JPS5893724A - 全芳香族ポリアミド成形品及びその製造法 - Google Patents

全芳香族ポリアミド成形品及びその製造法

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JPS5893724A
JPS5893724A JP19076381A JP19076381A JPS5893724A JP S5893724 A JPS5893724 A JP S5893724A JP 19076381 A JP19076381 A JP 19076381A JP 19076381 A JP19076381 A JP 19076381A JP S5893724 A JPS5893724 A JP S5893724A
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aromatic
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molded product
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JP19076381A
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Keizo Shimada
島田 恵造
Toru Sawaki
透 佐脇
Hideharu Sasaki
佐々木 英晴
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Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は高温に耐え、かつ、極めて高いセフ1211強
度を有する全芳香族ポリアミドフィルム、繊維等の成形
品及びその製造法に関する。
近年、宇宙、海洋開発、エレクトロニクス分野を始めと
して、小型化、軽量化、高密度化が急速に進行してきて
いる。この為、産業資材分骨に於ても、小削化、軽量化
に応Aうる極めて高いモジュラス、強度と高密度化&i
T応乏うる優tまた耐熱性を併せ持つ高性前なフィルム
、繊維が要望されてきている。
上記の如き、優わた耐熱性と、修めて高いモジ】ラス、
強度を併せ持つフィルムは、とれ迄KE発されつつある
フィルムの内圧見い出すことができない。例えば、ボ1
リイミドを累月と[7たI)u’ P o n’を社の
Kapton  け、に・1↑熱性に関しては、6種と
優れたものであるが、モジュラスに関シてはa o o
 K6’xj S度と不充分であり、ポリエチレンテレ
フタレートを素材とし多段延伸により製造されるフィル
ムは、モジュラス1000〜1300 )4/−1と優
れたものである反面耐熱性に関してはE−Esと不充分
なものである。さらには、ポリメタフェニレンイノフタ
ルアミドを素材と1−1架碑化処理をほどこしだフィル
ムも開発中であるが、これも耐熱性に関しては優れたも
のであるが モジュラスに関しては、不充分である。一
方、P−配位全芳香族ボリアミドを素材とした物は優れ
た耐熱性と機械物性を併せ持つことが知られている。し
かしながら、このポリマーを成形することは、きわめて
困難であり、フィルムとしては良好な成形物は知られて
いない。繊鹸としては、Du Pon’を社のKevl
ar−49を挙げることができる。このに・マfar−
49は下記の紡糸熱処理工程によって製造されている。
1、 紡 糸:ボリ÷P−フェニレンテレフタルアミド
)と硫酸とからなる高濃度 の液晶ドープを水又は稀硫酸を凝 同浴としてドライジェット湿式紡 糸する工程(特公昭55−14170 号)。
λ 熱処理:上記の工程によって製造された繊M (a
m 5pun糸)を250〜600℃で緊張下に熱処理
する工程(% 公昭55−14167号)。
しかしながら前記の製造工8においては、鎖硫酸と言う
危険性が高く、シかも、腐食性の溶剤を使用すること及
びポリマーを単離、洗浄。
乾燥する工程と、乾燥ポリマーを濃硫酸に溶解する原液
丁稚とを特別に必要とする。
アミド系極性、溶剤中、芳香族ジアミンと芳香族ジ酸ク
ロライドとの低温溶液重合法によってポリマー溶液を製
造し、副生する塩化水素を例えばCa (OH)1によ
って中和することにより紡糸ドーグを製造することはメ
タ配向性のポリアミドについてすでに実施されている(
