JPS59104989A - サンドブラスト用の多層型転写紙 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は陶磁器、ガヲヌなどの被加工物面に貼）付け
、サンドをプラストして貼υ付は模様に相当する所定模
様を被加工物面に形成する際に用いられるサンドブラス
ト用の転写紙の改良に関するものである。

一般に、サンドブラストによシガラメ等の被加工物面に
研削模様を加工するには、図柄のネガ相当部分を、サン
ドに対し摩耗強度大なる材料で形成した転写紙ケ、水に
ぬらして台紙を剥がして防護膜をつくシ、これを被加工
物面に接清し、しかるのちサンドを吹きつけることによ
シ寮施される。

そして従来の転写紙は一回のサンドブラストでは被加工
物の表面よシ一段階の深さの研削模様しかブラスト加工
できないもので必多、形成される研削模様が単調になる
欠点があった。そこで本発明者らは従来の転写紙におけ
る上述した欠点を解消すべく研究した結果、良好な成果
を得て本発明を達成したものである。

すなわち、本発明の目的は、−回のサンドプラ２トによ
）被加工物面に、浅部と深部との深さの異なる二段階あ
るいはそれ以上の深さの異なる研削ができ、被加工物面
に複雑な研削模様が形成し得る、サンドブラスト用の多
層型転写紙を提供することにある。また、本発明の目的
は模様がつながっている連続模様は勿論のこと、線状模
様あるいは模様が分離している中抜き模様においても被
加工物面に二段階あるいはそれ以上の複雑な研削模様が
精密に再現し得る、サンドブラスト用の多層型転写紙を
提供することにある。さらに本発明の他の目的模様層側
の表面が保護膜にて被着され、取扱いの際に模様層にキ
ズが生ずることがなく、精密転写に都合のよい、多層型
の転写紙を提供するととにある。

本発明は、台紙上に糊料層が設けられ、該糊料層上には
接着層が設けられ、該接着層上にはプラストされるサン
ドに対し＃摩耗性が接着層よりも大きくかつ摩耗強度が
同一または異カる複数の模様層を多層積層したものを所
定模様形状に配置し接着せしめて形成されている。前記
台紙は和紙、合成紙などの吸水性に富み、耐水強度の大
きい材質のものが適し、通常、陶磁器類の絵柄スライド
転写に用いられるスライド転写紙の台紙は好ましいもの
である。糊料層は水系溶媒、好ましくは水に対して溶解
する再湿性のものでちゃ、デキストリン溶液、デンプン
溶液ちるいは合成樹脂エマルシジン溶液などの水性糊料
溶液を台紙の所定片面に塗布し乾燥させることによシ形
成される。なお、水性糊料溶液の塗布量は糊料層が約２
〜６μｍ程度になるように塗布される。糊料層は乾燥時
において台紙と接着層とを接合するが、台紙が濡らされ
た場合は糊料層が水に溶けて接着力を失ない台紙を接着
層面よル剥離可能にする。

前記接着層はこの上に重ねられる模様層の接着固定をは
かるものであシ、とくに模様層の細部、線状部及び分離
部分の固定が良くされるので、サンドブラストにおいて
被加工面に所定模様を精密に再現することができる。ま
た接着層は被加工面に対して本来の永久的な接着力は必
要としないが、ブラストに対して耐え得る程度の接着力
を必要とし、かつブラストされるサンドに対しては耐摩
耗性が小さく、サンドブラストによシ摩耗損失するもの
であることを要する。この接着層は有機溶剤に樹脂分を
約２０〜８０重量％（以下、単に％と略記する。）含有
させた組成液約１０〜１００％と、充填剤約９０〜０％
とを含有させた組成液を前記糊料層上に塗布し乾燥させ
ることにより形成される。なお接着層は２〜５０μη２
程度にされる。前記樹脂分とする樹脂としてはポリメチ
ルアフレレート、ポリエチルアクリレートなどのアクリ
ル系、エチルセルロース、アセチｐセ／１／ロースなど
のセルローフ糸、塩化ビニル、酢酸ビニルなどのビニル
糸、酸化ロジン、力〜ムロジンなどのロジン系、スチレ
ンブタジェン、ブタジェンなどのゴム系、アルキッド樹
脂、ポリアミド樹脂、ブチラール樹溶剤は直鎖系、芳香
族系、エステル系、アルコール系などが使用される。充
填剤はカーボン、タルク、ベントナイト、炭酸カルシウ
ム、珪石、硅酸ジルコニウム、弁柄、セリサイト（絹雲
母）、雲母などの無機質の微粉末、あるいはウレタン、
エチルセルロース、メチルセルロース、ポリビニルアル
コール、アクリルなどの有機質の微粉末が適する。

