JPS5910323B2 - 皮膚および粘膜刺激を抑制した化粧料 - Google Patents
皮膚および粘膜刺激を抑制した化粧料Info
- Publication number
- JPS5910323B2 JPS5910323B2 JP4450475A JP4450475A JPS5910323B2 JP S5910323 B2 JPS5910323 B2 JP S5910323B2 JP 4450475 A JP4450475 A JP 4450475A JP 4450475 A JP4450475 A JP 4450475A JP S5910323 B2 JPS5910323 B2 JP S5910323B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- irritation
- cosmetics
- skin
- cyclodextrin
- fragrances
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K8/00—Cosmetics or similar toiletry preparations
- A61K8/18—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
- A61K8/72—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic macromolecular compounds
- A61K8/73—Polysaccharides
- A61K8/738—Cyclodextrins
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61Q—SPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
- A61Q11/00—Preparations for care of the teeth, of the oral cavity or of dentures; Dentifrices, e.g. toothpastes; Mouth rinses
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- Health & Medical Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
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- Veterinary Medicine (AREA)
- Birds (AREA)
- Epidemiology (AREA)
- Oral & Maxillofacial Surgery (AREA)
- Cosmetics (AREA)
- Detergent Compositions (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は皮膚および粘膜刺激を抑制した化粧料に関する
。
。
一般に、化粧料には香料が配合される。
この香料は使用感を高め、商品の性格、特徴を決定づけ
るために重要な配合成分であり、また、香料には他の配
合成分のベース臭をカバーする作用や多少の静菌効果、
保存効果があるのでその配合は必要なものである。しか
るに、これらの化粧料が使用されるにあたり、配合され
た香料が単に皮膚や粘膜上にのつているのみでは問題な
いのであるが、経皮的に皮内に吸収されると、その刺激
により急性、慢性の一次刺激性皮膚炎、光毒性、アレル
ギー性もしくは光アレルギー性皮膚炎あるいは色素異常
などの副作用を起すので問題となる。
るために重要な配合成分であり、また、香料には他の配
合成分のベース臭をカバーする作用や多少の静菌効果、
保存効果があるのでその配合は必要なものである。しか
るに、これらの化粧料が使用されるにあたり、配合され
た香料が単に皮膚や粘膜上にのつているのみでは問題な
いのであるが、経皮的に皮内に吸収されると、その刺激
により急性、慢性の一次刺激性皮膚炎、光毒性、アレル
ギー性もしくは光アレルギー性皮膚炎あるいは色素異常
などの副作用を起すので問題となる。
従つて、配合する香料は、その商品の性格、特徴を決定
づけ、使用感を高めることと共に、その副作用の点で安
全性を充分検討した安全性の高いもののみを材料として
選択し、調合しなければならないが、消費者は多種多様
であり、皮膚の状況も千差万別なので、充分安全性を確
認した香料を使用しても、時には刺激が強いなどの苦情
