JPS5910338B2 - ジデオキシストレプタミン誘導体の製法 - Google Patents
ジデオキシストレプタミン誘導体の製法Info
- Publication number
- JPS5910338B2 JPS5910338B2 JP13316474A JP13316474A JPS5910338B2 JP S5910338 B2 JPS5910338 B2 JP S5910338B2 JP 13316474 A JP13316474 A JP 13316474A JP 13316474 A JP13316474 A JP 13316474A JP S5910338 B2 JPS5910338 B2 JP S5910338B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- dideoxystreptamine
- cyclohexanetetrol
- acetyl
- compound
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、新規なジデオキシストレプタミン誘導体の製
造法に関する。
造法に関する。
さらに詳細に述べれば本発明は次の一般式(1)(OR
)4σ田 (式中、4個のRは同一でも異つてもよく各々が水素原
子、あるいは水酸基の保護基として公知であるアシル基
、特に低級アルカロイル基、例えばアセチル基、プロピ
オニル基又はブチリル基、若しくはアロイル基例えばベ
ンゾイル基、若しくはアルキルスルホニル基特に低級ア
ルキルスルホニル基例えばメシル基、若しくはアリール
スルホニル基特にトシル基又はベンジルスルホニル基を
表わし、アシル基とアルキルスルホニル基又はアリール
スルホニル基とが混在してもよい)で示されるシクロヘ
キサンテトロール又はその保護誘導体をアジド化合物又
はヒドラジン化合物と反応させてアジド化又はヒドラジ
ノ化し、次いでこの反応生成物を加水素分解し、また必
要に応じて加水素分解生成物から残存する保護基Rを常
法で脱離することを特徴とし、また所望ならば普通の酸
と常法で反応させる、次の一般式(TX)(NH2)O
(OH)2 □ (W で示されるジデオキシストレプタミン又はこれのアシル
化誘導体又はその酸付加塩の製造法を要旨とする。
)4σ田 (式中、4個のRは同一でも異つてもよく各々が水素原
子、あるいは水酸基の保護基として公知であるアシル基
、特に低級アルカロイル基、例えばアセチル基、プロピ
オニル基又はブチリル基、若しくはアロイル基例えばベ
ンゾイル基、若しくはアルキルスルホニル基特に低級ア
ルキルスルホニル基例えばメシル基、若しくはアリール
スルホニル基特にトシル基又はベンジルスルホニル基を
表わし、アシル基とアルキルスルホニル基又はアリール
スルホニル基とが混在してもよい)で示されるシクロヘ
キサンテトロール又はその保護誘導体をアジド化合物又
はヒドラジン化合物と反応させてアジド化又はヒドラジ
ノ化し、次いでこの反応生成物を加水素分解し、また必
要に応じて加水素分解生成物から残存する保護基Rを常
法で脱離することを特徴とし、また所望ならば普通の酸
と常法で反応させる、次の一般式(TX)(NH2)O
(OH)2 □ (W で示されるジデオキシストレプタミン又はこれのアシル
化誘導体又はその酸付加塩の製造法を要旨とする。
本発明者は、従来から種々のアミノ糖の研究を行つて来
たが、アミノ配糖体抗生物質の不活化機構が明らかにさ
れ、その分子中の特定の水酸基がリン酸化又はアデニル
化などの化学反応を受けて不活化されることが判明して
以来、デオキシ糖の存在が注目されるようになり、その
合成法も種々報告されるようになつた。
たが、アミノ配糖体抗生物質の不活化機構が明らかにさ
れ、その分子中の特定の水酸基がリン酸化又はアデニル
化などの化学反応を受けて不活化されることが判明して
以来、デオキシ糖の存在が注目されるようになり、その
合成法も種々報告されるようになつた。
本発明は、上記一般式(1)で表わされるシクロヘキサ
ンテトロール又はそのアシル化又はスルホニル化化合物
又はアシル化、スルホニル化混成誘導体をアジド化合物
