JPS59101416A - 口腔組成物 - Google Patents
口腔組成物Info
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- JPS59101416A JPS59101416A JP21081782A JP21081782A JPS59101416A JP S59101416 A JPS59101416 A JP S59101416A JP 21081782 A JP21081782 A JP 21081782A JP 21081782 A JP21081782 A JP 21081782A JP S59101416 A JPS59101416 A JP S59101416A
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- chitin
- chitosan
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- toothpaste
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K8/00—Cosmetics or similar toiletry preparations
- A61K8/18—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
- A61K8/72—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic macromolecular compounds
- A61K8/73—Polysaccharides
- A61K8/736—Chitin; Chitosan; Derivatives thereof
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61Q—SPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
- A61Q11/00—Preparations for care of the teeth, of the oral cavity or of dentures; Dentifrices, e.g. toothpastes; Mouth rinses
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はキチン及びキトサンの少なくとも１種を配合し
た口腔組成物に関する。
た口腔組成物に関する。
練歯磨、潤製歯磨、粉歯磨、液状歯間などの歯磨類、洗
口剤、口中清涼剤、さらにはチューインガムなどの口腔
組成物に、モノフルオロリン酸ナトリウム、イゾシロン
ーアミノカゾロン酸、塩酸クロルヘキシジンなどの薬効
成分を配合してつ蝕予防、歯槽膿漏予防、口臭予防を図
ることは従来から笑行されている。しかし、口腔組成物
はいずれも使用後吐き出されてしまうのが通例であり、
歯磨類にあっては使用後水で濯ぐのが慣例であるので、
薬効成分に所期の効ＬＨも曲は斗ｚ４払Ｉｆｆ糾 矛の
ｈｉを倍をか方り増加しなければならない不利があった
。
口剤、口中清涼剤、さらにはチューインガムなどの口腔
組成物に、モノフルオロリン酸ナトリウム、イゾシロン
ーアミノカゾロン酸、塩酸クロルヘキシジンなどの薬効
成分を配合してつ蝕予防、歯槽膿漏予防、口臭予防を図
ることは従来から笑行されている。しかし、口腔組成物
はいずれも使用後吐き出されてしまうのが通例であり、
歯磨類にあっては使用後水で濯ぐのが慣例であるので、
薬効成分に所期の効ＬＨも曲は斗ｚ４払Ｉｆｆ糾 矛の
ｈｉを倍をか方り増加しなければならない不利があった
。
ところで、節足動物の甲殻や軟体動物の骨に存在し、カ
ビの菌糸や胞子にも存在するキチンと、その脱アセチル
化物であるキトサンは、セルロースに類似した化学構造
を有しているにも拘らず、化学薬品に対する抵抗性はセ
ルロースよりｉかに大きく、マた分子内にアセトアミド
基とアミン基を有しているため、多くの興味ある特性を
備えている。しかし、キチンやキトサン（以下、この両
者を総称してキチン等とも言う）は、セルロースやその
他の多糖類に比較してその利用度が極端に低いのが実情
である。
ビの菌糸や胞子にも存在するキチンと、その脱アセチル
