JPS59100221A - キユ−ブオンエツジ方向性ケイ素鋼の局部焼なまし処理法 - Google Patents

キユ−ブオンエツジ方向性ケイ素鋼の局部焼なまし処理法

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JPS59100221A
JPS59100221A JP58208910A JP20891083A JPS59100221A JP S59100221 A JPS59100221 A JP S59100221A JP 58208910 A JP58208910 A JP 58208910A JP 20891083 A JP20891083 A JP 20891083A JP S59100221 A JPS59100221 A JP S59100221A
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    • H01F1/14766Fe-Si based alloys
    • H01F1/14775Fe-Si based alloys in the form of sheets
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    • C21METALLURGY OF IRON
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は局部焼なましによって方向性(grain o
riented)電気鋼の鉄損を改良する方法に関する
ものであり、さらに詳細に述べれば電気鋼に圧延方向に
対して直角に局部焼なましされた帯域を生じ、拡大され
た1次結晶粒の帯域を成す方法に関するものであり、こ
の帯域は最終高温焼なまし中に、焼なまされていない区
域中の2次キューブオンエッジ結晶粒の成長を調整して
、最終的に焼なまされた電気鋼中の2次結晶粒の粒径を
縮小させ、従って電気鋼の鉄損を低減させるにある。
本発明はキューブオンエッジ方向性電気鋼の鉄損の改良
を目指すものである。この様な電気鋼において、結晶粒
または結晶を構成する休心立方は、ミラーの指数により
(110)〔001〕で表示されるキューブオンエッジ
位置に配向される。
キューブオンエッジ配向ケイ素鋼は業界公知であって、
一般に変圧器の鉄心などの製造に使用されている。キュ
ーブオンエッジ電気鋼は、代表的には市販の標準厚さの
冷間圧延ストリップを得る様に1回または複数の冷間圧
延操作と1回または複数の焼なまし操作とを含む種々の
工程で製造される。冷間圧延が終了したのち、このスト
リップに対して脱炭焼なましを実施し、焼なましセパレ
ータをもって被覆する。そののちこのシートに対して、
1200℃の温度で高温最終焼なましを実施する。この
説明および特許請求の範囲において、“高温最終焼なま
し”とは、2次結晶粒成長の結果としてキューブオンエ
ッジ組織が作られる焼なまし段階を言う。この様に配向
された電気鋼はシートの圧延方向にその最易磁化軸線を
有するので、この電気鋼は変圧器の鉄心または類似物の
製造に有効に使用される。
近年、先行技術の研究者によって考案された種種の工程
の結果、著しく改良された磁気特性を有するキューブオ
ンエッジ方向性ケイ素鋼が得られた。従って、これらの
ケイ素鋼は現在、下記の2つの基本的カテゴリーに入る
ものとみなされている。
第1のカテゴリーは一般に規則的方向性ケイ素鋼と呼ば
れ、原則的にストリップ厚さが約0.295mmのとき
796A/mにおいて1870以下の透磁率と1.7T
、60Hzにおいて0.700W/lb以上の鉄損とを
生じる工程によって作られる。
第2のカテゴリーは高透磁率方向性ケイ素鋼と呼ばれる
ものであって、原則的にストリップ厚さが約0.295
mmのとき796A/mにおいて1870以上の透磁率
と、1.7T、60Hzにおいて0.700W/lb以
下の鉄損とを生じる工程によって作られる。
米国特許第3,764,406号は前記の規則的方向性
ケイ素鋼の製造方法の代表的なものである。規則的方向
性ケイ素鋼の場合、代表的な融成物組成(重量%)は下
記とされている。
C:0.085%以下、 Si:2%〜4%、 Sおよび/またはSe:0.015%〜0.07%、M
n:0.02%〜0.2% 残分は鉄および製造方法に付随する不純物である。
代表的な、しかし非制限的な規則的方向性ケイ素鋼製造
工程においては、融成物をインゴットに鋳造し次にスラ
ブ状に絞り、または連続的にスラブ状に鋳造し、または
直接にコイル状に鋳造する。
インゴットまたはスラブを約1400℃の温度に再熱間
圧延段階は、インゴットまたはスラブが所要の圧延温度
にあれば再熱なしで実施することもできる。ホットバン
ドは約980℃の温度で焼なましされ、酸洗いされる。
そののち、このケイ素鋼を1段または多段で最終ゲージ
まで冷間圧延し、次に約60℃の露点を有する湿潤水素
雰囲気中で、約815℃の温度で約3分間脱炭させる。
そののち、脱炭されたケイ素鋼はマグネシアコーティン
グなどの焼なましセパレータを備えられ、乾燥水素など
の雰囲気中で約1200℃の温度で最終高温箱焼なまし
を受けて、所望の最終的配向特性と磁気特性とをうる。
米国特許第3,287,183号、第3,636,57
9号、第3,873,381号および第3,932,2
34号は、高透磁率方向性ケイ素鋼の製造の代表的なも
のである。
この種のケイ素鋼の融成物組成の代表的例を重量%で下
記に示す。
Si:2%〜4% C:<0.085% Al(酸溶解性):0.01%〜0.065%N:0.