上記組成７夜にて形成される接Ｍ届は軟質であシ、耐摩
耗性が小さく、サンドブラストによシ容易に摩耗される
。

接着層上に配置される複数の模様層は、サンドブラスト
に対して＃摩耗性が大きく摩耗損失しないものと、耐摩
耗性が接着層より大きくかつ摩耗強度が大小異なるもの
または異ならないものを多層積層したものとよシなシ、
全体として耐摩耗強度の異なる模様を形成したものにさ
らに模様層を設けない接着層の露出部位が組合わされ所
定の模様形状に配置される。

耐摩耗性の大きい模様層にて被われた被加工物面部位は
サンドによシ削シ取られることなく、被加工物面本来の
表面として残存させることができる。耐摩耗性が接着層
より大きくかつ摩耗強度の比較的大きい模様層にて被わ
れた被加工物面部位は所定の深さに浅く削り取られる。

耐摩耗性が接着層よシ大きくかつ摩耗強度の小さい模様
層を被着した被加工物面部位では耐摩耗性が比較的大き
い模様層部位より深く削り取られる。そして接着層の露
出部位に被着された被加工物面では最も深く研削される
。、模様層の摩耗強度の大小は模様層自体の材質の選定
によるか、あるいは同一材質であっても層厚をかえるこ
とにより、また同一材質同一層厚でも積層数を庇えるこ
とによシなされる。

模様層の材質はゴム系樹脂を主体としたものであシ、前
記有機溶剤にゴム成分を約６０％以上含有させたゴム組
成液、約５０〜１００％と前記した充填剤約５０〜０％
とを含有させたゴム組成液を前記接着層上にスクリーン
印刷などにて塗布させることによ多形成される。模様層
はｆ１１０〜１００μｍ程度に印刷される。前記ゴム成
分はスチレンブタジェンゴム、ニトリルゴム、アクリル
ゴム、塩化ゴムなどの成分が用いられる。

模様層の耐摩耗性はゴム組成液を選択することによシか
えられるが、模様層の厚さにょシ耐摩耗性に差異をつけ
る場合には同一のゴム組成液を必要部位に重ねて積層印
刷する本発明の転写紙はガラス、陶磁器、金属あるいは
プラスチックなどの被加工面に対して実施される。

しかしてこの転写紙は台紙を水で濡らすととＫより、糊
料胎が溶けるので、台紙を剥がし、接着層に結合された
模壕層の接着層側を被加工物面に接着させ、しかる後、
砂粒子などのサンドを吹き付けることにより模様層の形
状を被加工物面に再現することができる。すなわち、被
加工物面に接着した転写紙に対してブラストされたサン
ドは、１ラスト時間の経過とともに耐摩耗強度の小さい
順に摩耗され、被加工物面が順次研削される。そして被
加工物面においては耐摩耗強度の小さい部位が最も深く
研削され、耐摩耗強度の大きいもの程浅く研削される。

なお、模様層は接着層によシ被加工物面に充分に接着保
持されるので、サンドゲラストによシ剥がれることは々
いし、模様層細部及び線部などは接着層を介して被加工
物面に接着保持が充分である。しかして接着層とともに
模様層を剥がすことによシ、被加工物面には深さの異な
る複雑な凹状模様層の形状が再現された唯明な模様を得
ることができる。

