JPH0210955Y2 - - Google Patents
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- JPH0210955Y2 JPH0210955Y2 JP5904484U JP5904484U JPH0210955Y2 JP H0210955 Y2 JPH0210955 Y2 JP H0210955Y2 JP 5904484 U JP5904484 U JP 5904484U JP 5904484 U JP5904484 U JP 5904484U JP H0210955 Y2 JPH0210955 Y2 JP H0210955Y2
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- onion
- heating
- vegetables
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- fruits
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- 238000001035 drying Methods 0.000 claims description 24
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- 235000013399 edible fruits Nutrition 0.000 claims description 18
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- 235000013311 vegetables Nutrition 0.000 claims description 10
- 241000234282 Allium Species 0.000 description 52
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- 239000011491 glass wool Substances 0.000 description 1
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- Drying Of Solid Materials (AREA)
- Apparatuses For Bulk Treatment Of Fruits And Vegetables And Apparatuses For Preparing Feeds (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、表皮を乾燥させる必要のある果実や
野菜類(以下これらの果実や野菜類を総称して
“果菜類”という)の表皮のみを乾燥させるのに
適した果菜類の表皮乾燥装置に関するものであ
る。
野菜類(以下これらの果実や野菜類を総称して
“果菜類”という)の表皮のみを乾燥させるのに
適した果菜類の表皮乾燥装置に関するものであ
る。
(従来技術)
表皮(薄皮)つきの果菜類(その代表例として
は玉ねぎがあり、以下においては玉ねぎの表皮を
乾燥させる場合の問題点を説明するが、本考案は
特に玉ねぎの表皮乾燥装置に限定するものではな
いことに留意すべきである)は、部品をきれいに
する為に出荷する前に表皮を剥す行程を経る必要
がある。その為にその表皮を充分に乾燥させる必
要がある。従来では玉ねぎ表皮は一般に自然乾燥
させていた。
は玉ねぎがあり、以下においては玉ねぎの表皮を
乾燥させる場合の問題点を説明するが、本考案は
特に玉ねぎの表皮乾燥装置に限定するものではな
いことに留意すべきである)は、部品をきれいに
する為に出荷する前に表皮を剥す行程を経る必要
がある。その為にその表皮を充分に乾燥させる必
要がある。従来では玉ねぎ表皮は一般に自然乾燥
させていた。
ところが、この従来の玉ねぎ表皮の自然乾燥方
法では、玉ねぎを乾燥させるためにその乾燥すべ
