JPS59100382A - 処理時間可変型過熱水蒸気乾燥装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、単位時間当たりの乾燥品収量の増減を伴なう
ことなく過熱水蒸気による乾燥処理時ｍＪを自在にルｊ
ｉ整し得、しかも乾燥ムラのない乾燥食品を得ることの
可能な処理時間可変型過熱水蒸気乾燥装置に関するもの
で、特に麺の乾燥に適用するに好適な乾燥装置に関する
。

高温の過熱水蒸気を使用して、被乾燥物搬送体が貫通し
た乾燥室内で食品の急速乾燥を行う場合、常時高品質で
一定の乾燥食品を得るためには、被乾燥物の種類、大き
さあるいは形状等に応じて幹。

燥処理時間を調整することが必要である６とりわけ、麺
の乾燥を行う場合、同乾燥処理時間の調整が品質決定上
不可欠な要件となり、乾燥対象麺の麺線径あるいは、麺
塊の１密程度等に応じて同調整を行うことが必要である
。

しかしながら同乾燥時間の調整を搬送体の速度調整、即
ち、搬送体の乾・炭室通過時間の長短により行う時は、
同速度変更に伴なって単位時間当たりの乾・操品収量が
、大幅に増減することとなり、前後の工程に支障を来た
す結果となった。

又、過熱水蒸気乾燥は、その処理当初食品表面に水蒸気
が結露するため食品が軟化して部分的な収縮を起こした
り、又、食品同志が付着し易くなり、その結果、＠：燥
ムラや変形を生じることがあった。この傾向は、麺の乾
燥を麺塊状にて行う場合とりわけ顕著なものであった。

以上述べたような過熱水蒸気乾燥特有の課題を全面的に
解消し得るｔ燥装置として提案されたのが本発明に係る
処理時間可変型乾燥装置である。

以下、添付図面に示す実施例に沿って本発明の詳細な説
明する。

尚、被乾、燥物は、麺を対象とした。

図中（ｌａ）〜（ｌｆ）　　は、搬送体（２）の通過部
分以外、隔壁（３）により区画化された乾燥室である。

各乾燥室は、遮蔽板（４）によってその中央部付近で横
方向に略区画されており、ブロアー（５ａ）〜（５ｆ）
及びヒーター（６ａ）〜（６ｆ）が設けられている。

乾燥室には、各乾燥室ごとに分岐した蒸気管（７）が、
開閉パルプ（８ａ）〜（８ｆ）を介して、第３及び４図
に示す如く、ヒーター（６）の風上側に連結されており
、同ヒーターとブロアーの作動によってヒーターに送り
込まれた蒸気が過熱水蒸気となりさらに同過熱水蒸気が
各乾燥室内を独立して内部循環し得る機構となっている
。

同過熱水蒸気の循環方向は、第３．４図に示す如く、ブ
ロアー（５）の吹き出し口の位置調整により自在に設定
し得、搬送体（２）上の被乾・操物に対しての送風方向
の変換が可能である。

又、図示する如く、搬送体（２）に対し、過熱水蒸気の
風上側に複数個の整流板（９）を設ければ送風方向の安
定化が図れる。

次に第３室以降の乾燥室（ｌｃ）〜（ｉｆ）には、前記
過熱水蒸気内部循環機構に加え、排気ファン（ｌ（））
を介して６幹、φ室ごとに分岐した排気ダクト（１１）
が、乾燥室の側壁面付近に設けられた開閉自在の排気孔
（１２）を通じて各乾燥室に夫々連結されている。

さらに同乾燥室（ｌｃ）〜（Ｉｆ）には、給気ファン（
１３）を介して、各ｒＬ燥室ごとに分岐しだ給気ダクト
（１４）が、乾燥室の側壁面付近に設けられた開閉自在
の給気孔（１５）を通じて各乾１燥室に夫々連結されて
いる。

以上が、第３室以降の乾燥室（ｌｃ）〜（１ｆ）が有す
る空気供給機構の主要構造であるが、同乾燥室は、過熱
水蒸気内部循環機構も併せて有するため、所望に応じて
時としては、過熱水蒸気乾燥室として機能させ（排気孔
（１２）及び給気孔（１５）は閉鎖状態とする）、又時
としては、排気孔（１２）及び給気孔（１５）を開放す
ると共に、排気ファン（１０）及び給気ファン（１３）
を稼動して、（蒸気管（７）上の開閉パルプは閉鎖状態
とする）強制的に空気を乾燥室内に供給すること罠よっ
て、乾燥室内を外気と全く同様な雰囲気にすることも可
能である。

このように第３室以降の乾燥室（ｌｃ）〜（Ｉｆ）は、
過熱水蒸気内部循環機能と空気供給の両機能を有し、し
かも同機能変換が自在に実施し得るから、同乾燥室のう
ち所望の乾燥室以降を前述の操作法によって外気雰囲気
化すれば、過熱水蒸気処理は同乾知室以降遮断され、従
って過熱水蒸気処理が同乾燥室を以って終了することと
なり、その結果、所望の処理時間にての過熱水蒸気乾燥
が可能となる。

