JPH0317137Y2 - - Google Patents

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JPH0317137Y2
JPH0317137Y2 JP1985020624U JP2062485U JPH0317137Y2 JP H0317137 Y2 JPH0317137 Y2 JP H0317137Y2 JP 1985020624 U JP1985020624 U JP 1985020624U JP 2062485 U JP2062485 U JP 2062485U JP H0317137 Y2 JPH0317137 Y2 JP H0317137Y2
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heating plate
heating
infrared
heat
far
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Priority to US07/134,551 priority patent/US4803324A/en
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  • Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)
  • Electric Ovens (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈技術分野〉 本考案は、電子レンジ等の加熱器に関するもの
である。
〈従来技術〉 従来の加熱器、例えば電子レンジにおいては、
高周波発振装置マグネトロンから発振されたマイ
クロ波は、加熱室上部の導波管から直接的にある
いは加熱室壁に反射して多方向から被加熱物に照
射され、調理が行なわれる。しかしこの場合、マ
イクロ波の持つエネルギーが大きいため、調理時
間は短縮されるが、その波長が長いためにむら焼
けが発生するという欠点があつた。そこで、遠赤
外線放射加熱を利用すると、遠赤外線の波長が短
いために、均一に加熱できる。ところが、そのエ
ネルギーが小さいために、調理時間は長くなると
いう欠点が生じる。
〈目的〉 そこで、本考案は、被加熱物のむら焼けを防止
し得ると共に調理時間を短縮し得る加熱器の提供
を目的とする。
〈実施例〉 以下、本考案を電子レンジに適用した実施例を
第1図aないし第6図cにより説明する。
まず、本考案の第一実施例を第1図aないし第
1図cにより説明すると、本考案における電子レ
ンジは、高周波発振装置1と、該高周波発振装置
1の導波管1aから導出されマイクロ波により加
熱される加熱板2とを具え、該加熱板2は前記高
周波発振装置1から発振されたマイクロ波を吸収
し発熱するフエライト製発熱材3と、該発熱材3
に接合され前記発熱材3からの伝導熱により加熱
され赤外線を放射するセラミツク製赤外線放射材
4と、該赤外線放射材4に接合され、該赤外線放
射材4からの放射赤外線のうち遠赤外線のみを透
過する遠赤外線放射材5とから構成され、前記加
熱板2の中央部にマイクロ波通過孔2aが形成さ
れている。
そして、前記加熱板2の材料としては、鉄・ニ
ツケル・アルミニウム系の合金材にセラミツク材
をはり合わせ、さらにそのセラミツク材の上に透
過波長領域の高いシリコン系金属を重ねている。
つまり、電磁波吸収率が高く、発熱量の高い鉄・
ニツケル・アルミニウム系合金を発熱材3に配
し、次に赤外線放射率の高いセラミツク材を赤外
線放射材4に配している。そして、赤外線のうち
熱量の多い近赤外線を反射し、均一加熱に適した
遠赤外線を透過するシリコン系金属を遠赤外線放
射材5に配している。
また、前記加熱板2は、取付材6を介して加熱
室7の上壁8aに固定されている。前記加熱室7
の底壁8b上には、回転テーブル9が設けられて
おり、該回転テーブル9上に被加熱物Fが載置さ
れる。さらに、加熱室壁8の外側上部には、高周
波発振装置1が設けられており、該高周波発振装
置1の導波管1aの先端は前記上壁8aのパンチ
ング状放射孔7cの外周部に接合されている。
上記の構成において、加熱時には、高周波発振
装置1から発振されたマイクロ波は導波管1aを
通り、放射孔7cから加熱室7内に放射される。
そして、放射されたマイクロ波の一部は、加熱
板2の発熱材3の表面に照射され、さらにその一
部は加熱板2のマイクロ波通過孔2aから直接被
加熱物Fにふく射される。一方、加熱板2の発熱
材3に照射されたマイクロ波は、発熱材3に吸収
され、発熱材3が発熱し始める。そして、発熱材
3の熱が赤外線放射材4に伝導され、赤外線放射
材4が赤熱し、赤外線(熱線)を放射し始める。
さらに、その放射された赤外線のうち遠赤外線だ
けが透過される。この場合、マイクロ波と遠赤外
線とが同時に被加熱物Fに照射されるので、短か
い時間で被加熱物Fを加熱することができる。ま
た、マイクロ波加熱、遠赤外線放射加熱両方共
に、ふく射加熱方式なので対流加熱、伝熱加熱に
比べ、エネルギーロスが少なく、被加熱物の内部
にまで入り込んで加熱するため、食品の外部と内
部との温度差が小さくなり、むら焼けの少ない均
一加熱となる。
次に、本考案の第二実施例を第2図a及び第2
図bにより説明すると、本実施例における加熱器
は、加熱板2が下側凹に湾曲して形成されてお
り、遠赤外線が被加熱物Fに集中放射されるよう
になつている。
他の構造は、上記第一実施例におけるものと同
様である。
また、その加熱工程も第一実施例と同様に行な
われる。
さらに、上記実施例における加熱板2のマイク
ロ波通過孔2aは、その位置を第3図の如く中心
から偏心させることもでき、第4図aないし第4
図cに示すように、その大きさを変えることによ
り、加熱特性をマイクロ波側あるいは遠赤外線側
に近づけることができる。また、第5図aないし
第5図cのようにマイクロ波通過孔2aの数を増
減させることにより、同じように加熱特性を変え
ることができる。
以上の様に、上記実施例における加熱は、マイ
クロ波及び遠赤外線を併用し、加熱板2のマイク
ロ波通過孔2aの数や大きさを変えることにより
加熱量や加熱特性を調節できるので、被加熱物の
むら焼けが防止され、調理時間が短縮される。
また、本実施例における遠赤外線の放射は、シ
ーズヒータ等の別部品を用いることなく遠赤外線
放射材等を重ね合わせた加熱板2により行なわれ
るので、電源や配線を増やさずに、レンジに取付
けることができる。そのため、従来の電子レンジ
にも取付けが可能であり、大変便利である。