また、本発明の前記した転写紙においては接着層と模様
層間に、サンドゲラストに対する衝膀を緩和する衝撃緩
和層を介在させることができ、この衝撃緩和層の厚さは
約５〜１００μｍ程度とされる。すなわち、前記した如
く、台紙上に糊料層、接着層及び模様層を設けた構造の
転写紙においては、サンド粒子が大きい場合、あるいは
ブラスト強度が大きい場合には模様層に当ったサンドに
より模様層がへこみ、模様層にて被った部位の面にキ２
゛を生ずるため、サンド粒子の規制及びブラスト強度を
規制する必要があるが、衝撃緩和層を設けた場合には、
模様層に当ったサンドは模様層下の衝撃緩和層によって
衝撃が緩和され、模様層下の部位のキズの発生を防止す
る。この衝撃緩和層はサンドゲラストに対して耐摩耗性
が小さくかつ柔軟性を有し、かつ下部の接着層と上部の
模様層に対して接着性が高いことを要する。そしてこの
条件を満たす衝撃緩和層としては前記した接着層形成用
の組成液に更に充填材を増量したものかあるいは模様層
形成用の組成液に充填材を加え、サンドブラストに対す
る耐摩耗性を小さくしたものが用いられる。すなわち、
ポリメタクリル酸ブチＩｖ２０部、ブチルラクテート５
０部、硅酸ジルコニウム６０部、よりなる配合のもの、
あるいはエチルセルロース１５部、ブチルラクテート６
０部、タルク２５部よりなる配合のもの、あるいはスチ
レンブタジェンゴム１０部、芳香族系石油溶剤６０部、
硅酸ジルコニウム６０部よりなる配合のものなどが適用
される。

また、本発明の前記した転写紙の各模様層及び露出した
接着層上、あるいは露出した衝Ｓ緩、Ｈ層上には被膜層
を設け、転写前の取扱い及び転写に際し、模様層にこす
れあるいは衝撃などの表面きずが生じないようにするこ
とができる。この被膜層はブラストされるサンドに対し
て１Ｉｉｉｔ摩耗性が小さく、かつ転写紙の曲げに対し
て支障のないように柔軟性の大きいものが使用される。

被膜層に適した材質としては、ポリメチルアクリレート
、ポリブチルメタルクリレート、その他のアクリル系樹
脂、エチルセルロース、ニトロセルロースその他のセル
ロース誘導体系樹脂プチヲーｆｖ樹脂、塩化ビニｌし等
のビニル系樹脂を用いることができる。

この被膜層の厚みは６〜６０μｍが適当である。

そして被膜層はたとえばエチルセルロース１５部、ブチ
ルラクテート８０部及びＤＯＰＳ部の配合、あるい１ｄ
ポリブチルメタクリレ一ト３０部、芳香族石油溶剤７０
部よりなる配合などにて形成される。

なお、本発明における前記各層の厚さは前記した層厚の
みに限定されず、用途及びブラスト強度に応じて変更は
可能であり、また糊料層、接着層、衝撃緩和層、模様層
没び被膜層は各々前記した所定のものが得られる範囲内
において調整は自在にさｉ′Ｌる。

しかして、本発明は、被加工物面ＶＣ対して接着力を有
し、ブラストされるサンドに対して耐摩耗性が小さい接
着、譬が設けられ、該接着が上には接着層に部分的に接
着されて所定模様形状をなしかつ１′１力Ｂ己−ナンド
（・こ対して耐摩耗性の異外る模様層が多層債層形成さ
：ｉｔでなる転写紙となしたため、連給〕ｊ増１．懺）
大模様、あるいは中抜きジ様においても精密転写が可能
であり、かつ接着層は耐摩耗性が小さいため、その露出
部はサンドゲラストの際に（−耗し、該部鼠の研削には
何ら支障なくて都合がよい。−でして、本発明において
便様層と後Ｎ層との間に耐摩耗性の小ざい鮒撃緩和、優
を設けた場合鴎ｔ−よ１．溪様）Δにて波動゛ｆ７）仮
扉工面部分はサンドブラストにおけるキズが防止され、
模様層外周の研削は充分にし丙るので被加工面に鮮明模
様が得られる。

また、本発明において模様層上に、サンドに対し耐摩耗
性が小さい被膜層を設けた場合には、転写紙の取扱いに
際し、模様層の保護ができ、模様層を傷めることがなく
鮮明模様の転写に都合力；よい。

