JPS5899629A - 空気調和機の運転制御方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、空気調和機において特に就寝時における運転
制御方法に関する。

就寝時において設定温度を自動的に変化させながら運転
側ｇ４（以下、この種の運転制御をお休みモードと称す
）を行う空気調和機としては、従来変化させるタイミン
グを時間によってのみ行なう方法、あるいは、一定時間
経過後に室内温度が圧縮機のＯＮ動作点に達した時に行
う方法が採用されている。

ところが上記従来のお休みモードは、圧縮機がＯＦＦ動
作した時に室内設定温度が変化した場合、室内温度の変
化が大きくなったり、室内空調負荷が軽く、室内設定温
度の変化に室内温度の変化が追いつかなかったりすると
圧縮機が運転せず、冷房運転時には湿度の上昇を、暖房
運転時には冷風により、非常に不快感を与える欠点を有
していた。

前記室内温度の変化が大きくなる場合と、前記湿度上昇
をもたらす場合の例を、冷房運転を例にして第１図によ
り説明する。

第１図ムは、前記室温の変化が大きくなる場合のタイミ
ングチャートを示し、また第１図Ｂは、前記湿度上昇を
もたらす場合のタイミングチャー３７゛−シ トを示し、それぞれ圧縮機のＯＮ１０　Ｆ　Ｆ動作状態
を付記している。

第１図ム・Ｂにおいて、Ｔは室内温度、Ｓは室内設定温
度、ｔｌ、ｔｌはそれぞれ前記室内設定温度を変化させ
る時間（以下設定時間と称す）、ΔＴは圧縮機を０Ｎ−
ＯＦＦ動作させるための前記室内設定温度に対する温度
差（以下設定温度差と称す）、ΔＴ１．ΔＴ２は前記室
内設定温度の変化量をそれぞれ示す。

第１図ムにおいて、室内温度Ｔが時間ｔの経過につれて
上昇しているが、図中ム点で圧縮機が停止し、設定時間
ｔ１＋ｔ２が経過することによって、室内設定温度Ｓが
、ΔＴ１＋ΔＴ２分引きあげられζこのために図中Ｂ点
、すなわち圧縮機のＯＮ動作点までの間、ΔＴＡＢで示
される室内温度Ｔの変化を生じる。この間、室内温度お
よび湿度の上昇によシネ快感を覚える。

第１図Ｂは、室内空調負荷が軽く、湿度上昇を防ぐため
に、圧縮機がＯＦＦ動作してから一定時間１．経過後に
、室温Ｔ　７％設定温度差ΔＴの間にある場合、一定時
間１．間もしくは圧縮機のＯＦＦ動作点まで圧縮機を運
転している場合で、室内温度Ｔの圧縮機ＯＦＦＦＦ動作
釦ける土丹がゆるやかであり、圧縮機のＯＮ動作点にま
で達していない。

このため、室内温度が圧縮機のＯＮ動作点に達した以後
は圧縮機の停止している時間が長くなり、この量温度は
上昇し、使用者に不快感を与える。

そこで、本発明は、就寝時におけるかかる欠点を解消し
、あわせて多様複雑な空調条件に対し自動的に対応して
快適な空調を提供する運転制御方法を提供するものであ
る。・ 以下、本発明を、マイクロコンピュータを応用した一実
施例により、添付図面の第２図〜第７図を参考に説明す
る。ここで、空気調和機本体、冷媒回路図、電源スイツ
チ部など、本発明の要旨と直接関係しない点については
、図示ならびに説明を省略する。

まず第２図により本発明によるお休みモードを実現した
冷房専用形の空気調和機の電子回路図について説明する
。

６ページ 同図において、１はお休みモードスイッチ、２はサーミ
スタで、抵抗Ｒ１とにより室内温度を感知する。３はボ
リュームで、抵抗Ｒ２とにょシ室内設定温度を決定して
いる。４はこれらの大刀を読み取り、後述するお休みモ
ード判断を行なうマイクロコンピュータで、圧縮機駆動
信号をインバータ６へ出力する。前記インバータ６は、
この圧縮機駆動信号を受けると、リレー６を介して電源
７に接続された圧縮機８をＯＮ１０　Ｆ　Ｆ駆動する。

Ｃ１，Ｃ２はそれぞれコンデンサで、それぞれノイズ防
止のために設けられている。

次に、上記マイ、クロコンビーータ４が行なうお休みモ
ード判断を、第３図および第４図を用いて詳細に説明す
る。

第３図は、本発明の概要を示すブロック図であり、第２
図に示したマイクロコンピュータ４の主要な内部構成を
機能別に示したものである。

同図において、９はお休みモードの大切スイッチ（図示
せず）を検出し、お休みモードの開始と終了信号を判断
手段１ｏに伝えるスイッチ検出手段で、判断手段１ｏは
この信号を受けると、タイマカウント手段１１および計
算手段１４にそれぞれ、タイマカウント開始・終了信号
および室内設定温度変化信号を出力し、また前記タイマ
カウント手段１１．計算手段１４よりそれぞれ、設定時
間満了信号および設定温度差信号を受け、圧縮機駆動手
段１６に圧縮機駆動信号を出力し、さらにこの圧縮機駆
動手段１６より圧縮機の駆動状態信号を受けなおし、こ
れらを総合判断し、結果として、お休みモードを実現す
るか否かを判断する。

