JPS6316835Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6316835Y2 JPS6316835Y2 JP9169684U JP9169684U JPS6316835Y2 JP S6316835 Y2 JPS6316835 Y2 JP S6316835Y2 JP 9169684 U JP9169684 U JP 9169684U JP 9169684 U JP9169684 U JP 9169684U JP S6316835 Y2 JPS6316835 Y2 JP S6316835Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- crank chamber
- engine
- automatic control
- control valve
- communication passage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 210000001015 abdomen Anatomy 0.000 claims description 3
- 230000002265 prevention Effects 0.000 claims description 3
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 3
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 description 2
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 2
- 239000012212 insulator Substances 0.000 description 2
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- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 239000010687 lubricating oil Substances 0.000 description 1
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- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Supercharger (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
チエンソ−等の小形携帯動力作業機には2サイ
クルエンジンが多用されているが、木の鋸断作業
等の場合作業中にエンジンが全負荷運転から急激
に無負荷運転状態となることが多い。この様な場
合、エンジンが過回転状態に陥り、異常振動や騒
音を発生し機体各部が破損したり、耐久性の低下
をひきおこす。
クルエンジンが多用されているが、木の鋸断作業
等の場合作業中にエンジンが全負荷運転から急激
に無負荷運転状態となることが多い。この様な場
合、エンジンが過回転状態に陥り、異常振動や騒
音を発生し機体各部が破損したり、耐久性の低下
をひきおこす。
本考案はかかる点に鑑み、エンジンの回転数に
対応して変化する振動数の変化に感応して自動的
に開く自動制御弁を利用してクランク室予圧縮式
2サイクルエンジンの予圧縮圧力を抜くことによ
り、エンジンの過回転現象を防止せんとするもの
である。
対応して変化する振動数の変化に感応して自動的
に開く自動制御弁を利用してクランク室予圧縮式
2サイクルエンジンの予圧縮圧力を抜くことによ
り、エンジンの過回転現象を防止せんとするもの
である。
次に図に示す実施例にもとづき本考案を詳細に
説明する。
説明する。
クランク室予圧縮式2サイクルエンジン1の吸
気口2に吸気路5の一部を構成するインシユレー
タ16を介してエアクリーナ4を付した気化器3
を接続する。次に、前記インシユレータ16と、
クランク室15のクランク軸7とは直交する方向
の周壁部6にそれぞれ開口18,14を設け、連
通路9を介して給気通路5とクランク室15を連
通せしめる。前記連通路9にはエンジン1の特定
回転数による振動に感応して自動的に開く自動制
御弁8を介在せしめる。
気口2に吸気路5の一部を構成するインシユレー
タ16を介してエアクリーナ4を付した気化器3
を接続する。次に、前記インシユレータ16と、
クランク室15のクランク軸7とは直交する方向
の周壁部6にそれぞれ開口18,14を設け、連
通路9を介して給気通路5とクランク室15を連
通せしめる。前記連通路9にはエンジン1の特定
回転数による振動に感応して自動的に開く自動制
御弁8を介在せしめる。
該自動制御弁8は、一端をクランク室15の腹
部のほぼ中央に設けた開口14に着脱自在に直接
螺着せしめ、他端を連通路9に接続した中空の筐
体10からなり、その内部に於いてクランク室1
5側に弁座12を設け、球状弁体11をバネ13
によつて前記弁座12に挿着せしめている。この
弁体11の質量とバネ13の性状を適宜選定する
ことにより、エンジン1の特定回転数(例えば
10000rpm)による振動に確実に感応して弁体1
1に共振を生ぜしめ、弁座12から離間せしめる
ことが可能である。
部のほぼ中央に設けた開口14に着脱自在に直接
螺着せしめ、他端を連通路9に接続した中空の筐
体10からなり、その内部に於いてクランク室1
5側に弁座12を設け、球状弁体11をバネ13
によつて前記弁座12に挿着せしめている。この
弁体11の質量とバネ13の性状を適宜選定する
ことにより、エンジン1の特定回転数(例えば
10000rpm)による振動に確実に感応して弁体1
1に共振を生ぜしめ、弁座12から離間せしめる
ことが可能である。
以上の如く構成された過回転防止装置を有する
クランク室予圧縮式2サイクルエンジンを装備し
た作業機、例えばチエンソーで木を鋸断する場
合、一般にはフルスロツトルでエンジン回転数