特公昭35−16027号)。特別なモノマーの組み合
わせKより、パラ配向性のポリアミドにもこの方法を適
用し湿式紡糸、熱延伸を行って300974以上の高モ
ンユラス績維を製造する方法がすでに提案されている(
特開昭51−136916号)。
本発明者らは、優れ九耐熱性を有するパラ配向性全芳香
族ポリアミドを有機溶剤を用いて重合、紡糸を行うこと
のできるこの製造法を発展させるべく、さらに高いモジ
ュラス、強度を持つフィルム、繊維について鋭意検討を
重ね本発明に到達した。
即ち、本発明は、 Rs −NH−Ar+ −NH−Rf ・・・−・=−
(A )NH鵞−Art −NHI   ・・・・・・
・・・・−・ (B)  及びNH鵞−Ar@−NH鵞
・・・・・・・・・・・・(C)からなる混合ジアミン
と、 CtOC−Arm−COCLを反応せしめて得られる共
重合ポリアミドであ妙、上鮎(A) 、(B) 、(C
)のモル比が第1図の三゛−角図表におけるA P、Q
、RISを順次直線で結んで得られる四角形で囲まれる
範囲(斜線で示される範囲)にあり、少くとも1.0の
固有粘度を有する共重合体から成る全芳香族ポリアミド
の成形品、及び 〔式中、Ars、 Arm、 Ara Fi、一般式(
−)で示される芳香族性の炭素積残基であF) 、Ar
+、 Arm、 ArtxFi四−又は相異るハロゲン
基、アルキル基。
アラルキル基、芳香族基、アルコキシ基、アセチル基、
シアノ基から選ばれるll5I又は2s以上の基であり
、nはθ〜3の整数である。
Arsは、式(b)で示される芳香族性の炭素積残基で
あり、 ばれる基(R,は炭素数5以下のアルキル基)である。
Rf 、 Ri Fi、炭素数5以下のアルキル基。
フェニル基水素から選ばれる基であり、同時に水素とは
ならない。〕 前記共重合体2周期律表第■族及び/又は第1族の金属
のハロゲン化物、及びアミド系有機溶剤゛とからなる重
合体溶液を湿式若しくは、乾式成形し、次いで90℃〜
70o℃の温度で、15倍以上延伸することを%像とす
る全芳香族ポリアミド成形品の製造法に関する。
本発明に於て使用される共重合ポリアミドは、一般式、 R1−NH−Ar+ −NH−Rf ・=・・・=”・
・(A )NHI−Ar鵞−NH意  ・・・・・・・
・・・・・(B)及ヒNHs −Arm −NH奮  
・・・・・・・・・・・・(C)で示される芳香族ジア
ミン混合物と、一般式CtOC−A r4− COCL
 で示される芳香族ジ酸クロライドを有機溶媒中で反応
せしめる事により得られる。この時、(A)I(B)及
び(C)のモル組成は、第1図に於て斜線で示される範
囲に在る事が必要である。Ar+、 Arm、 Arm
は同−又は相異なる前記式(、)から選ばれる基であり
、Arsは同−又は相異なる前記式(b)から選ばれる
基である。
かかる芳香族ジアミン(A)としては、例えば、N−メ
チルハラフェニレンジアミン、N、N’−ジメチルパラ
フェニレンジアミン、N−エチル・パラフェニレンジア
ミン、N−フェニルパラフェニレンジアミン、N−プロ
ピルパラフェニレンジアミン、N−メチル−〇−クロル
パラフェニレンジアミンが有り、就中、N−メチルパラ
フェニレンジアミンが好ましい。
本発明に於て使用される芳香族ジアミン(B)としては
、例えば、パラフェニレンジアミン。
0−クロルパラフェニレンジアミン、0−メチルパラフ
ェニレンジアミン、2.5−シクロルパラフエニレンジ
アミン、2,5−ジメチルパラフェニレンジアミン、2
−クロル−6−1fk−パラフェニレンジアミンがあり
、就中、ハラフェニレンジアミン、0−クロルバラフェ
ニレンジアミンが好ましい。
本発明に於て使用される芳香族ジアミン(C)としては
、例えば、4.4’−ジアミノジフェニルエーテル、4
.4’−ジアミノジフェニルメタン。
4.4′−ジアミノジフェニルスルフォン、がアシ、就
中、44′−ジアミノジフェニルエーテルが好ましい。
本発明は、前記芳香族ジアミン(A)、(B)、(C)
のおのおの1m以上の混合物と、1種以上の芳香族ジ酸
クロライドを反応せしめて実施できる。
好ましい芳香族ジ酸クロライドとしては、テレフタル酸
ジクロライド、モノクロルテレフタル醗ジクロライド、
ジクロロテレフタル酸ジクロライド等があ抄、特に好ま
しくはテレ7、タル酸ジクロライドである。
本発明のフィルム、繊維を構成する共重合体を得るため