が起ることがある。そこで、従来、かかる香料の刺激副
作用をさけるため、香料の配合割合を低減させたり、香
料の配合をやめたりすることが行なわれているが、この
場合は商品の性格、特徴も同時に低減され、あるいは全
く商品価値が失なわれてしまう。
づけ、使用感を高めることと共に、その副作用の点で安
全性を充分検討した安全性の高いもののみを材料として
選択し、調合しなければならないが、消費者は多種多様
であり、皮膚の状況も千差万別なので、充分安全性を確
認した香料を使用しても、時には刺激が強いなどの苦情
が起ることがある。そこで、従来、かかる香料の刺激副
作用をさけるため、香料の配合割合を低減させたり、香
料の配合をやめたりすることが行なわれているが、この
場合は商品の性格、特徴も同時に低減され、あるいは全
く商品価値が失なわれてしまう。
また、香料の経皮的な吸収は共存する配合成分の影響を
受けるものであるところから、吸収を促進させる。成分
、例えば、界面活性剤の添加を抑えることも行なわれて
いる。しかし、この場合も、香料による副作用は低減す
るが、商品そのものの効果および安定性が失なわれやす
く、かかる香料の副作用をさける適当な方法がないのが
現状である。かかる現状にかんがみ、本発明者らは、香
料の刺激を抑えて副作用をさけ、しかも商品価値、効果
、安定性などをそこなラことなく、かつ、商品の性格、
特徴づけ、使用感を満足できる化粧料を得るべく、「香
料が皮膚に侵入せず、皮膚角質上に留まる範囲において
は副作用を相当おさえられるはず」という観点に立ち、
香料成分が皮膚細胞と反応して刺激を与える前にその香
料成分と結合してしまう成分を配合することによつて香
料成分と皮膚細胞との反応を阻止することができると考
Ｉ え、該成分について種々検討した結果、シクロデキ
ストリンがその目的達成に適することを見出し、本発明
を完成するにいたつた。すなわち、本発明は、香料含有
化粧料に、シクロデキストリンを０．０５％（重量％、
以下同じ）・ 以上配合することを特徴とする皮膚およ
び粘膜刺激を抑制した化粧料を提供するものである。
受けるものであるところから、吸収を促進させる。成分
、例えば、界面活性剤の添加を抑えることも行なわれて
いる。しかし、この場合も、香料による副作用は低減す
るが、商品そのものの効果および安定性が失なわれやす
く、かかる香料の副作用をさける適当な方法がないのが
現状である。かかる現状にかんがみ、本発明者らは、香
料の刺激を抑えて副作用をさけ、しかも商品価値、効果
、安定性などをそこなラことなく、かつ、商品の性格、
特徴づけ、使用感を満足できる化粧料を得るべく、「香
料が皮膚に侵入せず、皮膚角質上に留まる範囲において
は副作用を相当おさえられるはず」という観点に立ち、
香料成分が皮膚細胞と反応して刺激を与える前にその香
料成分と結合してしまう成分を配合することによつて香
料成分と皮膚細胞との反応を阻止することができると考
Ｉ え、該成分について種々検討した結果、シクロデキ
ストリンがその目的達成に適することを見出し、本発明
を完成するにいたつた。すなわち、本発明は、香料含有
化粧料に、シクロデキストリンを０．０５％（重量％、
以下同じ）・ 以上配合することを特徴とする皮膚およ
び粘膜刺激を抑制した化粧料を提供するものである。
本発明の化粧料には、例えば、練歯磨、クリーム類、ロ
ーシヨン類、石鹸類、ジャンプ一類、乳液類などの一般
化粧料が包含される。
ーシヨン類、石鹸類、ジャンプ一類、乳液類などの一般
化粧料が包含される。
用いるシクロデキストリンの必要かつ有効な配合割合は
、いずれの化粧料においても０．０５％、好ましくは０
．０５〜１０％であり、１０％以上配合しても有効では
あるが経済的ではない。
、いずれの化粧料においても０．０５％、好ましくは０
．０５〜１０％であり、１０％以上配合しても有効では
あるが経済的ではない。
しかして、本発明の化粧料を製造するには、シクロデキ
ストリンを水に溶解し、これに香料を加えてよく攪拌混
合した液を調製し、常法に従つて他成分を配合して行な
う。
ストリンを水に溶解し、これに香料を加えてよく攪拌混
合した液を調製し、常法に従つて他成分を配合して行な
う。
本発明の化粧料は、皮膚および粘膜の刺激を抑制するた
めに従来のごとく香料あるいは界面活性剤の配合割合を
低減する必要がないので商品価値、効果、安定性をそこ
なわず、商品の性格、特徴づけ、使用感を充分満足させ
ることができ、その刺激抑性効果も充分なものである。
めに従来のごとく香料あるいは界面活性剤の配合割合を
低減する必要がないので商品価値、効果、安定性をそこ
なわず、商品の性格、特徴づけ、使用感を充分満足させ
ることができ、その刺激抑性効果も充分なものである。