化物であるキトサンは、セルロースに類似した化学構造
を有しているにも拘らず、化学薬品に対する抵抗性はセ
ルロースよりｉかに大きく、マた分子内にアセトアミド
基とアミン基を有しているため、多くの興味ある特性を
備えている。しかし、キチンやキトサン（以下、この両
者を総称してキチン等とも言う）は、セルロースやその
他の多糖類に比較してその利用度が極端に低いのが実情
である。
本発明者らはキチン等の有効利用を図るべく研究を重ね
だ結果、キチン等は口腔組成物に従来配合されていた薬
効成分に優るとも劣らない薬効を奏し、従ってこれを口
腔組成物に配合すれば、つ蝕予防、歯槽膿漏予防及び口
臭予防に有効な口腔組成物が得られることを見い出した
。
だ結果、キチン等は口腔組成物に従来配合されていた薬
効成分に優るとも劣らない薬効を奏し、従ってこれを口
腔組成物に配合すれば、つ蝕予防、歯槽膿漏予防及び口
臭予防に有効な口腔組成物が得られることを見い出した
。
而して本発明に係る口腔組成物は、キチンとその脱アセ
チル化物であるキトサンの少なくとも１種を含有するも
のであシ、従って当然のことながら、本発明の口腔組成
物はキチンとキトサンの混合物を含有することもある。
チル化物であるキトサンの少なくとも１種を含有するも
のであシ、従って当然のことながら、本発明の口腔組成
物はキチンとキトサンの混合物を含有することもある。
既述した通勺、キチンは節足動物、軟体動物の有機骨格
物質として天然に存在し、植物ではカビの菌糸や胞子に
存在するので、これらを原料として公知の手段によシ取
得することができる。例えばカニ、エビ、オキアミなど
の甲殻を原料とする場合には、甲殻を粉砕丙塩酸で処理
して炭酸カルシウムを除き、さらに力性ソーダで処理し
て蛋白質その他の夾雑物を除いてから、水洗、乾燥する
ことによシ、白色無定形の粉末状キチンを得ることがで
きる。、まだキトサンはアルカリ処理でキチンを脱アセ
チル化することによシ、白色無定形粉末として得ること
ができる。しかし、本発明で使用されるキチンの原料は
上記の如き甲殻に限られることはなく、各種のキチン源
から任意の方法で取得されるキチンやキトサンがいずれ
も使用可能であって、本発明では分子量の制約もない６
また本発明のキチン等には市販品も使用可能であって、
そうした市販品の一例とし、ては、南陽化成株式会社製
の１１’ＬＢＧＩＴＥＸＪ （商品名）を挙げることが
できる。
物質として天然に存在し、植物ではカビの菌糸や胞子に
存在するので、これらを原料として公知の手段によシ取
得することができる。例えばカニ、エビ、オキアミなど
の甲殻を原料とする場合には、甲殻を粉砕丙塩酸で処理
して炭酸カルシウムを除き、さらに力性ソーダで処理し
て蛋白質その他の夾雑物を除いてから、水洗、乾燥する
ことによシ、白色無定形の粉末状キチンを得ることがで
きる。、まだキトサンはアルカリ処理でキチンを脱アセ
チル化することによシ、白色無定形粉末として得ること
ができる。しかし、本発明で使用されるキチンの原料は
上記の如き甲殻に限られることはなく、各種のキチン源
から任意の方法で取得されるキチンやキトサンがいずれ
も使用可能であって、本発明では分子量の制約もない６
また本発明のキチン等には市販品も使用可能であって、
そうした市販品の一例とし、ては、南陽化成株式会社製
の１１’ＬＢＧＩＴＥＸＪ （商品名）を挙げることが
できる。
尚、念のため付言すれば、キチンとキトサンとの区分指
標は学会でも確立されていないので、本発明では脱アセ
チル化度が６０チ以上のものをキトサン、それ以下のも
のをキチンと定義した。
標は学会でも確立されていないので、本発明では脱アセ
チル化度が６０チ以上のものをキトサン、それ以下のも
のをキチンと定義した。
本発明の口腔組成物では、キチン等による効果を口腔組
成物に発現させるうえで、その配合量は少なくとも０．
０１重量％であることが必要であるが、許容配合量は個
々の口腔組成物の種類によって相違する。ちなみに、練
歯磨にあっては０．０１〜７０重量％、好ましくはｏ、
０５〜５０重量％の配合量が適当であって、７０重量％
を越えた場合は押出し時の成形性、保形性が損われる虞
れがある。＠製歯暦での配合量は０．０１〜８０重−ｔ
ｏｙｓ、好ましくは０．０５〜７５重都チが適しておシ
、８０重量％を越えると潤製歯磨状を保持できない。粉