003%〜0.010% Mn:0.03%〜0.2% S:0.015%〜0.07% 前記のリストは主成分のみを含み、そのほか融成物は少
量の銅、リン、酸素、および製造方法に付随した不純物
を含有している。
この様な高透磁率方向性ケイ素鋼の製造工程の非制限的
例においては、ホットバンド厚までの熱間圧延までの各
段階は規則方向性ケイ素鋼について前述したものと同一
とすることができる。熱間圧延ののち、鋼バンドを燃焼
ガス、窒素、空気または不活性ガスの雰囲気中において
約30秒乃至約60分間、850℃乃至約1200℃の
温度で連続的に焼なましする。そののち、ストリップに
対して約850℃乃至約980℃まで緩冷を実施し、次
に常温まで急冷する。デスケーリングと酸洗いののち、
鋼を1段または多段で最終ゲージまで冷間圧延し、最終
冷間絞りは約65%〜約95%とする。そののち約60
℃の露点の湿潤水素中で約830℃の温度で約3分間脱
炭する。脱炭されたケイ素鋼にマグネシアなどの焼なま
しセパレータを備え、約1200℃の温度の水素雰囲気
中で最終的焼なましを実施する。
前記の両方の型の方向性ケイ素鋼について、高絶縁耐力
を有する絶縁性被覆を(ミルグラスの代りに、またはこ
れに加えて)方向性ケイ素鋼上に備えることが慣行であ
る。鋼ストリップを熱的に平坦化しまた絶縁性コーティ
ングを硬化させるため、コーティングに対して約815
℃の温度で約3分間、連続焼なましを実施する。施用さ
れた絶縁コーティングの例は米国特許第3,948,7
86号、第3,996,073号、および第3,856
,568号に記載されている。
本発明の教示は前記の両方の型の方向性電気鋼に応用可
能である。
電力価格の増大というい圧力の故に、変圧器その他に使
用される素材ができるだけ低い鉄損を有する必要がある
。先行技術の研究者たちは長い間この問題に取組み、方
向性・電気鋼の鉄損を低減させるための多数の方法を考
案した。
例えば、方向性・電気鋼の鉄損は体積抵抗率の増大、電
気鋼の最終厚さの低下、2次結晶粒の配向の改良、およ
び2次結晶粒の粒径の縮小によって低減されることは良
く知られている。2次結晶粒の成長行程は、マンガン、
硫黄、セレン、アルミニウム、窒素、ホウ素、タングス
テンおよびモリブデンなどの元素(およびその組合せ)
を含む分散相の存在と、最終高温焼なまし以前の電気鋼
の結晶粒組織(例えば1次結晶粒の粒径および結晶集合
組織)によって調整される。しかし、仕上り方向性電気
鋼において最適鉄損をうるためには、これらすべての金
属学的変数が所定の限界内に保持されなければならない
。この様な金属学的バランスの保持が、理論限界に近い
鉄損を有する材料の発展を妨げてきたのである。
また先行技術の研究者たちは局部変形をもって2次結晶
粒の粒径を調整する方法に注意を向けた。キューブオン
エッジ結晶粒の粒径を調整する様に最終焼なましに先立
って曲げによって局部変形を生じる方法が教示されてい
る。しかしこの方法は、曲げ操作の困難の故に実際使用
が困難である。
米国特許第3,990,923号は、ショットピーニン
グにより、またはグループ付きロールによる圧延によっ
て局部塑性加工を実施することにより、電気鋼表面の局
部加工を成す多くの方法を教示している。またこの引例
は電子ビームまたはレーザ照射を使用した局部熱加工法
を教示している。この引例に教示された機械的加工技術
と■加工技術はいずれも処理直後に、加工された帯域の
中により微細な1次結晶粒を発生する。このような局部
加工法は、局部加工された帯域中の貯蔵エネルギー量を
増大するのに役立ち、また最終高温焼なまし中の2次結
晶粒の成長を調整するため約70μm(0.04ミル)
の深さに制限されなければならない。
この引例に教示された技術も、特にライン速度で実施す
ることが困難である。
本発明は、少なくとも1回の冷間圧延段階のち、また最
終高温焼なましの前にキューブオンエッジ方向性電気鋼
に対して局部焼なましを実施すれば、拡大した1次結晶
粒の帯域が作られ、これらの帯域は、最終高温焼なまし
中に、中間の焼なまされていない区域の2次キューブオ
ンエッジ結晶粒の成長を調整するという発見に基づいて
いる。この工程は局部的に焼なまされた帯域内部の貯蔵
エネルギー量を低減し、その結果、局部焼なまし帯域内
部においてストリップの厚さ全体にわたって1次結晶粒
の拡大を生じる。これらの拡大した1次結晶粒そのもの
は最終的に2次結晶粒によって消耗される。その結果、
より小径の2次結晶粒を有し鉄損を低減されたキューブ
