JPS5910875Y2 - 超音波セラミツクマイクロホン - Google Patents

超音波セラミツクマイクロホン

Info

Publication number
JPS5910875Y2
JPS5910875Y2 JP9688177U JP9688177U JPS5910875Y2 JP S5910875 Y2 JPS5910875 Y2 JP S5910875Y2 JP 9688177 U JP9688177 U JP 9688177U JP 9688177 U JP9688177 U JP 9688177U JP S5910875 Y2 JPS5910875 Y2 JP S5910875Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
adhesive
vibrator
microphone
ultrasonic ceramic
ceramic microphone
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP9688177U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5423714U (ja
Inventor
良一 宇都宮
Original Assignee
松下電器産業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 松下電器産業株式会社 filed Critical 松下電器産業株式会社
Priority to JP9688177U priority Critical patent/JPS5910875Y2/ja
Publication of JPS5423714U publication Critical patent/JPS5423714U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS5910875Y2 publication Critical patent/JPS5910875Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Transducers For Ultrasonic Waves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は振動板に圧電磁器振動子を貼り合わせてなるバ
イモルフ振動子を用いた超音波セラミックマイクロホン
に関し、特に、簡易な構造で、高感度、広帯域性能を有
し、温度特性が優れ、雨水、塵埃の発生する環境で使用
するパーキングメータ、自動車追突防止用等、屋外用と
して容易に使用できる超音波セラミックマイクロホンを
提供しようとするものである。
まず、従来のこの種の超音波セラミックマイクロホンの
構造について第1図とともに説明する。
この第1図において、1は圧電磁器振動子であり、ケー
ス2の上面側内側部に貼り合わされており、圧電磁器振
動子1とケース2とでバイモルフ振動部が構或されてい
る。
ケース2の下側開放端に端子板3が設置されている。
この場合、耐水性、耐塵性をもたせるためにケース2の
内部と外部とを完全に遮断する必要がある。
このため端子板3とケース2との接続部を弾性接着剤4
で密封してある。
上記構或の従来の超音波セラミックマイクロホンはケー
ス2の内部に密封された空気は温度の変化とともに膨張
、収縮するので温度特性が悪く、また形状が大きく、組
み立てが困難であった。
本考案は、上記従来の超音波セラミックマイクロホンの
欠点を解消し、バイモルフ振動子の圧電磁器振動子を振
動減衰の小さい材料で被覆して空気と遮断し、この振動
減衰の小さい材料を介して端子板を固定することにより
、所期の目的を達戒するものであり、以下に本考案の実
施例について第2〜5図とともに説明する。
第2図は本発明の一実施例を示す超音波セラミックマイ
クロホンの断面図である。
この第2図において、11は圧電磁器振動板であり、金
属製または樹脂製振動板12に貼り合わせてバイモルフ
振動子が構威されている。
13は接着剤であり、前記バイモルフ振動子のたわみ振
動を減衰させない材料、例えば弾性接着剤シリコンゴム
等よりなる。
なお、この接着剤13は二次的に振動効率をあげるため
に2種類以上の接着剤を積層して構或されても良い。
14は端子板であり、前記バイモルフ振動子の圧電磁器
振動子11側の面に前記弾性接着剤13を介して固定さ
れている。
前記弾性接着剤13の層の厚さは、マイクロホン感度特
性を調整するために任意に設定できる。
15は前記端子板14の外側に設けられた金属ベースで
ある。
16. 16’は端子ピンで電気信号の入出力用に設け
られたものである。
17. 17’は圧電磁器振動子11の電極面と端子ピ
ン16. 16’とを電気導通させるリード線である。
上記構或の超音波セラミックマイクロホンは圧電磁器振
動子11が温度変形率の小さい接着剤13で覆われてい
るので外気との接触がさけられ、さらに端子板14とバ
イモルフ振動子間に接着剤を層着させて構或しているの
で圧電磁器振動子11の電極面の腐食や、電極間の絶縁
低下が防止され、かつ、バイモルフ振動子と端子板14
間は温度変化の小さい材料で層着されているので温度特
性が優れている。
なお、接着剤13として弾性接着剤シリコンゴムを用い
ると基本振動以外の高調波および可調音領域の倍調波共
振を減衰(吸音)する効果がある。
一般に、バイモルフ振動子単体での特性はQの高い共振
特性を示しているが、本実施例のように圧電磁器振動子
11の片側全面を接着剤13で被覆すると、原理的には
振動が押えられ、Qが低下するものであるが、接着剤1
6の材質を振動減衰が小さくて調整可能なものを選定す
ることにより大幅な振動減衰が防止され、さらに、接着
剤13の層厚を適当に設定することにより、接着剤13
の固有機械抵抗を調整することができるとともに、特に
、振動板12の励振周波数(fr)の波長(λ)のH以
上とすることむこより、定在波の励振が加わりやすく、
感度向上効果を得ることができる。
第3図に本実施例の超音波セラミックマイクロホンの周
波数一感度特性(A)を示すように従来の超音波セラミ
ツオマイクロホンの同特性(B)に比べ広帯域に渡って
高感度である。
次に本考案の他の実施例について第4図とともに説明す
る。
この第4図において、第2図と同一構威物に対しては同
一番号が付してある。
そして、18はケースであり、端子板14の外側に設け
られた金属ベース15と接着剤13の外周を覆う筒体部
材19とを一体化したものである。
このケース18の上端は振動板12とほぼ平行である。
このケース18によって電気的シールド効果と外部衝撃
防止としての効果が得られる。
次に本考案のさらに他の実施例を示す超音波セラミツク
マイクロホンについて第5図とともに説明する。
なお、この第5図においても第2図と同一構或物に対し
ては同一番号が付してある。
20は振動板12と接着剤13の外周を覆う筒状部材1
9とを一体化したケースであり、振動板12と筒状部材
19との接続部分は振動板12の振動が筒状部材19へ
伝搬して振動減衰してしまうのを防止するために複数個
の穴を設けたり、板厚を薄くしたりすることにより疎に
結合されている。
なお、端子板15はケース20の開口端に嵌着固定され
ている。
上記構或の超音波セラミックマイクロホンは振動板12
と筒状部材19が一体化され、ケース20となっている
ので電気的シールド効果は極めて大きく、さらに接着剤
13はシールドされているので均一性を有し、従って安
定した音響特性が得られる。
以上のように本考案のセラミックマイクロホンは振動板
に圧電磁器振動子を貼り合わせたバイモルフ振動子に、
前記圧電磁器振動子を被覆する接着剤を介して端子板が
固定された簡単な構戊であり、本考案の超音波セラミッ
クマイクロホンによれば圧電磁器振動子および電気的接
続部が接着剤により外気と遮断されているので高感度、
広帯域性能を有し、温度特性が優れ、特に防水、防塵効
策が要求される屋外用超音波セラミックマイクロホンと
して大なる効果をもたらす。
また、耐熱性が要求される装置にも適用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の超音波セラミックマイクロホンの断面図
、第2図は本考案の第1の実施例を示す超音波セラミッ
クマイクロホンの断面図、第3図は第1図および第2図
における超音波セラミックマイクロホンの各振動数と感
度の特性図、第4,5図はそれぞれ本考案の第2、第3
の実施例を示す超音波セラミックマイクロホンの断面図
である。 11・・・・・・圧電磁器振動子、12・・・・・・振
動板、13・・・・・・接着剤、14・・・・・・端子
板。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)振動板に圧電磁器振動子を固定してなるバイモル
    フ振動子に前記圧電磁器振動子を被覆する接着剤を介し
    て端子板を固定してなる超音波セラミックマイクロホン
  2. (2)端子板には接着剤を囲む筒状部材が一体化されて
    設けられていることを特徴とする実用新案登録請求の範
    囲第1項に記載の超音波セラミックマイクロホン。
  3. (3)振動板には接着剤を囲む筒状部材が一体化されて
    設けられていることを特徴とする実用新案登録請求の範
    囲第1項に記載の超音波セラミックマイクロホン。
JP9688177U 1977-07-19 1977-07-19 超音波セラミツクマイクロホン Expired JPS5910875Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9688177U JPS5910875Y2 (ja) 1977-07-19 1977-07-19 超音波セラミツクマイクロホン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9688177U JPS5910875Y2 (ja) 1977-07-19 1977-07-19 超音波セラミツクマイクロホン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5423714U JPS5423714U (ja) 1979-02-16
JPS5910875Y2 true JPS5910875Y2 (ja) 1984-04-04

