JPH072933Y2 - スチール家具用ヒンジ - Google Patents

スチール家具用ヒンジ

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JPH072933Y2
JPH072933Y2 JP6815189U JP6815189U JPH072933Y2 JP H072933 Y2 JPH072933 Y2 JP H072933Y2 JP 6815189 U JP6815189 U JP 6815189U JP 6815189 U JP6815189 U JP 6815189U JP H072933 Y2 JPH072933 Y2 JP H072933Y2
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cam
blade
door
hole
shaft
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JP6815189U
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JPH038278U (ja
Inventor
一男 小尾
Original Assignee
株式会社太田製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 イ.産業上の利用分野: 本考案は、断面L型の扉羽根と柱羽根とを、軸芯により
蝶番回動自在に結合したスチール家具用ヒンジの改良に
関するものである。
ロ.従来の技術: 小型扉に用いる、いわゆるキャビネット・ヒンジには、
扉の閉鎖保持のために圧縮ばねとカムとを用いたものが
あつた。(実公昭47−29179号公報、特公昭57−55861号
公報) ハ.考案が解決しようとする問題点。: 従来のものは、蝶番軸筒の一部を切り欠いて、圧縮ばね
により弾圧されたカム押えを該切欠き部に弾嵌入させる
ことにより、扉を閉鎖保持するものであった。
従って、扉が閉じる直前、即ち閉鎖角度5度乃至15度か
ら閉鎖に至るまでは、ばねの弾撥力により自動閉鎖でき
るが、それよりも大きな角度では自動閉鎖が極めて困難
であった。
また、従来のものは、軸筒の切欠部をカムとして用いて
いるるので、ばねの効きかたが急激で、扉の閉鎖運動を
ゆっくりと制禦することは殆ど不可能であった。
また、従来のものは、ばね函の固定および保持構造が堅
固でなかつたため、運動中にばね函が不規則に微動する
傾向があり、ばねの効き方を制禦できない原因の一つに
もなつていた。
ニ.考案の目的: 扉を閉じたときに、ばねの弾撥力により扉を閉鎖保持す
るだけでなく、開いた扉を僅かに閉めるだけで、後は扉
から手を離しても、扉が自動的に閉鎖するような、使用
に便利でかつ動作の確実なスチール家具用蝶番を提供し
ようとするものである。
ホ.考案の効果: 図面にもとづいて本考案の構成を説明すると、(1)は
扉羽根、(2)は柱羽根、(3)はばね函、(4)は
扉、(5)は柱壁である。
扉羽根(1)は断面ほぼL型の金属鈑で、その上面
(6)から断面(7)にかけて長窓(8)が設けられて
おり、上面(6)の前端には吊縁(9)が残置されてい
る。また、上面(6)の前端の側面は下方に膨大して軸
座(10)を形成し、軸座(10)の中心には軸芯孔(11)
が穿孔されている。(12)は取付孔である。
柱羽根(2)は、金属鈑の両側を直角に上方に折り曲げ
て両側壁(13)としたもので、底板(14)には、前吊板
(15)と後吊板(16)とを残置して開口部(17)を穿設
してある。側壁(13)の下縁には取付座(18)が外側方
に突出している。
側壁(13)の前方上部には軸芯(19)を挿通すべき軸芯
孔(20)が、後方上部にはばね函軸(21)を挿通すべき
ばね函軸孔(22)が設けられている。
つぎに、ばね函(3)は、前方に開口した腔部(23)を
有する変形長方体で、その前端両側に突出した張出部
(24)には軸芯孔(25)が設けてある。また、ばね函
(3)の後端は円筒状に側方に張り出しており、その中
心には貫通孔(25)が貫通している。
ばね函(3)の腔部(23)にはカム押え(26)が前後の
み摺動自在に嵌合し、カム押え(26)のばね穴(27)に
は圧縮ばね(28)が内装されている。
次に、カム(29)は扉羽根(1)の軸座(10)の内側一
杯に架け渡された棒状体で、その一端面はカム平面(3
0)に作られ、上面に吊縁溝(31)、中心に貫通孔(3
2)が設けられている。
カム(29)は、吊縁縁(31)に吊縁(9)を嵌合させ、
かつ貫通孔(32)を軸座(10)の軸芯孔(11)と一致さ
せて、扉羽根(1)の前端に固定されている。
なお、本案ヒンジを組み立てるには、カム(29)を固定
した扉羽根(1)を柱羽根(2)の下方より開口部(1
7)に入れ、軸座(10)の軸芯孔(11)を側壁(13)の
軸芯孔(20)に一致せしめ、次に、圧縮ばね(28)とカ
ム押え(26)とを腔部(23)に挿入したばね函(3)
を、扉羽根(1)側面(7)の長窓(8)より挿入し、
カム押え(26)をカム(29)に押し付けながら、ばね函
(3)の軸芯孔(25)を扉羽根(1)の軸芯孔(11)に
一致させ、軸芯(19)を総ての軸芯孔(20)(11)(2
5)に貫通させる。
次にばね函(3)後部の貫通孔(25)を側壁(13)のば
ね函軸孔(22)に一致させて、ばね函軸(21)をばね函
軸孔(22)とばね函(3)の貫通孔(25)とに貫通し