オンエッジ方向性電気鋼が製造される。
本発明の局部焼なまし処理は急速であって、ストリップ
の全幅にわたる焼なまされた帯域が1秒以内に形成され
る。従ってこの局部焼なまし処理は現存の工程テクノロ
ジの中に容易に挿入され、ライン速度に適当に適合させ
られる。この局部焼なまし段階は容易に制御することが
できる。なぜならば焼なましを、焼なまし帯域に対する
熱入力、局部焼なまし処理に先立つ冷間圧延の時間およ
び絞り率などのファクタによって制御することができる
からである。その結果としての小径2次結晶粒とこれに
伴なう低い鉄損値は安定しており、次の応力除去焼なま
しまたは類似の操作によっては影響されない。
本発明によれば、ホットバンド厚さまでの絞り段階と、
少なくとも1段の冷間圧延と、焼なましセパレータによ
る被覆と、最終高温焼なまし段階とを含み、最終焼なま
し中に素材の1次結晶粒がキューブオンエッジ2次結晶
粒によって消耗される方法によって作られた6.5%以
下のケイ素を含有する型のキューブオンエッジ方向性電
気鋼ストリップの2次結晶粒成長を制御し鉄損を改良す
るための方法において、前記の第1冷間圧延段階ののち
に、また前記最縮高温焼なまし前の1時点において鋼ス
トリップに対して局部焼なまし処理を実施して、ストリ
ップを横断する複数の平行な焼なまし帯域を生じ、これ
らの帯域間に焼なまされない区域を残す段階を含み、前
記の焼なまされた帯域は前記の焼なまされない区域の1
次結晶粒より大きな径の1次結晶粒を含有し、前記焼な
まされた帯域の1次結晶粒の粒径と、前記ストリップの
圧延方向における前記焼なまし帯域の長さは、前記焼な
まされていない区域において成長しつつある2次結晶粒
の前記焼なまし帯域への進入が前記最終高温焼なましの
初期において一時的に遅らされ、また前記の焼なまされ
た帯域の拡大した1次結晶粒は前記の最終高温焼なまし
の末期において本質的に消耗される様に成されることに
より、前記の最終的に焼なまされたストリップは小径の
2次結晶粒と改良された鉄損とを有するようにした方法
が提供される。
局部焼なまし帯域における1次結晶粒の粒径は焼なまさ
れていない区域の1次結晶粒の粒径より少なくとも30
%大、好ましくは少なくとも50%大でなければならな
い。局部的焼なまし帯域の圧延方向に沿った長さは約0
.5mm〜約2.5mmでなければならない。圧延方向
における焼なましされていない区域の長さは、最終高温
焼なまし中にこれらの焼なまされていない区域の配向展
開が抑止されずまたは影響されることのないように少な
くと約3mmでなければならない。
本発明の局部焼なまし段階は、後述のように、高周波抵
抗加熱または高周波誘導加熱によって実施することがで
きる。
以下本発明を図面に示す実施例について説明する。
2次結晶粒径成長現象に関する従来の研究の結果、1次
結晶粒の粒径はキューブオンエッジ方向性電気鋼の仕上
りストリップにおける2次結晶粒の核形成、成長および
最終的粒径に影響することが知られている。また、最終
高温焼なましに際して、2次結晶粒成長の開始温度は、
高温最終焼なまし以前にストリップ中に存在する1次結
晶粒の粒径の増大に比例して上昇することも知られてい
る。
本発明はこれらのファクタを利用して、方向性電気鋼の
局部焼なましの新規な技術概念を用いて1次結晶粒組織
を局部的に変更することにより2次結晶粒の成長に影響
しまた2次結晶粒の粒径を制御する方法を提供するもの
である。
前述のように本発明を実施する素材は、規則的方向性電
気鋼または高透磁率方向性電気鋼の製造に適した電気鋼
である。この電気鋼は6.5%以下の量のケイ素と、先
行技術の教示により分散相を成すマンガン、硫黄、セレ
ン、アルミニウム、窒素、ホウ素、タングステン、モリ
ブデンまたは類似物、またはその組合せなどの数種の必
要添加剤とを含有している。この電気鋼は適当な公知方
法によってホットバンド厚さのコイル状に製造され、そ
ののち、標準厚さのストリップを成すように1回または
複数の冷間圧延操作を受け、また必要ならば1回または
複数の焼なまし操作を受ける。冷間圧延操作が終了した
のち、この電気鋼ストリップは業界公知のように湿潤水
素雰囲気中において脱炭する必要がある。そののち、約
1200℃の最終高温焼なましにより、電気鋼ストリッ
プの中に方向性を生じる。
本発明によれば、電気鋼ストリップは局部焼なましを受
けて、ストリップの横断方向に焼なまされた帯域を生じ
、これらの帯域の中間に焼なまされていないストリップ