歯磨に於ける配合量は０．０１〜９７重ｔ％、好ましく
け０．０５〜９５重量％が適当であって、９７重量％を
越えると、歯磨剤に必要な発泡剤、甘味剤、香料などを
配合する余地がなくなるので望ましくない。
成物に発現させるうえで、その配合量は少なくとも０．
０１重量％であることが必要であるが、許容配合量は個
々の口腔組成物の種類によって相違する。ちなみに、練
歯磨にあっては０．０１〜７０重量％、好ましくはｏ、
０５〜５０重量％の配合量が適当であって、７０重量％
を越えた場合は押出し時の成形性、保形性が損われる虞
れがある。＠製歯暦での配合量は０．０１〜８０重−ｔ
ｏｙｓ、好ましくは０．０５〜７５重都チが適しておシ
、８０重量％を越えると潤製歯磨状を保持できない。粉
歯磨に於ける配合量は０．０１〜９７重ｔ％、好ましく
け０．０５〜９５重量％が適当であって、９７重量％を
越えると、歯磨剤に必要な発泡剤、甘味剤、香料などを
配合する余地がなくなるので望ましくない。
また固型の口中清涼剤ではキチン等の配合量を００１〜
７０重景条、好重量くは０．０５〜６０重量％とするの
が適当であり、７０重量％を越えた場合には、アラビア
ゴム液々どによる粒状化が困Ｓになる。液状歯磨、液状
口中清涼剤、洗口剤などの液状口腔組成物にあっては、
キチ等の配合量を０．ｏ】〜２０重量％、好ましくは０
６０５〜２０重量％とするのが適当である。２０重量％
を越える量ではたとえキチン等に可溶化処理が施されて
いても、全量を液状組成物に溶かすことができず、また
粘度も増大して実用的な液状口腔組成物を得ることがで
きない。チューインガムにキチン等を配合する場合は、
０．０１〜６０重量％、好ましくは０．０５〜５０重量
％が適当である。６０重量％を越えるキチン等の配合は
、ガムとして保形性を劣化させ、食感を悪化させる。
７０重景条、好重量くは０．０５〜６０重量％とするの
が適当であり、７０重量％を越えた場合には、アラビア
ゴム液々どによる粒状化が困Ｓになる。液状歯磨、液状
口中清涼剤、洗口剤などの液状口腔組成物にあっては、
キチ等の配合量を０．ｏ】〜２０重量％、好ましくは０
６０５〜２０重量％とするのが適当である。２０重量％
を越える量ではたとえキチン等に可溶化処理が施されて
いても、全量を液状組成物に溶かすことができず、また
粘度も増大して実用的な液状口腔組成物を得ることがで
きない。チューインガムにキチン等を配合する場合は、
０．０１〜６０重量％、好ましくは０．０５〜５０重量
％が適当である。６０重量％を越えるキチン等の配合は
、ガムとして保形性を劣化させ、食感を悪化させる。
本発明の口腔組成物に於て、キチン等以外の組成物成分
とし５ては従来の口腔組成物に使用されていた成分がい
ずれも使用可能であって、キチン等の配合によって他の
成分の使用が制約されることがない。例えば、歯磨類に
あっては、グリセリン、ツルピント、ゾロビレ７ ｆ
ＩＪ コールなどの粘稠剤、第ニリン酸カルシウム、ビ
ロリン酸カルシウム、炭酸カルシウム、水酸化アルミニ
ウム、水性シリカ、人件シリカ、硫酸カルシウム、リン
酸マグネシウム、亜硫酸カルシウム、ゼオライト、不溶
性メタリン酸ナトリウムなどの研磨剤、カルゼキシメチ
ルセルロース、カラゲナンなどの粘結剤、ラウリル硫酸
ナトリウム、α−オレフィンスルホン酸ナトリウム、ラ
ウリン酸モノダリセライドサルフェート、アシルタウレ
ート、ラフリン酸モノグリセライドスルホイ・−ト、ラ
ウリルザルコシイ・−トなどのアニオン活性剤、ショ糖
エステル、ステアリン酸モノグリセライド、ラウリルジ
ェタノールアマイト、ポリオキシエチレンツルータンモ
ノラウレートなどのノニオン活性剤、両性活性剤、メン
トール、アネトールなどの香料、甘味料、塩酸クロルヘ
キシジン、グルコン酸クロルヘキシジン、イプシロン−
アミノカプロン酸、ジヒドロコレスタノール、トライ・
キサム酸、γラントイン、アラントインクロルヒドロキ
シ了ルミニウム、モノフルオロリン酸ナトリウム デキ
ストラナーゼ、ポリエチレングリコール、塩化ナトリウ
ムなどの薬効成分、防腐剤、水などが使用される。同様
にして口中清涼剤、洗口剤、チューインガムなどでも、
通常これらに使用されている各種の成分がキチン等と共
に使用可能である。但し、キチン等はつ蝕予防、歯槽膿
漏予防、口臭予防に効果があるので、この効果を期待し