又はヒドラジン化合物と反応させることによつてアシド
化又はヒドラジノ化し、すなわちこうしてアジド基を導
入するか又はヒドラジノ化合物を生成させ、その後その
反応生成物を加水素分解反応にかけて、導入したアジド
基又はヒドラジノ基をアミノ基に変換し、その後保護基
Rがある場合には必要に応じて常法で例えば加水分解反
応を行つて、目的物の([[)式で示されるジデオキシ
ストレプタミン又はそのアシル化誘導体を製造する方法
に関するものである。
ンテトロール又はそのアシル化又はスルホニル化化合物
又はアシル化、スルホニル化混成誘導体をアジド化合物
又はヒドラジン化合物と反応させることによつてアシド
化又はヒドラジノ化し、すなわちこうしてアジド基を導
入するか又はヒドラジノ化合物を生成させ、その後その
反応生成物を加水素分解反応にかけて、導入したアジド
基又はヒドラジノ基をアミノ基に変換し、その後保護基
Rがある場合には必要に応じて常法で例えば加水分解反
応を行つて、目的物の([[)式で示されるジデオキシ
ストレプタミン又はそのアシル化誘導体を製造する方法
に関するものである。
さらに本発明の方法を工程順に説明すると次の如くであ
る。
る。
まず一般式(1)
(式中、4個のRは同一でも異つてもよく各々が水素原
子、あるいは先に定義した水酸基保護基を表わす)を示
されるシクロヘキサンテトロール化合物をメトキシエタ
ノール等、反応に不活性を溶媒中でアジド化合物又はヒ
ドラジン化合物と反応させる。
子、あるいは先に定義した水酸基保護基を表わす)を示
されるシクロヘキサンテトロール化合物をメトキシエタ
ノール等、反応に不活性を溶媒中でアジド化合物又はヒ
ドラジン化合物と反応させる。
こkで使用する一般式(1)で示される化合物の具体例
としては2・3−ジ一0−アセチル−1・4−ジ一0−
メシルーシクロヘキサンテトロール;1・4−ジ一0−
メシルーシクロヘキサンテトロール;1・2−ジ一0−
アセチル−3・5−ジ一0−メシルーシクロヘキサンテ
トロール:1・5−ジ一0−アセチル−2・3−ジ一0
−メシルーシクロヘキサンテトロール等、水酸基をアセ
チル基、ベンゾイル基、メシル基、トシル基等の保護基
で保護されたか又は保護されないシクロヘキサンテトロ
ール誘導体があり、本発明の目的物質の製造に適する一
般式(1)の化合物はすべて使用可能である。また本法
で反応剤として用いるアジド化合物としてはアジ化ナト
リウムの如きアジ化アルカリ金属又はアジ化バリウムな
どのアジ化アルカリ土類金属の如き化合物が、またヒド
ラジン化合物としてはヒドラジン、ジメチルヒドラジン
などのジアルキルヒドラジン化合物が実用可能である。
としては2・3−ジ一0−アセチル−1・4−ジ一0−
メシルーシクロヘキサンテトロール;1・4−ジ一0−
メシルーシクロヘキサンテトロール;1・2−ジ一0−
アセチル−3・5−ジ一0−メシルーシクロヘキサンテ
トロール:1・5−ジ一0−アセチル−2・3−ジ一0
−メシルーシクロヘキサンテトロール等、水酸基をアセ
チル基、ベンゾイル基、メシル基、トシル基等の保護基
で保護されたか又は保護されないシクロヘキサンテトロ
ール誘導体があり、本発明の目的物質の製造に適する一
般式(1)の化合物はすべて使用可能である。また本法
で反応剤として用いるアジド化合物としてはアジ化ナト
リウムの如きアジ化アルカリ金属又はアジ化バリウムな
どのアジ化アルカリ土類金属の如き化合物が、またヒド
ラジン化合物としてはヒドラジン、ジメチルヒドラジン
などのジアルキルヒドラジン化合物が実用可能である。
また、アジ化又はヒドラジノ化反応で用いる溶媒として
は、2−メトキシエタノール等、本反応に於て不活性な
溶媒はすべて使用可能である。この反応は一般に10〜
160℃の範囲で行うのが適当である。反応時間は通常
1〜24時間で終了する。こうして得られたアジド化合
物又はヒドラジノ化合物をさらに必要に応じてアルミナ
、アンバーライト等のカラムクロマトグラムで不純物を
除去する。その後、水またはメタノールエタノール等の
有機溶媒に溶解した後、白金系水添触媒例えばプラチナ
、パラジウム、パラジウム−カーボン又はラネーニツケ