区域を残す。この局部焼なましは適当な方法によって実
施することができる。
そのための2つのすぐれた方法は、下記において述べる
ように高周波抵抗加熱と高周波誘導加熱である。
局部焼なましは、少なくとも1段の冷間圧延ののちに、
また最終高温焼なまし以前において、電気鋼の製造工程
の任意の点で実施することができる。即ち局部焼なまし
は、冷間圧延工程の任意の中間段階において、または冷
間圧延が終了したのちに、または脱炭焼なましが実施さ
れる場合にはそののちに実施することができる。
第1図において電気鋼ストリップの一部を1で示す。第
1図は略示図であって、ストリップの局部焼なまし帯域
はダッシュ線2によって示されている。これらのバンド
の中間におけるストリップ焼きなまされない区域を3で
示す。焼なましバンド2は、矢印RDで示すストリップ
の圧延方向において長さ(x)を有する。また焼なまさ
れない区域3は圧延方向において長さ(X)を有する。
第1図は、局部焼なまし帯域2が圧延方向RDに対して
直角方向に、ストリップを横断した簡単な場合を図示し
ている。圧延方向に対する他の角度、または帯域2の他
の形状を使用できることは当業者には明らかであろう。
例えば第2図において、電気鋼ストリップの一部を1a
で示し、このストリップ1aの上に局部焼なまし帯域2
aと2bが交叉上に示されている。これによって焼なま
されていない区域3a、3b、3cが残される。これに
対して第3図においては、電気鋼ストリップ1bはジグ
ザグ形の局部焼なまし帯域2cを備え、その中間に焼な
まされない区域3dがある。
本発明の重要な特色は、焼なまし帯域と、焼なましされ
ていない区域の幾何学的関係ではなく、むしろ(x)と
(X)の値である。焼なまし帯域の長さ(x)は、最終
高温焼なまし中に成長するキューブオンエッジ結晶粒の
進入を一時的に遅らされるほどに大でなければならず、
また最終高温焼なましの加熱サイクル中に焼なまし帯域
の配向されていない1次結晶粒を完全に除去することが
できるほどに小でなければならない。(x)の値が約0
.5〜約2.5mmの場合に優れた結果が得られた。ま
た(X)の値は、最終高温焼なましに際して最適配向展
開を生じるように少なくとも約3mmでなければならな
い。
第4図は、ストリップの焼なましされていない区域(例
えばストリップ1の区域3)の1次結晶粒組織を示す略
図である。第5図は、ストリップ1の帯域2などの局部
焼なまし区域内部における1次結晶粒の略示図である。
第6図は、電気鋼の最終冷間圧延ののちに、またその脱
炭の以前に局部焼なましすることによって生じたミクロ
組織の変化を示す40Xの顕微鏡写真である。この第6
図の写真の中心部は焼なまし帯域2のミクロ組織を示し
、写真の両端部分は隣接の焼なまされていない区域3の
ミクロ組織を示す。
特に第4図と第5図に明らかなように、焼なまし区域即
ち帯域2の1次結晶粒は焼なまされていない区域即ち帯
域3の1次結晶粒よりも大であることは明らかであろう
。局部焼なまし帯域2の1次結晶粒の粒径は焼なまされ
ていない区域3の1次結晶粒の粒径よりも少なくとも3
0%(好ましくは50%)大でなければならないことが
確認された。
他方において、局部焼なまし帯域2の結晶粒は、最終高
温焼なましの加熱サイクル中に2次結晶粒によって最終
的に完全に消耗され得ないほどに大であってはならない
本発明を実施する際により小径の2次結晶粒(従って、
より低い鉄損)が得られるメカニズムを第7図〜第12
図において略示する。第7図において、電気鋼ストリッ
プの一部を4で示す。このストリップ4は本発明の方法
によって局部焼なましされていない。これに対して、第
8図は第1図の電気鋼ストリップ1の部分図であって、
局部焼なまし帯域2とその中間の焼なましされない区域
3とを交互に備える。ストリップ4と1に対して最終高
温焼なましを実施した場合、いずれの場合にも約800
℃の温度までは2次結晶粒の成長の証拠はない。第9図
と第10図に見られる様に、ストリップ4についても1
についても、約900℃〜約1000℃の温度で2次結
晶粒の成長が開始される。
未処理ストリップ4においては、2次結晶粒はその最終
寸法に関して殆ど制限なしに成長する。しかし、局部焼
なましされたストリップ1においては、2次結晶粒は未
処理区域3において成長し始めるが、局部焼なまし帯域
2の中では、その中の拡大1次結晶粒(第5図)の故に
同時的に2次結晶粒成長が開始されない。
最終焼なまし温度が約1000℃〜約1100℃に達す
