JPS5910350Y2 - 空冷エンジン - Google Patents

空冷エンジン

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Publication number
JPS5910350Y2
JPS5910350Y2 JP2518179U JP2518179U JPS5910350Y2 JP S5910350 Y2 JPS5910350 Y2 JP S5910350Y2 JP 2518179 U JP2518179 U JP 2518179U JP 2518179 U JP2518179 U JP 2518179U JP S5910350 Y2 JPS5910350 Y2 JP S5910350Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine
air
flywheel
starter
output shaft
Prior art date
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Expired
Application number
JP2518179U
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English (en)
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JPS55125919U (ja
Inventor
武司 望月
Original Assignee
社団法人林業機械化協会
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Publication date
Application filed by 社団法人林業機械化協会 filed Critical 社団法人林業機械化協会
Priority to JP2518179U priority Critical patent/JPS5910350Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、刈払機などに装備される空冷エンジンの改良
に関するものである。
一般に刈払機は、第3図に示すように、操作杆31の前
端に刈刃体32を、後端にエンジン33を装備し、中間
にハンドル34を設け、作業者がエンジン33とハンド
ル34との間に立ってバンド35で刈払機を肩に支持し
、ハンドル34を持って操作するものである。
このような刈払機に用いられるエンシンとしては、軽量
で小形な高速空冷式のエンジンが使用されているが、こ
の種のエンジンは高速化の傾向が著しい関係から、近時
、その騒音が問題となり、エンジン騒音の低減対策が迫
られている。
ところで上記低騒音対策において、気化器の吸気音や、
吸気系の空気取入口から漏れる機関運転音を消去するこ
とは有効な手段の一つであり、気化器の吸気上流側にサ
イレンサを構戒することが考えられる。
そしてこのサイレンサは前記刈払機用エンジンの場合、
作業者の立つ位置から離れた個所、つまり刈刃体へ動力
を伝達する出力軸と反対側の後端部に配置することが望
ましい。
しかし従来のこの種のエンジンは、出力軸と反対側の後
端部に、エンジン冷却用空気の取入口が設けられていて
、そこから外気を導入してシリンダ上部およびシリンダ
ベッドに風を導くように、上記出力軸と反対側に冷却用
羽根を備えたフライホイール兼マグネットが配置され、
また、その外側に対向してエンジン始動用リコイルスタ
ータ等も装備されている関係から、上記後端側に気化器
やサイレンサを配置することが、スペースの関係上困難
であった。
本考案は、このような事情に鑑み、前記低騒音対策が効
果的に行なえるように改良された空冷エンジンを提供す
ることを目的とするものである。
この目的を達戊するため、本考案による空冷エンジンは
、エンジン本体に対してその出力軸側にエンジン冷却用
羽根を備えたフライホイール兼マグネットと、エンジン
始動用リコイルマスター夕とを配設し、上記出力軸と反
対側に気化器および吸気サイレンサを配設可能に構戊し
たことを特徴とするものである。
以下、図面を参照して本考案の一実施例を説明する。
図において、1は水平対向形2気筒空冷エンジンのエン
ジン本体であり、2はそのシリンダ1aに嵌挿されたピ
ストン3の往復動によりコンロッド4を介して駆動され
るクランク軸である。
このクランク軸2の一端には出力軸5が連設されてあり
、また、上記出力軸5を連設した側のクランク軸2の端
部には、エンジン冷却用羽根7を一体的に形威したフラ
イホイール兼マグネ゛ソト (以下フライホイールと略
称する)6が、その冷却用羽根7を外向きにして嵌着さ
れている。
そして上記フライホイール6の周囲を囲むように冷起フ
ァン力バー8が設けてあり、このカバー8はクランケー
ス側板9に締付け固定され、エンジン本体1のシノンダ
1aはシリンダ力バー10で゛覆われている。
前記冷却ファンカバー8の出力軸5側には、後述するり
コイルスタータ11のスタータケース12が取付けてあ
り、このケース12より冷却ファンカバー8に至る外周
面には、スリット状をなした複数個の冷却用空気取入口
13が形或されている。
そして前記フライホイール6の冷却用羽根7の回転によ
り、」二記空気取入口13がら冷却用空気を第2図矢印
に示すようにファン力バー8内に導入し、エンジン本体
1のシリンダ1aに風を吹きつけることで、エンジン本
体1が強制冷却されるようにしている。
また前記リコイルスタータ11は次のように構或されて
いる。
スタータケース12には出力軸5が隙間を有して貫通す
るボス部14が設けられ、このボス部14の外周にはス
タータリール15が回転自在に嵌合支持されてあり、こ
のリール15の一端面とスタータケース12との間には
、これらに両端が連結されたりコイルバネ16が設置さ
れている。
上記スタータリール15にはスタータロープ17が巻回
されてあり、このロープ17の内端部17aは前記リー
ル15の穴15aに通して供止され、また外端部はスタ
ータケース12の外に延びて端部に握り18が設けられ
てあり、常時はりコイルバネ16のばね力でスタータロ
ーブ17がリール15に巻込まれ、握り18がスタータ
ケース12の外周面に衝き当って係止される。
前記スタータリール15は、一方向クラッチ19を介し
て前記フライホイール6と連結されている。
しがしてリコイルスタータ11は、握り18を持ってス
タータローブ17を引くことにより、スタータリール1
5が回転し、この回転が一方向クラッチ19、フライホ