ル等の触媒を用いて加水素分解反応を行う。この時の加
水素分解の反応条件としては、反応温度が室温〜150
℃、水素圧力が1〜50kg/Clll反応時間が1〜
24時間であるのが適当である。反応後加水素分解反応
生成物中に保護基Rとしてアセチル、ベンゾイル、メシ
ル、トシル等のアシル又はスルホニル基が残存する場合
には、所望ならばこれらの保護基Rを常法で例えば加水
分解で脱離することができる。この時の加水分解は、上
記反応生成物を1〜6Nの塩酸、1〜6Nの硫酸、10
〜20%の水酸化ナトリウム水溶液もしくは水酸化バリ
ウムの飽和水溶液を用い50〜150℃で加熱下に還流
することによつて行われる。
は、2−メトキシエタノール等、本反応に於て不活性な
溶媒はすべて使用可能である。この反応は一般に10〜
160℃の範囲で行うのが適当である。反応時間は通常
1〜24時間で終了する。こうして得られたアジド化合
物又はヒドラジノ化合物をさらに必要に応じてアルミナ
、アンバーライト等のカラムクロマトグラムで不純物を
除去する。その後、水またはメタノールエタノール等の
有機溶媒に溶解した後、白金系水添触媒例えばプラチナ
、パラジウム、パラジウム−カーボン又はラネーニツケ
ル等の触媒を用いて加水素分解反応を行う。この時の加
水素分解の反応条件としては、反応温度が室温〜150
℃、水素圧力が1〜50kg/Clll反応時間が1〜
24時間であるのが適当である。反応後加水素分解反応
生成物中に保護基Rとしてアセチル、ベンゾイル、メシ
ル、トシル等のアシル又はスルホニル基が残存する場合
には、所望ならばこれらの保護基Rを常法で例えば加水
分解で脱離することができる。この時の加水分解は、上
記反応生成物を1〜6Nの塩酸、1〜6Nの硫酸、10
〜20%の水酸化ナトリウム水溶液もしくは水酸化バリ
ウムの飽和水溶液を用い50〜150℃で加熱下に還流
することによつて行われる。
さらに必要に応じて、イオン交換膨脂を使用し脱塩を行
つて対応する塩を製造することもできる。本発明の方法
によつて得られた一般式([[)で示されるジデオキシ
ストレプタミンとしては例えば2・4−ジデオキシスト
レプタミン;4・6−ジデオキシストレプタミン;4・
5−ジデオキシストレプタミン等の化合物又はこれらの
アセチル化誘導体を挙げることが出来る。
つて対応する塩を製造することもできる。本発明の方法
によつて得られた一般式([[)で示されるジデオキシ
ストレプタミンとしては例えば2・4−ジデオキシスト
レプタミン;4・6−ジデオキシストレプタミン;4・
5−ジデオキシストレプタミン等の化合物又はこれらの
アセチル化誘導体を挙げることが出来る。
かくして得られた一般式(2)で示される目的化合物は
文献未記載の新規化合物であつて、それ自体が抗菌剤と
して、また他の新規な抗生物質の化学的、生合成的合成
原料として用途が広い。
文献未記載の新規化合物であつて、それ自体が抗菌剤と
して、また他の新規な抗生物質の化学的、生合成的合成
原料として用途が広い。
なお、本発明で出発物質として使用される一般式(1)
で表わされるシクロヘキサンテトロール誘導体も新規化
合物であつてその生成法を説明すると次の如くである。
で表わされるシクロヘキサンテトロール誘導体も新規化
合物であつてその生成法を説明すると次の如くである。
(1) 2・3−ジ一0−アセチル−1・4−ジ一0一
メシル一1・2・3/4−シクロヘキサンテトロール:
1・2:5・6−ジアンヒトロー3・4−ーシクロヘキ
シリデンーアローイノシトール(Bull.Chem.
SOc.Japanl452597(1972)の方法
によつて製造)をテトラヒドロフラン中リチウムアルミ
ニウム・ヒドリドを反応させ、生成物をさらにピリジン
中塩化メタンスルホニルを反応させて製造した2・3−
0−シクロヘキシリデン一1・4−ジ一O−メシル一1
・2・3/4−シクロヘキサンテトロールを80%酢酸
中還流した後、無水酢酸−ピリジンでアセチル化すると
製造される。
メシル一1・2・3/4−シクロヘキサンテトロール:
1・2:5・6−ジアンヒトロー3・4−ーシクロヘキ
シリデンーアローイノシトール(Bull.Chem.
