JPS5911289Y2 - 高周波加熱装置 - Google Patents

高周波加熱装置

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JPS5911289Y2
JPS5911289Y2 JP987279U JP987279U JPS5911289Y2 JP S5911289 Y2 JPS5911289 Y2 JP S5911289Y2 JP 987279 U JP987279 U JP 987279U JP 987279 U JP987279 U JP 987279U JP S5911289 Y2 JPS5911289 Y2 JP S5911289Y2
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JP
Japan
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burnt
plate
food
microwaves
antenna
Prior art date
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Expired
Application number
JP987279U
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English (en)
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JPS55111008U (ja
Inventor
一男 金子
Original Assignee
株式会社日立ホームテック
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Publication date
Application filed by 株式会社日立ホームテック filed Critical 株式会社日立ホームテック
Priority to JP987279U priority Critical patent/JPS5911289Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は加熱室内にマイクロ波を照射して食品を加熱す
ると共に、マイクロ波の吸収を利用したコゲ目皿を併用
する電子レンジの改良に関するものである。
第1図は、マイクロ波の吸収を利用して食品にコゲ目を
つける、いわゆるコゲ目皿を併用した従来の電子レンジ
である。
通常の電子レンジと何ら変るところは無いが、例えば魚
などの表面にコゲ目を付けるときは、つぎのような手順
で操作する。
まず、加熱室1内には食品を入れずにコゲ目皿2を入れ
て通電する。
そうすると、マグネトロン3で発生したマイクロ波は導
波管4によって導びかれ、結合孔5から加熱室内に照射
されるが、コゲ目皿2の底部にはマイクロ波,を良く吸
収する抵抗体膜6が焼付けられているため、マイクロ波
の大部分はこれに吸収されて熱に変換される。
その温度は数分間の通電で容易に300℃程度となる。
コゲ目皿2は陶器または磁器のような比較的熱容量の大
きな材質でできているから、コゲ目皿自体にある程度の
熱量を蓄積させることになる。
つぎに通電を止めて、魚をコゲ目皿上に乗せると、上記
の蓄積された熱量によって魚の表面にコゲ目が付けられ
る。
なお、7はスターラファン、8はドアである。
しかしながら従来のこの種のコゲ日付け手段にはつぎに
述べるような欠点がある。
第一に使い勝手が悪いことである。
あらかじめコゲ目皿2を加熱してから食品を加熱室1内
に入れなければならないために、二度手間となることは
さけられない。
第二に、コゲ目を付けるのに熱容量が不充分になること
があることである。
コゲ目皿2の熱容量には自から限界があるため、食品に
充分コゲ目を付けることは難しい。
とくに先の例の魚(皮付き)の場合には、高温(約30
0℃以上)でなければ表面にコゲ目が付きにくいために
、片面にコゲ目を付けただけでコゲ目皿の温度は急激に
低下し、再び同じ操作を繰り返さなければならない。
また、一度に多量の食品にコゲ目を付けることも不可能
である。
本考案の目的は上記した従来技術の欠点を無くし、一度
の操作で食品にコゲ目を付けるとともに充分なる熱量を
コゲ目皿に供給する電子レンジを提供することにある。
先に述べた手順が二度手間になってしまう理由は食品と
コゲ目皿を同時に加熱室内に入れたときにマイクロ波が
直接食品に照射されてしまうため、この場合の本米の目
的であるコゲ目皿の加熱作用が薄れてしまうためである
この点を解決するには、食品とコゲ目皿を同時に加熱室
内に入れても、マイクロ波は食品には照射されず、その
大部分がコゲ目皿の抵抗体膜に吸収されるようにできれ
ば良いわけである。
本考案はこの点を考慮し、オーブン底面からマイクロ波
を照射すると共に、コゲ目皿底部の形状と放射アンテナ
の形状を工夫することにより解決した。
以下、実施例により本考案を詳細に説明する。
第2図は本考案の一実施例である。
マグネトロン3で発生したマイクロ波は導波管4を通り
、オーブン底面9のほぼ中央に開けられた結合孔10を
貫通する結合棒11によって導びかれてアンテナ12か
ら加熱室1内に向って放射される。
アンテナ12は結合棒10の軸を中心にモータ13によ
って回転される構造となっている。
コゲ目皿2の底部には多数の突起が設けられていて、第
3図に示すように、突起18に沿って抵抗体膜6が焼き
つけられている。
15は低損失誘電体による仕切板である。
第4図はアンテナ12と結合棒10の拡大図である。
アンテナ12は、帯状の金属板で作られ、途中が半円形
をしていて、先端がλ/4(λは波長)の長さとなって
いる。
アンテナ12とオーブン底面9とは一定間隔で保持され
ているから、アンテナ12の半円部分を除く部分はスト
リップ伝送線路となる。
したがって、先端の長さλ/4の部分は突端が開放のた
め半円部分で見掛け上端路となり、第5図のアンテナ1
2で示されるように、半円部分の端がオーブン底面9に
接続されたことと等価になる。
これはちょうど半円部分が円形ループアンテナを形成し
たことになるため、アンテナ12からのマイクロ波は1
6の矢印で示めされるよ−うにループテナの中心から半
径方向に放射され、波面17はアンテナ12とほぼ同心
の円となって進行する。
したがって、アンテナ12から放射されるマイクロ波エ
ネルギーの大部分は上の方向に放射されるため、こげ目