て従来の口腔組成物に配合されていた薬効成分の一部又
は全部が、本発明ではキチン等で代替できると七はもち
ろんである。
とし５ては従来の口腔組成物に使用されていた成分がい
ずれも使用可能であって、キチン等の配合によって他の
成分の使用が制約されることがない。例えば、歯磨類に
あっては、グリセリン、ツルピント、ゾロビレ７ ｆ
ＩＪ コールなどの粘稠剤、第ニリン酸カルシウム、ビ
ロリン酸カルシウム、炭酸カルシウム、水酸化アルミニ
ウム、水性シリカ、人件シリカ、硫酸カルシウム、リン
酸マグネシウム、亜硫酸カルシウム、ゼオライト、不溶
性メタリン酸ナトリウムなどの研磨剤、カルゼキシメチ
ルセルロース、カラゲナンなどの粘結剤、ラウリル硫酸
ナトリウム、α−オレフィンスルホン酸ナトリウム、ラ
ウリン酸モノダリセライドサルフェート、アシルタウレ
ート、ラフリン酸モノグリセライドスルホイ・−ト、ラ
ウリルザルコシイ・−トなどのアニオン活性剤、ショ糖
エステル、ステアリン酸モノグリセライド、ラウリルジ
ェタノールアマイト、ポリオキシエチレンツルータンモ
ノラウレートなどのノニオン活性剤、両性活性剤、メン
トール、アネトールなどの香料、甘味料、塩酸クロルヘ
キシジン、グルコン酸クロルヘキシジン、イプシロン−
アミノカプロン酸、ジヒドロコレスタノール、トライ・
キサム酸、γラントイン、アラントインクロルヒドロキ
シ了ルミニウム、モノフルオロリン酸ナトリウム デキ
ストラナーゼ、ポリエチレングリコール、塩化ナトリウ
ムなどの薬効成分、防腐剤、水などが使用される。同様
にして口中清涼剤、洗口剤、チューインガムなどでも、
通常これらに使用されている各種の成分がキチン等と共
に使用可能である。但し、キチン等はつ蝕予防、歯槽膿
漏予防、口臭予防に効果があるので、この効果を期待し
て従来の口腔組成物に配合されていた薬効成分の一部又
は全部が、本発明ではキチン等で代替できると七はもち
ろんである。
次に実験例によってキチン等のつ蝕予防効果、歯槽膿漏
予防効果及び口臭予防効果を具体的に説明する。
予防効果及び口臭予防効果を具体的に説明する。
実施例
本例及び次の実験例２はキチン等のつ蝕予防効果に関す
る実験例である。
る実験例である。
南陽化成株式会社製のキトサンＩ’１．ＢＧ Ｉ Ｔ
ＥＸ −ＮＡ−５０（分子量４７ Ｑ Ｏθ、脱アセチ
ル化度７７係）と同じ＜ ＲＥＧＩＴＥＸ−ＮＡ −５
００（分子量１１４０００゜脱アセチル化度６０％）を
それぞれ微粉砕し、それぞれの２００メツクユ篩通過品
を実験に供した。キトサン６０〜を精秤し、これに精製
水を加えて２０ ｍｌとし、得られた試料の乳酸中和能
を乳酸水溶液（２００ｐｐｍ）と電気化学計器株式会社
製卓上型ｐＨ計００Ｍ−１０で測定した。結果を添付図
面に示す。図面からＲＥＧＩＴＪＩＥＸ−ＮＡ−５０と
同じ（ＮＡ−５００の乳酸中和能はそれぞれ３００１）
ｐｍ／乃ツ及び１２ ｐｐｍ／〜であることがわかる。
ＥＸ −ＮＡ−５０（分子量４７ Ｑ Ｏθ、脱アセチ
ル化度７７係）と同じ＜ ＲＥＧＩＴＥＸ−ＮＡ −５
００（分子量１１４０００゜脱アセチル化度６０％）を
それぞれ微粉砕し、それぞれの２００メツクユ篩通過品
を実験に供した。キトサン６０〜を精秤し、これに精製
水を加えて２０ ｍｌとし、得られた試料の乳酸中和能
を乳酸水溶液（２００ｐｐｍ）と電気化学計器株式会社
製卓上型ｐＨ計００Ｍ−１０で測定した。結果を添付図
面に示す。図面からＲＥＧＩＴＪＩＥＸ−ＮＡ−５０と
同じ（ＮＡ−５００の乳酸中和能はそれぞれ３００１）
ｐｍ／乃ツ及び１２ ｐｐｍ／〜であることがわかる。
実施例
後記の実施例１に示す組成Ａの練歯磨１１を歯ブラシに
押出し、ローリング刷掃法で３分間歯を磨き、水で充分
に濯いだ後、雷気化学計器株式会社製卓土型ｐＨ計（ガ
ラスフラット雷極０Ｅ３０１Ｓ−ＯＴ） ヲ用いて舌
上のｐ）ｌを測定した。
押出し、ローリング刷掃法で３分間歯を磨き、水で充分
に濯いだ後、雷気化学計器株式会社製卓土型ｐＨ計（ガ
ラスフラット雷極０Ｅ３０１Ｓ−ＯＴ） ヲ用いて舌
上のｐ）ｌを測定した。
コントロールとしてｉ−ｉ組成人の練歯磨に於けるキト
サンを水で償き換えたものを使用した。また被験者には
舌上ｐＨ値が近似した成人男子１゜名を選択した。各被
験者の歯磨前の舌上ｐＨ値を表１に示す。
サンを水で償き換えたものを使用した。また被験者には