るとき、未処理ストリップ4における2次結晶粒の成長
は実質的に完了し、1次結晶粒の大部分が消耗されてし
まっている。第11図から明かな様に、2次結晶粒は実
質的に制限されることなく、比較的大なる粒径となって
いる。局部焼なましストリップ1においても、温度が約
1000℃から約1100℃に達したとき、2次結晶粒
の成長が実質的に完了している。しかしこの場合には、
局部焼なまし帯域2において同時に2次結晶粒成長が始
まらないので、これらの局部焼なまし帯域2が未処理区
域3における2次結晶粒の成長を一時的に遅らせ、さも
なければ消耗されるであろう結晶粒核から追加結晶粒を
成長させる。最終的には、未処理区域3の2次結晶粒が
局部焼なまし区域の2次結晶粒を消耗し、2次結晶粒の
成長が終了した。しかし、第12図から明かな様に、ス
トリップ1の中の2次結晶粒はストリップ4の2次結晶
粒(第11図)よりも小である。
この様にして、第7図〜第12図に図示の様に、本発明
による局部焼なまし処理は電気鋼ストリップのキューブ
オンエッジ2次結晶粒の成長を制御する新規な手段を成
す。これにより、高透磁率と、鉄損を減少させるのに充
分程度に小なる最終2次結晶粒粒径とを有するキューブ
オンエッジ方向性電気鋼のストリップを製造することが
可能となる。
本発明の方法の有効性は第17図と第18図に明白に示
されている。第17図は本発明の局部焼なましを実施す
ることなく処理された電気鋼サンプルのキューブオンエ
ッジ2次結晶粒組織の1X写真である。第18図は局部
焼なまし電気鋼サンプルのキューブオンエッジ2次結晶
粒組織の1X写真である。
第17図と第18図のサンプルは、第18図のサンプル
が局部焼なましされたこと以外は同様に処理されたもの
である。これらの図において、圧延方向は矢印RDで示
されている。第18図のサンプルのキューブオンエッジ
2次結晶粒の粒径が制御されて小であることは、この図
から明白である。
本発明の実施に際して、前記のパラメータを有する局部
焼なまし帯域を生じることのできる任意適当な焼なまし
手段を使用することができる。例えば局部焼なましのた
め高周波抵抗加熱装置または高周波誘導加熱装置をライ
ン速度で有効に経済的に使用できることが発見された。
第13図と第14図は高周波抵抗加熱組立体の非制限的
実施例を示す。これらの図において、電気鋼ストリップ
5は矢印RDの圧延方向を有する。これらの図に示す簡
単な実施例において、導線6がストリップ5に対して横
断方向に平行関係に延び、ストリップと接触したケーシ
ング7の中に包囲されている。導線6は近接導線から成
り、ケーシング7はガラスファイバ、窒化ケイ素または
アルミナなどの任意適当な絶縁材で構成される。所望な
ら、ケーシング7を任意適当な手段(図示されず)をも
って冷却することができる。導線6は鋼またはその他の
適当な導体の接点8に接続されている。接点8はストリ
ップの縁部においてストリップ上に備えられる。第2接
点9は接点8と反対の側のストリップ縁部に配置される
。接点9に対して導線10が取付けられている。導線6
と10は高周波電源(図示されず)に接続される。第1
3図と第14図の装置に対して電力が加えられたとき、
ストリップ5の中を接点8と9の間において近接導線6
に平行な流路に沿って電流が流れる。この流路は第13
図においてダッシュ線11で示されている。
ストリップ5の中の電流はストリップ中に局部焼なまし
帯域を生じ、この帯域を第14図において12で示す。
第13図と第14図の高周波抵抗加熱装置を使用する際
の重要なパラメータは、近接導線6のサイズと形状、ス
トリップ5からの近接導線6の距離、処理時間、電流の
周波数と量である。
第15図と第16図には、高周波誘導加熱装置の非制限
的実施例を示す。これらの図に示された電気鋼ストリッ
プの一部13は矢印RDで示された圧延方向を示す。こ
の高周波誘導加熱装置は、フェライトなどの適当な高抵
抗磁性物質のコア15によって包囲された銅またはその
他の適当な導体の導線14を含む。フェライトコア15
はその中に縦方向のみぞ穴またはギャップ16を形成さ
れ、これが導線コアのエアギャップを成す。導線14は
高周波電源(図示されず)に接続されている。
導線14の中の高周波電流が電圧を誘導し、これがスト
リップ13の中に渦電流を流れさせる。フェライトコア
15と狭いエアギャップ16はストリップ13上の狭い
帯域を焼なましする手段を成す。第13図と第14図の
場合と同様に、第15図と第16図の実施例は、ストリ