皿2が加熱室1内に置かれている場合には、抵抗体膜6
によって熱エネルギーに変換される。
一部のマイクロ波は抵抗体膜6を貫通するか、またはこ
げ目皿とオーブン壁面19の間を通ってコゲ目皿2の上
方の空間に達するが、それはごく一部である。
したがって、従来のごとくあらかじめコゲ目皿2を加熱
してから食品を入れるのではなく、初めからコゲ目皿2
の上に食品を置いて通電しても、マイクロ波エネルギー
の大部分が熱エネルギーに変換されるため、食品に直接
多量のマイクロ波が照射されることなく、一回の操作で
すみやかにコゲ目を付けることができる。
また、熱エネルギーは連続的に供給されるから、従来の
ようにコゲ目皿の熱容量を問題とすることなく、一度に
多量の食品にコゲ目が付けられるだけでなく、従来でき
なかった食品を焼くということも可能である。
さらにまた、コゲ目皿2の大きさを変えれば、コゲ目皿
2とオーブン壁19の間の空間が変るため、加熱室1内
に達するマイクロ波エネルギーの量をコントロールする
ことかで゛きる。
このことは、食品をマイクロ波で直接加熱しなからコゲ
目を付けることも可能な極めて便利な調理器となること
を意味している。
ここで重要なことは、コゲ目皿2の底部に突起18を設
けた理由である。
その理由についてつぎに述べる。
抵抗体膜6は極めて薄い(数十μ)ので、マイクロ波の
電界が膜面に垂直に入射するが、膜と平行に入射するか
によって吸収の仕方が大きく異なる。
この様子を模型的に示めしたのが、第6および第7図で
ある。
第6図において矢印19で表わされるような向きの電界
を持つ入射波が抵抗体膜6の面に垂直に入射すると、一
部は反射波21となり、また一部は抵抗体膜6に吸収さ
れて熱に変換されるが膜厚が薄いので、大部分は通りぬ
けて通過波22となる。
符号20,21 .22の矢印の大きさはマイクロ波の
大きさを概念的に表わしている。
抵抗体膜6の抵抗値が小さい程反射波21は大きくなり
、通過波22は逆に小さくなるが、いずれにしても抵抗
体膜6に吸収される量は非常に少ない。
一方第7図の場合には、反射波21と通過波22は共に
非常に小さく、大部分は抵抗体膜6に吸収されて熱エネ
ルギーに変換される。
したがって、マイクロ波の電界19が抵抗体膜6に対し
て第7図のような相対的関係にあれば最も効率良くコゲ
目皿を加熱することができる。
以上のことから、第1図のコゲ目皿2のように底面が平
坦なものを第2図の加熱室内に置いても、第6図で述べ
た理由により、あまり発熱せず、もしコゲ目皿の上に食
品があれば、コゲ目皿を通過したマイクロ波が直接食品
を加熱してしまうために、コゲ目を付(することばで゛
きない。
これに対して、第2図のコゲ目皿のように底部に多数の
突起がある場合には、抵抗体膜とマイクロ波の電界との
相対的関係が第7のようになる割合が非常に多くなるた
め、マククロ波を効率よく熱エネルジーに変換できるわ
けである。
この他、図には示めさないが、コゲ目皿の底部の形状と
しては、中心から放射状の溝をつけたものも効率良くエ
ネルギー変換が行われる。
何となれば、アンテナ12の放射するマイクロ波の電界
は、上に述べた溝と平行な方向を向←或分が最も多いか
らである。
さらにまた、コゲ目皿としては損失の大きなフエライト
を用いても良く、その場合にもまた、エネルギー変換が
効率よく行なえるように前述と同様底部の形状を考慮し
てやらなければならないことは言うまでもない。
以上説明したごとく、本考案によれば、一回の操作です
みやかに食品にコゲ目が付き、使い勝手が向上するだけ
ではなく、熱エネルギーが連続的に供給されるために、
一度に多量の食品にコゲ目が付けられるほか、従来不可
能であった食品を焼くということも可能となる。
さらに本考案によれば、食品をマイクロ波で直接加熱し
ながら同時にコゲ目を付けることも可能であり、極めて
便利な調理器を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のコゲ目付け電子レンジの概略図、第2図
は本考案の一実施例を示す概略図、第3図はコゲ目付皿
の部分断面図、第4図はアンテナ部分の拡大図、第5図
はアンテナからのマイクロ波放射を示す説明図、第6お
よび第7図は抵抗体膜に吸収されるマイクロ波の様子を
示す模型図である。 2・・・・・・コゲ目皿、6・・・・・・抵抗体膜、1
2・・・・・・アンテナ、18・・・・・・突起。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 皿状誘電体の底部に抵抗膜を形威してマイクロ波を吸収
    させ熱エネルギーに変換するこげ目皿により加熱室を上
    下に二分し、下方からマイクロ波を供給して上記こげ目
    皿上に載置される食品にこげ目をつける装置において、
    上記こげ目皿2の底部に多数の突起体18を設け、それ
    らの表面に抵抗膜6を塗布し、供給されるマイクロ波エ
    ネルギーの大部分を熱エネルギーに変換するようにした
    ことを特徴とする高周波加熱装置。
JP987279U 1979-01-29 1979-01-29 高周波加熱装置 Expired JPS5911289Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP987279U JPS5911289Y2 (ja) 1979-01-29 1979-01-29 高周波加熱装置

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JP987279U JPS5911289Y2 (ja) 1979-01-29 1979-01-29 高周波加熱装置

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Publication Number Publication Date
JPS55111008U JPS55111008U (ja) 1980-08-04
JPS5911289Y2 true JPS5911289Y2 (ja) 1984-04-07

Family

ID=28821433

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JP987279U Expired JPS5911289Y2 (ja) 1979-01-29 1979-01-29 高周波加熱装置

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