き玉ねぎを吊下げたり或いは並べたりしなければ
ならず、その作業が面倒であるばかりでなく、玉
ねぎ表皮を充分に乾燥させるのに日数が長くかか
るという問題があつた。
法では、玉ねぎを乾燥させるためにその乾燥すべ
き玉ねぎを吊下げたり或いは並べたりしなければ
ならず、その作業が面倒であるばかりでなく、玉
ねぎ表皮を充分に乾燥させるのに日数が長くかか
るという問題があつた。
尚、玉ねぎの表皮を乾燥させる方法として、高
温の乾燥室内において玉ねぎ表皮のみが加熱され
る程度の比較的短時間だけ高温加熱させて該玉ね
ぎ表皮を乾燥させるようにする方法が考えられる
が、このように高温の乾燥室内で乾燥させるよう
にした玉ねぎ表皮の乾燥方法では、比較的短時間
で玉ねぎ表皮を乾燥させることができる反面、加
熱処理時に玉ねぎに蓄えられた余熱により玉ねぎ
の内部(実の部分)まで温度上昇してしまい、玉
ねぎの品質が低下せしめられるという問題があ
る。
温の乾燥室内において玉ねぎ表皮のみが加熱され
る程度の比較的短時間だけ高温加熱させて該玉ね
ぎ表皮を乾燥させるようにする方法が考えられる
が、このように高温の乾燥室内で乾燥させるよう
にした玉ねぎ表皮の乾燥方法では、比較的短時間
で玉ねぎ表皮を乾燥させることができる反面、加
熱処理時に玉ねぎに蓄えられた余熱により玉ねぎ
の内部(実の部分)まで温度上昇してしまい、玉
ねぎの品質が低下せしめられるという問題があ
る。
(考案の目的)
本考案は、上記の如き従来の玉ねぎ表皮等の乾
燥方法の問題点に鑑み、被処理果菜の表皮を短時
間でしかも順次連続的に乾燥させることができる
ようにするとともに、そのように被処理果菜の表
皮を短時間でしかも自動的に乾燥させることがで
きるようにしたものであつても被処理果菜の内部
に熱影響が及ばないようにした果菜類の表皮乾燥
装置を提案することを目的としてなされたもので
ある。
燥方法の問題点に鑑み、被処理果菜の表皮を短時
間でしかも順次連続的に乾燥させることができる
ようにするとともに、そのように被処理果菜の表
皮を短時間でしかも自動的に乾燥させることがで
きるようにしたものであつても被処理果菜の内部
に熱影響が及ばないようにした果菜類の表皮乾燥
装置を提案することを目的としてなされたもので
ある。
(考案の構成)
本考案の果菜類の表皮乾燥装置は、入口と出口
とを有する処理室内に、被処理果菜を前記入口か
ら出口に向けて移送するための移送装置と、該移
送装置によつて移送される被処理果菜を加熱する
ための加熱装置と、該加熱装置の隣接位置にあつ
て該加熱装置によつて加熱された被処理果菜を該
被処理果菜の内部が昇温する以前に冷却する作用
をする冷却装置とをそれぞれ備えるとともに、前
記出口からは前記冷却装置によつて冷却された被
処理果菜が送り出されるようにし、それによつて
乾燥加熱後の余熱が被処理果菜の内部にまで浸透
しないようにしていることを特徴とするものであ
る。
とを有する処理室内に、被処理果菜を前記入口か
ら出口に向けて移送するための移送装置と、該移
送装置によつて移送される被処理果菜を加熱する
ための加熱装置と、該加熱装置の隣接位置にあつ
て該加熱装置によつて加熱された被処理果菜を該
被処理果菜の内部が昇温する以前に冷却する作用
をする冷却装置とをそれぞれ備えるとともに、前
記出口からは前記冷却装置によつて冷却された被
処理果菜が送り出されるようにし、それによつて
乾燥加熱後の余熱が被処理果菜の内部にまで浸透
しないようにしていることを特徴とするものであ
る。
(実施例)
第1図ないし第3図に示す本考案実施例の果菜
類の表皮乾燥装置を説明すると、この実施例の果
菜類表皮乾燥装置は、入口2と出口3を有する処
理室1内に、被処理果菜Aをその入口2側から出
口3側へ順次移送するための移送装置10と、該
移送装置10上を移送される被処理果菜Aを加熱
するための加熱装置5と、該加熱装置5によつて
加熱された被処理果菜Aをその内部に熱が浸透す
る以前に直ちに冷却する作用をする冷却装置7と
をそれぞれ備えて構成されている。
類の表皮乾燥装置を説明すると、この実施例の果