て、組立を終わる。
ヘ.作用: 本案ヒンジは図面及び上記説明のとうりの構成であるの
で、次のように作用する。
本案ヒンジを第2図に示したように、扉羽根(1)を扉
(4)に、柱羽根(2)を柱壁(13)に取り付け、扉
(4)を開くと、扉羽根(1)の回動とともにカム(2
9)はカム押え(26)を圧しながら回動し、90度回動し
た位置で扉羽根(1)の縁端が柱羽根(2)の前吊板
(15)に衝当して、扉(4)はその位置に停止する。
次に、扉(4)を閉じ方向に回動すると、カム(29)も
その方向に回動する。カム(29)の変曲点(33)がカム
押え(26)の面を通り過ぎると、圧縮ばね(28)が伸長
してカム押え(26)がカム平面(30)を弾圧するので、
カム(29)はばね圧により更に回動を続ける。即ち、扉
(4)から手を離しても扉(4)は回動を続け、自動的
に閉鎖する。閉鎖後もばね圧により扉(4)は閉鎖方向
に弾圧されている。
ばね函(3)は、前端を軸芯(19)により、後端をばね
函軸(21)により、それぞれ側壁(13)に軸支固定され
ている。
ト.実施例: 図には本案の一実施例を示した。
なお、カム(29)を扉羽根(1)の吊縁(9)に嵌合さ
せて両者を固定する場合、吊縁(9)の一部を曲折、ま
たは曲突出させて、カム(29)と掛け合わせても良い。
また、カム平面30は扉(4)の閉鎖保持を確実にするた
め、第3図に示したように、その上端をばね函(3)方
向へ僅かに突出させておく。
なお、カム(29)の断面において、円周面(34)を大き
くすれば、扉(4)を閉じる際、手で閉じる角度が大き
くなり、円周面(34)を小さくすれば、手で閉じる角度
が小さくなる。
たとえば、第3図および第4図に示したカム(29)の形
状であれば、開いた扉(4)をちょっと手で突いて、ほ
ぼ30度閉じてやれば、後は自動的に扉(4)が閉まる。
チ.考案の効果: 本考案は上記の如くに構成され、作用するので、次のよ
うな効果がある。
・従来の自動閉鎖蝶番のように軸筒そのものを切り欠い
てカム作用をさせるのではなく、断面の大きなカム(2
9)を用いたので、扉(4)の自動閉扉運動の目的に応
じたカム(29)の形状を容易に設計および工作できる。
・ばね函(3)が柱羽根(2)の側壁(13)に固定され
ているので、ばね函(3)が不規則に微動することはな
い。
従って、扉(4)の自動閉鎖は極めて円滑である。
・カム(29)は吊縁(9)と嵌合し、かつ、貫通孔(3
2)に軸芯(19)を貫通させて扉羽根(1)に強固に固
定されているので、カム(29)の回動中、不規則に運動
することがない。
従って、扉羽根(1)は常に円滑に回動する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本案ヒンジの組立図、 第2図は、取り付け要領を示した部分図、 第3図は、要部の拡大断面図で、扉を閉じたとき、 第4図は、同じく、扉を開いたとき、である。 図において、 (1)……扉羽根 (2)……柱羽根 (3)……ばね函 (8)……長窓 (9)……吊縁 (13)……側壁 (17)……開口部 (19)……軸芯 (21)……ばね函軸 (26)……カム押え (29)……カム (30)……カム平面 (31)……吊縁溝 (33)……変曲点 (34)……円周面 である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】断面L型の扉羽根と柱羽根とを、軸芯によ
    り蝶番回動自在に結合したスチール家具用ヒンジにおい
    て、 柱羽根(2)の両側壁(13)の前端には軸芯孔(20)
    を、柱羽根(2)の底板(14)中央には開口部(17)
    を、設けたこと、 扉羽根(1)には、その前端に吊縁(9)を残置しなが
    ら、扉羽根(1)の上面(6)より側面(7)にわたる
    長窓(8)を設けたこと、 扉羽根(1)の前端両側には中央に軸芯孔(11)を有す
    る軸座(10)をそれぞれ設けたこと、 一方の側面にカム平面(30)と、上面に吊縁溝(31)
    と、中心に貫通孔(32)とを有する棒状のカム(29)
    を、前記軸座(10)の内側一杯に架け渡し、該カム(2
    9)の貫通孔(32)と軸座(10)の軸芯孔(11)とを一
    致せしめながら扉羽根(1)の吊縁(9)を吊縁溝(3
    1)に嵌合してカム(29)を扉羽根(1)の前端に固定
    したこと、 カム(29)を固定した扉羽根(1)を柱羽根(2)の下
    方より柱羽根(2)の開口部(17)を通して両側壁(1
    3)の間に入れ、柱羽根(2)に固定したばね函(3)
    より弾突出したカム押え(26)をカム平面(30)に強圧
    せしめながら、軸芯孔(25)と貫通孔(32)とに軸芯を
    挿通し、およびばね函(3)の貫通孔(25)にばね函軸
    (21)を挿通して、組み立てたこと、 を特徴とする、スチール家具用ヒンジ。
JP6815189U 1989-06-13 1989-06-13 スチール家具用ヒンジ Expired - Lifetime JPH072933Y2 (ja)

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JPH038278U JPH038278U (ja) 1991-01-25
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