舌上ｐＨ値が近似した成人男子１゜名を選択した。各被
験者の歯磨前の舌上ｐＨ値を表１に示す。
歯磨きによって舌上ｐＨ値は歯磨前よシ止昇Ｌ７、その
後経時的に減少するが、〔歯磨後のｐｌ−１値−歯磨前
のｐ）１１直〕の経時変化を表２に示す。
後経時的に減少するが、〔歯磨後のｐｌ−１値−歯磨前
のｐ）１１直〕の経時変化を表２に示す。
表１
（以下余白）
表２
周知の通り、り蝕は炭水化物の分解、発酵によって生じ
た有機酸（主として乳酸）が歯のエナメル質を侵蝕（脱
灰）するために起るものと説明され、その脱灰は口腔内
のｐＨ値が５．４以下で起ると報告されている。従って
口腔内のｐＨ値をは！１″７もしくはそれ以上に保持す
ることで予防することができる。ちなみに、本発明者ら
が行なった別の実験によれば、口腔内Ｋ Ｏ，２ｐｐｍ
濃度の乳酸を僅かＪ−添加するだけで、口腔内のｐＨは
５４以下に低下する。しかるに、本発明で使用されるキ
チン等は、実験例１から明らかな通知乳酸に対して適度
な中和能を有［２ており、寸だ実験例２から明らかな通
り、キチン等を配合した歯磨剤は、これを配合していな
いコントロール歯ｐＰ］；剤に比較して、口腔内を長時
間高いｐＨ値に保持する能力を備えている。これらの実
験事実はキチン等がつ蝕予防に有効であることを示すも
のに外ならない。
た有機酸（主として乳酸）が歯のエナメル質を侵蝕（脱
灰）するために起るものと説明され、その脱灰は口腔内
のｐＨ値が５．４以下で起ると報告されている。従って
口腔内のｐＨ値をは！１″７もしくはそれ以上に保持す
ることで予防することができる。ちなみに、本発明者ら
が行なった別の実験によれば、口腔内Ｋ Ｏ，２ｐｐｍ
濃度の乳酸を僅かＪ−添加するだけで、口腔内のｐＨは
５４以下に低下する。しかるに、本発明で使用されるキ
チン等は、実験例１から明らかな通知乳酸に対して適度
な中和能を有［２ており、寸だ実験例２から明らかな通
り、キチン等を配合した歯磨剤は、これを配合していな
いコントロール歯ｐＰ］；剤に比較して、口腔内を長時
間高いｐＨ値に保持する能力を備えている。これらの実
験事実はキチン等がつ蝕予防に有効であることを示すも
のに外ならない。
念のだめ付Ｈすれば、実験例２に於てキチン等を配合し
た歯磨を使用すると、口腔内を長時間比較的高ｐＨ値に
保持できるのは、キチン等の口腔内滞留性が高いことに
由来するものであるが、これはポリカチオンであるキチ
ン等が、アニオン性を示す口腔粘膜と複数の作用点で電
気的に結合しているだめと考えられる。
た歯磨を使用すると、口腔内を長時間比較的高ｐＨ値に
保持できるのは、キチン等の口腔内滞留性が高いことに
由来するものであるが、これはポリカチオンであるキチ
ン等が、アニオン性を示す口腔粘膜と複数の作用点で電
気的に結合しているだめと考えられる。
実施例
本例はキチン等の歯槽膿漏予防効果に関する実施例
６週令の５ｌｃ−Ｗｌｓｔｅｒラント（雄）の背部皮膚
をネンゾタール麻酔下で除毛し、アルコール消毒後、正
中線に沼って皮下筋膜に達する長さ４−の線状裂傷をメ
スで作成した。次に創傷側を１ａ置きにミツヘル針で縫
合し、４日後にミツヘル針を外した。薬物は１日２回宛
連続７日間創傷部全体に塗布した。
をネンゾタール麻酔下で除毛し、アルコール消毒後、正
中線に沼って皮下筋膜に達する長さ４−の線状裂傷をメ
スで作成した。次に創傷側を１ａ置きにミツヘル針で縫
合し、４日後にミツヘル針を外した。薬物は１日２回宛
連続７日間創傷部全体に塗布した。
創傷作製後７日月にラットをクロロホルムで殺して創傷
部組織を剥離し、創傷線に直交する幅１錆の皮膚片を各
ラットから３個採取し、インストロンの張力測定機にて
創傷部皮膚片の縫合部を引き離すのに要する張力を測定
して、その平均値を創傷治癒の指標としだ。ラットは１
群６匹きし、薬物のコントロールとして生理食塩水を用
いた。
部組織を剥離し、創傷線に直交する幅１錆の皮膚片を各
ラットから３個採取し、インストロンの張力測定機にて
創傷部皮膚片の縫合部を引き離すのに要する張力を測定
して、その平均値を創傷治癒の指標としだ。ラットは１
群６匹きし、薬物のコントロールとして生理食塩水を用
いた。
使用した薬物の内容及びその投薬法とラット群との関係
を表３に、またラット群と創傷治癒効果（引張強度）と
の関係を表４に示す。尚、表４中の比率はラット群Ａの
引張強度を１００とり１、これに対する相対値で表わし