ップを横断した圧延方向RDに対して実質的に直角方向
の局部焼なまし帯域を生じるためのもっとも簡単な形を
示す。第15図と第16図の高周波誘導加熱装置に関し
て最重要なパラメータは、処理時間、ギャップ巾、電流
の周波数と量を含む。フェライトコアの中の約0.07
6〜約2.5mmのギャップ巾が前述のパラメータに見
合った局部焼なまし帯域を生じることが確認された。ギ
ャップ16を限定するコア15の部分は、ストリップ5
に対して近接しまたはこれと接触しなければならない。
第13図と第14図の高周波抵抗加熱装置と第15図と
第16図の高周波誘導加熱装置においては、ストリップ
5と13をそれぞれ矢印RDの方向に移動させることに
より狭い平行な焼なまし帯域が生じる。
各焼なまし帯域は、これらの装置に給電される高周波電
流のパルシングの結果である。第15図と第16図の高
周波誘導加熱装置においては、所要間隔(X)で離間さ
れた平行焼なまし帯域は、導線14の中の高周波電流を
一定に保持しフェライトコア15を回転させることによ
って作ることができよう。
この場合に、コア15は複数のギャップ16を有するこ
とができよう。
前記の型の高周波抵抗加熱装置と高周波誘導加熱装置に
ついて、約10KHz〜約27MHzの電流周波数は共
通である。この種の装置は、高周波電流の性質と、高出
力と、電気効率の故に特に高速プラントにおける局部焼
なましに適している。
さらに、局部焼なまし処理によるシートのひずみを防止
するため、電気鋼ストリップは局部焼なましされる際に
2.5MPa以上の圧力の下に保持されなければならな
いことが発見された。例えば、第13図と第14図に示
す構造においては、ケーシング7とストリップ下方に配
置された支持面(図示されず)との間においてストリッ
プ5に対して圧力を保持することができる。同じく、第
15図と第16図の構造においては、コア15とストリ
ップの上方にある支持面(図示されず)との間において
ストリップ13に対して圧力を保持することができる。
当業者には理解されるようにストリップの平坦性を保持
するために必要とされる圧力の大きさは、ストリップの
厚さ、ストリップの巾、加熱装置の設計などのファクタ
に依存する。
前述のように、本発明による局部焼なまし段階は、少な
くとも1段の冷間圧延段階ののち、また最終高温焼なま
し以前において、工程の任意点において実施することが
できる。好ましい実施点は最終冷間焼なまし段階と脱炭
焼なまし(必要な場合)との間である。脱炭焼なましの
のち局部焼なましを実施すべき場合、最終高温焼なまし
に際して加熱装置に付着してミルガラスの形成をそこな
う可能性のあるファャライト層の形成の問題に注意を向
けなければならない。
実施例1 0.044%炭素、2.93%ケイ素、0.026%硫
黄、0.080%マンガン、0.034%アルミニウム
および0.0065%窒素(残分は実質的に鉄分、およ
び製造モードに付随した不純物)の公称含有量の高透磁
率方向性電気鋼板に対して約1150℃でのストリップ
焼なましと、約0.27mmの最終厚さまでの最終厚さ
までの冷間圧延とを実施した。冷間圧延ののち、450
KHzおよび2MHzの高周波電源に接続された0.6
35mmのギャップを有するフェライトコアを備えた高
周波誘導加熱装置(第15図と第16図に図示の型のも
の)を用いて、この鋼板に対して局部焼なまし処理を実
施した。焼なまし帯域は鋼板の圧延方向に対して直角で
あった。拡大1次粒径を生じた各焼なまし帯域の長さは
約0.60mmであった。また各未処理の区域の長さ(
X)は約9mmであった。局部焼なまし処理ののち、湿
潤水素雰囲気中で830℃の温度で脱炭を実施した。脱
炭焼なましののち、ミクロ組織検査は、局部焼なまし帯
域の1次結晶粒の粒径が未処理区域のものより約50%
〜約70%大であることを示した。この鋼板にマグネシ
ア焼なましセパレータを被覆したのち、1150℃の最
終高温焼なまし実施した。このように局部焼なまし処理
によって得られた磁気特性と、局部焼なましされていな
いがその他の点では同一の未処理対照サンプルの磁気特
性とを下記の表に集めた。
第17図は対照サンプル9の2次結晶粒ミクロ組織の1
Xの写真である。第18図はサンプル1の2次結晶粒ミ
クロ組織の1X写真である。これらの図から明らかなよ
うに、局部焼なまし処理によって2次結晶粒の長さが短
縮されている。さらに、焼なまし区域においては2次結
晶粒の成長が完全に抑制されることが明らかである。局
部焼なまし処理を受けたサンプルにおける2次結晶粒の
