JPS5897530A - 車両用座席 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、リヤシートクッションの前方に、フロントシ
ートバックを後倒した際、フロントシートクッションか
らりャシートクッションまでの間に、滑らかな連続面が
形成されるようにされた車両用座席に関するもので、シ
ート・クッションの乗心地や耐久性を損うことなく、乗
員の休息や睡眠等に有利な形態を与え得られる車両用座
席の提供を目的としている。

車両用、主に自動車用座席において、リヤシートクッシ
ョンの前方に、フロントシートバックを後倒して、フロ
ントシートクッションがらりャシートクツションまでの
間を連続し、た面で構成する、３ボックス糸車両のフル
フラットシー１・や、さらに後のりヤシ−ドパツクを後
倒してリヤシートバックまでも連続面で構成するコボッ
クス系車両のフルフラットシートは共に車両乗員の休息
や睡眠等に有利な形態を与えるものであるが、これらシ
ートには次のような問題があった。すなわち。

（１）　　小さな車両ではフロントシートとリヤシート
との間が狭く、フロントシートの最前方位置で。

フロントシートバックを後倒しても、リヤ７−トクツシ
ヨンと干渉シてフルフラッｌ−７−１カ構成できない。

（２）　　通常リヤシートクッションは乗心地との関係
で、前記りに傾斜ｊ〜でいるためその前方にフロントシ
ートバックを後倒しても鰺者間に滑らかな連続面が構成
で−きない。

（３）２ボツクス系の車両では２通常リヤシートバック
を後倒してもその下部がリヤシートクッション後部より
高くなっているため両者間に上下方向で、大きな段差を
生じ、連続した面を構成することができない。

このような問題の解決策として従来、問題（１）につい
てはフロントシートバックの高さを低くして対処したり
、あるいは第Ｓ図に示されるように。

リヤシートクッション１を前後にコ分割してその前方部
分１ａを前方へ回動可能に構成し、この前方部分１ａが
回動されたりャシートクッション１の前方部分１ａが占
めていた位置の空所に、フロントシートバック２を後倒
することによシ対処していたが、前者は乗心地に悪影響
を及ぼし、また後者は乗降時や着座時ば、大きな荷重の
加わるリヤシートクッションを分割しているためリヤシ
ートクッションの乗り心地や耐久性等に問題を残してい
るばかりでなく、両者共に前記＋２１　、　（３１の問
題については未解決のままとなっていた。

本発明は上記のような問題を解決するためになされたも
ので、リヤシートクッション下部と車床との間に設けら
れたリンク機構やスライド機構によりリヤシートクッシ
ョン全体を後方に移動可能に構成し、該機構によって移
動させたりャシートクッション前方の空所に、フロント
シートバックを後倒したとき、後倒されたフロント・シ
ートバックの上面とりャシートクッションの上面とが滑
らかな連続面を形成する高さに、上記フロントシートバ
ックの先端部が支持されるようにしたものである。

本発明の構成によれば５乗降時や着座時に大きな荷重の
加わるリヤシートクッションを分割することなく、フロ
ントシ、−ドパツクを後倒でき、しかも後倒されたフロ
ントシートバックとりャンートクッションとの間に滑か
な連続面を得られ、さらにリアシートバンクの比較的荷
重の加わらない下方の一部を回動可能に分割し、リヤシ
ートクッション後端部を持上げられるようにすることに
より、前記問題の未解決部分も総て解決することができ
るのである。

次に本発明の構成を図面に示す実施例に基いて説明する
。

第１図は本発明の基本構成を示す側面図で、図中１０は
車床、１１は車床１０に固定されたロアレール、１２は
車両前後方に位置調整できるようにロアレール１１上に
載架されたアッパーレールで、後側可能なフロントシー
トバック１３を有するフロントシートクッション１４は
、このアッパーレール１２上に載置固定されている。

一方、リヤシートクッション１５は、その底部に設けら
れたリンク機構１６を介して車床１０に固定されておシ
、該リンク機構１６によってリヤシートクッション１５
は後方に距離ｔ１すなわちフロントシートバック１３が
後倒されたとき、リヤシートクッション１５と重なる部
分だけ移動できるようにされていると共に、リヤシート
バック１７の下部には上記移動に備えてリヤシートクッ
ション１５の後端部が潜入できる空間部１８が設けられ
ている。