SOc.Japanl452597(1972)の方法
によつて製造)をテトラヒドロフラン中リチウムアルミ
ニウム・ヒドリドを反応させ、生成物をさらにピリジン
中塩化メタンスルホニルを反応させて製造した2・3−
0−シクロヘキシリデン一1・4−ジ一O−メシル一1
・2・3/4−シクロヘキサンテトロールを80%酢酸
中還流した後、無水酢酸−ピリジンでアセチル化すると
製造される。
(2) 1・4−ジ一0−メシル一1・4/2・3ーシ
クロヘキサンテトロール:前述の方法で製造した2・3
−0−シクロヘキシリデン一1・4−ジ一0−メシル一
1・V2・3−シクロヘキサンテトロールを80%酢・
酸中で還流して製造する。
クロヘキサンテトロール:前述の方法で製造した2・3
−0−シクロヘキシリデン一1・4−ジ一0−メシル一
1・V2・3−シクロヘキサンテトロールを80%酢・
酸中で還流して製造する。
(3) 1・2−ジ一0−アセチル−3・5−ジ一0ー
メシル一1・3/2・5−シクロヘキサンテトロール:
1・3/2・5−シクロヘキサンテトロール(J.Am
er.Chem.SOc.匹2373(1954)の方
法で製造)をジメチルホルムアミド中でP−トルエンス
ルホン酸の触媒量の存在下に2・2−ジメトキシプロパ
ンを反応させると1・2一O−イソプロピリデン誘導体
が得られる。
メシル一1・3/2・5−シクロヘキサンテトロール:
1・3/2・5−シクロヘキサンテトロール(J.Am
er.Chem.SOc.匹2373(1954)の方
法で製造)をジメチルホルムアミド中でP−トルエンス
ルホン酸の触媒量の存在下に2・2−ジメトキシプロパ
ンを反応させると1・2一O−イソプロピリデン誘導体
が得られる。
それをピリジン中でメシルクロライドを作用させると1
・2−0−イソプロピリデン一3・5−ジ一0−メシル
一1・3/2・5−シクロヘキサンテトロールが得られ
る。それを50%酢酸で加水分解し、さらにピリジン中
で無水酢酸を作用させると1・2−ジ一0−アセチル−
3・5−ジ一0−メシル一1・3/2・5−シクロヘキ
サンテトロールが得られる。(4) 1・5−ジ一0−
アセチル−2・3−ジ一0−メシル一1・3/2・5−
シクロヘキサンテトロール:上記の(3)で示す1・2
−0−イソプロピリデン誘導体をピリジン中無水酢酸で
処理すると、対応のジアセチル体が得られる。
・2−0−イソプロピリデン一3・5−ジ一0−メシル
一1・3/2・5−シクロヘキサンテトロールが得られ
る。それを50%酢酸で加水分解し、さらにピリジン中
で無水酢酸を作用させると1・2−ジ一0−アセチル−
3・5−ジ一0−メシル一1・3/2・5−シクロヘキ
サンテトロールが得られる。(4) 1・5−ジ一0−
アセチル−2・3−ジ一0−メシル一1・3/2・5−
シクロヘキサンテトロール:上記の(3)で示す1・2
−0−イソプロピリデン誘導体をピリジン中無水酢酸で
処理すると、対応のジアセチル体が得られる。
これを酢酸で加水分解後ピリジン中でメシルクロライド
と作用させて製造する。次に本発明の方法を実施例によ
りさらに詳しく説明する。
と作用させて製造する。次に本発明の方法を実施例によ
りさらに詳しく説明する。
実施例 1
2・3−ジ一0−アセチル−1・4−ジ一0ーメシル一
1・2・3/4−シクロヘキサンテトロール1.0tと
アジ化ナトリウム1.0tと90%、2−メトキシエタ
ノール40m1の混合物を19時間加熱還流した。
1・2・3/4−シクロヘキサンテトロール1.0tと
アジ化ナトリウム1.0tと90%、2−メトキシエタ
ノール40m1の混合物を19時間加熱還流した。
反応液を蒸発・乾固し、残渣を無水酢酸:ピリジン(1