5000〜8000rpm程度で作業を行なつている。この
状態で木を切り終えて無負荷となりスロツトル・
レバーを低速に戻す迄の間、短時間とはいえ
10000〜14000rpm程度のいわゆる過回転現象を生
じることになる。この時、前記自動制御弁8が例
えば10000rpmになつた時に共振現象によつては
じめて開く様にバネ13と弁体11を選定してお
けば、その時点でクランク室15内の予圧縮圧力
が連通路9を通つて気化器3側に逃げ、その結果
としてエンジン出力が低下し、回転数も低くな
り、したがつて、この場合には10000rpm以上の
過回転現象は生じないことになる。また、自動制
御弁8はクランク室15の腹部に位置しているの
で、クランク室15の底部に滞溜する潤滑油分等
の妨害を受けること無く、確実に作動する。
クランク室予圧縮式2サイクルエンジンを装備し
た作業機、例えばチエンソーで木を鋸断する場
合、一般にはフルスロツトルでエンジン回転数
5000〜8000rpm程度で作業を行なつている。この
状態で木を切り終えて無負荷となりスロツトル・
レバーを低速に戻す迄の間、短時間とはいえ
10000〜14000rpm程度のいわゆる過回転現象を生
じることになる。この時、前記自動制御弁8が例
えば10000rpmになつた時に共振現象によつては
じめて開く様にバネ13と弁体11を選定してお
けば、その時点でクランク室15内の予圧縮圧力
が連通路9を通つて気化器3側に逃げ、その結果
としてエンジン出力が低下し、回転数も低くな
り、したがつて、この場合には10000rpm以上の
過回転現象は生じないことになる。また、自動制
御弁8はクランク室15の腹部に位置しているの
で、クランク室15の底部に滞溜する潤滑油分等
の妨害を受けること無く、確実に作動する。
従来この過回転防止の手段としては、一時的に
混合気を過濃状態としたり、点火火花の発生間隔
を長くしたりする手段がとられていたが、前者の
場合は要するに意図的に不完全燃焼をさせること
であり、燃焼室内のよごれや排ガス公害の問題、
燃料消費量の増大等問題が多い。
混合気を過濃状態としたり、点火火花の発生間隔
を長くしたりする手段がとられていたが、前者の
場合は要するに意図的に不完全燃焼をさせること
であり、燃焼室内のよごれや排ガス公害の問題、
燃料消費量の増大等問題が多い。
また、後者の場合は高級な点火装置が必要とな
る等コスト高をまねきあまり実用的ではない。
る等コスト高をまねきあまり実用的ではない。
これらに比し、本考案による過回転防止装置は
エンジンの回転数に対応して変化する振動数に確
実に感応する自動制御弁により、予圧縮圧力を所
定の回転数に達した時にのみ自動的に抜くことが
出来て、簡単に過回転を防止し得る。また、この
自動制御弁は後から簡単に取着することが出来る
ので、同一エンジンの適用範囲を広げることが可
能となり、さらにこの弁を取着しても定常運転時
のクランク室容積をほとんど変化させることが無
いので、出力が低下せず、従来の欠点を取り除い
た安価で実用的なものである。
エンジンの回転数に対応して変化する振動数に確
実に感応する自動制御弁により、予圧縮圧力を所
定の回転数に達した時にのみ自動的に抜くことが
出来て、簡単に過回転を防止し得る。また、この
自動制御弁は後から簡単に取着することが出来る
ので、同一エンジンの適用範囲を広げることが可
能となり、さらにこの弁を取着しても定常運転時
のクランク室容積をほとんど変化させることが無
いので、出力が低下せず、従来の欠点を取り除い
た安価で実用的なものである。
図は本考案実施例エンジンの縦断面図である。
1……エンジン、2……吸気口、3……気化
器、5……給気路、8……自動制御弁、9……連
通路、15……クランク室。
器、5……給気路、8……自動制御弁、9……連
通路、15……クランク室。
Claims (1)
- クランク室予圧縮式2サイクルエンジン1に於
いて、気化器3とエンジン1の吸気口2とをつな
ぐ吸気路5とクランク室15とを連通路9により
連通せしめ、該連通路9の一部を構成しエンジン
1の特定回転数による振動に感応して弁体11が
共振現象によつてはじめて開きクランク室内圧を
低減せしめる自動制御弁8をクランク室15の腹
部に着脱自在に直接取着してなるエンジンの過回
転防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9169684U JPS6018230U (ja) | 1984-06-21 | 1984-06-21 | エンジンの過回転防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9169684U JPS6018230U (ja) | 1984-06-21 | 1984-06-21 | エンジンの過回転防止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6018230U JPS6018230U (ja) | 1985-02-07 |
JPS6316835Y2 true JPS6316835Y2 (ja) | 1988-05-13 |
Family
ID=30221746
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9169684U Granted JPS6018230U (ja) | 1984-06-21 | 1984-06-21 | エンジンの過回転防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6018230U (ja) |
-
1984
- 1984-06-21 JP JP9169684U patent/JPS6018230U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6018230U (ja) | 1985-02-07 |
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