JPS5891744A - 成形用粒状ポリオレフィン材料 - Google Patents

成形用粒状ポリオレフィン材料

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JPS5891744A
JPS5891744A JP56191343A JP19134381A JPS5891744A JP S5891744 A JPS5891744 A JP S5891744A JP 56191343 A JP56191343 A JP 56191343A JP 19134381 A JP19134381 A JP 19134381A JP S5891744 A JPS5891744 A JP S5891744A
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JP
Japan
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binder
filler
granular
molding
polyolefin
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Application number
JP56191343A
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English (en)
Inventor
Noriyoshi Matsuyama
松山 紀由
Kenji Ochi
健二 越智
Hiroyuki Ogawa
弘之 小川
Takatoshi Suzuki
孝利 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nihon Plast Co Ltd
Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Nihon Plast Co Ltd
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は充填剤、安定剤、顔料等の配合剤で液種された
成形用粒状ポリオレフィン制別に関する。詳しくは粒状
のポリオレフィンに結合剤及び分散剤を用いて該ポリオ
レフィンの表面に配合剤を層状に付着させfc成形用粒
状ポリオレフィン材料に関する。
従来、ポリオレフィンに充填剤、安定剤、顔料等の配合
剤を添加し、これを加熱溶融重縁しついで造粒し組成物
のベレットを製造し、これを成形加工することは一般に
行われている。
しかし、ベレット化するには多大なエネルギーを賛し、
また高価な装置を使用するため工業的に不利である。そ
れ故、上記造粒工程を経ず、直接に粒状ポリオレフィン
と配合剤を混合して成形加工に供する試みもなされてい
る。しかしなから、安定剤、顔料、充填剤等の配合剤と
粒状ポリオレフィンを単に混合するだけでは配合剤は均
一にポリオレフィン中に分散せず、ひいては得られる成
形品に悪影響を及ぼすという欠点を有する。
特に配合剤の中でも充填剤は安定剤、顔料等と比較して
一般に添加1″が多く、また粒状ポリオレフィンに比べ
微粒であり、嵩比重も小さいため、単に粒状ポリオレフ
ィンと混合しただけでは分級し易く均一に混らず、さら
にこのような混合物を成形加工、例えば射出成形加工に
使用すると次のような問題が生する。
■ ホッパーへの投入、ホッパーからホッパーへの移送
などの操作の際微粉の充填剤が飛散する。
■ 成形相のスクリューへの喰い込みか悪く、可塑化の
ための時間が長くなり成形舵力か低下する。それに加え
、包へされる窒気か多く脱気が不十分になり、成形品に
シルバーストリーク、やけ等が発生する。
■ 成形品内の充填剤の分散か不均一のため成形品の外
観、機械的物性が劣る。
などの欠点があり、これら欠点は充填剤の添加量か多く
なる桂頒著となる。
上記の理由により、単なる混合物を直接成形加工するこ
とは一般に行われず、混合物を一旦ベレット化し、これ
を成形加工に用いているのが現状である1゜ 本発明者らは先に粒状ポリオレフィンの表面に1種もし
くは2.糧以上の配合剤を結合剤を用いて層状に伺着さ
せた成形用粒状ポリオレフィン制料を見出した。(%l
!1Jll昭55−151662)このポリオレフィン
成形材料はベレット化工程を省略でき、直接成形するこ
とが可能な画期的な材料である。
しかしながら、この材料においても、配合剤の中に固体
充填剤が含まれかつ該充填剤の成形材料に対する割合が
多い場合は充填剤が数年することかあるので、充填剤か
多い場合は、結合剤も多くしている。(−かし、結合剤
の割合が増加すると、成形品の剛性度が低下し熱変形温
りか低くなる場合がある。、そのため、該月料を耐熱性
が要求される用途(カーヒーターなど)に用いた場合に
は外柱が不光分のことがある。
本発明名らはこの問題に着目し、鋭意検討した結果、夕