:2)15m1で、室温一夜処理した。不溶部分を▲過
し、無水酢酸5m1、トルエン5m1で洗い沢液と洗滌
液を合し、溶媒を蒸発させるとシロツプ状物質が得られ
た。それをアルミナカラムに吸着させエチルアセテート
で溶出した。
:2)15m1で、室温一夜処理した。不溶部分を▲過
し、無水酢酸5m1、トルエン5m1で洗い沢液と洗滌
液を合し、溶媒を蒸発させるとシロツプ状物質が得られ
た。それをアルミナカラムに吸着させエチルアセテート
で溶出した。
エチルアセテートを除きメタノール15m1に溶解させ
、室温で3.4k9/Cdの水素圧力のもとにラネーニ
ツケルT−4を触媒としてバールシューカーで水素と一
夜反応させて還元(加水素分解)した。触媒を沢過で除
き、沢液を蒸発させるとシロツプ状物質が得られた。そ
れをエタノール−エーテルで再結晶すると21W9(2
.9%)のテトラ−N・0−アセチル−4・5−ジデオ
キシストレプタミンを得た。融点:274〜275.5
、Pmr(DMSO−D6)τ2.24(Dl2、り=
9HZ、2NHAc)、5.25(Tll、H−3、J
=10.5Hz)、6.08(Qll、H2、y=10
.5Hz)。このテトラ−N・0−アセチル体20ηを
、アセチル基脱離のために、6N塩酸10m1に懸濁し
、還流下に1〜2時間加熱して加水分解する。
、室温で3.4k9/Cdの水素圧力のもとにラネーニ
ツケルT−4を触媒としてバールシューカーで水素と一
夜反応させて還元(加水素分解)した。触媒を沢過で除
き、沢液を蒸発させるとシロツプ状物質が得られた。そ
れをエタノール−エーテルで再結晶すると21W9(2
.9%)のテトラ−N・0−アセチル−4・5−ジデオ
キシストレプタミンを得た。融点:274〜275.5
、Pmr(DMSO−D6)τ2.24(Dl2、り=
9HZ、2NHAc)、5.25(Tll、H−3、J
=10.5Hz)、6.08(Qll、H2、y=10
.5Hz)。このテトラ−N・0−アセチル体20ηを
、アセチル基脱離のために、6N塩酸10m1に懸濁し
、還流下に1〜2時間加熱して加水分解する。
その後減圧下に溶媒を蒸発させ、残渣を再び冷水に溶解
し、イオン交換樹脂アンバーライトIRA−400(0
H型)で処理し塩酸を除き、再び減圧下に溶媒を蒸発さ
せると4・5−ジデオキシストレプタミン・二塩酸塩1
3.0ηを得た。元素分析値: C6H,4N2O2・2HC1に対する 計算値:C32.89H7.36Nl2.78Cl32
.36%実験値:C32.65H7.68Nl2.59
Cl32.2l%実施例 2 1・4−ジ一0−メシル一1・4/2・3−シクロヘキ
サンテトロール0.40fと無水ヒドラジン0.577
!lと2−メトキシエタノール30m1の混合物を90
分間加熱還流した。
し、イオン交換樹脂アンバーライトIRA−400(0
H型)で処理し塩酸を除き、再び減圧下に溶媒を蒸発さ
せると4・5−ジデオキシストレプタミン・二塩酸塩1
3.0ηを得た。元素分析値: C6H,4N2O2・2HC1に対する 計算値:C32.89H7.36Nl2.78Cl32
.36%実験値:C32.65H7.68Nl2.59
Cl32.2l%実施例 2 1・4−ジ一0−メシル一1・4/2・3−シクロヘキ
サンテトロール0.40fと無水ヒドラジン0.577
!lと2−メトキシエタノール30m1の混合物を90
分間加熱還流した。
反応液を乾固し、シロツプ状残渣を12WL1,の水に
溶解してアンバーライトIRA−410(0H型)で処
理した。処理液に12M塩酸1.2m1とエタノールと
水1:1溶液40m1を加え、室温で4.5時間、3.
