JPH0642080Y2 - 門扉用上下ひじ坪 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は観音開き用門扉或は片開用扉に蝶番かわりに取
付けることを目的としたものである。

従来の門扉のひじ坪は門柱と門扉は重ねて取付ける形成
である故門柱と門扉を一直線上に取付けることが出来な
い不便さがあった。

本考案は凹字形本体(１)の底面を半球状凸起(２)に形成
し、該凹字形本体(１)に嵌合する 字筒(３)を組合せ下部ひじ坪を形成すると共に上部 字形本体(４)に嵌合する凸字筒(５)とを組合せ上部ひじ
坪を形成し上下ひじ坪を１組にしてなる門扉用上下ひじ
坪に係るものであって、図面中(２)′は半球状凸起(２)
の頂点、(３)′は 字筒(３)の突部底面、(６)は門扉、(６)′は門扉下部の
凸部、(６)″は門扉上部の凸部、(７)は門柱、(８)は下
部框、(９)は上部框を示す。

本考案の一実施例について図面に従って説明すれば第１
図に示す様に門扉(６)、(６)の門柱(７)側の上下部にひ
じ坪を取付ける、先ず門柱(７)側の下部框(８)上に凹字
形本体(１)を埋込むと共に上部框(９)にも該凹字形本体
(１)と対称に 字形本体(４)を埋込む、一方門扉(６)の片隅下部底面に
突出した凸部(６)′に 字筒(３)を取付けると共に該 字筒(３)と対称に門扉(６)の上面に突出した凸部(６)″
に凸字筒(５)を取付ける、次に門扉(６)を上部框(９)、
下部框(８)内に取付ける場合には門扉(６)の上面に取付
けた凸字筒(５)を上部框(９)に設けられた 字形本体(４)に深く嵌合させた後門扉(６)の下部底面に
取付けた 字筒(３)を下部框(８)に設けられた凹字形本体(１)内に
嵌合する、当然凹字形本体(１)の底面に設けた半球状凸
起(２)の頂点(２)′に該 字筒(３)の突部底面(３)′が接するまで装填することに
なり上下ひじ坪が垂直状に取付けられて門扉(６)の回転
軸用にひじ坪を形成する。

尚観音開きの場合は上記扉と対称に相手側扉及び上下框
に同じひじ坪を同様にして取付けて観音開き扉を形成す
る。

従来の門扉ひじ坪は門柱の裏面と門扉の立框にひじ坪を
打ち込んで取付ける故ひじ坪の回転軸は露出していて外
観上体裁が悪いと共にひじ坪の取付けが非常に困難であ
る。

本考案の門扉下部框に埋込むひじ坪は凹字形本体の底面
を半球状に形成し該半球状凸起の頂点に門扉片隅底面に
取付けた 字筒の突部底面が点接触により門扉荷重を受ける構造で
ある故重量門扉であっても非常に軽く容易に可動出来る
便利さがある、しかも門扉の上下面にひじ坪が装填され
ている故柱と一直線（平面的）状に門扉が取付けられる
と共に上下ひじ坪を回転軸として門扉が前後どちらにも
開閉させることが出来て頗る便利である、尚且つ上下ひ
じ坪は上下框に埋込まれていてひじ坪が表面に余り露出
しない故外観上非常に体裁が良いと共にひじ坪の構造が
簡単であるために故障が皆無である等の効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例に係る上下ひじ坪の取付け正
面図、第２図は第１図Ａ部拡大断面図、第３図は第１図
Ｂ部拡大断面図を示す。 (１)……凹字形本体、(２)……半球状凸起、 (５)……凸字筒。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】凹字形本体(１)の底面を半球状凸起(２)に
   形成し、該凹字形本体(１)に嵌合する 字筒(３)を組合せると共に上部 字形本体(４)に嵌合する凸字筒(５)とを組合せて成る門
   扉用上下ひじ坪。