次に本発明の実施例を、図面を参照して説明する。

実施例１ 第１図〜第６図において、１は厚さ０．１６糖のチャイ
ナベーバよ）なる台紙で、２１４台紙１の上面全体に塗
布乾燥された厚さ６μｍの糊料層である。本例の糊料層
２は約５０％のデキストリン溶液を塗布し乾燥させて形
成した。６は糊料層２上に設けられた厚さ４０μｍの接
着層であ）、アクリル溶液６０重量部（以下、単に部と
略記する。）と、硅酸ジルコニウム微粉末（充填剤）７
０部をｆｆｌ［たインキを１２０メツシユのステンレス
メクリーン印刷版を用いて糊料層２上の全面に印ｆｌｌ
ｌして形成されている。４は接着層６上にスクリーン印
刷された厚さ１２μｍの第１模様層である。

該第１模様層４はヌチレンブタジエン系合成コ゛ムであ
るツルプレン（旭化成工業ＫＫ製造、商品名）５部と、
アクリル溶液２５部と、硅酸ジルコニウムｆ１１末５０
ｇ、！：をソ／ｌ／ヘツソ＃１５０（−Ｉ−ツソ化□学
ＫＫ製造、芳香族系高沸点溶剤、商品名）２０部に溶解
混合したインキを、＃　１５０メツシユのテトロンスク
リーン印刷版にて接着層６上に、所定模様となるように
印刷し、第１模様層４が形成される。次に濱着層３のｌ
出面６Ａ上及び第１模様層４上に対し、厚さ３０μｍの
第２模様層５が所定模様とがるようにスクリーン印刷さ
れる。該第２漠様層５けスチレンブタジェン系合成ゴム
であるツルプレン（旭化成工業ＫＫ製造、商品名）２０
部と珪酸ジルコニウム微粉末４５部とをツルペッツ＃１
５０の３５部に溶解混合したインキを、１２０メツシユ
のスデンレヌヌクリーン印刷版１ｃて接Ｍ層６上、及び
第１模様２す４上に所定模様となるように印矧ｊした。

前記第１模１羨層４はプラストサンドに対し耐摩耗性が
接着層より大きく次の第２模様Ｍ５よ）は小さい盾部で
あシ、第２模様層５は耐摩耗性の大きい盾部でおる。ま
た、接着層６の露出面６Ａは＃摩耗性が極めて小さい部
位である。

かくして得られた転写紙８は台紙１を吸水させ、デキス
トリンの糊料層２を溶かし、台紙１を接着層３から剥が
す（第２図参照）。次いで台紙１を除去した転写紙８人
は第１模様層４及び第２模様層５側を上向きにしてガラ
ス面９に水貼りする（第３図参照）。しかる後、第１模
様層４．第２模様層５及び接着層３の露出面３Ａ〜６Ａ
にはサンドをプラストする（サンドは昭和電工ＫＫ製造
の七うンダム＃２２０使用、吹付は距離１３ｃｍ、ブラ
スト時間１０秒、プラスト圧４　ｋｇ／ｃ１Ａ）。

第２模様層５はプラストされるサンドに対して耐摩耗性
が大きいので第２模様Ｍ５下部の力７７面９は保護され
る。そして第１模様層４はプラストされるサンドに対し
て約６秒間で摩耗損失するが、この６秒間はガラス面６
は保護される。そして第１模様層４の損失後は第１模様
層４下のガラス面９が摩耗される（第４図参照〕。なお
、第１模様層４及び第２模様層５下の接着層６は第１模
様層４及び第２模様層５の固定を良くするので都合がよ
い。他方、接着Ｍ６の露出面３Ａ〜３Ａはｉｓ耗性が小
さいので、プラストされるサンドによシ約１〜２秒で摩
耗損失し、下部のガラス面９を摩耗させ、ガラス面９に
浅い凹部１［ＩＡ〜１［ＩＡを形成する（第４図参照）
。プラストの続行によシ、第１模様順４の露出部及び接
着層６が損失され、当該部位下のガラス面９〜９が摩耗
される。