のアミン組成は、第1図の三角座標における点P、Q、
R,8を順次直線で結んで得られる四角形で囲まれる範
囲、即ち第1図の斜線で示される範囲であることが必要
であり、かかる範囲の共重合組成を満足してはじめて本
発明の目的とする高強力、高モジュラス、高耐熱性のす
ぐれた特性を有するフィルム、繊維が得られるのである
すなわち、l’rx図で示されるモル組成を満足しない
ときは、得られるフィルムは、フィル人物性の点で劣る
#1か、フィルム原液の安定性が悪く、又は重合度の上
昇が悪く、良好にフィルム化することができない。
又、繊維についてもドープ安定性が悪く、物性も劣った
ものとなる。なお1、ここI/CP、Q、R+”点とは
、以下第1表の点を意味する。
第  1  表 (単位モルチ) さらKuiLい組成範囲(P’、 Q’、 R’、 8
つとしては、第2表に示す点が望ましい。
第    2  表 (単位モル%) 今一つ重要表条件として、得られたポリマーの平均分子
量の尺度として用いられる固有粘度が1.0より大であ
ることが好ましく、更に1.5以上が特に好ましい。こ
こで固有粘度(ηtnh)は、重合終了系或いは紡糸用
原液からボI】マーを単離した後、濃硫酸中、ポリマー
濃度0.5f/100−で30℃において測定した値を
用いる。
更に1本発明における芳香族ポリアミドは、芳香族ジア
ミン(A)I(B)、(C)及び、前記芳香族ジ酸ジク
ロライド以外のジアミン、ジ酸シクロライド(例えば、
メタフェニレンジアミン、エチレンジアミン、ヘキサメ
チレンジアミ7 、4.4’他)から成るポリアミド及
び/又は、アミド°結合以外の結合(例えば、エステル
結合など)を5モルチ以下は含んでいてもよい。或いは
又、必1’に応じて、各種の添加剤、例えば、顔料。
つや消し剤、安定剤、紫外Is吸収剤などを少量混合金
鳴することも勿論差し支えない。
本発11における前記芳香族ジアミン(A)、(B)I
(C)と前記芳香族ジ酸ジクロライドを反応せしめる方
法は、従来公知の何れの方法でも使用する事が可能であ
る。即ち通常ポリアミドの製造に用いられる重合方法1
例えば溶融重合法、固相重合法、界面1合法、溶液1合
法、及びそれらの組合せである。中でも界面重縮合法(
%公開35−13247号公報参照)、オリゴマー重合
法(%公開47−10863号公報参照)、低温溶液重
合法C%公公開5−143’lQ号公報参照)が好まし
く、高分子量のポリマーを得る目的には、低温溶液重合
法が特に好ましい。
本発明に使用する成形用の共重合体溶液は、下記の二つ
の方法によって製造することができる。
l)上述の方法によって製造された共重合体。
アミド系有機極性溶剤及び可溶化助剤として周期律表第
■族及び/又は第n族の金属の・・ロゲン化物及び/又
け、・・ロゲン化水素を所望の割合に混合することによ
り成形用ドープを製造する方法。
2)芳香族ジアミンと芳香族ジ酸クロライドとを必W、
・なら可溶化助剤として周期律表第1族及び/ヌは第n
族の金属のノ・ロゲン化物及び/又はハロゲン化水素の
?r存在下有機極性溶剤中で重合反応せしめ、得られた
重合体溶液中のnczをCa(OR)m等で中和するこ
とにより、ポリマーを草離することなく成形用ドープを
製造する方法。
本発明における有接極性溶媒とし、てけ、ヘキサメチル
ホスホルアミド(HMPA)、 N−メチルビロリド7
 (NMP)、 N、N−ジメチルアセトアミ1′(D
MA)l ジメチルスルホキシド(DMSO)、 N−
メチル力グロラクタム、N−メチルピペリジン。
N、N−ジメチルホルムアミド(DMF) 、 N、N
、N’、N’−テトラメチル尿素(TMLI)など、或
いはこれらの混合物などを挙げることができる。中でも
、NMP、 DMA、 DMSO,或いはこれらの混合
物が好ましく用いられる。
かかる有機極性溶媒に芳香族ポリアミドを溶解して得ら
れる原液には少量の周期律表第1族及び/又1第厘族の
金属のノ・ロゲン化物を含むことが溶解性を更に向上せ
しめ、高温時の溶液安定性を高める目的で好ましい。中
でも塩化リチウム、塩化カルシウム、臭化マグネシウム
が特に好ましく用いられる。又一方、溶液の粘度を適鴫
な飴に下げる目的fcけハロゲン化水素。
特に好ましくは塩化水素を含有ゼしめることが有効であ
Z、。
再溶解法によって原液を製造する場合には芳香族ポリア
ミド雌予め充分に細く粉砕されていることがIBましく