4kg/Cdの水素圧でプラチナ触媒70ηを用いパー
ル・シューカー装置を使用して還元(加水素分解)した
。反応後、触媒を除去し、沢液を蒸発させると4・5−
ジデオキシストレプタミンニ塩酸塩の結晶性物質が得ら
れた。これを無水酢酸:ピリジン(1:2)3077!
jでアセチル化を行うと188ηのテトラ−N−0−ア
セチル−4・5−ジデオキシストレプタミンを得た。以
上の結果により得られた4・5−ジデオキシストレプタ
ミン・二塩酸塩、テトラ−N・0−アセチル−4・5−
ジデオキシストレプタミンは融点、元素分析値、胛rよ
り実施例1で得た物質と同一であることを確認した。
溶解してアンバーライトIRA−410(0H型)で処
理した。処理液に12M塩酸1.2m1とエタノールと
水1:1溶液40m1を加え、室温で4.5時間、3.
4kg/Cdの水素圧でプラチナ触媒70ηを用いパー
ル・シューカー装置を使用して還元(加水素分解)した
。反応後、触媒を除去し、沢液を蒸発させると4・5−
ジデオキシストレプタミンニ塩酸塩の結晶性物質が得ら
れた。これを無水酢酸:ピリジン(1:2)3077!
jでアセチル化を行うと188ηのテトラ−N−0−ア
セチル−4・5−ジデオキシストレプタミンを得た。以
上の結果により得られた4・5−ジデオキシストレプタ
ミン・二塩酸塩、テトラ−N・0−アセチル−4・5−
ジデオキシストレプタミンは融点、元素分析値、胛rよ
り実施例1で得た物質と同一であることを確認した。
実施例 3
1・2−ジ一0−アセチル−3・5−ジ一0一メシル一
1・3/2・5−シクロヘキサンテトロール0.752
fとアジ化ナトリウム0.73fと90%の2−メトキ
シエタノール30T1Ltの混合物を20時間加熱還流
した。
1・3/2・5−シクロヘキサンテトロール0.752
fとアジ化ナトリウム0.73fと90%の2−メトキ
シエタノール30T1Ltの混合物を20時間加熱還流
した。
反応混合物を乾固し、残渣を15dの無水酢酸:ピリジ
ン(1:2)で一夜室温で処理した。不溶部分をP過し
5dの無水酢酸、5dのトルエンで順次洗滌した。r液
と洗滌液を合し蒸発させるとシロツプ状物質が得られた
。これをアルミナのカラムに吸着させエチルアセテート
で溶出した。エチルアセテートを除去し、残渣を15d
のエタノールに溶解して室温、3.4kg/c!lの水
素圧力でラネーニツケルT−4を触媒としてバールシュ
ーカー装置を用いて一夜水素添加を行つた。触媒をf過
して除きr液を蒸発させるとシロツプ状物質が得られた
。これを811Ltの無水酢酸:ピリジン(1:2)で
アセチル化処理し室温で一夜放置すると結晶が析出する
ので除いた。
ン(1:2)で一夜室温で処理した。不溶部分をP過し
5dの無水酢酸、5dのトルエンで順次洗滌した。r液
と洗滌液を合し蒸発させるとシロツプ状物質が得られた
。これをアルミナのカラムに吸着させエチルアセテート
で溶出した。エチルアセテートを除去し、残渣を15d
のエタノールに溶解して室温、3.4kg/c!lの水
素圧力でラネーニツケルT−4を触媒としてバールシュ
ーカー装置を用いて一夜水素添加を行つた。触媒をf過
して除きr液を蒸発させるとシロツプ状物質が得られた
。これを811Ltの無水酢酸:ピリジン(1:2)で
アセチル化処理し室温で一夜放置すると結晶が析出する
ので除いた。
残りの液を濃縮するとシロツプ状物質が得られた。それ
を57fL1,のエチルアセテートに溶解し、冷蔵庫に
一夜放置すると、78mfのテトラ−N・0−アセチル
−2・4−ジデオキシストレプタミンを得た。これをエ
チルアセテート−エーテルから2度再結晶させると融点
231.5〜233℃を示した。Pmr(DMSO−D
6)τ2.10(Dll、J=8Hz,.N11[AO
)、2.16(Dll、J=10Hz1NI1IAc)
このテトラ−N−0−アセチル体50mfを6N塩酸1
0m1に懸濁し、還流下に1〜2時間加熱する。
を57fL1,のエチルアセテートに溶解し、冷蔵庫に
一夜放置すると、78mfのテトラ−N・0−アセチル
−2・4−ジデオキシストレプタミンを得た。これをエ
チルアセテート−エーテルから2度再結晶させると融点
231.5〜233℃を示した。Pmr(DMSO−D
6)τ2.10(Dll、J=8Hz,.N11[AO
)、2.16(Dll、J=10Hz1NI1IAc)
このテトラ−N−0−アセチル体50mfを6N塩酸1
0m1に懸濁し、還流下に1〜2時間加熱する。
その後減圧下に溶媒を蒸発させ、残渣を再び冷水に溶解
しイオン交換樹脂アンバーライトIRA−400(0H
型)で処理し塩酸を除き、再び減圧下に溶媒を蒸発させ
ると2・4−ジデオキシストレプタミンニ塩酸塩33.