イール6を介してクランク軸2に伝達されることにより
エンジンの始動が行われる。
また始動後は前記クラッチ19が切れてフライホイール
6がらのスタータリール15への回転力の伝達がなされ
ないので、握り18を放すことにより、スタータロープ
17がリコイルバネ16のばね力でスタータリール15
に巻き込まれ、握り18がスタータケース12に外側が
ら衝き当った操作前の状態に復帰する。
さらにエンジン本体1に対して、前記出力軸5の延出側
と反対側には、気化器20およびエアクノーナ21が設
置されており、このエアクリーナ21の吸気上流側に連
通して吸気サイレンサ室22が配設され、このサイレン
サ室22に形或した吸気口(図示省略)から、サイレン
サ室22、エアクリーナ21を経て燃焼用空気が吸気系
へ吸入され、気化器20で混合気にされて吸入マニホー
ルド23を通り、シリンダ1aの燃焼室内に送られて燃
焼される。
燃焼後の排気ガスはエンジン本体1の下方に配置した排
気系のマフラ24を経て大気に放出される。
なお図中、符号25はエンジン本体1の上方に設置した
燃料タンク、26は気化器20のスライド式スロットル
弁に連結されたスロットルケーブルである。
このように構或された本考案による空冷エンジンは、エ
ンジン本体1に対してその出力軸5の延出側に、エンジ
ン冷却用羽根7を備えたフライホイール6とリコイルス
タータ11とが配置され、しかして出力軸5の延出側と
反対側の面に、気化器20およびエアクリーナ21,吸
気サイレンサ室22等を設置し得るので、第3図に示す
ような刈払機のエンジンとして使用した場合に、気化器
および吸気系の吸気口が作業者の立つ位置から遠く離れ
た位置にあるため、気化器の吸気音や吸気口から漏れる
エンジン運転音が作業者に弱く感じられる上に、さらに
吸気サイレンサ室22を連通構或するなど、吸気系に低
騒音対策を講じる場合に、作業者から遠く離れた出力軸
5と反対側にはフライホイールやりコイルスタータなど
が設けられていないので、低騒音対策のためのスペース
を大きくとることができ、吸気サイレンサ室の容積を充
分に大きく構或できるなど、低騒音対策を効果的に施す
ことができる等の効果が得られる。
なお本考案による空冷エンジンは、刈払機に限られるこ
となく、出力軸側に作業者が位置して操作する各種機器
に使用して、前述した低騒音対策上の効果が刈払機の場
合と同様に得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による空冷エンジンの一実施例を一部断
面して示す側面図、第2図は第1図のIIII線に沿う
水平断面図、第3図は本考案によるエンジンの使用例で
ある刈払機の一例を示す側面図である。 1・・・エンジン本体、1a・・・シリンダ、2・・・
クランク軸、3・・・ピストン、4・・・コンロッド、
5・・・出力軸、6・・・フライホイール、7・・・冷
却用羽根、8・・・冷却ファンカバー 9・・・クラン
クケース側板、10・・・シリンダ力バー、11・・・
リコイノレスタータ、12・・・スタータケース、13
・・・冷却用空気取入口、14・・・ボス部、15・・
・スタータリール、16・・・リコイルバネ、17・・
・スタータロープ、18・・・握り、19・・・一方向
クラッチ、20・・・気化器、21・・・エアクリーナ
、22・・・吸気サイレンサ室、23・・・吸入マニホ
ールド、24・・・マフラ、25・・・燃料タンク、2
6・・・スロットルケーブル、31・・・操作杆、32
・・・刈刃体、33・・・エンジン、34・・・ハンド
ル、35・・・バンド。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)エンジン本体に対してその出力軸側に、エンジン
    冷却用羽根を備えたフライホイール兼マグネットと、エ
    ンジン始動用リコイルスタータとを配設し、上記出力軸
    と反対側に気化器および吸気サイレンサ等を配設可能に
    構或してなる空冷エンジン。
  2. (2)エンジン冷却用羽根を備えたフライホイール兼マ
    グネットを、その冷却用羽根が外向きになるよう配設し
    、かつ該フライホイール兼マグネットに対向してその外
    側に配設したりコイルスタータケースの外周に冷却用空
    気取入口を形戊した実用新案登録請求の範囲第1項記載
    の空冷エンジン。
JP2518179U 1979-02-28 1979-02-28 空冷エンジン Expired JPS5910350Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2518179U JPS5910350Y2 (ja) 1979-02-28 1979-02-28 空冷エンジン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2518179U JPS5910350Y2 (ja) 1979-02-28 1979-02-28 空冷エンジン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55125919U JPS55125919U (ja) 1980-09-06
JPS5910350Y2 true JPS5910350Y2 (ja) 1984-04-02

Family

ID=28865060

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2518179U Expired JPS5910350Y2 (ja) 1979-02-28 1979-02-28 空冷エンジン

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE8221022U1 (de) * 1982-07-23 1982-11-25 Fichtel & Sachs Ag, 8720 Schweinfurt Gehaeuse fuer brennkraftmaschine zum antrieb eines rasenmaehers
JP2012225351A (ja) * 2012-08-22 2012-11-15 Starting Industrial Co Ltd リコイルスタータ

Also Published As

Publication number Publication date
JPS55125919U (ja) 1980-09-06

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