、又結晶化度の小さいものを用いることが好ましい。該
有機極性溶媒との混合は例えば、特公昭48−4461
号公報に記載されている如く、溶解に先立って適当な温
度以下で充分に混和されることが好ましい。均・−な混
和の後、#解を促進するために混和系は適当な温度に加
熱される。この好適温度は芳香族ポリアミドの化学組成
、溶媒の種類2混合比、又は、上記金属のハロゲン化物
及び/又はハロゲン化水素の含有量によっても異なり、
−概に言えぬがO℃〜150℃が一般的でおる。
成形原液中の芳香族ポリアミドの含有量は上記の金属ハ
ロゲン化物及び/又はノ・ロゲン化水素の含有量にもよ
るが、溶液全体の2孟黛チ以上、20重量%場下が好ま
しく、a%以上、15チ以下が%に好ましい。また周期
律表第1族及び/又は第1114の金属のハロゲン化物
の含有量は溶液全体の10重量−以下が好ましい。一般
にかかる金属ハロゲン化物の含有量が多いほど溶解度、
溶過速度、溶解安定性などは増加する傾向にあるが、溶
液粘度も併せて増大し、含有量がlO−をこえると例え
ば製膜時の凝固性が不良になる場合もある。
次に成形法としては、従来公知の湿式若しくは乾式成形
法を採用することができる。
湿式成形法においては、前記の共重合体ドープを0〜1
00℃の温度範囲の水浴又は有機極性溶剤を含む水溶液
を凝固浴として用いることが出来る。さらに低級アルコ
ール浴、エチレングリコール浴、これらの水系浴、塩水
浴、ハロゲン化炭化水素浴等を用いることができる。
凝固浴の温度Fio℃〜凝固浴の沸点(大気圧下)の間
の任意の温度でよく、また浴中の有機極性溶媒の濃度は
全体の50重量%以]、と〈1c30重量%以下が好ま
しい。また、芳香族ポリアミドの組成によっては、或い
tよまた原液中に前述の金属ハロゲン化物及び/又はハ
ロゲン化水素が含まれる場合は、その81類、含禍量に
よっては、押出成形品内への凝固浴の避拡散が過大にな
り、凝固成形品の組織が脆弱となって以後の熱延伸工径
が円滑に行なえないこと本あるので、このような場合に
は溶媒と水の他に1塩化リチウム、塩化ナトリウム、塩
化カルシウム、塩化マグネシウム、塩化亜鉛、塩化スト
ロンチウム、塩化アルミニウム、塩化第二スズ。
塩化ニッケル、臭化カルシウム、不肖酸カルシウム、硝
酸亜鉛、硝酸アルミニウムより成る群から選ばれた無機
塩類の少なくとも1種を含有して成る凝固浴を用いるこ
とが好適である。
これらの無機塩類の含有灰は原液の組成その他にもよる
が、一般には1tの水中における無機塩類の量の合計(
無水塩換算濃度)が少なくも2モルとなるように含有さ
せた場合、その効果が顕著である。
上述の無機塩は単独でも2種以上混合して使用してもよ
く、また、それらの中でも塩化マグネ/ウム、塩化力ル
ンウム、塩化亜鉛、塩化アルミニウムなどの塩化物が特
に好適である。
上述した凝固浴中に口金孔、スリット、オリフィス又は
ダイ等を通し−C成形用ドープを吐出−させることによ
り、湿式成形を行うことができる。さらに上記吐出孔又
はオリフィス等を介して、一旦、気体媒中に成形ドーグ
を押し出し、しかるfK#固浴中に導入するいわゆるd
ry−jet湿式成形法も採用でき、又、気体に中で加
熱する事により、原液中の溶媒の一部又は全部を除去し
た後、凝固浴中に導入する半乾、半湿成形法も採用でき
る。この棹な湿式、ドライジェット湿式、半乾半湿成形
法に於て七[必要に応じ、W液を一月11持させる平板
、ドラム勢を使用することもできる。
シ、お、本発明において、前記無機塩類を含む/又は含
まない水性凝同浴を第1浴とし、常温〜10G℃の水浴
を第2浴として用い、この第2浴で脱溶剤、凝固を更に
促進すると共に1第1浴より成形品に随伴した塩類が存
在する場合はこれを洗浄除去することが好ましい。
また、乾式成形は上記共重合体ドープを口金孔又はスリ
ットダイから加熱雰囲気中に吐出せしめるととによって
行うことができる。
かくして得られる湿式又は乾式成形される成形品は水又
は熱水及び/又は有機洗剤等で成形溶剤及び、各種添加
剤1反応生成物、可溶化助剤郷を洗い落した後に延伸工
程に導入される。
延伸温度は90〜700℃の範囲から共重合体の分子構
造、目的とする成形品の物性等を勘案して選択すること
ができる。又、上記延伸に於ける雰囲気は、乾熱文は湿
熱及び/又は、有機溶剤蒸気中を選ぶことができる。延
伸は一段又は数段に分けて行われ通常全延伸倍率は1.