粒径の制御とこの粒径の縮小の結果、前記の表に示すよ
うに鉄損が低下した。この実施例において、時間はエネ
ルギー入力を制御するための測定値である。実際出力値
は、しようされた高周波誘導加熱装置とそれぞれの実験
装置に関連している。
実施例2 実施例1において使用したものと同種の冷間圧延鋼板の
追加サンプルを局部焼なましによって処理して、2次結
晶粒の成長行動を変更した。第13図と第14図に示す
高周波抵抗加熱装置と第15図と第16図に示す高周波
誘導加熱装置の両者を使用して、鋼板サンプルを局部焼
なましした。いずれの場合においても、焼なまし帯域が
試料の横断方向に、圧延方向に対して直角となるように
装置を配置した。局部焼なましの帯域の長さ(x)は1
.5mm〜3mmの範囲に変動させた。同様に未処理区
域の長さ(X)は8〜10mmの範囲に変動させた。
湿潤水素雰囲気中で830℃で脱炭したのちの各サンプ
ルの1次結晶粒の粒径は約30%〜50%、さらに50
0%まで増大していることが確認された。
最終2次結晶粒組織に対するこれらの処理変動の作用を
第19図〜第24図に示す。
第19図と第22図に示すサンプルは1.5mmの焼な
まし帯域長さ(x)を有していた。焼なまし帯域の1次
結晶粒の粒径は未処理区域の1次結晶粒の粒径に対して
約50%〜約70%拡大された。このような条件におい
て、局部焼なまし帯域の中では2次結晶粒の成長は完全
に抑制された。最終高温焼なましサイクルの末期におい
て、鋼板の未処理区域において成長し始めた2次結晶粒
局部焼なまし帯域の中に残存している1次結晶粒を最終
的に消耗した。その結果、第19図に示されるように、
また第22図の磁区パタンに示されるように、非常によ
く配向された2次結晶粒組織が得られた。
第20図と第23図のサンプルは約1.5mmの焼なま
し帯域における1次結晶粒の粒径は未処理区域の1次結
晶粒に比べて約30%〜約50%拡大していた。
このような条件において、未処理区域において2次結晶
粒の成長は完全に抑制されていなかった。
しかしながら、焼なまし帯域中において2次結晶粒の成
長は未処理部分よりも高い温度で始まった。
この場合にも2次結晶粒の組織は細分されていた。
しかしながら、約23図の磁区組織に見られるように、
2次結晶粒は第19図と第22図のサンプルにおけるほ
どに良い配向を示していない。しかしその鉄損は未処理
対照鋼板の場合よりもなお改良されている。
最後に、第21図と第24図に示すサンプルは約3.0
mmの焼なまし帯域長さ(x)を有していた。この場合
に焼なまし帯域の1次結晶粒の粒径は500%以上拡大
された。このような条件において、最終高温焼なまし中
の2次結晶粒の成長は不完全であった。未処理区域にお
いて2次結晶粒が成長し始めたのであるが、焼なまし帯
域の1次結晶粒の過大な粒径と焼なまし帯域の過度の長
さ(x)が、良く配向された2次結晶粒組織の展開を妨
げた。その結果、このように処理された鋼板は、良く配
向されていない2次結晶粒の部分を望ましくない程度に
多く含んでいた。これは第24図に示されている。
本発明は前記の説明のみに限定されるものでなくその主
旨の範囲内において任意に変更実施できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は最終高温焼なまし前の方向性電気鋼の略示的部
分斜視図であって、本発明による部分焼なまし帯域を示
す図、第2図と第3図は本発明の実施に際して使用され
うる第1図のものと異る形状の部分焼なまし帯域を示す
平面図、第4図は第1図のストリップの未処理区域の1
次結晶粒のミクロ組織を示す部分略示図、第5図は第1
図のストリップの局部焼なまし帯域の1次結晶粒のミク
ロ組織を示す部分略示図、第6図は最終冷間圧延後、脱
炭前の方向性電気鋼の局部焼なましによるミクロ組織の
変化を示す40X顕微鏡写真、第7図〜第12図は本発
明によって処理された電気鋼ストリップと処理されてい
ない類似ストリップにおける2次結晶粒成長の順序を示
す略示図、第13図と第14図は本発明の方法を実施す
るための高周波抵抗加熱装置のそれぞれ斜視図と側面図
、第15図と第16図は本発明の方法を実施するための
高周波誘導加熱装置のそれぞれ斜視図と側面図、第17
図は本発明の方法によって局部焼なましされていないキ
ューブオンエッジ方向性電気鋼サンプルの2次結晶粒組
織の1X写真、第18図は最終冷間圧延後、脱炭前に本
発明の方法によって局部焼なましされた第17図のサン