7ηを得た。融点:300℃以上元素分析値: C6Hl4N2O2・2HC1に対する 計算値:C32.89H7.36Nl2.78Cl32
.36%実験値:C33.OlH7.3ONl2.72
Cl32.O5%実施例 4 1・5−ジ一0−アセチル−2・3−ジ一0一メシル一
1・3/2・5−シクロヘキサンテトロール0.61f
とアジ化ナトリウム0.64fと90%2−メトキシエ
タノール30WLIを20時間加熱還流した。
しイオン交換樹脂アンバーライトIRA−400(0H
型)で処理し塩酸を除き、再び減圧下に溶媒を蒸発させ
ると2・4−ジデオキシストレプタミンニ塩酸塩33.
7ηを得た。融点:300℃以上元素分析値: C6Hl4N2O2・2HC1に対する 計算値:C32.89H7.36Nl2.78Cl32
.36%実験値:C33.OlH7.3ONl2.72
Cl32.O5%実施例 4 1・5−ジ一0−アセチル−2・3−ジ一0一メシル一
1・3/2・5−シクロヘキサンテトロール0.61f
とアジ化ナトリウム0.64fと90%2−メトキシエ
タノール30WLIを20時間加熱還流した。
反応液を蒸発乾固し、残渣を無水酢酸:ピリジン(1:
2)15dで一夜室温でアセチル化処理した。
2)15dで一夜室温でアセチル化処理した。
不溶部分を▲過し、▲液を蒸発させるとシロツプ状物質
が得られた。これを101のエタノールに溶解し、バー
ルシューカー装置を用いラネーニッケルT−4の存在下
3.4k1I/c!11の水素圧力下で室温にて一夜水
素添加した。
が得られた。これを101のエタノールに溶解し、バー
ルシューカー装置を用いラネーニッケルT−4の存在下
3.4k1I/c!11の水素圧力下で室温にて一夜水
素添加した。
触媒を除云し▲液を蒸発させると4・6−ジデオキシス
トレプタミンが得られた。これを無水酢酸:ピリジン(
1:2)15dでアセチル化後、ジメチルスルホキシド
−水から再結晶すると200ηのテトラ−N・O−アセ
チル−4・6−ジデオキシストレプタミンを薄い針状晶
として得た。融点:300〜300.5℃Pmr(DM
SO−D6)τ5.31(t、1、H−2、J=11H
7.)、6.10(TOfdl2、H−1andH−3
、J=4.5、11、AndllHz)。
トレプタミンが得られた。これを無水酢酸:ピリジン(
1:2)15dでアセチル化後、ジメチルスルホキシド
−水から再結晶すると200ηのテトラ−N・O−アセ
チル−4・6−ジデオキシストレプタミンを薄い針状晶
として得た。融点:300〜300.5℃Pmr(DM
SO−D6)τ5.31(t、1、H−2、J=11H
7.)、6.10(TOfdl2、H−1andH−3
、J=4.5、11、AndllHz)。
このテトラ−N−0−アセチル体50〜を6N塩酸10
m2に懸濁し、還流下に1〜2時間加熱する。その後減
圧下に溶媒を蒸発させ、残渣を再び冷水に溶解し、イオ
ン交換樹脂アンバーライトIRA−400(0H型)で
処理し、塩酸を除き再び減圧下に溶媒を蒸発させると4
・6−ジデオキシストレプタミン・二塩酸塩32.5〜
を得た。融点:268−270℃(分解)。元素分析値 C6Hl4N2O2・2HC1に対する
m2に懸濁し、還流下に1〜2時間加熱する。その後減
圧下に溶媒を蒸発させ、残渣を再び冷水に溶解し、イオ
ン交換樹脂アンバーライトIRA−400(0H型)で
処理し、塩酸を除き再び減圧下に溶媒を蒸発させると4
・6−ジデオキシストレプタミン・二塩酸塩32.5〜
を得た。融点:268−270℃(分解)。元素分析値 C6Hl4N2O2・2HC1に対する
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 次の一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I )(式中、4
個のRは同一でも異つてもよく各々が水素原子、あるい
は水酸基の保護基として公知であるアシル基又はアルキ
ルスルホニル基又はアリールスルホニル基を表わし、ア
シル基とアルキルスルホニル基又はアリールスルホニル
基とが混在してもよい)で示されるシクロヘキサンテト
ロール又はその保護誘導体をアジド化合物又はヒドラジ
ン化合物と反応させてアジド化又はヒドラジノ化し、次
いでこの反応生成物を加水素分解し、また必要に応じて
加水素分解生成物から残存する保護基Rを常法で脱離し
、また所望ならば普通の酸と常法で反応させることを特
徴とする、次の一般式(II)▲数式、化学式、表等があ
ります▼(II)で示されるジデオキシストレプタミン又
はこれのアシル化誘導体又はその酸付加塩の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13316474A JPS5910338B2 (ja) | 1974-11-21 | 1974-11-21 | ジデオキシストレプタミン誘導体の製法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13316474A JPS5910338B2 (ja) | 1974-11-21 | 1974-11-21 | ジデオキシストレプタミン誘導体の製法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5159838A JPS5159838A (ja) | 1976-05-25 |