添付の図面に、ジャンプ一における眼粘膜の刺激性試験
の結果を示す。
の結果を示す。
各試料の組成はつぎの第１表のごとくであり、β−シク
ロデキストリンを水に溶解し、これに香料を加えてよく
攪拌後、ラウリル硫酸ナトリウムを加えて均一にして調
製した。
ロデキストリンを水に溶解し、これに香料を加えてよく
攪拌後、ラウリル硫酸ナトリウムを加えて均一にして調
製した。
香料は皮膚刺激性の高いといわれるシンナミツクアルデ
ヒドと刺激性が普通であるローズオイルを用いた。〔注
〕数値はいずれも重量％、水にて１００％とする。
ヒドと刺激性が普通であるローズオイルを用いた。〔注
〕数値はいずれも重量％、水にて１００％とする。
試験は、各試料につき、検眼して欠陥のない体重約２ｋ
ｇの白色家ウサギ（雄）３羽ずつを用い、一方の眼に試
料０．１１！Ｌｔを眼球表面に充分作用するように注入
して行なつた。
ｇの白色家ウサギ（雄）３羽ずつを用い、一方の眼に試
料０．１１！Ｌｔを眼球表面に充分作用するように注入
して行なつた。
各ウサギの試料を注入しない他方の目をそれぞれ対照と
し、注入後、１、２、３、４、７日後にハンド・スリツ
ト・ランプで検眼し、ドレイズ〔Ｄｒａｉｚｅ，．Ｊ．
Ｈ．、「ＡＰＰＲＩＳＡＬＯＦＴＨＥＳＡＦＥＴＹＯＦ
ＣＨＥＭＩＣＡＬＳＩＮＦＯＯＤＳ，．ＤＲＵＧＳＡＮ
ＤＣＯＳＭＥＴＩＣＳ」、ＡＳＳＯＣＩＡＴＩＯＮＯＦ
ＦＤＡＯＦＦＩＣＩＡＬＳＯＦＵ．Ｓ．、５１頁（１９
５９年）〕の採点法に従い評点して刺激の程度を判定し
た。第１図に示すようにβ−シクロデキストリン配合の
ジャンプ一（試料黒３および５）はその香料刺激をほぼ
１００％抑制することがわかる。
し、注入後、１、２、３、４、７日後にハンド・スリツ
ト・ランプで検眼し、ドレイズ〔Ｄｒａｉｚｅ，．Ｊ．
Ｈ．、「ＡＰＰＲＩＳＡＬＯＦＴＨＥＳＡＦＥＴＹＯＦ
ＣＨＥＭＩＣＡＬＳＩＮＦＯＯＤＳ，．ＤＲＵＧＳＡＮ
ＤＣＯＳＭＥＴＩＣＳ」、ＡＳＳＯＣＩＡＴＩＯＮＯＦ
ＦＤＡＯＦＦＩＣＩＡＬＳＯＦＵ．Ｓ．、５１頁（１９
５９年）〕の採点法に従い評点して刺激の程度を判定し
た。第１図に示すようにβ−シクロデキストリン配合の
ジャンプ一（試料黒３および５）はその香料刺激をほぼ
１００％抑制することがわかる。
さらに、クリームにおける人体パツチ試験を行なつた。
試料は後記実施例３に従つて水の割合を各々変化させ、
第２表に示す割合の香料（シンナミツクアルデヒド）お
よびβ−シクロデキストリンを用いて調製した。
試料は後記実施例３に従つて水の割合を各々変化させ、
第２表に示す割合の香料（シンナミツクアルデヒド）お
よびβ−シクロデキストリンを用いて調製した。
〔注〕数値はいずれも重量％を示す。
試験は、各試料約０．０５ｔをテストブラスタ一のリン
ト布に塗布し、成人男子２０人の背部に２４時間閉鎖式
貼布して行なつた。
ト布に塗布し、成人男子２０人の背部に２４時間閉鎖式
貼布して行なつた。
プラスタ一を剥離後、表皮上の残留試料を７０％アルコ
ール含浸脱脂綿で除去し、３０分後に貼布部を、肉眼観
察して刺激の程度を判定した。
ール含浸脱脂綿で除去し、３０分後に貼布部を、肉眼観
察して刺激の程度を判定した。
その結果をつぎの第３表に示す。〔注〕数値は人数を示
す。
す。
判定の表示はつぎのとおりである。
−：正常、±：軽微な紅斑、＋：紅斑、
＋＋：紅斑および浮腫
実際に障害となるのは十以上であるところから、第３表
に示すごとく、β−シクロデキストリンの配合により香
料の皮膚刺激が充分制御されることがわかる。
に示すごとく、β−シクロデキストリンの配合により香
料の皮膚刺激が充分制御されることがわかる。
つぎに実施例を挙げ、本発明の化粧料を具体的に説明す
る。
る。
実施例 １
練歯磨
水にβ−シクロデキストリンをよく分散、溶解後、香料
を入れて攪拌し、常法により練歯磨を製造した。
を入れて攪拌し、常法により練歯磨を製造した。
この練歯磨を２５％スラリーとし、その約０．０５ｔを
用いて前記パツチ試験をしたところ、刺激は充分抑制さ
れた。
用いて前記パツチ試験をしたところ、刺激は充分抑制さ
れた。
実施例 ２
ジャンプ一
水にβ−シクロデキストリンをよく分散、溶解後、香料
を入れて攪拌し、常法によりジャンプ一を製造した。
を入れて攪拌し、常法によりジャンプ一を製造した。
このジャンプ一は前記ウサギにおける眼粘膜刺激性試験
において、刺激は充分抑制されることがわかつた。
において、刺激は充分抑制されることがわかつた。
実施例 ３
クリーム
水にβ−シクロデキストリンをよく分散、溶解後、香料
、防腐剤を加えて均一な液とする。
、防腐剤を加えて均一な液とする。
Ａ層を７５〜８０℃に加熱後、Ｂ層を注加し、乳化を行