Family

ID=29031182

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9688177U Expired JPS5910875Y2 (ja) 1977-07-19 1977-07-19 超音波セラミツクマイクロホン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5910875Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5423714U (ja) 1979-02-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3979334B2 (ja) 圧電型電気音響変換器
JP3489509B2 (ja) 電気音響変換器
US2105010A (en) Piezoelectric device
JP2004007400A (ja) 圧電型電気音響変換器
JP5939160B2 (ja) 発振装置および電子機器
JPS60839B2 (ja) 圧電形振動板
JP3395672B2 (ja) 圧電型電気音響変換器
US3732446A (en) Electroacoustic transducer resistant to external mechanical vibrations
US3546497A (en) Piezoelectric transducer element
JPS5910875Y2 (ja) 超音波セラミツクマイクロホン
JP6514079B2 (ja) 音響発生器
JPH0448079Y2 (ja)
JPS6019438Y2 (ja) 超音波セラミックマイクロホン
JP3288513B2 (ja) 吸音体
JPS60173999A (ja) 超音波セラミツクマイクロホン
JPS635357Y2 (ja)
JPS5830385Y2 (ja) 超音波セラミックマイクロホン
JPH0323757Y2 (ja)
JPS631798B2 (ja)
JPS5842400A (ja) 超音波セラミツクマイクロホン
KR960014433B1 (ko) 저음확대형 압전세라믹 음향변환기
JPS5843357Y2 (ja) 超音波送受波器
JPH0445348Y2 (ja)
JPH089993Y2 (ja) 圧電型電気音響変換器
JPS5830383Y2 (ja) 超音波セラミックマイクロホン