このような構成であるからりャシートクッション１５を
リンク機構１６によシ第１図に点線で示すように、後方
へ距離を移動させ、その前方の空間部にフロントシート
バック１３を後倒させればフロントシートバック１３と
リヤシートクッション１５との上面のつながりを滑らか
な連続面とすることができる。

すなわチ、゛フロントシートバック１３には通常リクラ
イニング装置１９が設けられているから、後倒されたフ
ロントシートバック１３の先端部上面の高さが移動され
たリヤシートクッション１５の前端部上面の高さと、一
致するように、リクライニング装置１９を角度設定すれ
ば容易に両端部の上面を同一高さとすることができ、上
記したよりに滑らかな連続面を得ることができるのであ
る。

上記構成において、リンク機構１６の一部またはリヤ７
−トクツシヨン１５と車床１０との間に適当なロック装
置を付加すれば、リヤシートクッンヨン１５の通常の使
用状態を確実に保持することができ、またリンク機構１
６自体も適当なスライド機構等で代用することも可能で
ある。

このように本発明によれば、従来難問とされていた小型
車のフルフラットシートを、フロントシートの乗シ心地
やりャシートの耐久性を損うことなく構成し得られるの
である。

第２図に示す実施例は後倒されたフロントシートバック
の上面と後退移動させたりャシートクッションの上面と
が、よシ優れた連続面を形成するように、大きな荷重が
比較的加わることのないリヤシートバックの下方の一部
を分割して、リヤシートクッションの後部を持上げられ
るようにしたものであるが基本構成は第１図のものと同
じである。

すなわち、第２図に示されるように、リヤシートバック
２１の下部前面の一部２１ａを分割し、かつ下方に回動
可能に枢着したものである。この一部２１ａの分割は、
図に点線で示すようにリヤシートクッション２２がリン
ク機構１６による後退動作の途上で、後部が持上げられ
、距離を後退させた終端で、後端の係止具２３が係止部
２４に係止固定さ、れたとき、該リヤシートバックヨ／
２２の上面が前記後倒されたフロントシートバック１３
の上面と一平面を形成する位置に、リヤシートクッショ
ン２２の後部を持上げることのできる切欠部２５を、リ
ヤシートバック２１の下部に得るためである。従ってそ
の大きさは、リャシートクツション２２の後部が持上げ
られた状態で、リヤシートバック２１の下部に喰込むこ
とのできる切欠部２５が形成される体積分だけが分割さ
れ、この分割された一部２１ａはその背部下端が蝶番２
６等により下方に回動可能に枢着されており、通常時は
りヤシ−ドパツク２１の一部を構成し。

フロントシートバック１３の後側時は回動して下部空所
に格納される。

このように構成すると１図からも明かなように。

フロントシートバック１３とリヤシートクッション２２
との間に完全な連続一平面を確保することができ、乗員
の休息に有利な形態を提供できるのである。

また第３図に示す実施例は一１上記リヤシートバック２
１の分割された一部２１ａをフロントシートバック１３
の後側時、格納せずに、上方に回動し、枕の機能を持た
せたものである。

この場合は、リヤシートバック２１の分割された一部２
１ａ′の前面上端部を蝶番２７等によって枢着し、フロ
ントシーＩ・バック１３の後側時は図に点線で示すよう
に、リヤシートバック２１の前面に回動してリヤシート
クッンヨン２２上にｉ置し、休息や睡眠する乗員に枕の
提供もできるようにしたものである。

第９図はリヤシートバックも後側可能な、２ｙｌｅソク
ス系車両糸車合の実施例である。

この場合は１　リヤシートバック３１の前面下部に、該
リヤシートバック３１が後側されたとき、第９図に点線
で示されるように、リンク機構１６によシ後方に移動さ
れ、かつ持上げられたりャシートクッション３２の後端
部を、同一面に支持できる鉤形の切欠部３５が形成され
るように、背部を残して一部分割し、この分割された一
部３１ａの背面下部を、リヤシートバック３１の残存背
部３１ｂの下部に回動可能に枢着すると共に、該背部３
１ｂにリヤシートクッション３２の固定用係止具３３と
係合する係止部３４を設けたものである。