図面に示す実施例の場合は、前記の両機能を有する可変
型乾燥室が計四室あるため五段階に亘る過熱水蒸気乾燥
処理時間の調整が可能となる。

次に図中（２）は、全乾燥室を貫通した搬送体であり、
一定量の麺を収容したりテーナー（１６）を一定速度で
搬送する。

同搬送体の材質は、過熱水蒸気が乾燥室内を循環するに
支障とならぬよう、全網製のネットコンベヤ等、通気性
を有するものとすることが必要である。。

又、リラーナー（１６）の材質も多孔質金属性のもの等
通気性を有するものがよく、木実施例では、同リテーナ
−数個をリテーナ−フレーム（Ｉ７）により一体化する
ことによって生産効率を高めると共に取扱い操作を容易
なものとしている。

次に図中（１８）は、通気性を有する材質からなる抑え
コンベヤであり、その下部経路がリテーナ−（１６）の
上面に略接触する位置に設けられており、搬送体（２）
と等速度で運行する。

同抑えコンベヤ（１８）は、過熱水蒸気を下から吹き付
ける際に麺がリテーナ−（１６）より吹き出されるのを
防ぐ、言わば蓋の役目を果たすと同時に、乾燥時に於け
る鋼上面部の整形にも寄与する。

次に本発明装置の使用態様を、先ず（ｌａ）〜（１ｆ）
全ての乾燥室を通して過熱水蒸気処理を実施する場合に
つき説明する。

」ユ記唾様の実施に当たっては、先ず、各乾燥室に於け
る麺に対しての過熱水蒸気送風方向を１ａ室が上向きと
なり、以降１ｂ室が下向き、ｌａ室がＬ向き・・・・・
・以上の如く、各室ごとに送風方向が反転するように、
ブロアー（５ａ）〜（５ｆ）の吹き出し口の位置調整を
行う。

ｌａ室の送風方向を上向きとするのは、乾燥処理当初に
於ける過熱水蒸気特有の現象に由来する措置である。即
ち、過熱水蒸気＠′、燥を実施する場合、その処理当初
麺表面に水蒸気が結露するため麺が粘着性を帯び、この
時点で過熱水蒸気をＥから（即ち、下方向に）吹き付け
れば、麺がリテーナ−に付着ｌ−焦げの発生にも継がる
と共に、麺線同志も付着してこのままの状態で乾燥固化
が進むため、麺形態も不揃いなものとなり、乾燥ムラや
乾燥効率の低下を引き起こすことにもなる。

然るにｌａ室の送風方向を上向きとする場合は、麺がり
テーナー（１６）内で浮遊状聾となり叙上の現象を回避
し得る。

又各乾燥室ごとの送風方向の反転は、麺の乾燥ムラを解
消するに有効な措置である。

木発ｌＶＪの如く、第１及び第２室を過熱水蒸気乾燥室
と為せば、同反転措置が可能となり、乾燥ムラなく麺の
乾・操を効率的に実施し得る。

次に、Ｅｌ室（ｌｃ）−（Ｉｆ）　ノ排％孔（１２）７
Ｔｈ　ヒ給ｉ孔（１５）を全て閉鈷状簡となし、開閉パ
ルプ（８ａ）〜（８ｆ）を全て開放して蒸気管（７）を
通して蒸便を全乾・操室内に供給すると共にブロアー（
５ａ）〜（５ｆ）及びヒーター（６ａ）〜（６ｆ）を稼
動させ６乾・操室ごとに過熱水蒸気を内部循環させる。

尚、蒸気管（７）からの蒸気供給は、乾燥処理実施中間
断なく行う必要はなく、被乾・操物からの水分蒸散に伴
ない、開閉パルプ（８ａ）〜（８ｆ）の閉鎖により随時
その供給を停止トするのがエネルギーコスト削減上有利
な措置といえる。

一方、搬送体（２）上に載置されたりテーカ−（１６）
内に、所定量ずつ麺を充重し、然る後搬送体（２）及び
抑えコンベヤ（１８を所定の速度で運行し、リテーナ−
（１６）を乾燥室内を通堝させて乾燥処理を終了する。

このようにして得られた乾燥麺は、乾燥ムラや焦げがな
く、×形状的にも収縮等の変形がなく均一なものである
。

次に前述の使用態様に於ける乾燥処理時間を６Ｔ秒とし
た時、今段は同乾燥処理時間を４Ｔ秒に変更する場合の
操作法及びその使用態様につき説明する。

このケースは、乾燥室（ｌａ）〜（ｌｄ）のみを過熱水
魚気乾、燥室として機能させるもので、その実施に当た
っては先ず、開閉パルプ（８θ）及び（８ｆ）を閉鎖す
ると共にヒーター（６θ）及び（６ｆ）の作動を停止ト
し乾燥室（１ｅ）及び（Ｉｆ）の排気孔（＋２）及び供
給孔（１５）を開放して、然る後給気ファン（１３）及
び排気ファン（１０）を稼動させ、給気グク）　（１４
）を介して乾燥室内に連続的に空気を供給する。