2〜15倍である。嬌伸後さらl’1250℃以上の雰
囲気又は適当な温度の溶剤(又は溶剤−水)中で数秒乃
至数十分の間、弛緩状−又は緊張状態で処理することに
よ妙、物性を向トせしめることもできる。
得られる成形物は、下記の物性を有することにより、本
発明の優れた高性能成形品となり得る。
フィルム:引っ張りモジュラス800(−以E、引つ張
抄強度30(−以上で ある。
繊  維:引っ張りモジュラス700 f/da以、F
、引っ張り強度15 pAs以上である。
以Eの如く本発明によれば原液、成形の中間段階におい
て濃硫酸など取扱上危検性の高い溶媒を必要とし危い。
−又、硫酸等の腐食性も回癖されるので安全有利に実胸
でき、且つ溶液液晶を生成しないので、縦、横バランス
のとれた結晶配向化度を有するフィルムが容易に極めて
高モジュラス、高強度に製造することができる。
従って、産業用途、特に高モジュラスを要求されるフィ
ルム、繊維、ロープとして極めて有用である。
ランダム共重合体のモジュラスは共重合成分の種類が多
ぐなるほど、又は、共重合比が大きくなるほど低下する
と云うのが従来の常識であって、本発明の如く、かくも
高いモジュラスを与えることは極めて特異的である。
本発明の成形品の優れた性質は吐出、凝固。
熱延伸処理の過程で発現される。物理的解明は完全には
なされていないが、単独重合体又は規則的共重合体は、
吐出、凝固の段階でかな9結晶化が進み、以後の延伸過
程での配向が非常に困難であるのに対して、本発明の成
形物を構成するランダム共重合体においては延伸前にお
ける結晶化の程度が少なく、延伸時における配向がかな
り容易であることが、実際の延伸操作ならびに種々の物
理的測定から明らかである。
以下、実施例をあげて本発明を説明する。なお実施例中
、固有粘度ηinhは本文中に既述した如く、溶液から
ポリマーを単離した後、捩硫酸中、ポリマー濃度0.5
1F/100mで、30℃において測定した値である。
1i1#の引張特性は、インストロン試験機を用い、マ
ルチフィラメント又は単一フィラメントについて測定し
た。
マルチフィラメントは試料s cfn、引張速度は5像
−の条件で切断し、荷押曲線より、強度。
伸度、初期モジュラスを求めた。マルチフィラメントの
デニールは一霞の長さを(0,18pd緊張下に)秤量
することによ抄決定した。
単一フィラメントもマルチフィラメントと同じ条件でイ
ンストロン試験機を用いてIII定し、その荷押曲線よ
沙、物性を求めた。単一フィラメントのデニールは、振
動数を変化させながら緊張下Kfl維を振動させること
Kよって決定されるその固有の共鳴振動数から決定した
フィルムの引張特性もインストロン試験機を用い、試料
中0.5 (m 、試料長2備、引張速度2峙−の条件
で切断し5、その荷押曲線より物性を決定した。
実施例1 O−クロルノ5ラフエニレンジアミン(以下CPAと略
記する)1g、0152f  と、N−メチルパラフェ
ニレンジアミン(以下NM−Aと略記する)7.701
19 と、4.4’−ジアミノジフェニルエーテル(以
下4.4’−0DAと略記する)4.2072fとを、
モレキュ2/−ブスで脱水し、含水率50 PPmとし
九N−メチルー2−ピロリドン(以下NMPと略記する
)SISIFに乾燥室ネ気流中で溶解し、この溶液を2
0℃に保持し、激しく撹拌しながらテレフタル酸クロラ
イド(以下TPCと略記する)の粉末42.745(i
9  を添加した。この時ノアミン組成は、CPA/N
MA/4,4’0DA=60/30/10(モル%)に
相当する。しかる後、該溶液を60℃に加熱、保持し、
撹拌を継続した。溶液の粘度は徐々に上昇し、透明な高
粘度溶液となった。
該溶液に、水峻化カルシウム15.3649F  を添
加して渕生し渣塩酸を中和したところ高粘度の透iな溶
液となった。この時ポリマー(NMP+ポリマー)xt
oO(重量%)で示されるポリマー濃度を示す値(以下
P−濃度と称す)iilO優に相当する。この溶液(以
下ドープと略記する)の一部を取抄出し、激しく撹拌し