菜類表皮乾燥装置は、入口2と出口3を有する処
理室1内に、被処理果菜Aをその入口2側から出
口3側へ順次移送するための移送装置10と、該
移送装置10上を移送される被処理果菜Aを加熱
するための加熱装置5と、該加熱装置5によつて
加熱された被処理果菜Aをその内部に熱が浸透す
る以前に直ちに冷却する作用をする冷却装置7と
をそれぞれ備えて構成されている。
尚、この実施例では被処理果菜Aとして表皮つ
きの玉ねぎが採用されており、以下この実施例で
は玉ねぎを乾燥処理する場合について説明する。
きの玉ねぎが採用されており、以下この実施例で
は玉ねぎを乾燥処理する場合について説明する。
処理室1は、底壁1a、上壁1b、左右各側壁
1c,1d及び前後各側壁1e,1fによつて前
後方向(矢印L−R方向)が長い横長箱状に形成
されている。処理室1の入口2は該処理室1の長
さ方向の一端側(第1図において右側)上部に形
成されており、又出口3はその他端側(左側)下
部に設けられている。処理室入口2側には玉ねぎ
Aを移送装置10の始端10a上に供給するため
の供給コンベア16及び傾斜ガイド板17が設置
されており、又処理室出口3には移送装置10の
終端10bから放出される玉ねぎを処理室1外に
案内するための傾斜ガイド板18及び該傾斜ガイ
ド板18によつて案内された玉ねぎを次の作業工
程へ移送するための移送コンベア19がそれぞれ
設置されている。
1c,1d及び前後各側壁1e,1fによつて前
後方向(矢印L−R方向)が長い横長箱状に形成
されている。処理室1の入口2は該処理室1の長
さ方向の一端側(第1図において右側)上部に形
成されており、又出口3はその他端側(左側)下
部に設けられている。処理室入口2側には玉ねぎ
Aを移送装置10の始端10a上に供給するため
の供給コンベア16及び傾斜ガイド板17が設置
されており、又処理室出口3には移送装置10の
終端10bから放出される玉ねぎを処理室1外に
案内するための傾斜ガイド板18及び該傾斜ガイ
ド板18によつて案内された玉ねぎを次の作業工
程へ移送するための移送コンベア19がそれぞれ
設置されている。
移送装置10は、処理室1内における長さ方向
のほぼ全幅に亘つて無端コンベア11を上下多段
(この実施例では10段)状に折返して構成されて
いる。この無端コンベア11は第1図において矢
印Xで示す如くジグザグ状に循環走行するように
なつている。
のほぼ全幅に亘つて無端コンベア11を上下多段
(この実施例では10段)状に折返して構成されて
いる。この無端コンベア11は第1図において矢
印Xで示す如くジグザグ状に循環走行するように
なつている。
無端コンベア11における最下段の移送部11
k及び移送装置10の終端10bが形成される下
から2段目の移送部11jを除く他の移送部11
a,11b……のそれぞれ終端側にはその各移送
部11a,11b……上を移送される玉ねぎAを
次段の移送部(例えば最上段の移送部11aから
2段目の移送部11b)上に落とすための落し穴
(構造上は移送装置のキヤタピラーをガイドによ
り下へ下げて開口部を造る。以下落し穴という)
13が形成されていて、各段の移送部(11kと
11jを除く)11a,11b……上を移送され
る玉ねぎAはそれぞれその終端部に達すると自動
的に落し穴13を通つて次段の移送部の始端部上
に落ちるようになつている。従つて移送装置10
の始端10a上に供給された玉ねぎAは順次各段
の移送部11a,11b……上をジグザグ状に移
送せしめられて最終的には移送装置10の終端1
0bとなる下から2段目の移送部11jの終端ま
で移送せしめられるようになつている。
k及び移送装置10の終端10bが形成される下
から2段目の移送部11jを除く他の移送部11
a,11b……のそれぞれ終端側にはその各移送
部11a,11b……上を移送される玉ねぎAを
次段の移送部(例えば最上段の移送部11aから
2段目の移送部11b)上に落とすための落し穴
(構造上は移送装置のキヤタピラーをガイドによ
り下へ下げて開口部を造る。以下落し穴という)