また、前記タイマカウント手段１１は、前記判断手段１
０よりタイマカウント開始・終了信号を受け、設定時間
等の各種タイマカウントを行って、設定時間満了信号な
どのように、所定時間が経過したことを前記判断手段１
ｏへ伝える。１２はお休みモードの室内設定温度を検出
し、設定温度信号を前記計算手段１４へ出力する設定温
検出手段、１３は室内温度検出手段で、室内温度を検出
し、室内温度信号を前記計算手段１４へ出力する。前記
計算手段１４は、これらの設定温度信号と室内７ベーン 温度信号を受け、また前記判断手段１ｏからの設定温度
変化信号により、設定温度差を計算し、同信号を前記判
断手段１４に伝える。また前記圧縮機駆動手段１６は、
前記判断手段１４によシお休みモード判断を加えられた
圧縮機駆動信号を受けて、圧縮機８を運転駆動し、同時
にその圧縮機駆動状態を同信号として送シ返す。ここで
同図における矢印は、前記各種信号の流れを示す。

次に、本発明のお休みモードについて、第４図のフロー
チャートを参考に説明する。

同図において、まず室内温度、室内設定温度およびお休
みモードスイッチの信号を、前記各種検出手段１３，１
２，９よりそれぞれ入力する。次に、前記判断手段１ｏ
によυ、お休みモードのＯＮ１０　Ｆ　Ｆ動作が判断さ
れ、お休みモードで無い場合は、タイマカウント手段１
１の設定時間カウントを作動させないようにしておく。

そして、設定温度差は、室醇温度−室内設定温度とする
よう計算手段１４に伝え、その結果により、圧縮機の駆
動判断が行ガわれ、前記圧縮機駆動手段１６によす、圧
縮機の運転が行なわれる。この駆動判断は、圧縮機のＯ
Ｎ動作点、ＯＦＦ動作点の判別によるもの、あるいは前
述した所定時間ｔｓによるものなど、従来より周知の駆
動判断で良い。

そしてお休みモードである場合は、前記タイマカウント
手段１１により、設定時間がカウントされ、その結果所
定時間ｔ１が経過したかどうかを、前記判断手段１ｏに
より判別される。ここで、経過以前である場合は、前述
のお休みモードで無い場合と同じ処理手順であり、また
、経過以後でも、前記圧縮機駆動手段１６より送られる
圧縮機ＯＮ動作信号がない間は、同様である。そして一
定時間ｔ１経過後に、圧縮機８が前述した周知の駆動判
断によｐＯＮ動作すると、初めて、室内設定温度を所定
温度６７１分だけ変化させるように、前記計算手段１４
へ前記判断手段１ｏの信号が伝えられる。この処理によ
り、結果として、室内設定温度が６１１分スライドされ
、前述した手順と同様に圧縮機８をＯＮ１０　Ｆ　Ｆ動
作する。

以上の処理は、所定時間ｔ１＋ｔ２経過後も同様９ベー
レ′ に行なわれ、所定時間ｔ、　＋　ｔ２経過後に、圧縮機
８がＯＮ動作するまではそれまでの設定温度すなわち、
設定温度十ΔＴ１の温度で、圧縮機が０１１動作した後
に、設定温を変更し、設定温＋ΔＴ、＋ΔＴ２とするよ
うに行なう。

すなわち、お休みモードにおいて、その所定時間（本実
施例では、ｔｌあるいはｔ１＋　ｔ２　）経過後でかつ
前述した、従来より周知の圧縮機駆動処理である室温が
圧縮機８のＯＮ動作点に達したとき、あるいは、室温が
一定時間（従来例で述べた１８時間に相当）経過した後
において設定温度差内にある場合に、圧縮機８をＯＮ動
作させた以後に初めて、室内設定温度を変化させるもの
である。

上述の動作をタイミングチャート化する゛と第６図〜第
７図のようになる。

ここでｉ６図〜第７図は、室温の変化の様子と、圧縮機
８のＯＮ１０　Ｆ　Ｆ　動作の様子を３つの空調条件を
例に示したものである。第６図は、空調負荷が比較的重
い場合を示し、第６図は、空調負荷が比較的軽い場合を
示し、また第７図は、標準的な　０ 空調負荷の場合を示している。第６図は従来例である第
１図のムと対応し、第６図は第１図のＢと対応している
。