ている水の中に入れ、ポリマーを沈澱させ、しかる後、
洗浄、乾燥後、ηlnh t II定したところ2.3
6であった。
該と−プを脱泡稜、80〜100℃の蒸気乾燥機で加温
し、別途、同様にして加温したガラス板上K 1.0 
mのクリアランスを有するドクターナイフを使用し流延
する。しかる後95〜100℃の熱風中で35分乾燥後
、0℃の水中に浸漬し、フィルムをガラス板よ沙はく離
する。
かくして得られた未延伸フィルムを95℃の熱水中で各
々、l、6倍、2軸に延伸し、枠に固定し、乾燥後、固
定したiま350Uで1o分間熱処理した。得られたフ
ィルムの物性を測定したところ、強度36 Kv’d 
、モジュラス930(−2峙度38−とすぐれた物性を
示した。また6 51Hチに於ける平衡吸湿率を測定し
たところ111%と低い値であり、該フィルムをハンダ
浴に浸漬して本、そり、波打ち、収縮等は観察されなか
った。
なお、平衡吸湿率は、50℃、  2Hr予備乾燥した
フィルムを、硫酸水溶液で65 RH優に調湿したデシ
ケータ中に72時間以上放置し、しかる後、重1(Ag
とする)を測定する。その後、120℃、  2Hrフ
イルムを完全に乾燥し、重量(ngとする)を測定する
。平衡吸湿率は、この時、(A/B−1)X100%で
表示される値である。
実施例2〜4 CPA 、 NMA 、 3.4’−ODム のモル組
成及びP@度を変化させる以外は、実施例1と同様に操
作し、得られたフィルムの機械−性をfllil定した
。結果を第3表に示す。
第  3  表 実施例5 バラフエニレンジアーミン(以下PPDと略記する)1
0.3114 t、 NMA(、&9895 F、 4
.4’−0DA7.6170tとを、モレキュラシーブ
スで脱水し、含水率IS OPPmとし九NMP 50
3 fに乾燥窒素気流中で溶解し、この溶液を20℃に
保持し、激しく攪拌しながらTPCの粉末3L7982
f  を添加した。この時のアミン組成は、PPD/N
MA/4.4’0DA=So/30/2(1(毫ルチ)
に相当する。しかる後、該溶液を60℃に加熱保持し、
撹拌を継続した。
溶液の粘度は徐々に上昇し、透明な高粘度溶液となった
。該溶液に1水酸化カルシウム13945!fを添加し
て副生じた塩酸を中和したところ高粘度の透明な溶液と
なった。この時のP濃度は9チに相当する。
膣ドープの一部をと抄だし、実施例1と同様にしてη1
ガhを測定したところ1.79であった。
該ドープを実施例1と同様にして製膜し、得られたフィ
ルムの機械物性を測定したところ、強度3 G、 Ov
−、モジュラス800 K4/d 、伸度60.5チを
示した。平衡吸湿率も、実施例1と同様にして測定した
と、ころ、3.21−と低い値であった。
実施例6 CPA I6.8287f、 NMA 1.6916f
、 4.4’−0DA27725Fとを、水分50 P
P+llIのNMP S O8,5fKN燥窒紫気流中
で溶解し、この溶液を20℃に保持し、激しく撹拌しな
から〒pcの粉末28.1683F  を添加した。こ
の時のアミン組成けCPA/NMA/4,4’−0DA
==80/10/10 (モルチ)に相当する。しかる
後、該溶液を60℃に加熱保持し、撹拌を継続した。溶
液、の粘度は徐々に上昇し、透明な高粘度溶液となった
。該溶液に、水酸化カルシウム101250f を添加
して、副生じた塩酸を中和したところ高粘度の透明なド
ープが得られた。この時のP濃度は7%に相当す″る。
このドープの一部を取り出し、ηinkを測定したとこ
ろ4.01であった。
上記ドープを濾過脱泡彼、直径O,S■、ホール数5の
口金を用い、口金温度120℃で、半乾半湿法により、
吐出速度SUN/%なる条件で水性凝固浴中に紡出した
次いで、多段゛水洗浴で十分に水洗し乾燥した後、種々
の熱板温度で、延伸した。延伸糸をマルチフィラメント
で物性を測定したところ、第4表の結果を得た。
第  4  表
【図面の簡単な説明】
第1図はジアミン(A)、(B)l(C)のモル比を示