13が形成されていて、各段の移送部(11kと
11jを除く)11a,11b……上を移送され
る玉ねぎAはそれぞれその終端部に達すると自動
的に落し穴13を通つて次段の移送部の始端部上
に落ちるようになつている。従つて移送装置10
の始端10a上に供給された玉ねぎAは順次各段
の移送部11a,11b……上をジグザグ状に移
送せしめられて最終的には移送装置10の終端1
0bとなる下から2段目の移送部11jの終端ま
で移送せしめられるようになつている。
移送装置10の各段の移送部11a,11b…
…上を移送される玉ねぎAを加熱するための加熱
装置5を備えた加熱室4が処理室1内における各
移送部11a,11b……の長さ方向中間部に形
成されている。この加熱装置5は、この実施例で
は多数本の熱風吹出ダクト24,24……が採用
されており、熱風発生炉21内で高温度に加熱さ
れた熱風を該各熱風吹出ダクト24,24……に
導びいてその各熱風吹出ダクト24,24……に
形成した多数の吹出穴25,25……から処理室
1の加熱室4内に向けて吹き出させるようにして
いる。この各熱風吹出ダクト24,24……は、
この実施例では移送部11a,11b……の走行
方向に対して水平直交方向に向けて6本づつ並列
させた状態で処理室1内の上層部、中層部、下段
部の3段に分けて配設している。
…上を移送される玉ねぎAを加熱するための加熱
装置5を備えた加熱室4が処理室1内における各
移送部11a,11b……の長さ方向中間部に形
成されている。この加熱装置5は、この実施例で
は多数本の熱風吹出ダクト24,24……が採用
されており、熱風発生炉21内で高温度に加熱さ
れた熱風を該各熱風吹出ダクト24,24……に
導びいてその各熱風吹出ダクト24,24……に
形成した多数の吹出穴25,25……から処理室
1の加熱室4内に向けて吹き出させるようにして
いる。この各熱風吹出ダクト24,24……は、
この実施例では移送部11a,11b……の走行
方向に対して水平直交方向に向けて6本づつ並列
させた状態で処理室1内の上層部、中層部、下段
部の3段に分けて配設している。
処理室1内における加熱室4は、底壁1a、上
壁1b及び左右各側壁1e,1fによつて外部と
区画されている。尚、この加熱室4の各壁1a,
1b,1e,1fはグラスウール等の保温材で保
温している。又該処理室1内における加熱室4の
前後方向(矢印L−R方向)には、垂れ幕14,
14……が配設されており、該各垂れ幕14,1
4……によつて加熱室4と隣接する冷却室6,
6′(後述する)とを区画している。
壁1b及び左右各側壁1e,1fによつて外部と
区画されている。尚、この加熱室4の各壁1a,
1b,1e,1fはグラスウール等の保温材で保
温している。又該処理室1内における加熱室4の
前後方向(矢印L−R方向)には、垂れ幕14,
14……が配設されており、該各垂れ幕14,1
4……によつて加熱室4と隣接する冷却室6,
6′(後述する)とを区画している。
処理室1内における前記加熱室4内には空気吸
込ダクト26,26……が開口せしめられている
この空気吸込ダクト26,26……はフアン22
を介して熱風発生炉21に接続されていて、該フ
アン22を作動させることによつて、熱風発生炉
21内で高温度に加熱された空気Wを熱風吹出ダ
クト24,24……側に供給して該熱風吹出ダク
ト24の吹出穴25から加熱室4内に吹き出させ
るとともに加熱室4内の空気を空気吸込ダクト2
6,26……から吸引して熱風発生炉21内に戻
し、そこで再度加熱してその高温空気Wを順次加
熱室4内と熱風発生炉21内との間を循環させる
ようにしている。
込ダクト26,26……が開口せしめられている
この空気吸込ダクト26,26……はフアン22
を介して熱風発生炉21に接続されていて、該フ
アン22を作動させることによつて、熱風発生炉
21内で高温度に加熱された空気Wを熱風吹出ダ
クト24,24……側に供給して該熱風吹出ダク
ト24の吹出穴25から加熱室4内に吹き出させ
るとともに加熱室4内の空気を空気吸込ダクト2
