JPS5910732Y2 - ギヤツプ付鉄心形リアクトル - Google Patents
ギヤツプ付鉄心形リアクトルInfo
- Publication number
- JPS5910732Y2 JPS5910732Y2 JP2107978U JP2107978U JPS5910732Y2 JP S5910732 Y2 JPS5910732 Y2 JP S5910732Y2 JP 2107978 U JP2107978 U JP 2107978U JP 2107978 U JP2107978 U JP 2107978U JP S5910732 Y2 JPS5910732 Y2 JP S5910732Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- leg
- core
- involute
- gap
- shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
この考案はギャップ付鉄心形リアクトルに関する。
この種リアクトルにおいて、インボリュート鉄心、すな
わち複数の鋼板をインボリュート状に戊形し全体を円盤
状に形或したインボリュート鉄心の複数を多段的に積み
上げて脚部鉄心とし、その上下端をそれぞれ継鉄に当接
し、前記脚部鉄心にコイルを巻装した構或は別途提案さ
れている。
わち複数の鋼板をインボリュート状に戊形し全体を円盤
状に形或したインボリュート鉄心の複数を多段的に積み
上げて脚部鉄心とし、その上下端をそれぞれ継鉄に当接
し、前記脚部鉄心にコイルを巻装した構或は別途提案さ
れている。
この考案はインボリュート鉄心を積み上げて脚部鉄心と
する場合に使用する脚軸によって短絡電流が流れるのを
阻止することを目的とする。
する場合に使用する脚軸によって短絡電流が流れるのを
阻止することを目的とする。
この考案の実施例を図によって説明すると、1はインボ
リュート鉄心で、金属製のリング2の外周に複数の鋼板
3の一端部を溶接などによって固着し、この鋼板3をイ
ンボリュート状にわん曲或形し、全体を円盤状に形戊し
てある。
リュート鉄心で、金属製のリング2の外周に複数の鋼板
3の一端部を溶接などによって固着し、この鋼板3をイ
ンボリュート状にわん曲或形し、全体を円盤状に形戊し
てある。
このインボリュート鉄心1の複数をもって脚部鉄心4を
構或するのであるが、このために、まず継鉄5に脚軸6
の下端を固定する。
構或するのであるが、このために、まず継鉄5に脚軸6
の下端を固定する。
この固定は継鉄5に形或された孔に脚軸6の下端を挿入
し、絶縁物からなるスペーサ8によって固定される。
し、絶縁物からなるスペーサ8によって固定される。
脚軸6は鉄,ステンレス鋼,真鍮などの金属で作られて
いる。
いる。
固定樹立された脚軸6に対し、各インボリュート鉄心1
を嵌合する。
を嵌合する。
この場合ギャップ用のスペーサ9と交互に嵌合していく
。
。
この嵌合の際、脚軸6がこの嵌合挿入のガイドとしての
役目を果し、これによって各インボリュート鉄心1及び
ギャップ用スペーサ9が垂直状に積み上げられ、これに
よって脚部鉄心4が完或する。
役目を果し、これによって各インボリュート鉄心1及び
ギャップ用スペーサ9が垂直状に積み上げられ、これに
よって脚部鉄心4が完或する。
最上端では継鉄11が脚軸6の先端に嵌合され、スペー
サ8によって固定される。
サ8によって固定される。
組立後においては脚部鉄心4の内部に脚軸6が嵌装され
ているので、インボリュート鉄心1,ギャップ用スペー
サ9が個々にみだりに移動することがない。
ているので、インボリュート鉄心1,ギャップ用スペー
サ9が個々にみだりに移動することがない。
ところで前記脚軸6の使用目的から言ってこれはインボ
リュート鉄心1の内面に当接することが必要であり、そ
のため軸心から放射状にのびる複数の脚部6aを備えた
ものを用意(図の例は十字状)シ、各脚部6aの先端が
インボリュート鉄心1の内周面(図のようにリング2を
有する場合はリング2の内周面)に当接するようにして
おくことが考えられる。
リュート鉄心1の内面に当接することが必要であり、そ
のため軸心から放射状にのびる複数の脚部6aを備えた
ものを用意(図の例は十字状)シ、各脚部6aの先端が
インボリュート鉄心1の内周面(図のようにリング2を
有する場合はリング2の内周面)に当接するようにして
おくことが考えられる。
脚軸6は脚部鉄心4の組立後でもそのまま脚部鉄心4内
に設置したままである。
に設置したままである。
したがってもし脚部6aの先端とリング2の内周面が直
接当接していたとすると、隣り合う二つの脚部6aと、
この脚部6aの先端間のリング2部分とにより、主磁束
(これは脚部鉄心4の軸心方向に通る。
接当接していたとすると、隣り合う二つの脚部6aと、
この脚部6aの先端間のリング2部分とにより、主磁束
(これは脚部鉄心4の軸心方向に通る。
)に対して鎖交する閉回路が完或し、ここに短絡電流が
流れることになる。
流れることになる。
図の例では前記した閉回路は4回路となるが、この各閉
回路に流れる短絡電流はすべて同じ方向(たとえば時計
まわりの方向)に向かって流れるので、互いに隣り合う
閉回路に共通の脚部6aには互いに逆方向に向う短絡電
流が流れるようになる。
回路に流れる短絡電流はすべて同じ方向(たとえば時計
まわりの方向)に向かって流れるので、互いに隣り合う
閉回路に共通の脚部6aには互いに逆方向に向う短絡電
流が流れるようになる。
ここで前記主磁束がリング2内のいずれの部分でも均等
であれば、各閉回路と鎖交する磁束量は同じとなるから
各閉回路に流れる短絡電流値は同じとなり、各脚部6a
に流れる電流は相殺されるので、問題はない。
であれば、各閉回路と鎖交する磁束量は同じとなるから
各閉回路に流れる短絡電流値は同じとなり、各脚部6a
に流れる電流は相殺されるので、問題はない。