なお、本考案は、上記実施例に限定されるもの
ではなく、本考案の範囲内で修正、付加され得る
ことは勿論であり、例えば加熱板2は、取付材6
に調節ねじ等を利用して位置調節可能なものにす
ることができる。
〈効果〉 以上の説明から明らかな通り、本考案は、高周
波発振装置と、該高周波発振装置の導波管から導
出されマイクロ波により加熱される加熱板とを具
え、該加熱板は、前記高周波発振装置から発振さ
れたマイクロ波を吸収し発熱する発熱材と、該発
熱材に接合され前記発熱材からの伝導熱により加
熱され赤外線を放射する赤外線放射材と、該赤外
線放射材に接合され該赤外線放射材からの放射赤
外線のうち遠赤外線のみを透過する遠赤外線放射
材とから構成され、前記加熱板にマイクロ波通過
孔が形成されたものである。
したがつて、本考案によると、マイクロ波及び
赤外線の併用による加熱はふく射加熱方式なの
で、対流加熱および伝熱加熱に比べエネルギーロ
スが少なく、被加熱物の内部にまで入り込んで加
熱するため、食品の外部と内部の温度差が小さく
なり、むら焼けを防止し得ると共に調理時間を短
縮し得る。
また、加熱板は、発熱材、赤外線放射材および
遠赤外線放射材を積層し貼り合わせただけなの
で、発熱材等を内蔵する場合に比べてその製造が
容易に行なえる。
また、加熱板の遠赤外線放射材は、赤外線のう
ち熱量の多い近赤外線を反射し、均一加熱に適し
た遠赤外線を透過するので、均一加熱によりむら
焼けを特に防止できる。
しかも、遠赤外線の放射は、シーズヒータ等の
別部品を用いることなく遠赤外線放射材等を重ね
合わせた加熱板により行なわれるので、電源や配
線を増やさずに、レンジに取付けることができ
る。そのため、従来の電子レンジにも取付けが可
能であり、大変便利であるといつた優れた効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図aは本考案加熱器の第一実施例の略式断
面図、第1図bはその加熱板の平面図、第1図c
は同じく正面図、第2図aは本考案第二実施例の
略式断面図、第2図bはその加熱板の正面図、第
3図は加熱板マイクロ波通過孔位置の変形例の平
面図、第4図a、第4図bおよび第4図cは同じ
く加熱板マイクロ波通過孔形状の変形例の平面
図、第5図a、第5図bおよび第5図cは同じく
加熱板マイクロ波通過孔形状及び個数の変形例の
平面図である。 1:高周波発振装置、1a:導波管、2:加熱
板、2a:マイクロ波通過孔、3:発熱材、4:
赤外線放射材、5:遠赤外線放射材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 高周波発振装置と、該高周波発振装置の導波管
    から導出されマイクロ波により加熱される加熱板
    とを具え、該加熱板は、前記高周波発振装置から
    発振されたマイクロ波を吸収し発熱する発熱材
    と、該発熱材に接合され前記発熱材からの伝導熱
    により加熱され赤外線を放射する赤外線放射材
    と、該赤外線放射材に接合され該赤外線放射材か
    らの放射赤外線のうち遠赤外線のみを透過する遠
    赤外線放射材とから構成され、前記加熱板にマイ
    クロ波通過孔が形成されたことを特徴とする加熱
    器。
JP1985020624U 1985-02-15 1985-02-15 Expired JPH0317137Y2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985020624U JPH0317137Y2 (ja) 1985-02-15 1985-02-15
CA000501147A CA1289627C (en) 1985-02-15 1986-02-05 Infrared ray and microwave heating appliance
US07/134,551 US4803324A (en) 1985-02-15 1987-12-15 Microwave heating and infrared ray heating appliance
US07/261,903 US4870255A (en) 1985-02-15 1988-10-25 Infrared ray heating appliance utilizing a convection fan
KR2019880018135U KR890001269Y1 (ko) 1985-02-15 1988-11-03 적외선 가열기

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985020624U JPH0317137Y2 (ja) 1985-02-15 1985-02-15

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61136207U JPS61136207U (ja) 1986-08-25
JPH0317137Y2 true JPH0317137Y2 (ja) 1991-04-11

Family

ID=30511284

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985020624U Expired JPH0317137Y2 (ja) 1985-02-15 1985-02-15

Country Status (1)

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JP (1) JPH0317137Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54163441A (en) * 1978-06-14 1979-12-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd High frequency heating device

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54163441A (en) * 1978-06-14 1979-12-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd High frequency heating device

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61136207U (ja) 1986-08-25

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