た。
を表３に、またラット群と創傷治癒効果（引張強度）と
の関係を表４に示す。尚、表４中の比率はラット群Ａの
引張強度を１００とり１、これに対する相対値で表わし
た。
表３
※１ 日本薬剤師金柑、「６周製指針」、改訂３版。
薬事日報社ｆｘｃ＋６４１、第１１５頁参照※２ １Ｌ
ｇＧＩ’Ｉ’ＢＸ−ＮＡ−５００歯槽膿漏の薬物療法に
於ては細胞賦活作用（創傷治癒効果）のある薬物が有効
であるとされている。細胞賦活作用を有する薬物々して
ｄ。
ｇＧＩ’Ｉ’ＢＸ−ＮＡ−５００歯槽膿漏の薬物療法に
於ては細胞賦活作用（創傷治癒効果）のある薬物が有効
であるとされている。細胞賦活作用を有する薬物々して
ｄ。
アラントイン系ものものが著名であり、アラン 。
トイン、アルミニウムクロロヒドロキシアラントイネー
ト、アルミニウムジヒドロアラントイネートなどが従来
から多く使用されて来た。本発明で使用されるキチン等
は、表４に示す結果から明らかな通シ、創傷治癒効果の
点でアルミニウムジヒドロキシアラントイネートを凌ぐ
薬効を発揮し、従ってキチン等は歯槽膿漏の予防に有効
であることが理解できる。さらに付は加えれば、アラン
トイン系の薬物はアルカリ側で分解が促進されるため、
例えば歯磨に配合する場合は使用可能な活性剤などが制
約されてし、まり問題があるが、キチン等は化学的に安
定であるため、上記の如き制約を受けることがない。
ト、アルミニウムジヒドロアラントイネートなどが従来
から多く使用されて来た。本発明で使用されるキチン等
は、表４に示す結果から明らかな通シ、創傷治癒効果の
点でアルミニウムジヒドロキシアラントイネートを凌ぐ
薬効を発揮し、従ってキチン等は歯槽膿漏の予防に有効
であることが理解できる。さらに付は加えれば、アラン
トイン系の薬物はアルカリ側で分解が促進されるため、
例えば歯磨に配合する場合は使用可能な活性剤などが制
約されてし、まり問題があるが、キチン等は化学的に安
定であるため、上記の如き制約を受けることがない。
実施例
本例はキトサンの口臭予防効果に関する実験例である。
Ｂｉｏｓｈｅｌｌ Ｉｎｃ （６３５Ｗａｔｅｒ Ａ
ｖｅ、 Ｅ、、 Ａｌｂａｎｙ。
ｖｅ、 Ｅ、、 Ａｌｂａｎｙ。
Ｏｒｅｇｏｎ ９７３２１ ）製のキトサンＬｏｔＪ６
２２００（分子量８８０００、脱アセチル化度７７％）
を微粉砕し、２００メツシュ篩通過品を実験に供した。
２２００（分子量８８０００、脱アセチル化度７７％）
を微粉砕し、２００メツシュ篩通過品を実験に供した。
キトサンの１チ＠濁水２０２を５０−の広口試薬ピンに
精秤し、これに１．５ ｐｐｍのメチルメルカプタン水
溶液を一定景添加して密栓した後、５分間３７℃の恒温
槽内に放置した。し５かる後、試薬ビンを開栓し、ヘッ
ドスペースの臭気を官能評価してキトサンのメチルメル
カプタン吸着能を測定した。官能評価の評点は表５に示
す通シ、メチルメルカプタン濃度０．０１，５ ｐｐｍ
の時の臭気を１点、同０．０４５ ｐｐｍの時の臭気を
３点、同０．１５ ｐｐｍの時の臭気を５点とし、それ
ぞれの中間の、臭気を２点及び４点とする５段階法を採
用し７ヒ。表５には各評点と人の口臭との関係も表示し
た。
精秤し、これに１．５ ｐｐｍのメチルメルカプタン水
溶液を一定景添加して密栓した後、５分間３７℃の恒温
槽内に放置した。し５かる後、試薬ビンを開栓し、ヘッ
ドスペースの臭気を官能評価してキトサンのメチルメル
カプタン吸着能を測定した。官能評価の評点は表５に示
す通シ、メチルメルカプタン濃度０．０１，５ ｐｐｍ
の時の臭気を１点、同０．０４５ ｐｐｍの時の臭気を
３点、同０．１５ ｐｐｍの時の臭気を５点とし、それ
ぞれの中間の、臭気を２点及び４点とする５段階法を採
用し７ヒ。表５には各評点と人の口臭との関係も表示し
た。
表５
表６
０臭の原因物質はその９０チ以上がメチルメルカプタン
と硫化水素であるとされているが、表６から明らかな通
シ、本発明で使用するキチン等はメチルメルカプタン濃
度６ ｐｐｍまでの臭気を完全に吸着する。メチルメル
カプタン臭に対する人間の臭気閾値は０．００１ ｐｐ
ｍ以上であることを考慮すると、キチンなどは口臭予防
に極めて有効であることがわかる。
と硫化水素であるとされているが、表６から明らかな通
シ、本発明で使用するキチン等はメチルメルカプタン濃
度６ ｐｐｍまでの臭気を完全に吸着する。メチルメル