プルと類似のサンプルの最終高温焼なまし後の同様の1
X写真、第19図、第20図、第21図は種々の条件で
本発明の方法で処理されたキューブオンエッジ方向性電
気鋼の最終高温焼なまし後の2次結晶粒組織の3.5X
写真、また第22図、第23図および第24図はそれぞ
れ第19図〜第21図のサンプルの磁区組織の3.5X
写真である。 1、4…ストリップ、2…局部焼なまし区域、3…未処
理区域、5、13…ストリップ、6、10、14…導線
、7…ケーシング、15…コア、16…みぞ穴、11…
電流路■

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 ホットバンドの厚さを絞る段階と、少なくとも1段の冷
    間圧延段階と、焼なましセパレータによって被覆する段
    階と、材料の1次結晶粒がキューブオンエッジ2次結晶
    粒によって消耗される最終高温焼なまし段階とを含む工
    程によって作られた6.5%以下のケイ素を含有する型
    のキューブオンエッジ方向性電気鋼ストリップの2次結
    晶粒成長を制御しその鉄損を改良する方法において、 前記工程の前記冷間圧延第1段階後の、また前記最終高
    温焼なましの前の時点において鋼ストリップに対して局
    部焼なまし処理を実施してストリップを横断する複数の
    平行焼なまし帯域は前記の焼なまされない区域よりも大
    なる1次結晶粒を含有し、前記最終高温焼なましの初期
    において前記焼なまされない区域において成長する2次
    結晶粒の前記焼なまし帯域中への進入が一時的に遅らさ
    れ、また前記最終高温焼なましの末期において前記焼な
    まし帯域の前記の大なる1次結晶粒が実質的に消耗され
    るような前記焼なまし帯域の1次結晶粒の粒径と前記焼
    なまし帯域のストリップ圧延方向における長さとを有す
    ることにより、前記の最終焼なましストリップは小径の
    2次結晶粒と改良された鉄損とを有することを特徴とす
    る方法。 2、前記の局部焼なまし段階は冷間圧延の終了後に実施
    されることを特徴とする特許請求の範囲第1項による方
    法。 3、前記の工程は少なくとも2段の冷間圧延段階を含み
    、また前記の局部焼なまし段階はこれらの冷間圧延段階
    の中間において実施されることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項による方法。 4、前記工程は前記少なくとも1段の冷間圧延段階のの
    ち、前記最終高温焼なまし段階の前に実施される脱炭焼
    なまし段階を含み、前記の局部焼なまし段階は前記の冷
    間圧延段階ののち、前記の脱炭焼なまし段階のまえに実
    施されることを特徴とする特許請求の範囲第1項による
    方法。 5、前記工程は前記少なくとも1段の冷間圧延段階のの
    ち、前記最終高温焼なまし段階の前に実施される脱炭焼
    なまし段階を含み、前記の局部焼なまし段階は前記の脱
    炭焼なまし段階ののち、前記の最終高温焼なましの前に
    実施されることを特徴とする特許請求の範囲第1項によ
    る方法。 6、前記の各焼なまし帯域の圧延方向における前記の長
    さは約0.5mm乃至約2.5mmとし、また前記の焼
    なまされていない区域の圧延方向における長さは少なく
    とも約3mmとする特許請求の範囲第1項による方法。 7、前記局部焼なまし帯域の前記1次結晶粒は前記焼な
    まされていない区域の1次結晶粒より少なくとも30%
    大なる粒径を有することを特徴とする特許請求の範囲第
    1項による方法。 8、前記局部焼なまし帯域の前記1次結晶粒は前記焼な
    まされていない区域の1次結晶粒より少なくとも50%
    大なる粒径を有することを特徴とする特許請求の範囲第
    1項による方法。 9、前記の局部焼なまし段階は高周波抵抗加熱によって
    実施されることを特徴とする特許請求の範囲第1項によ
    る方法。 10、前記の局部焼なまし段階は高周波誘導加熱によっ
    て実施されることを特徴とする特許請求の範囲第1項に
    よる方法。 11、前記局部焼なまし処理中に前記ストリップに対し
    て圧力を加える段階を含む特許請求の範囲第1項による
    方法。
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