この間において先に形成された浅い凹部１０Ａ〜１０人
では、さらに摩耗が進み、深い凹部１０Ｂ〜１０Ｂとな
る（第５区参照）。

そこでサンドブラストを止め、水貼力した転写紙８人の
残部を隙去することにより、ガラス面９には第２模様層
５に被われ摩耗されない部分と、第１模様層４に被われ
、短時間しか摩耗されなかった浅い凹部１０Ｃと、接着
層６の露出面６Ａに相当する形状の深い凹部１０Ｂとに
よる二段階の深さをもつ転写模様１０が得られる（第６
図参照）。

なお、本例における浅い凸部１０Ｃの深さは２００μｍ
１深い四部１０Ｂの深さは５００μｍであった。

実施例２ 第７図〜第１２図において、１１は台紙、１２は台紙１
１上に形成された糊料層で、いずれも前記実施例１と同
様に形成されている。１６は糊料層１２上の全面に形成
された接着層である。該接着層１６はエチルセルロース
２０部とブチルラクテート８０部の溶液５０部とアクリ
ル樹脂溶液５０部との混合物を塗布し乾燥させｆｃ厚さ
６μｍである。２１は接着層１６上の全面にスクリーン
印刷された衝撃緩和層であシ、エチルセルロース２０部
とブチ）Ｌ／プラクート８０部とよシなる溶液６５部と
アクリ／Ｌ／樹脂溶液（樹脂分４０％）３５部と、厚味
を持たせるだめのタルク餓粉６０部を混合した混合物を
塗布乾燥させた厚さ５０μｍのものである。１４は衝撃
緩和層２１上に印刷された厚さ１０μｍの第１模様層で
ある。この第１模様層１４は塩化ゴムの２０％溶液（溶
剤はツルペッツ＃１５０使用）６０゛・部とアクリル溶
液（樹脂分４ｏ％）４０部に硅酸ジルコニウム微粉６０
部を加えたインキを２００メツシユのテトロンスクリー
ン印刷版にて印刷される。１５は第１模様層１４上に印
刷された厚さ１０μｍの第２模様層であり、１６は第２
模様層１５上に印刷された厚さ１０μｍの第６模様層で
ある。、第２模様層１５及び第６模様層１６は第１模様
層１４と同一インキにてヌクリーン印刷される。１７は
プラストされるサンドに対して大きなｌ′Ｔｉ４摩耗性
を有する第４の模様層であって、衝撃緩和層２１上、及
び第１模様層１４、第２模様層１５、萬３模様層１６上
に、所定の模様となる様に部分的に印刷される。この第
４模様層１７は塩化ゴムの２０％溶液（溶剤はツルペッ
ツ　＃１５０使用）に硅酸ジルコニウム微粉３０部を加
えたインキをスクリーン印刷し、乾燥させた厚さ５０μ
ｍのものである。

得られた転写紙１８は吸水させて台紙１を剥離した後、
これを模様層側が上向きになるようにしてガラス面１９
に水貼多しく第８図参照）、サンドをプラストする。な
お、プラスト条件は実施例１と同様であるが、プラスト
圧は６　ｋｌ／ｃｄとした。

衝撃緩和層２１の露出面２１Ａ〜２１Ａは耐摩耗性が小
さいため、圧接するサンドにょシ約１〜２秒で摩耗損失
し下部のガラス面１９を摩耗する（第９図参照）。

第１模様層１４の露出面は約４秒のプラストに耐えた後
に損失する（第１０図参照）。

第２模様層１５の露出面は下層に第１模様Ｍ１４が重な
っているので、２０μｍの模様部１５Ａとなっておシ、
約６秒のプラストに耐えた後に損失する（図示せず）。

第５＠様層１６は下層に第２模様層１５及び第１模様Ｎ
１４が重なっているので、３ｏμｍの厚さの模様部１６
Ａとなっておシ、約８秒のプラストに耐えた後に損失す
る　−（第１１ 図参照）。

第４模様層１７は耐摩耗性が大きくかつ第４模様層１７
の下部には第２模様層１５、第６模様層１６が重なって
いる最後まで損失せずまたその下部には衝撃緩和層２１
が設けてあシ、プラスト圧が大きくても第４模様層１７
下部のガラス面１９にきずがつかず本来のガラス面１９
がそのまま残される。