第６図において、空調負荷が比較的重い場合、所定時間
（ｔｌもしくは、ｔｌ　＋　ｔ２　）経過後でも圧縮機
８がＯＮ動作するまで、設定温度を変化させないために
、室温Ｔの上昇はゆるやかで、かつ設定温度差は、ΔＴ
で一定である。また、第６図に示すように空調負荷が比
較的軽い場合は、所定時間（ｔｌもしくはｔ、　＋　ｔ
２　）経過後において一定時間（ｔｓ）経過した後に設
定温度差内に室内温度Ｔが有り、これによって圧縮機８
がＯＮ動作されてからでも、設定温度を変化しているの
で、室内温度Ｔの上昇は、なめらかで、かつ湿度上昇も
防止している。さらに第７図に示すように、標準的な空
調負荷の場合には、前記効果がそれぞれ現われ、室内温
度Ｔはゆるやかに上昇する。とともに、湿度上昇も防止
している。

したがって、就寝時における制御は、室内温度をゆるや
かに変化させ、同時に冷房時には、湿度１１−；−：２
゛ 上昇の防止を、暖房時には、冷風感を取り除き、健康的
１で、かつ快適な空調が提供できる。さらに、いろいろ
な空調条件においても自動的に対応し、前述の効果を、
効率よく生み出す１ものである。

なお、本実施例では、第４図にもとづいて説明したよう
に、マイクロコンピュータへプログラムしたが、同じ制
御が得られるようにハードウェアで組み立てても良い。

また暖房時における制御については特に説明しなかった
が、この場合は冷房運転時の圧縮機８のＯＮ動作点、Ｏ
ＦＦ動作点を逆にし、設定温度変化方向を上昇から下降
するだけで、容易に推察できるため、説明を省略したが
、いずれの場合も本発明の要旨を脱し得るものではない
。

本発明における空気調和機の運転制御方法は、経過時間
を測るタイマカウント手段と、室内設定温度と室内温度
の温度差を計算する計算手段と、圧縮機を運転制御し、
かつ圧縮機の運転状態を把握する圧縮機駆動手段と、就
寝時の運転制御の開始を知らせるスイッチ検出手段と、
前記タイマカウント手段、計算手段、圧縮機駆動手段、
スイッチ検出手段の各信号を受けて前記圧縮機駆動手段
に信号を送る判断手段をそれぞれ具備し、所定時間経過
後に、室内温度が所定の温度に達するか、あるいは、室
内温度が一定時間経過後に、所定温度川内にある時に圧
縮機を運転させ、このいずれかの圧縮機の運転を契機に
、自動的に室内設定温度を変化させるもので、圧縮機が
運転されてから室内の設定温度を変化させるため、就寝
時における室内温度の変化がなめらかとなり、冷房時に
は湿度上昇を抑えた快適さが、また暖房時は冷風感を取
り除いた快適さがそれぞれ得られる優れた効果を奏する
ものである。

【図面の簡単な説明】

第１図ム・Ｂはそれぞれ従来例における空気調和機の就
寝時の制御による室温および圧縮機のＯＮ１０　Ｆ　Ｆ
動作状態を示すタイミングチャート陶、第２図は本発明
の一実施例における空気調和機の運転制御を行う電子回
路図、第３図は同運転制御をマイクロコンピュータで行
う場合のブロック図、１３ヘー、゛ 第４図は第３図の制御ブロック図のフローチャート、第
６図は同運転制御による大負荷時の室温の変化と圧縮機
の運転関係を示すタイミングチャート〜、第６図は同運
転制御による小負荷時の第６図相当図、第７図は同運転
制御による標準負荷時の第６図相当図である。 ４・・・・・・マイクロコンピュータ、１０・・・・・
・判断手段、１．１・・・・・・タイマカウント手段、
１４・・・・・・計算手段、１５・・・・・・圧縮機駆
動手段。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名Ｉｌ
１図 １１２図 １８３図 第４図 第５図 １１６図 第７図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 経過時間を測るタイマカウント手段と、室内膜゛定温度
   と室内温度の温度差を計算する計算手段と、圧縮機を運
   転制御し、かつ圧縮機の運転状態を把握する圧縮機駆動
   手段と、就寝時の運転制御の開始を知らせるスイッチ検
   出手段と、前記タイマカウント手段、計算手段、圧縮機
   駆動手段、スイッチ検出手段の各信号を受けて前記圧縮
   機駆動手段に信号を送る判断単段をそれぞれ具備し、所
   定時間経過後に室内温度が所定の温度に達するか、あ°
   るいは室内温度が一定時間経過後に、所定温度山内にあ
   る時に圧縮機を運転させ、この、いづれかの圧縮機の運
   転を契機に、自動的に室内設定温度を変化させる空気調
   和機の運転制御方法。