す図である。 ¥1図 rJH2−Ar=−fJH−Rt CA)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、 1+ −NH−Alt−NH−R(・・・・・・
    ・・・・・・(ム)N山−ムr露−NH参  ・・・・
    ・・・・・・・・(ms)  及びNHs −Arm 
    −NHs   ・・・・・・・・・・・・(C’)から
    なる混合ジアミンと C1OC−ACloC−Arを反応せしめて得られる共
    重合ボリアミドであり、上記(A)l(B)l(C)の
    モル比が絡1図の三角図表における点P、Q、R,8を
    順次直線で結んで得られる四角形で囲まれる範囲(斜線
    で示される範囲)Kあ抄、少くとも1.0の固有粘度を
    有する共重合体から成る全芳香族ポリアミド成形品。 〔式中、Arl 、ムrv、ムr4は、一般式(a)で
    示される芳香族性の炭素環残基であり、ムrt、Arm
    。 XFi同−又は相異るノ・筒ゲン基、アルキル基。 アラルキル基、芳香族基、アルコキシ基、アセチル基、
    シアノ基から選ばれる1種又は2種以上の基であり、論
    はO〜3の整数である。 ムrxは、式(b)で示される芳香族性の炭素環残基で
    あり 選ばれる基(Rmは炭素数5以下のアルキル基)である
    。n、msは、炭素数S以下のアルキル基、フェニル基
    水素から選ばれる基であり1同時に水素とはシらない。 〕 1 成形品がフィルムであって、室温に於ける引張モグ
    ユラスがgoon−以上である特許請求範囲第1項記載
    の成形品。 3、 成形品がフィルムであって、引張強度30(−以
    上である特許請求範囲第1項又は第2項記載の成形品。 4 成形品がms鰺であって、室温に於ける引張毫ジュ
    ラスが700 t/d・以上である特許請求範囲第1項
    記載の成形品。 L  To−NH−Ar鳳−NH−Rg ・・・−・=
    −(A )NHs−ムr@−N’fh   ・・・・・
    ・・・・・・・(B)及ヒNH意−Ars−NH黛・・
    ・・・−・・・・・・(C)からなる混合ジアミンと、 ctoc−ムra−COCt を反応せしめて得られる
    共重合ポリアミドであ鰺、上記(A)、(!I)I(C
    ) o モル比が第1図の三角図表における点P、Q、
    iL、8を順次直線で結んで得られる四角形で!tlす
    れる範Il!(斜線で示される範囲)にあ抄、少くと%
     1. OO固有粘度を有する共重合体から成る全芳香
    族ポリアミド。 〔式中、ム11. Arm、 Ar4は、一般式(&)
    で示される芳香族性の炭素積残基であり、Art、ムr
    r。 アラルキル基、芳香族基、アルコキシ基、アセチル基、
    シアノ基から選とれる1m又は2種以上の基であり、n
    は0〜3の整数である。 ムr諺は、式(b)で示される芳香族性の炭素積残基で
    あ抄、 選ばれる基(R■は炭素数5以下のアルキル基)である
    @at、R:は、炭素数5以下のアルキル基、フェニル
    基水素から選ばれる基であ抄、同時に水素とはならない
    。〕 周期律表第!族、及び/X11族の金属のハロゲン化物
    、及びアミド系有機溶剤とからなる重合体溶液を湿式若
    しくは乾式成形し、次いで110℃〜フOO℃の温−で
    1.5倍以上延伸することを特徴とする全芳香族ポリア
    ンド成形品の製造法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012207325A (ja) * 2011-03-29 2012-10-25 Teijin Techno Products Ltd パラ型全芳香族ポリアミド繊維

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