このように本第２実施例の転写紙１８Ａによれば、まず
衝撃緩和層２１の露出部２１Ａ〜２１Ａが約１〜２秒で
損失し、次に約４秒後に露出した第１模様部１４Ａが、
約６秒後に露出した第２模様部１５人が、約８秒後に第
６模様部１６Ａが、各々摩耗損失し下部のガラス面１９
を摩耗する。

そして１０秒後にサンドブラストを止め転写紙１８人を
除去することによりガラス面１９には深さの異ナル四段
階ノ凹部２０Ｄ、２０に、２０Ｆ、２０Ｇをもつ所定の
転写模様２０が得られる（第１２図参照）。

本第２実施例においては第１〜第４の各模様層１４．１
５．１６．１７の下部に衝撃緩和層２１を設けたため−
１大きなブラスト圧に対しても各模様層下部はきすが付
かず、深くプラストできるため四段階深さの美しい転写
模様２０が形成される。

実施例６ 第１６図において、６１は台紙、６２は糊料層、６６は
接着層、６４は接着層６３に所定模様となるように部分
的に形成された模様層であシ、前記各層は実施例１と同
様に形成されている。６６は接着層６３の露出面６６人
と模様層３４．３５とを被う耐摩耗性の小さい被膜層で
ある。該被膜層６６はエチルセルローメ３０％Ｒ’ｆ＆
　（溶剤Ｈソ々ペッツ＃１５０とブチμセロソルグの等
量混合溶剤使用）を６０メソシユのナイロン製のスクリ
ーンを介して印刷して乾燥し、厚さ２０μｙｎに形成さ
れている。

しかして、本例の転写紙６８は表面に被膜層６６が設け
であるので、転写紙６８の取扱いに際し、模様層３４．
３５が保護され、模様層３４．３５にキズ等が生じない
。なお、被膜層６６は耐摩耗性が小さいので、サンドブ
ラストに際しては、簡単に除去され、本例の転写紙６８
は前記した実施例１の転写紙５と同様の作用効果を奏す
るものである。

実施例４ 第１４図において、４１は台紙、４２は糊料層、４３は
接着層、５１は衝撃緩和層、４４は衝撃緩和層５１上に
所定模様となるように部分的に形成された模様層でちカ
、前記各層は実施例２と同様に形成されている。５６は
衝撃緩和層５１の露出面５１Ａと模様層４４，４５．４
６．４７の露出面上に形成された被膜層であって、サン
ドブラストに対し耐摩耗性が小さいものである。被膜層
５６は前記した実施例６の被膜層５６と同組成よシなる
。

本例の転写紙４８は被膜層５６が設けであるため、転写
紙４８表面を保護することができ取扱いに際しキズなど
が生じない。なお、被膜層５６は耐摩耗性が小さいので
、サンドブラストに際しては簡単に除去され、本例の転
写紙４８は前記実施例２の転写紙１８と同様の作用効果
を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第６図は本発明の第１実施例を示すものであシ
、第１図は転写紙の構成を示す説明図、第２図は台紙の
剥離工程の説明図、第６図は台紙を剥離した転写紙を陶
磁器面に水貼シした状態の説明図、第４図はサンドブラ
ストの初期状態を示す状態図、第５図はサンドブラスト
終了後の状態図、第６図は形成された複雑立体模様の説
明図である。 第７図〜第１２図は本発明の第２実施例を示すものであ
って、第７図は転写紙の別構成を示す説明図、第８図は
台紙を剥離した転写紙をガラス面に水貼多した状態の説
明図、第２図はサンドブラストの初期状態の状態図、第
１０図はサンドゲラストの中期状態の状態図、第１１図
はサンドブラスト終了後の状態図、第１２図は形成され
た複雑立体模様の説明図である。 第１６図は本発明の第６実施例の禍成？示す説明図、第
１４図は本発明の第４実施例の構成を示す説明図である
。 １、１１．３１．４１・・・台　紙 ２、１２．３２．４２・・・糊料層 ３、１３．３３．４３・・・接着層 ３Ａ、　２１Ａ、　３３Ａ、　５１Ａ・・・露出面４、
１４．３４．４４−・第１模様層 １４Ａ・−・第１模様部 ５、１５．３５．４５・・・第２模様層１５Ａ・・・第
２模様部 ８、１８．３８．４８・・−転写紙 １６．４６・・・第３模様層 １６Ａ・・・第６模様部 １７．４７・・−第４模様層 １７Ａ・・・第４模様部 ２１、５１・・・衝墜緩和層 ３６、５６・・・被膜層 出　　願　　人　　　株式会社ノリタケカンパニーリミ
テド代　　理　　人　　　弁理士　　岡　　１）　英　
　彦；Ａ　１図 第２図 第３１” 第４図 第５区 第　６］ Ｆｌｏ　図 第１１図 ］７ 第　１２　　図 ０