このようにするとＣ・リヤシートクッションとリヤシー
トバック間の段差も解消され、さらに有利な形態を提供
することができるのである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明車両用座席の実施の基本構成を示す側面
図、第２図ないし第９図は従属実施例を示す側面図、第
Ｓ図は従来の車両用座席の側面図である。 １０・・・車床、１３・・・フロントシートバック、１
５．２２．３２・・・リヤシートクッション：１６・・
・リンク機構％　１７．２１．３１・・・リヤシートバ
ック、２１　ａ　、　２１　ａ’　、　３１　ａ・・・
分割された一部、３１ｂ・・・残存背部 特許出願人　トヨタ自動車工業株式会社代　理　　人　
　市　　川　　理　　吉遠　　藤　　達　　也 第３図 ２１ 第４図 第５図 手続補正書（自発） 昭和５７年１１月　８日 １、事件の表示 昭和５６年　特　　許　願第１９４９１＋９号２・発明
の名称 車両用座席 （３２０）　）ヨタ自動車株式会社 ５、ｆ）補正の対象 （１）　　明細書中特許請求の範囲を〔別紙〕の通り補
正する。 （２）　明細書第１３頁６行と７行間に下記の文章を加
入する。 「記」 ［この場合、分割された一部３１ａは、リヤシートバッ
ク３１の前面下部に鉤形の切欠部３５を形成せしめるこ
とが主目的であシ、分割された一部３１ａ自体は必ずし
も必要ではないからそのまま取除いた状態のま＼として
もよく、またリヤシートバック３１が後側されたとき、
リヤシートバック３１の前面上部あるいは上端面に移設
できるように、上記切欠部３５内に着脱可能に残存させ
てもよい。」（３）　　明細書第１４頁３行「・・・残
存背部。」を「残存背部、３５・・・切欠部。」と訂正
する。 以上 「特許請求の範囲 １、　リヤシートクッションと車床との間に設けられた
リンク機構やスライド機構により、リヤシートクッショ
ン全体が後方へ向い、リヤジードパ２ツク下部へ移動で
きるようにされており、該リヤシートクッションの移動
によって生じたりャシートクッション前方の空所に、フ
ロントン−ドパツクが後側され収容されるように構成さ
れ、かつ後側されたフロントシートバックと一リヤシー
トクッションとの上面が、滑らかな連続面となるように
されていることを特徴とする車両用座席。 ２、リヤシートバックの下部が上下に分割され。 かつ回動可能に枢着されており、分割された下部の回動
によって生じたりτシートバックの下部空所に、リアシ
ートクッション後部を持上げて係止固定するようにされ
ていることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の車
両用座席。 ３、後側可能なリヤシートバックの下部が、背部を残し
て上下に分割され、かつ前方へ回動可能に枢着されてお
り、該リヤシートバックが後側され、分割された下部が
回動された際の該リヤシートバックの残存背部に、リヤ
シートクッション後部を持上げて載置固定するようにさ
れていることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の
車両用座席。 し 〔別　紙〕 両用座席。 座席。」 特開昭５８−９７５３０（７）

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、　リヤシートクッションと車床との間に設けられた
   リンク機構やスライド機構によシ、リヤシートクッショ
   ン全体が後方へ向い、リヤシートパック下部へ移動でき
   るようにされておシ、該リヤシートクッションの移動に
   よって生じたりャシートクッション前方の空所に、フロ
   ントシートバックが後倒され収容されるように構成され
   、かつ後倒されたフロントシートバックとりャシートク
   ッションとの上面が、滑らかな連続面となるようにされ
   ていることを特徴とする車両用座席。 ２、リヤシートバックの下部が上下に分割され、かつ回
   動可能に枢着されており、分割された下部の回動によっ
   て生じたりヤシ−ドパツクの下部空所に、リアシートク
   ッション後部を持上げて係止固定するようにされている
   ことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の車両用座
   席。 ３、後側可能なりヤシ−ドパツクの下部が、背部　−を
   残して上下に分割され、かつ前方へ回動可能に枢着され
   ておシ、該リヤシートパックが後倒され、。 分割された下部が回動された際の該リヤノートパンクの
   残存背部に、リヤシートクッション稜部を持上げて載置
   固定するようにされていることを特徴とする特許請求の
   範囲第１項記載の車両用座席。