速比の差は3%である。逆に、変速比
学習制御補正判定部540において変速比を大きくした
方が燃料消費率が小さくなると判断された場合には、変
速補正値△iの値は小さくなるように修正され、変速比
は大きくなる。すなわち、線An−1に沿って制御が行
なわれる。
次に、第7図に示す第2の実施例について説明する。こ
の実施例は運転者の意思によって変速比補正値の修正を
行なうかどうかを決定するようにしたものである。運転
者がボタンを操作することにより、学習制御が開始され
(920)、まず、燃費の測定を行なう(9,30)。
すなわち、前述の第5図に示した実施例と同様に現在の
変速比における燃料消費率WC1変速比を3%小さくし
た場合の燃料消費率Wu及び変速比を3%大きくした場
合の燃料消費率W+−を算出する。次いで、−に記結果
を運転者が目視することができる表示装置に数量的に表
示する(940)。この表示結果を見て、運転者は変速
比補正値の修正を行なうかどうかを判断し、その結果を
ボタン操作により指示する(950)。次いで、運転者
の上記指示を判断しく960)、変速比補正値の修正が
指示された場合には、メモリー内の変速比補正イ16を
燃料消費率小側に書き換える(970)。運転者の指示
が変速比補正値の修正を行なわないことを示すものであ
った場合には、計算結果をすべて清算する(980)。
上記のような制御の場合、測定結果の有意差の判断は運
転者によって行なわれるため、測定回数を比較的少なく
(例えば、3回以下)することができる。また、運転者
はエンジンの振動を感知することができるため、例えば
燃費はよくなっても振動が許容できない場合には、変速
比補正値の修正を行なわないように指示を与えることが
できる。
なお、エンジン回転が不安定状態となることを避けるた
めに、エンジンの1回転毎の回転変動な検出し、回転変
動が所定以上となる場合には、その方向への変速比補正
値の修正を中止させるようにしてもよい。
以上説明してきたように、本発明によると、車両のエン
ジンに連結され、車両の運転状態に応じた目標変速比信
号に対応する変速比に連続的に制御される無段変速機の
変速比制御方法において、燃料消費量の測定を行なうべ
き指令が与えられ目。
つ車両か定常走行状態にある場合には、その時点の変速
比における所定時間内の燃料消費量の測定値と走行圧N
Eとから燃料消費率を算出し、また上記変速比よりも大
きい変速比及び上記変速比よりも小さい変速比となるよ
うに変速比を変化させ、これらの変速比における所定時
間内の燃料消費量の′A11定価と走行距離とからそれ
ぞれ燃料消費率を算出し、各変速比における燃料消費率
を比較し、燃料消費率の最も小さい変速比に対応するよ
うに変速比補正値を定め、変速比補正値に基づいて目標
変速比信号を修、正して補正目標変速比信号とし、無段
変速機の実際の変速比を示す信号が補正目標変速比信号
と一致するように無段変速機の変速アクチュエータの作
動を制御するようにしたので、最も燃料消費率の小さい
運転状態となる変速比をi易に達成することができると
いう効果が得られる。また、運転者の判断によって変速
比補正値の修正を実行又は中止させるようにすることに
より、運転フィーリングを良好に維持することができる
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の理想制御ラインを示す線図、第2図は本
発明による無段変速機の変速比制御方法を実施する制御
装置δ、エンジン及び無段変速機を概略的に示す図、第
3図は木発明による無段変速機の変速比制御方法を実施
する装置のブロック図、第4図は木発明による変速比制
御方法の理想実施例の学習制御の動作フローチャートを
示す図である。 2mmmエンジン、4 a m ++吸入管 5 * 
s *エアフロメータ、7・・・電気信号、8・・・7
0ットル弁、9・・・燃料噴射弁、lO・・・スロワI
・ル弁アクチュエータ、12・・・ストッパ、14・昏
・ワイヤ、16・・−リターンスプリング、18− I
Iφアクセルペダル、20@−・リンク機構、22・・
・し八−124・争・アクセルペダルセンサ、26・・
・電気信号、28・・・スプリング、3o・・・ワイヤ
、32Φ・・安全スロットル弁、34・・・固定部、3
6・φ・ストッパ、38・・争リターンスプリング、4
0・・・エンジン回転速度センサ、42・・争エンジン
回転速度信号、5o・・・無段変速機、52・・・遠心
クラッチ、54・・・駆動プーリ、56・・・従動プー
リ、58・・φファイナルドライブ装置、60・・・駆
動軸、62・・・固定円すい板、64・Φ・駆動プーリ
シリンダ室、6611・・可動円すい板、68・・・V
ベルト、70・・・従動軸、72・・・固定円すい板、
74・・・従動プーリシリンダ室、76・・・可動円す
い板、78.80@・・減速歯車、82.84・・・出
力軸、86・・・車速センサ、88・・・車速信号、9
0・・・油圧制御装置、91.93・・・通路、92・
・・変速制御弁、94・・・オイルポンプ、96・・・
ライン圧調圧弁、98・・・管路、100・・・電子制
御装置、1゜2・・・電気信号、104・・拳電気信号
、106・・・電気信号、108・・瞭電気信号、11
0・・φスロットル弁開度演算部、122・・・フロ・
ントル弁アクチュエータドライバ、145・・・目標変
速比信号、147・φ・補正目標変速比信号、150・
・・変速制御弁ドライバー、156・−・ライン圧関数
発生回路、160・・・ライン圧調圧弁ドライバー、2
10・・・目標変速比演算回路、220・・・実変速比
演算部、230・・・変速比補正部、240・・・比較
回路、540・・・変速比学習制御補正判定部、550
・・・変速比補正値記憶部、560・・・燃料噴射量演
算部。 第6図 117図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、車両のエンジンに連結され、車両の運転状態に応じ
    た目標変速比信号に対応する変速比に連続的に制御され
    る無段変速機の変速比制御方法において、 燃料消費酸の測定を行なうべき指令が与えられ且つ車両
    が定常走行状態にある場合には、その時・k、の変速比
    における所定時間内の燃料消費量の測定4tf4と走行
    距離とから燃料消費率を算出し、また上記変速比よりも
    大きい変速比及び上記変速比よりも小さい変速比となる
    ように変速比を変化させ、これらの変速比における所定
    時間内の燃料消費量の測音値と走行距離とからそれぞれ
    燃料消費率を算出し、各変速比における燃料消費率を比
    較し、燃料消費率の最も小さい変速比に対応するように
    変速比補正値を定め、変速比補正値に基づいて目標変速
    比イハ号を修正して補正目標変速比信号とし、無段変速
    機の実際の変速比を示す信号が補正目標変速比信号と一
    致するように無段変速機の変速アクチュエータの作動を
    制御することを特徴とする無段変速機の変速比制御方法
    。 2、変速比補正値の修正は、表示装置に表示された各変
    速比における燃料消費率を運転者が確認し、運転者が変
    速比補正値の修正を指令したときにのみ実行される特許
    請求の範囲第1項記載の無段変速機の変速比制御方法。
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JPS5923150A (ja) * 1982-07-30 1984-02-06 Toyota Motor Corp 無段変速式車両用動力伝達装置

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