6,26……から吸引して熱風発生炉21内に戻
し、そこで再度加熱してその高温空気Wを順次加
熱室4内と熱風発生炉21内との間を循環させる
ようにしている。
処理室1内における加熱室4に隣接する冷却室
6,6′には、それぞれ該加熱室4から出た(加
熱室4側から垂れ幕14を越えた)玉ねぎAを直
ちに(該玉ねぎAの内部へ熱が浸透する以前に)
冷却する作用をする冷却装置7,7が設けられて
いる。この各冷却装置7,7は、この実施例では
それぞれ9個のフアン28で構成されている。こ
の各フアン28,28……はそれぞれ処理室1を
構成する側壁1eに取付けられており、該各フア
ン28,28……から吹き出される冷却風は各段
移送部11a,11b……間の空間部を通りさら
に他方の側壁1f側に張設した網29から外部に
吹き抜けるようになつている。尚、該フアン2
8,28……からの冷却風が各移送部間の空間部
を通過する際に該各移送部上を移送される玉ねぎ
Aを冷却する。
6,6′には、それぞれ該加熱室4から出た(加
熱室4側から垂れ幕14を越えた)玉ねぎAを直
ちに(該玉ねぎAの内部へ熱が浸透する以前に)
冷却する作用をする冷却装置7,7が設けられて
いる。この各冷却装置7,7は、この実施例では
それぞれ9個のフアン28で構成されている。こ
の各フアン28,28……はそれぞれ処理室1を
構成する側壁1eに取付けられており、該各フア
ン28,28……から吹き出される冷却風は各段
移送部11a,11b……間の空間部を通りさら
に他方の側壁1f側に張設した網29から外部に
吹き抜けるようになつている。尚、該フアン2
8,28……からの冷却風が各移送部間の空間部
を通過する際に該各移送部上を移送される玉ねぎ
Aを冷却する。
この実施例の玉ねぎ表皮乾燥装置の使用方法並
びに作用を説明すると、まず被処理果菜(玉ね
ぎ)Aを処理室1の入口2に供給する前に加熱装
置5によつて予じめ加熱室4内の雰囲気温度を所
定の高温度まで高めておく。尚、加熱室4内の雰
囲気温度及び玉ねぎAが加熱室4内を通過せしめ
られる時間は、該加熱室4内を通過せしめられる
玉ねぎAの表皮のみが加熱されて玉ねぎAの内部
に熱影響が生じないように設定する必要がある
が、この実施例では、後述するように入口2に供
給された玉ねぎAが出口3から出るまでに加熱と
冷却とを交互に多数回(9回)繰返えすようにな
つているので、加熱室4内の雰囲気温度があまり
高くならないように設定(例えば150℃程度に設
定)するとともに、各段移送部11a,11b…
…上をそれぞれ移送される玉ねぎAが加熱室4内
を通過するのに要する時間を比較的短かく(例え
ば5〜10秒)して玉ねぎAの内部に熱が浸透しな
いようにしている。
びに作用を説明すると、まず被処理果菜(玉ね
ぎ)Aを処理室1の入口2に供給する前に加熱装
置5によつて予じめ加熱室4内の雰囲気温度を所
定の高温度まで高めておく。尚、加熱室4内の雰
囲気温度及び玉ねぎAが加熱室4内を通過せしめ
られる時間は、該加熱室4内を通過せしめられる
玉ねぎAの表皮のみが加熱されて玉ねぎAの内部
に熱影響が生じないように設定する必要がある
が、この実施例では、後述するように入口2に供
給された玉ねぎAが出口3から出るまでに加熱と
冷却とを交互に多数回(9回)繰返えすようにな
つているので、加熱室4内の雰囲気温度があまり
高くならないように設定(例えば150℃程度に設
定)するとともに、各段移送部11a,11b…
…上をそれぞれ移送される玉ねぎAが加熱室4内
を通過するのに要する時間を比較的短かく(例え
ば5〜10秒)して玉ねぎAの内部に熱が浸透しな
いようにしている。
加熱室4内が所定の雰囲気温度(例えば150℃)
まで達すると、移送装置10を作動させるととも
に、冷却装置7,7の送風を開始した後、被処理
玉ねぎAを順次入口2から移送装置10の始端1
0a上部に供給する。移送装置10の始端10a
上部に供給された被処理玉ねぎAは無端コンベア
11の走行にともなつて最上段の移送部11a上
を左方向(矢印L方向)に移送されて加熱室4側