尚、この時ブロアー（５ｅ）及び（５ｆ）は、必ずしも
作動させる必要はないが、同グロアーを作動させれば、
攪拌効果によって（１（１）室よシ混入した過熱水蒸気
の乾燥室内での滞留を解消し得、乾燥麺表面等への結露
を防止し得る。

このような操作によって、乾燥室（ｌｅ）及び（１ｆ）
内は、外気と同様な雰囲気を〒し、過熱水蒸気処理は、
ここで遮断されることとなる。

以上の変換操作後、前述の使用態様の場合と同様に、麺
の充堺されたりテーナー（１６）を連載させれば、搬送
体（２）の運行速度を何ら変更することなく４Ｔ秒の過
熱水蒸気乾燥室理が可能となり、乾燥ムラがない高品質
の乾燥麺が得られる。

さらにこのような使用態様による時は、乾燥室（ｌｅ）
及び（１ｆ）に於いて乾燥麺の冷却灼果も期待し得、余
熱による焦げの防止にも有効である。

さらに、同冷却効果は、冷温空気の供給やブロアー（５
θ）沖び（５ｆ）の作動によって一層顕著なものとなる
。又、乾燥室（１（１，）より搬送体通週部分を介して
漏油５した過熱水蒸気は供給された空気と共に強制的に
排出されるため、搬送体（２）の出口を介【〜で外気中
に漏洩する慮れかなく、乾燥装置の外壁面や乾燥輛上へ
の結露を防ＩＦＩ、得る。

さらに本発明装置は、以上のような使用態様下で乾燥室
（ｌｅ）あるいは（ｌｅ）及び（Ｉｆ）を所謂緩衝ゾー
ンとして機能させることも可能である。

即ち、乾燥室（ｌθ）あるいは（Ｉθ）　、（Ｉｆ）に
空気を供給することなく、排気孔（１２）のみ開放して
排気ファン（幻）を作動すれば、前記使用態様と同様に
、乾・操室（Ｉｓ）を以□って過熱水蒸気処理が遮断さ
れると共に、乾燥室（ｔａｂの空気混入が抑市し得る。

以Ｌ、図面に示した本発明実施例の使用態様のうちの二
個を掲げたが、同実施例では、計五段階に亘る乾、燥処
理時間の変更が可能である。

さらに、（ｌｃ）〜（Ｉｆ）室のように、過熱水蒸気循
９機能と空気供給の両機能を有する乾燥室数を増加させ
れば、より一層きめの細かな乾燥処理時間の変更が可能
となり、又同乾燥室が最低でも一室あれば二段階の変更
が為し得る。

以−Ｌ詳述１７たように、本発明装置によれば、乾燥処
理時間の調整に当たり、搬送体の運行速度の変更を必要
とせず、従って単位時間当たりの乾、・燥品収量の増減
を伴々うことなく同調整を自在に行うことが可能であり
、前後の工程に何ら支障は生じない。

さらに、本発明装置は、麺の乾・厘に適用ｌ−で一層有
利であり得られた乾燥麺は、乾燥ムラや焦げがなく、形
状的にも常に一定のものが得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、木発りＪ実施例の概略側面図である１、第２
図は、本発明実施例の概略平面図である。 第３図は、第１図実施例のｈ−ｘに於ける概略断面図で
ある。 第４図は、第１図実施例のＢ　−Ｂ’に於ける概略断面
−である。 １ａ−１ｆ・・・・・・乾燥室、２・・・・・・搬送体
、３・・・・・・隔壁、４・・・・・・遮蔽板、　５ａ
〜５ｆ・・・・・・ブロアー、６ａ〜６ｆ・・・・・・
ヒーター、７・・・・・・蒸り管、８ａ〜８ｆ・・・・
・・開閉／ぐルプ、９・・・・・・整流板、１０・・・
・・・排気ファン、　　１１・・・・・・排気ダクト、
１２・・・・・・排気孔、１３・・・・・・給気ファン
、１４・・・・−・給気ダクト、１５・・・・・・給気
孔、１６・・・・・・リテーナ−１１７・・・・・・リ
テーナ−フレーム、１８・・・・・・抑エコンベヤ穿３
０ ＝３９３

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 少なくとも３室以上の区画された乾・燥室がら構成され
   ており、第１．２室は過熱水蒸気が内部循環し得る機構
   を有しており、さらに第３室以降の乾燥室のうち少なく
   とも一室は、同過熱水蒸気内部循環機構に加え空気供給
   機構を有しており、さらに被乾燥物搬送体が全乾燥室を
   貫通していることを特徴とする処理時間可変型過熱水蒸
   気乾燥装置。