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）　　吸水性の台紙上に、水に対して溶解する再湿
   性の糊料層が設けられ、該糊料層上には被加工面に対し
   て接着力を有しプラストされるプントに対して耐摩耗性
   の小さい接着層が設けられ、該接着層上には接着層に接
   着されかつ前記サンドに対し接着層よシもｒ＃摩耗性が
   大きい模様層を複数層多層に＠層して摩耗強度が種々異
   なる複数の模様部を所定の模様形状に配置してなること
   を特徴としたサンドシラメト用の多層型転写紙。 （２）　　接着層上に多層積層される複数の模様層の各
   層の摩耗強度が異なるものであることを特徴とする特許
   請求の範囲第１項記載のサンドブラストは被加工面に対
   して接着力を有しプラストされるサンドに対して耐摩耗
   性が小さい接着層が設けられ、該接着層上には接着層に
   接着されかつ前記サンドに対し接着層よシも耐摩耗性が
   大きい複数の模様層が複数層＠層された摩耗強度の異な
   る多層模様部と、前記模様層を設けない接着層の露出部
   とが、所定模様形状に配置されてなシ、かつ前記模様層
   上あるいは前記ｄ高部上には耐摩耗性の大きい模様層が
   部分的に配置されて接着されてなることを特徴としたサ
   ンドブラスト用の多層型転写紙。 （４）　　接着層に多層積層される模様層各層の摩耗強
   度が異なるものであることを特徴とする特許請求の範囲
   第６ｊ！ｒ項記載のサンドシラメト用の多層型転写紙。 （５）　　吸水性の台紙上に、水に対して溶解する再湿
   性の糊料ノーが設けられ、該糊料層上には被加工面に対
   して接着力を有しプラストされるサンドに対して＃摩耗
   性が小さい接着層が設けられ、該接着層上には前記サン
   ドに対する衝撃を緩和する耐摩耗性の小さい衝撃緩和層
   が設けられ、該衝撃緩和層上には前記サンドに対し接着
   層及び衝撃緩和層よシも耐摩耗性が大きい模様層を複数
   Ｍ積層し摩耗強度を異ならせた複数の模様部と、模様層
   を全く設けない衝撃緩和層の露出部とが、所定模様形状
   に配置されてなるサンドブラスト用の多層型転写紙。 （６）　　衝撃緩和層上に多層積層される複数の模様の
   各層の摩耗強度が異なるものがあることを特徴とする特
   許請求の範囲第５項記載のサンドブラスト用の多層型転
   写紙。 （７）　　吸水性の台紙上に、水に対して溶解する再湿
   性の糊料層が設けられ、該糊料層上には被加工面に対し
   て接着力を有しプラストされるサンドに対して耐摩耗性
   の小さい接着層が設けられ、該接角層上には接着層に接
   着されかつ前記サンドに対し衝撃を緩和する耐摩耗性の
   小さく１１緩和層カニ設けられ該衝撃緩和層上には接宸
   層及び衝撃緩和層よυも耐摩耗性が大きくかつ複数の模
   様層が所定の模様形状に多層ｌ！ｉｌ！瞳され、かつ該
   模様層及び露出した衝撃緩和層上には前記サンドに対し
   て耐摩耗性の小さい被ＭＭが設けられてなることを特徴
   としたサンドブラスト用の多層型転写紙。 （８）　　接着層上に多層積層される模様層各層の摩耗
   強度が異なるものであることを特徴とする特許請求の範
   囲第７項記載のサンドブラスト用の多層型転写紙。