JPS59110611A - 毛髪化粧料 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、使用時のなめらかさ及び柔らかさ並びに仕
上り時の毛髪に櫛通り性、柔らかさ及びしっとり感を与
える上で優れた機能を有する毛髪化粧料に関する。

通常、毛髪はヘアクリームやヘアオイル等の動植物油及
び毛髪自身から分泌される皮脂等により覆われているが
、石ケンや合成洗剤等で洗髪すると、それらの油脂成分
は必要以上に除去されてしまう。そのため、洗髪後の毛
髪はなめらかさが失なわれ、パサパサした硬い感触とな
り、櫛通りが悪くなって製電や枝毛が生じ易くなってし
まう。

このような不都合全解消するため、洗髪後の毛髪処理剤
どして各種の毛髪化粧料が開発され、使用されている。

これら毛髪化粧料は、ジアルキルジメチルアンモニウム
クロライドやアルキルトリメチルアンモニウムクロライ
ドに代表される第４級′アンモニウム塩全主要有効成分
とするものである。

このようなアンモニウム塩には、水難溶性のものと水易
溶性のものとがあり、従って、それに対応して毛髪化粧
料には「すすぐタイプ」のものと、「すすがないタイプ
」のものとがあって、それぞれの使用形態を異ならしめ
ている。

洗髪後等の毛髪のキシミやもつれ全防ぎ、乾いた状態の
仕上がり感をよくするためには、上記アンモニウム塩が
毛髪に吸着されていなければならｔｃい。しかし、従来
の毛髪化粧料は、どの使用形態によっても、上記アンモ
ニウム塩の離脱性や吸着−生に問題があり、満足すべき
ものとは言えなかった○ また、従来、繊維柔軟剤靜の各種繊維処理剤が知られて
いるが、繊維特に動物性繊維は、その化学的構造におい
て毛髪と類似であるが、物理的構造において毛髪とは全
く異なっているため、そのような繊維処理剤の毛髪への
適用は回灯である。

この発明の目的は、使用時のなめらかさ及び糸らかさ並
びに仕上がり時の毛髪に櫛通り性、柔らかさ及びしっと
り感を与える上で優れた機能を有する毛髪化粧料を提供
することである〇すなわら、この発明は、（１）モノＮ
−長鎖アシル塩基性アミノ酸低級アルキルエステル塩（
Ｍ）と、セチルアルコールとステアリルアルコールとの
重量比が２／Ｒないし騎の高級アルコール（Ｎ）、又は
炭素数１０ないし５０である第２級アルコール（０）と
の比率が シ　　　　−１／９〜９／／１で、Ｍ＋（Ｎ又はＯ）を
０．ＩＮ又は０ ・〜２０重；・チ含むこと全秘徴とする毛髪化粧料全提
供する。

以下、本発明の毛髪化粧料について更に詳細に説明する
。

本発明の毛髪化粧料の第１の必須成分であるモノＮ−長
鎖アシル塩基性アミノ酸低級アルキルエステル塩は、オ
ルニチン、リジン、アルギニンなどの塩基性アミノ酸全
原料にして、例えば特公昭４２−１１９２６号又は特公
昭４３−９５２９号に記載されている公知の方法によっ
て容易に製造することができる。

モノＮ−長鎖アシル塩基性アミノ酸低級アルキルエステ
ル塩の塩基性アミノ酸成分は、オルニチン、リジン、ア
ルギニン等の天然のものの他、α、γ−ジアミノ酪酸の
如く合成アミノ酸も同様に用いられ、これらは光学活性
体又はラセミ体のいずれであってもよい。

モノＮ−長鎖アシル塩基性アミノ酸低級アルキルエステ
ル塩のアシル基は、炭素数８〜２２の飽和又は不飽和の
天然又は合成脂肪酸残基であり、例えばラウロイル基、
ミリストイル基、ステアロイル基などの単一脂肪酸残基
の他、ヤシ油脂肪酸残基、牛脂脂肪酸残基などの天然系
の混合脂肪酸残基であってもよい。

モノＮ−長鎖アシル塩基性アミノ酸低級アルキルエステ
ルぶの低級アルキルエステル成分としては、メチルエス
テル、エチルエステル、プロピルエステル、ブチルエス
テル、ペンチルエステル、ヘキシルエステル、ヘプチル
エステル、オクチルエステルが適当である。

Ｊ：た、モノＮ−長鎖アシル塩基性アミノ酸エステルの
塩としては、例えば塩酸塩、硫酸塩のような無機酸塩、
又は例えば酢酸塩、酒石酸塩、クエン酸塩、Ｐ−）ルエ
ンスルホン酸塩、脂肪酸塩、酸性アミノ酸塩、ピログル
タミン酸塩、ピロリドンカルボン酸塩のような有機酸塩
が用いられ、それらの中でも、酸性アミノ酸基、塩酸塩
及びＬ又はＤＬ−ピロリドンカルボン酸塩が好ましい。