ない充分刺激のＭｕされたクリームを製造した。実施例
４石鹸 水にβ−シクロデキストリンをよく分散、溶解後、香料
を加えて攪拌し、常法により調製した石鹸素地に添加後
、機械練り、または枠線りし、充分刺激の抑制された化
粧石鹸を製造した。
ない充分刺激のＭｕされたクリームを製造した。実施例
４石鹸 水にβ−シクロデキストリンをよく分散、溶解後、香料
を加えて攪拌し、常法により調製した石鹸素地に添加後
、機械練り、または枠線りし、充分刺激の抑制された化
粧石鹸を製造した。
実施例 ５
透明石鹸
前記実施例４と同様にして、水にβ−シクロデキストリ
ンをよく分散、溶解後、香料を加えて攪拌し、白糖、エ
チルアルコールと共に石鹸用素地に加え、混練後、枠に
注入し、冷却固化して充分刺激の抑制された透明石鹸を
製造した。
ンをよく分散、溶解後、香料を加えて攪拌し、白糖、エ
チルアルコールと共に石鹸用素地に加え、混練後、枠に
注入し、冷却固化して充分刺激の抑制された透明石鹸を
製造した。
図面はジャンプ一における眼粘膜の刺激性試験の結果を
示すグラフである。
示すグラフである。
Claims (1)
- １ 香料含有化粧料に、シクロデキストリンを０．０５
％（重量％）以上配合することを特徴とする皮膚および
粘膜刺激を抑制した化粧料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4450475A JPS5910323B2 (ja) | 1975-04-11 | 1975-04-11 | 皮膚および粘膜刺激を抑制した化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4450475A JPS5910323B2 (ja) | 1975-04-11 | 1975-04-11 | 皮膚および粘膜刺激を抑制した化粧料 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS51121531A JPS51121531A (en) | 1976-10-23 |
| JPS5910323B2 true JPS5910323B2 (ja) | 1984-03-08 |
Family
ID=12693370
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4450475A Expired JPS5910323B2 (ja) | 1975-04-11 | 1975-04-11 | 皮膚および粘膜刺激を抑制した化粧料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5910323B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5470434A (en) * | 1977-11-16 | 1979-06-06 | Kobayashi Kose Co | Preparation of cosmetics |
| JPS58196257A (ja) * | 1982-05-12 | 1983-11-15 | Ichiro Shibauchi | 香を有する樹脂製品 |
| JPH0635594B2 (ja) * | 1985-08-05 | 1994-05-11 | 花王株式会社 | 洗浄剤組成物 |
| JPH082773B2 (ja) * | 1987-02-06 | 1996-01-17 | 花王株式会社 | ロ−シヨン組成物 |
| US4885379A (en) * | 1988-04-12 | 1989-12-05 | Henkel Corporation | Neutralized alkyl ether sulfuric acid half-ester compositions containing polyhydroxy oligomers |
| JPH0778235B2 (ja) * | 1989-11-30 | 1995-08-23 | サンスター株式会社 | 洗浄剤組成物 |
| JP7097314B2 (ja) * | 2019-02-14 | 2022-07-07 | 第一工業製薬株式会社 | 洗浄剤組成物 |
-
1975
- 1975-04-11 JP JP4450475A patent/JPS5910323B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS51121531A (en) | 1976-10-23 |
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