に送られるが、該玉ねぎAが加熱室4内を通過す
る際に該加熱室4内の高温空気によつて玉ねぎA
の表皮のみが加熱されるようになる。そして該加
熱室4内を通過して第1図における左側の冷却室
6内に送り出された加熱済の玉ねぎAは該玉ねぎ
表皮の余熱が玉ねぎ内部に伝わる前に冷却装置7
からの冷却風によつて直ちに冷却されるようにな
る。従つて玉ねぎの内部には加熱による熱影響を
ほとんど受けることがない。続いて最上段の移送
部11a上の玉ねぎAがその移送部11aの終端
部まで移送されたときに該玉ねぎAは落し穴13
から次段(第2段目)の移送部11bの始端部上
に落とされて、第2段目の移送部11b上を第1
図における右方向(矢印R方向)に移送されるよ
うになる。そしてその第2段目の移送部11b上
を移送される玉ねぎAは上記の最上段の移送部1
1a上を移送される玉ねぎAの場合と同様に加熱
室4側に送られてその加熱室4内を通過する際に
玉ねぎAの表皮のみが加熱されるとともに、その
加熱室4内で加熱された玉ねぎAが右側の冷却室
6側へ送り出されたときに冷却装置7からの冷却
風によつて直ちに冷却されるようになる。このよ
うに被処理玉ねぎAの表皮は加熱と冷却が繰返さ
れて順次乾燥せしめられて、該玉ねぎAが出口3
から送り出されるときにはその表皮のみが完全に
乾燥されるようになつている。
まで達すると、移送装置10を作動させるととも
に、冷却装置7,7の送風を開始した後、被処理
玉ねぎAを順次入口2から移送装置10の始端1
0a上部に供給する。移送装置10の始端10a
上部に供給された被処理玉ねぎAは無端コンベア
11の走行にともなつて最上段の移送部11a上
を左方向(矢印L方向)に移送されて加熱室4側
に送られるが、該玉ねぎAが加熱室4内を通過す
る際に該加熱室4内の高温空気によつて玉ねぎA
の表皮のみが加熱されるようになる。そして該加
熱室4内を通過して第1図における左側の冷却室
6内に送り出された加熱済の玉ねぎAは該玉ねぎ
表皮の余熱が玉ねぎ内部に伝わる前に冷却装置7
からの冷却風によつて直ちに冷却されるようにな
る。従つて玉ねぎの内部には加熱による熱影響を
ほとんど受けることがない。続いて最上段の移送
部11a上の玉ねぎAがその移送部11aの終端
部まで移送されたときに該玉ねぎAは落し穴13
から次段(第2段目)の移送部11bの始端部上
に落とされて、第2段目の移送部11b上を第1
図における右方向(矢印R方向)に移送されるよ
うになる。そしてその第2段目の移送部11b上
を移送される玉ねぎAは上記の最上段の移送部1
1a上を移送される玉ねぎAの場合と同様に加熱
室4側に送られてその加熱室4内を通過する際に
玉ねぎAの表皮のみが加熱されるとともに、その
加熱室4内で加熱された玉ねぎAが右側の冷却室
6側へ送り出されたときに冷却装置7からの冷却
風によつて直ちに冷却されるようになる。このよ
うに被処理玉ねぎAの表皮は加熱と冷却が繰返さ
れて順次乾燥せしめられて、該玉ねぎAが出口3
から送り出されるときにはその表皮のみが完全に
乾燥されるようになつている。
尚、この実施例では、被処理果菜の表皮を乾燥
させるに際して、加熱と冷却とを多数回(合計9
回)繰返して行うようにしているが、他の実施例
では、被処理果菜の表皮を乾燥させるための加熱
操作とその直後に行われる冷却操作はそれぞれ任
意の回数(1回づつでも可)だけ行うようにして
もよい。
させるに際して、加熱と冷却とを多数回(合計9
回)繰返して行うようにしているが、他の実施例
では、被処理果菜の表皮を乾燥させるための加熱
操作とその直後に行われる冷却操作はそれぞれ任
意の回数(1回づつでも可)だけ行うようにして
もよい。
(考案の効果)
本考案の効果を説明すると、本考案の果菜類の
表皮乾燥装置は、処理室1内に、被処理果菜Aを
入口2から出口3に向けて移送するための移送装
置10と、被処理果菜Aを加熱するための加熱装
置5と、該加熱装置5によつて加熱された被処理
果菜Aを該被処理果菜Aの内部へ熱が浸透する以
前に冷却する作用をする冷却装置7とを備えてい