次に本発明の第２の必須成分である高級アルコールおよ
び第２級アルコールについて以下記述する。

高級アルコールは、セチルアルコール（Ｃ１０）とステ
アリルアルコール（ｃｏｇ）との混合物であってＣＩ６
／Ｃｌ１ｌ　（重量比）−２／８−８／２の高級アルコ
ールを加えることにエリ、使用時のなめらかさ、柔らか
さ並びに仕上がり時の櫛通り、柔らかさ及びしっとり感
が増すことを見い出した。

セチルアルコールとステアリルアルコールとの重量比は
４／′６ないし／４が好ましい。

また、第２級アルコールは炭素数が１０〜５０のもので
あり、特に好ましい第２級アルコールはテトラデカン−
２−オール（ｎ＝ｌ　４　）、ペンタデカン−２−オー
ル（ｎ＝１５　）、ヘキサデカン−２−オール（ｎ＝１
６）、ヘプタデカン−２−オール（ｎ＝１７　）、オク
タデカン−２−オール（ｎ＝１８）、ノナデカン−２−
オール（ｎ　＝　１９　）、エイコサン−２−オール（
ｎ＝２０）である。また、本発明の範囲以下の炭素数の
第２級アルコールは本発明の効果を発揮できず、本発明
の範囲以上の炭素数では毛髪への吸着量が増して重さが
でてきて好ましくない。

本発明の毛髪化粧料において特に重量なことは、前述の
モノＮ−長鎖アシル塩基性アミノ酸低級アルキルエステ
ル塩と高級アルコール又は第２級アルコールとの重量比
が１／９ないし／ｌの範囲にあることである。特に好ま
しい範囲は１５／　　ないし８°／２０である。モノＮ
−長鎖アシ５ ル塩基性アミノ酸低級アルキルエステル塩／高級アルコ
ール又は第２級アルコールが１／９未満では毛髪に対す
る吸着性が劣化し、しっとり感付与効果が発揮されない
。また、上記比が９／１を超えると、使用時のなめらか
さ及び柔らかさが得られない。

モノＮ−長鎖アシル塩基性アミノ酸低級アルキルールス
テル塩と高級アルコール又は第２級アルコールの配合量
の合計はｆｏ、工ないし２０重量俤、好ましくは０．１
ないし１０重量−である〇０、１重量％未満では本発明
の効果は発揮されず、２０重量％全超克ると毛髪がペタ
つく等デメリットが発現するため好ましくない。

本発明の毛髪化粧料には他の任意成分全本発明の効果に
影響のない範囲で配合することが可能である。このよう
な任意成分として以下の物質がある。

塩化ベンザルコニウム、塩化セチルトリメチルアンモニ
ウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ベ
ヘニルトリメテルアンモニクム、塩化ジステアリルジメ
チルアンモニウム等のカチオン界面活性剤； 流動パラフィン、ワセリン、固形パラフィン、スクワラ
ンおよびオンフィンオリゴマー等の炭化水素；イソプロ
ピルミリステート、イソプロピルパルミテート、ステア
リルステアレート、ミリスチン酸オクチルドデシル、オ
レイン酸オクチルドデシルお工び２−エテルヘキサン酸
トリグリセライド等のエステル；ポリオキシエチレンセ
チルエーテル、ポリオキシエチレンステアリン酸エステ
ルおよびポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート
等の乳化剤；Ｎ−（２−ヒドロキシエチル）−Ｎ−（ビ
ス（２−カルボキシエチル）アミノエテルコラウリルア
マイドジナトリウム塩、２−ココイル−Ｎ−カルボキシ
メチル−Ｎ−ヒドロキシエチルイミダゾリウムベタイン
等の両性界面活性剤；高級アルコールサルフェート、ア
ルコールエーテ／Ｉ／サルンエート、α−オンフィンス
ルホネート等のアニオン界面活性剤；メチルセルロース
、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセ
ルロース等のセルロース誘導体；天然高分子類等の増粘
剤；エチレングリコール、プロピレンゲリプ コール、１，３−ｆチレングリコール、グリセリンおよ
びンルビトール等の保湿剤；オよヒソの他溶剤、殺菌剤
、香料等の小量成分である。

本発明の毛′髪化粧料は、ヘアーリンス剤、ヘアコンデ
ィショナー、ヘアローション等の各種用途に利用するこ
とができる。

また、本発明の毛髪化粧料は、「すすぐタイプ」及び「
すすがないタイプ」のいずれのタイプに適用しても優れ
た、使用時のなめらかさ、柔らかさ、仕上り時の櫛通り
、柔らかさ及びしっとり感全発揮する。