しかし実際には主磁束がリング2内のいずれの部分でも
均等となることはあり得ない。
均等となることはあり得ない。
特に脚部鉄心4の下端又は上端に向う程、主磁束は継鉄
5又は11から別の脚部鉄心4に向うようにかたよって
通るようになるため、リング2内での主磁束の量は均等
になりにくくなる。
5又は11から別の脚部鉄心4に向うようにかたよって
通るようになるため、リング2内での主磁束の量は均等
になりにくくなる。
そのため前記閉回路のそれぞれと鎖交する磁束量はアン
バランスとなるので、各閉回路に流れる短絡電流値も互
いに異なるようになる。
バランスとなるので、各閉回路に流れる短絡電流値も互
いに異なるようになる。
このときの差分に応じた電流が脚部6aに流れる。
このような電流が流れると脚部6aの先端とリング2の
内面との局部的な接触によってその接触部に電流が集中
して過熱したり、或いは運転中の振動によって前記接触
部が不完全接触を起こしたするとアーク放電が発生した
りする。
内面との局部的な接触によってその接触部に電流が集中
して過熱したり、或いは運転中の振動によって前記接触
部が不完全接触を起こしたするとアーク放電が発生した
りする。
又このような電流の発生により脚部6aにジュール熱に
よる損失が生ずることは避けられない。
よる損失が生ずることは避けられない。
このような短絡電流の発生を阻止するため、この考案で
は脚部6aの先端に樹脂,ゴムなどのような絶縁物から
なるキャップ12を嵌合しておく。
は脚部6aの先端に樹脂,ゴムなどのような絶縁物から
なるキャップ12を嵌合しておく。
そしてこのキャップ12の外周面がリング2の内周面に
当接するようにする。
当接するようにする。
そのため前記のような主磁束に対して閉回路は完戒せず
、したがって脚軸6,リング2には短絡電流は何ら流れ
ないようになる。
、したがって脚軸6,リング2には短絡電流は何ら流れ
ないようになる。
この場合キャップ12に弾力性を付与するようにしてお
くと、脚部6aの先端とリング2とがこすり合って傷を
つけることもなくなって都合がよい。
くと、脚部6aの先端とリング2とがこすり合って傷を
つけることもなくなって都合がよい。
なおインボリュート鉄心1が漂浮電位となるのを避ける
ために、脚軸6とリング2とをリード13で接続し、更
に脚軸6をアースしておけばよい。
ために、脚軸6とリング2とをリード13で接続し、更
に脚軸6をアースしておけばよい。
以上詳述したようにこの考案によれば、インボリュート
鉄心の組立て及び一体化に使用する脚軸の存在によって
脚軸に流れる短絡電流を簡単に阻止することができる効
果を奏する。
鉄心の組立て及び一体化に使用する脚軸の存在によって
脚軸に流れる短絡電流を簡単に阻止することができる効
果を奏する。
第1図はこの考案の実施例を示す断面図、第2図は断面
図、第3図はリングと脚軸との関係を示す平面図、第4
図は脚軸の一部の斜視図である。 1・・・・・・インボリュート鉄心、4・・・・・・脚
部鉄心、5,11・・・・・・継鉄、6・・・・・・脚
軸、6a・・・・・・脚部、9・・・・・・ギャツフ゜
用スペーサ、12・・・・・・キャップ、13・・・・
・・リード線。
図、第3図はリングと脚軸との関係を示す平面図、第4
図は脚軸の一部の斜視図である。 1・・・・・・インボリュート鉄心、4・・・・・・脚
部鉄心、5,11・・・・・・継鉄、6・・・・・・脚
軸、6a・・・・・・脚部、9・・・・・・ギャツフ゜
用スペーサ、12・・・・・・キャップ、13・・・・
・・リード線。
Claims (1)
- 複数のインボリュート鉄心をギャップ用スペーサを介し
て多段的に積み上げて脚部鉄心とし、その両端を継鉄に
連接してなるギャップ付鉄心形リアクトルにおいて、放
射状に複数の脚部を備えた金属製の脚軸を前記継鉄に固
定し、この脚軸に前記インボリュート鉄心を挿通せしめ
るとともに、前記脚部の先端に絶縁性のキャップを嵌合
し、前記キャップの外周を前記インボリュート鉄心の内
周面に当接してなるギャップ付鉄心形リアクトル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2107978U JPS5910732Y2 (ja) | 1978-02-20 | 1978-02-20 | ギヤツプ付鉄心形リアクトル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2107978U JPS5910732Y2 (ja) | 1978-02-20 | 1978-02-20 | ギヤツプ付鉄心形リアクトル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS54124162U JPS54124162U (ja) | 1979-08-30 |
JPS5910732Y2 true JPS5910732Y2 (ja) | 1984-04-04 |
Family
ID=28853271
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2107978U Expired JPS5910732Y2 (ja) | 1978-02-20 | 1978-02-20 | ギヤツプ付鉄心形リアクトル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5910732Y2 (ja) |
-
1978
- 1978-02-20 JP JP2107978U patent/JPS5910732Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS54124162U (ja) | 1979-08-30 |
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