るので、被処理果菜Aの表皮を乾燥させる作業を
短時間でしかも順次連続的に行うことができると
ともに、被処理果菜の表皮を加熱した余熱により
被処理果菜の内部が温度上昇せしめられることが
ないという効果がある。
表皮乾燥装置は、処理室1内に、被処理果菜Aを
入口2から出口3に向けて移送するための移送装
置10と、被処理果菜Aを加熱するための加熱装
置5と、該加熱装置5によつて加熱された被処理
果菜Aを該被処理果菜Aの内部へ熱が浸透する以
前に冷却する作用をする冷却装置7とを備えてい
るので、被処理果菜Aの表皮を乾燥させる作業を
短時間でしかも順次連続的に行うことができると
ともに、被処理果菜の表皮を加熱した余熱により
被処理果菜の内部が温度上昇せしめられることが
ないという効果がある。
第1図は本考案の実施例にかかる果菜類の表皮
乾燥装置の縦断面図、第2図及び第3図はそれぞ
れ第1図の−及び−断面図である。 1……処理室、2……入口、3……出口、4…
…加熱室、5……加熱装置、6……冷却室、7…
…冷却装置、10……移送装置、A……被処理果
菜。
乾燥装置の縦断面図、第2図及び第3図はそれぞ
れ第1図の−及び−断面図である。 1……処理室、2……入口、3……出口、4…
…加熱室、5……加熱装置、6……冷却室、7…
…冷却装置、10……移送装置、A……被処理果
菜。
Claims (1)
- 入口2と出口3とを有する処理室1内に、乾燥
処理すべき表皮つきの被処理果菜Aを前記入口2
から出口3に向けて移送するための移送装置10
と、該移送装置10によつて移送される被処理果
菜Aを加熱するための加熱装置5と、該加熱装置
5の隣接位置にあつて該加熱装置5によつて加熱
された被処理果菜Aを該被処理果菜Aの内部が昇
温する以前に冷却する作用をする冷却装置7とを
それぞれ備えるとともに、前記出口3からは前記
冷却装置7によつて冷却された被処理果菜Aが送
り出されるようにしていることを特徴とする表皮
つき果菜類の表皮乾燥装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5904484U JPS60171186U (ja) | 1984-04-21 | 1984-04-21 | 表皮つき果菜類の表皮乾燥装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5904484U JPS60171186U (ja) | 1984-04-21 | 1984-04-21 | 表皮つき果菜類の表皮乾燥装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60171186U JPS60171186U (ja) | 1985-11-13 |
JPH0210955Y2 true JPH0210955Y2 (ja) | 1990-03-19 |
Family
ID=30585102
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5904484U Granted JPS60171186U (ja) | 1984-04-21 | 1984-04-21 | 表皮つき果菜類の表皮乾燥装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60171186U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100426738B1 (ko) * | 2001-03-12 | 2004-04-13 | 강준석 | 농수산물 건조장치 |
-
1984
- 1984-04-21 JP JP5904484U patent/JPS60171186U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60171186U (ja) | 1985-11-13 |
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