カプタン臭に対する人間の臭気閾値は０．００１ ｐｐ
ｍ以上であることを考慮すると、キチンなどは口臭予防
に極めて有効であることがわかる。
進んで本発明に係る口腔組成物の具体的な組成を実施例
で示す。実施例の組成はいずれも重量幅である。
で示す。実施例の組成はいずれも重量幅である。
実施例１
本例では練歯磨の組成例を示す。
※Ｉ ＲＥＧＩＴＥＸ−ＮＡ−５０（２００メツシュ
篩通過品ン※２ ＲＥＧＩＴＥＸ−ＦＸ （２００メ
ツシュ篩通過品）※３ ｘ＋ＥａｔＴＥｘ−ＮＡ−ｓ
ｏｏ （２００メツシュ篩通過品）実施例２ 本例は潤製歯磨の組成例を示す。
篩通過品ン※２ ＲＥＧＩＴＥＸ−ＦＸ （２００メ
ツシュ篩通過品）※３ ｘ＋ＥａｔＴＥｘ−ＮＡ−ｓ
ｏｏ （２００メツシュ篩通過品）実施例２ 本例は潤製歯磨の組成例を示す。
実施例３
本例では粉歯磨の組成例を示す。
実施例４
本例は液状一時の組成例を示す。
グリセリン ３５％
ポリアクリル酸ソーダ ５パラフインスル
ホネート １５サツカリン ０．
１ 香料 ｌ モノフルオロリン酸ナトリウム ０．７６水溶性キ
チン※４０，５ す゛ン酸二力１功ム ０．１リン酸−ナ
トリウム ０．２水
ノ々ランス計 ｉｏ
ｏ％※４ ５ａｎｎａｎ Ｔらの方法［Ｍａｋｒｏｍｏ
ｌ 、 、Ｃｈｅｍ、 、ＪＪｉ１１９１（１９７５）
参照］に準拠して調製した水溶性キチン（脱アセチル化
度４８チ） 実施例５ 本例は洗口剤の組成例を示す。
ホネート １５サツカリン ０．
１ 香料 ｌ モノフルオロリン酸ナトリウム ０．７６水溶性キ
チン※４０，５ す゛ン酸二力１功ム ０．１リン酸−ナ
トリウム ０．２水
ノ々ランス計 ｉｏ
ｏ％※４ ５ａｎｎａｎ Ｔらの方法［Ｍａｋｒｏｍｏ
ｌ 、 、Ｃｈｅｍ、 、ＪＪｉ１１９１（１９７５）
参照］に準拠して調製した水溶性キチン（脱アセチル化
度４８チ） 実施例５ 本例は洗口剤の組成例を示す。
※４・・・実施例 ５参照
※５ ＝−Ｈｏｒｏｗｌｔｚ ８． Ｔ、らの方法［Ｊ
、 Ａｍ、 ＯｈＣ＋ｎ、 Ｓｏｃ、 。
、 Ａｍ、 ＯｈＣ＋ｎ、 Ｓｏｃ、 。
２２１８（１９５８） 参照〕に準拠して低分子化し
たキトサン（平均重合度７） 実施例６ 本例はチューインガムの組成例を示す。
たキトサン（平均重合度７） 実施例６ 本例はチューインガムの組成例を示す。
※２．※３・・・実施例１参照
実施例７
本例は液状口中清涼剤の組成例を示す。
実施例８
本例は固型の口中清涼剤組成を示す。
ぺ／ぞ−ミント油 １％レモン油
０．２ オイゲノール ０．１ アネトール ０．２カルボン
０．３ キチン※２ ｚ。
０．２ オイゲノール ０．１ アネトール ０．２カルボン
０．３ キチン※２ ｚ。
キトサン※１ ２５
甘草粉末 ３０
キシリット ７
オリス根末 ４
ケイヒ粉末 ３
ショウキョウ粉末 ２
キヨウジ粉末 １
アラビアゴム液 ノ々ランス計
１００ ※１．※２・・・実施例１参照 本例に示す固型口中清涼剤は、固体原料を充分に粉末化
して混合し、これに液体原料を加えてよく練り合わせ、
これを粒状化することによって調製した。
１００ ※１．※２・・・実施例１参照 本例に示す固型口中清涼剤は、固体原料を充分に粉末化
して混合し、これに液体原料を加えてよく練り合わせ、
これを粒状化することによって調製した。
添付図面はキトサンの乳酸中和能を測定した実験結果を
示すグラフである。
示すグラフである。
Claims (1)
- １、 キチン及びキトサンの少々くとも１種を含有する
ことを特徴とする口腔組成物。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21081782A JPS59101416A (ja) | 1982-11-30 | 1982-11-30 | 口腔組成物 |
| US06/555,111 US4512968A (en) | 1982-11-30 | 1983-11-23 | Oral compositions |
| GB08331706A GB2132889B (en) | 1982-11-30 | 1983-11-28 | Oral compositions |
