JPS589983Y2 - ドアクロ−ザ−取付用補助プレ−ト - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、油圧シリンダーを垂直に装置したドアクロー
ザ−を、軽量層、特に芯材幅の狭いフラッシュ扉など、
に取りつける場合に用いる、取付用補助プレートに関す
るものである。

従来より、扉にドアクローザ−を取りつける場合には、
クローザ一本体の形状に相応した強固な幅の広い扉上梓
が必要で、幅の狭い扉上梓にドアクローザ−を適正かつ
強固に取りつけることは、極めて困難であった。

従って住宅の屋内扉用として最も普通に使用されている
フラッシュドアにドアクローザ−を取りつけることは極
めてまれであつた。

本考案は、油圧シリンダーを垂直に装置したドアクロー
ザ−において、補助プレートの中央板が、クローザ−の
枠体より突出した固有取付座を覆うごとく、固有取付座
の上に補助プレートを重ね、補助プレートの中央板には
、固有取付座の上部取付孔と重なる位置のみに、連通孔
を設け、補助プレートの中央板と同体に、該中央板の両
側斜め上方に突出した翼板には、連通孔を結ぶ線より上
に翼板取付孔を設けたこと、を特徴とする、ドアクロー
ザ−取付補助プレート、を供給することにより、上記の
欠点を除去して、芯材幅の狭いフラッシュ扉などに対し
てもドアクローザ−を適正かつ強固に取り付けることを
可能としたものである。

図について本考案の一実施例を説明すると、１は油圧シ
リンダー、２はプランジャー杆、３は回動アーム、４は
ローラー、５は枠体、６は枠体５よ、り同体に突出した
固有取付座、７は固有取付座６に設けられた上部取付孔
、８は同じく下部取付孔、９は補助プレート、である。

補助プレート９は上方に向って拡大した台形の金属板よ
り成り、はぼ方形の中央板１０と、その両側に同体に斜
め上方に張り出した翼板１１とより或っている。

なお、１２は枠体５より固有取付座６を型抜曲折した工
作によって生じた枠体５側面の開口部、である。

補助プレート９の中央板１０には、固有取付座６の上部
取付孔７と対応する位置のみに連通孔１３を設け、下部
取付孔８と対応する位置には孔を設けない。

翼板１１には連通孔１３を結ぶ線１４より上に翼板取付
孔１５を設けである。

１６は受金具、１７はフック部分、１８は扉、１９は芯
材、２０は充填材、２１は出入口上枠、である。

本案のドアークローザ−取付用補助プレートは、図面お
よび上記説明のとおりの構造であり、次のごとくに取り
つけて使用する。

即ち、扉１８の上端中央に、第１図に示したように、枠
体５をたてに保ち、補助プレート９を枠体５の側面開口
部１２に通して、中央板１０が枠体５の固有取付座６を
覆うごとく、固有取付座６の上に補助プレート９を重ね
、連通孔１３と上部取付孔７とを合わせ、然る後、連通
孔１３、翼板取付孔１５に木ねじを挿通して、枠体５を
扉１８に固定する。

次に、扉１８を閉じ、ローラー４が衝当する出入口上枠
２１の個所に受金具１６を固定する。

このように取りつけると、扉１８を閉じる際に、受金具
１６のフック部分１７にローラー４が係合して扉１８を
引きよせ、油圧シリンダー１の制動作用により回動アー
ム３の回動速度を規正して、扉を静かに閉じる作用をす
るもので゛ある。

さて、本案ドアクローザ−取付用補助プレート９は図面
および前記説明のような構造であるので、次のような特
徴がある。

イ 枠体５より同体に突出しり固有取付座６の上に補助
プレート９が重なって枠体５を押えており、かつ、連通
孔１３と上部取付孔７とが連通した状態で、枠体５の固
有取付板６と補助プレート９とが芯材１９に螺着される
ので、固定が確実で枠体５の動揺がない。

ロ 補助プレート８の翼板１１の上部側に偏して、即ち
、連通孔１３を結ぶ線１４より上に、所要数の翼板取付
孔１５を設けているので、扉１８の芯材１９の幅がせま
い場合でも、ドアクローザ−を有効確実に取りつけるこ
とができる。

例えば、補助プレート９を用いない従来の方法でこのド
アクローザ−を取りつけるには、扉１８の芯材１９の幅
が５５ｍｍ以上であることが必要であった。

ところが、第２図に示した形状寸法の本案補助プレート
９を用いると、最低寸法２８ ｍｍまでの狭い芯材１９
にも取付が可能となるという特徴がある。

従って、扉に特別な補強を要することなく、市販一般の
フラッシュ扉にドアクローザ−を簡易に取りつけ得る。

ハ 本案の補助プレート９を使用すれば、固有取付座６
の下部取付孔８が補助プレート９の下にかくされるので
、外観がよい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本案補助プレートを用いたドアクローザ−の斜
視図、第２図は本案補助プレートの正面図、第３図は同
平面図で、一部を断面で示したもの、第４図は同左側断
面図、第５図は同じく、使用要領を説明するための斜視
図である。 図において １・・・・・・油圧シリンダー、５・・・
・・・枠体、６・・・・・・固有取付座、９・・・・・
・補助プレート、１１・・・・・・翼板、１３・・・・
・・連通孔、１５・・・・・・翼板取付孔、１９・・・
・・・芯材である。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 油圧シリンダーを垂直に装置したドアクローザ−におい
   て、補助プレート９の中央板１０が、クローザ−の枠体
   ５より突出した固有取付座６を覆うごとく、固有取付座
   ６の上に補助プレート９を重ね、補助プレート９の中央
   板１０には、固有取付座６の上部取付孔７と重なる位置
   のみに、連通孔１３を設け、補助プレート９の中央板１
   ０と同体に、該中央板１０の両側斜め上方に突出した翼
   板１１には、連通孔１３を結ぶ線１４より上に翼板取付
   孔１５を設けたこと、 を特徴とする、ドアクローザ−取付用補助プレート。