次に本発明の実施例と比較例を示し、本発明の効果ヲエ
リ具体的に説明する。なお、各側の説明に先立って、試
験法について説明する。

試験法 ２０人の女性（１８〜２５才）を用い、ハーフヘッド法
にエリ使用時のなめらかさ及び柔らかさ並びに仕上がり
時の櫛通り性、柔らかさ及びしっとり感：ｒ評価した。

評価基準は、１．０重量％　ノステアリルトリメチルア
ンモニウムクロライド、５．０重量係のプロピレングリ
コール、及び水（残部）からなる試料により得た評価全
基準とした４段階評価である。

４段階評価 基準に比べて１５Å以上が良い二〇 基準に比べて１０〜１５人が良い二〇 基準に比べて５〜１０人が良い：△ 基準に比べて０〜５人が良い　二× なお、各側において配合量は全て重量％で示しである。

試験例１ 第１表及び第２表に示す各１３種の毛髪化粧料を調製し
、その性能を試検した。結果を同表に示す。

第１表より、比較例２〜４はモノＮ−長鎖アシル塩基性
アミノ酸低級アルキルエステル塩のみのため、また比較
例５は高級アルコールのみのため、使用時めなめらかさ
、柔らかさ及び仕上がり待の櫛通り性、柔らかさ、しっ
とり感を満足できないことがわかる。これに対し、本発
明の実施例１〜７は上記５項目を満足させることができ
る。

第２表より比較例７はヘキサデカン−２−オールのみの
ため、仕上がり時のなめらかさ、柔らかさ及びしっとり
感を満足できない。これに対し、本発明の実施例８〜１
４は、これらの性能を満足させることがわかる。

５ チルアルコール／ステアリルアルコール−１５）の比率
を第３表に示すように変えて毛髪化粧料全調製し、その
性能を試験した。結果を同表に示す。

第３表から明らかなように、モノＮ−長鎖アシル塩基性
アミノ酸低級アルキルエステル塩と高級アルコールとの
重量比が本発明の範囲（１／９〜９／□）外になると、
比較例７，８の如く本発明の目的を達成できない。

試験例３ Ｎ−ラフロイル−アルギニンエチルエステル・ピロリド
ンカルボン酸塩とヘプタデカン−２−オールの配合率を
第２表に示す如く変えて毛髪化粧料を調製し、性能を試
験した。

第　　４　　表 第４表から明らかなように、Ｎ−ラクロイルＬ−アルギ
ニンエチルエステルφピロリドンカルボン酸／ヘプタデ
カン−２−オールの重ｔｘ比が本発明の範囲（１／、〜
９／１）にあるときのみ、所望の効果が得られる。

試験例４ 高級アルコール中のセチルアルコール（ＣＩ５）とステ
アリルアルコール（ＣＩ、）の比率全第５表に示すよう
に縫えて毛髪化粧料全調製し、その性能全評価した。結
果を同機に示す。

第　　５　　表 第５表より、高級アルコール中のセチルアルコールとス
テアリルアルコールの重量比が本発明の範囲（２／８〜
８／２）にあるときのみ、優れた効果を示すことがわか
るっ く変えて毛髪化粧料を調製し、性能を試験した。

第　　６　　表 第６表より、２級アルコールのアルキル鎖長が１０ない
し５０のときにのみ使用時、仕上がり時の毛髪のなめら
かさ、柔らかさ及びしっとり感が優れていることがわか
る。

実施例２７．２８ 第７，８表に示す組成を有するヘアクリーム組成物を調
製し、その性能全評価した。

第　　７　　表 第　　８　　表 ※：セチルアルコール／ステアリルアルコール＝”この
ヘアクリーム組成物は従来にない優れた使用感及び仕上
が５性能を与え、べたつきがなかった。

実施例２９．３０ 第９，１０表に示す組成を有するエアゾールタイプのヘ
アコンディショナーを調製し、その性能を評価した○ 第９表 第　　１０　　表 このヘアコンディショナーは、従来のヘアコンディショ
ナーにない優れた性能を有していた０実施例３１〜３７ 第１１．１２表に示す組成を有するヘアトリートメント
を調製し、その性能を評価した０第　　１１　　　表 第１２表 このように任意成分を変えても、Ｎ−ココイルリジンメ
チルエステル・塩酸塩と高級アルコール又は第２級アル
コールとを含むこれらのヘアトリートメントは従来にな
い優れた使用感及び仕上がり感を与えた。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 モノＮ−長鎖アシル塩基性アミノ酸低級アルキルエステ
   ル塩と、下記（イ）又は（ロ）成分とヲ鳩ないしシ１の
   重量比で含み、かつ、これら成分の合計量が０．１ない
   し２０重量係である毛髪化粧料。 （イ）　セチルアルコールとステアリールアルコールと
   の混合物からなる高級アルコールであって該セチルアル
   コールと該ステアリルアルコールとの重量比か／８ない
   し８／２であるもの。 ・　２ （ロ）炭素数１０ないし５０の第２級アルコール。