| DE19833343200 DE3343200A1 (de) | 1982-11-30 | 1983-11-29 | Oralpraeparat |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21081782A JPS59101416A (ja) | 1982-11-30 | 1982-11-30 | 口腔組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59101416A true JPS59101416A (ja) | 1984-06-12 |
| JPH0315604B2 JPH0315604B2 (ja) | 1991-03-01 |
Family
ID=16595610
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21081782A Granted JPS59101416A (ja) | 1982-11-30 | 1982-11-30 | 口腔組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59101416A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61151112A (ja) * | 1984-12-25 | 1986-07-09 | Lion Corp | 歯垢形成抑制剤組成物 |
| JPS61216648A (ja) * | 1985-03-20 | 1986-09-26 | Lion Corp | 飲食品 |
| JPS62193638A (ja) * | 1986-02-20 | 1987-08-25 | Kao Corp | 顆粒剤 |
| JP2002539145A (ja) * | 1999-03-12 | 2002-11-19 | バイオテク エイエスエイ | 界面活性剤混合物の使用 |
| JP2006241122A (ja) * | 2005-03-07 | 2006-09-14 | Sunstar Inc | 再石灰化促進組成物 |
| JP2016074723A (ja) * | 2015-12-03 | 2016-05-12 | ガバ・インターナショナル・ホールディング・アクチェンゲゼルシャフト | マウスリンス組成物 |
-
1982
- 1982-11-30 JP JP21081782A patent/JPS59101416A/ja active Granted
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61151112A (ja) * | 1984-12-25 | 1986-07-09 | Lion Corp | 歯垢形成抑制剤組成物 |
| JPS61216648A (ja) * | 1985-03-20 | 1986-09-26 | Lion Corp | 飲食品 |
| JPH0527373B2 (ja) * | 1985-03-20 | 1993-04-21 | Lion Corp | |
| JPS62193638A (ja) * | 1986-02-20 | 1987-08-25 | Kao Corp | 顆粒剤 |
| JP2002539145A (ja) * | 1999-03-12 | 2002-11-19 | バイオテク エイエスエイ | 界面活性剤混合物の使用 |
| JP4643014B2 (ja) * | 1999-03-12 | 2011-03-02 | バイオテク エイエスエイ | 界面活性剤混合物の使用 |
| JP2006241122A (ja) * | 2005-03-07 | 2006-09-14 | Sunstar Inc | 再石灰化促進組成物 |
| JP4708815B2 (ja) * | 2005-03-07 | 2011-06-22 | サンスター株式会社 | 再石灰化促進組成物 |
| JP2016074723A (ja) * | 2015-12-03 | 2016-05-12 | ガバ・インターナショナル・ホールディング・アクチェンゲゼルシャフト | マウスリンス組成物 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0315604B2 (ja) | 1991-03-01 |
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