JPS5910338B2 true JPS5910338B2 (ja) | 1984-03-08 |
Family
ID=15098173
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13316474A Expired JPS5910338B2 (ja) | 1974-11-21 | 1974-11-21 | ジデオキシストレプタミン誘導体の製法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5910338B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0124194Y2 (ja) * | 1984-02-07 | 1989-07-24 |
-
1974
- 1974-11-21 JP JP13316474A patent/JPS5910338B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0124194Y2 (ja) * | 1984-02-07 | 1989-07-24 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5159838A (ja) | 1976-05-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS63165394A (ja) | スクロース誘導体の製造法 | |
US4065615A (en) | Deoxyaminoglycoside antibiotic derivatives | |
US4138547A (en) | Process for preparing 1,2,4-triazole nucleosides | |
US4195170A (en) | 3',4'-Episulfido kanamycin B compounds | |
US3221010A (en) | 5,6-substituted dihydro-5-fluoropyrimidine nucleosides | |
JPH0797391A (ja) | ヌクレオシド誘導体とその製造方法 | |
JPS5910338B2 (ja) | ジデオキシストレプタミン誘導体の製法 | |
US3454559A (en) | Preparation of guanosine and intermediates obtained thereby | |
US2922783A (en) | Preparation of sugar derivatives | |
US3929761A (en) | 3-Deoxykanamycin | |
JPS636556B2 (ja) | ||
JPS5919557B2 (ja) | N↑6−置換コルジセピン誘導体およびその製造法 | |
US3647779A (en) | Kasugamycin substituted antibacterial agents | |
JPH02215781A (ja) | 6’―デオキシ―6’―ハロゲノネプラノシンaおよびその製造法 | |
JPS6052719B2 (ja) | 3′,4′−ジデオキシカナマイシンbの新規な製造法 | |
US4357465A (en) | 3',4'-Diedeoxykanamycin B derivatives | |
US3919191A (en) | 14,15{62 -Epoxycardenolide- and 14,15{62 -epoxybufadienolide-glycosides and process for their preparation | |
JPS591719B2 (ja) | チミン誘導体の製造法 | |
JPS599560B2 (ja) | ニトロソニヨウソユウドウタイ ノ セイゾウホウ | |
JP2575372B2 (ja) | 制ガン剤 | |
SU1625870A1 (ru) | Способ получени метнорадреналина | |
US3954752A (en) | Process for preparing 2',3',5'-tri-0-acetyl-6-azauridine | |
JPH0597847A (ja) | 核酸化合物の新規な製造方法 | |
JPS59155400A (ja) | c−AMP・アシル誘導体の改良製造法 | |
JP3070863B2 (ja) | 2´,3´−ジデオキシピリミジンヌクレオシド類の製造方法 |