景の分散剤を用いることにより、結合剤の忙を大巾に減
少させることか可hニであることを見出した。
すなわち本発明は、嵩比重0.40以上、平均粒径15
0〜2000ミクロンの粒状ポリオレフィンの表面に1
a+もしくij2種以上の配合剤からなる層を形成して
成る粒状ポリオl/フィン材料に関し、配合剤のWlが
配合剤のほか結合剤および分散剤によって形成さねてい
ることを特徴とする成形用粒状ポリオレフィン制料であ
る。
本発明の材料は、配合剤の層に分散剤を含有させること
により結合剤の量を大巾に減少させ、相料を成形加工し
て得られる成形品の結合剤に起因する側熱性の世上を抑
制するものである。
本発明について以下に詳述する。
本発明において用いられる粒状ポリオレフィンとしては
エチレン、プロピレンの単独重合体、エチレンと他のα
−オレフィンとのまたはプロピレンと他のα−オレフィ
ンとのランダム共1r合体およびブロック共重合体等で
あり、好ましくはこれらのホリオレフィンは結晶性のも
のであって嵩比重0.40以上、平均粒径が150〜2
 (100ミクロンのものである。嵩比重が0.40未
満の場合、粒体内部および粒体間の空隙が多く成形加工
時脱気が十分に行えないので好ましくない。粒径が小さ
すぎると飛散し、易くなるうえ、特に100ミクロン以
下の場合粉塵爆発を起し易くなるので好ましくない。一
方、粒径が太きすぎると得られる成形品における配合剤
の分散が劣るようになる。
また、粒状ポリオレフインの形状としてVi球形に近い
程、また粒径分布が狭い桂好ましい。
粒状ポリオレフィンの性状は基本的にはその製造時に使
用する重合触媒によって決定される。
本発明に適した好猿しい性状のポリオレフィンを得る一
例としてプロピレンを主体とする重合体の製造について
示すと、四塩化チタンを有機アルミニウム化合物で還元
し、さらに活性化処理して得られる三塩化チタン組成物
と有様アルミニウム化合物と必要に応じて電子供与性化
合物からなる触媒系を用いプロピレンまたはブ′ロビレ
ンと他のオレフィンを不活性俗に¥中または不活性溶媒
の実質的不存在下過剰の液状プロピレン中または気相状
態中で重合させることにより得られる。
また、塩化マグネシウム等の担体にチタン化合物を相持
したいわゆる相持型触媒で得られる粒状ポリオレフィン
も使用用能である。
三塩化チタン組成物あるいは担持型触媒の製法としての
具体例は、特開昭47−84478号公報、特開昭51
−76196号公報、特開昭58−88289号公報、
特開昭54−112978月公報、特開昭54−119
576号公報、特開l854−11985号公報、%1
昭55−186065等多く提案されている。
また、本発明でいう配合剤とは従来ポリオレフィンの物
性等を改良するため添加される充填剤、安定剤、顔料お
よび他の各種助剤を意味する。これらの+J着klは従
来ポリオレフィンに添加される量と他ら変わりはない1
゜ 充填剤としてはシリカ、ケイ藻土、アルミナ、酸化チタ
ン、酸化鉄、酸化曲鉛、酸化マグネシウム、軽石粉、水
酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、炭酸カルシウ
ム、炭酸マグネシウム、硫酸カルシウム、硫酸バリウム
、タルク、クレー、マイカ、ガラスピーズ、カーホンプ
ラはないか、通常50ミクロン以下、好ましくは30ミ
クロン以下であり、中核となる私ン状ポリオレフィンの
粒径が小さい根細かい充填剤を用いるのが好ましいので
粒状ポリオレフィンの平均粒径を考慮して適宜選択すれ
はよい。
また、充填剤の付着量は粒状ポリオレフィン100重量
部に対し好ましくは10〜200ij魚部、特に好まし
くは10〜1501量部の範囲である。
安定剤としては従来、ポリオレフィンの安定性、品質向
上のため加えられる各種酸化防止剤、光安定剤等であり
、1種もしくは2種以上が用いられる。
安定剤の一例を摩げれば酸化防止剤として2゜6−ジタ
ーシャリブチルパラクレゾール、ステアリン酸カルシウ
ム、テトラ〔メチレン−3−(8,5ジターシヤリブチ
)v−4−ヒドロキシフエニ)V〕プロピオネート〕メ
タン等、光安定Allとしては2− (2’−ヒドロキ
シ−5′−メチルフエニlv)ベンゾトリアゾール、2
−ヒドロヤシ−4−オクチルベンゾフェノン等が埜げら
ねこれら安定剤のなかには粒状ポリオレフィンの融点よ
りも低い融点を有するものもあり、これらは結合剤と類
似の作用を有する。しかしながら、一般的にこれらの安
定剤の量ハ、少なく、これらのみでは粒状ポリオレフィ
ンの表面に充填剤や他の安定剤、顔料等が均一かつ強固
に伺着することは因難である。また、顔料としてはポリ
オレフィンの色句けに使用されている有機または無機の
顔料である。
結合剤としては中核となる粒状ポリオレフィンと相浴件
の良いものが好ましい。相浴性が悪いと結合剤の隼か多
い場合、この成形拐料を成型加工する場合、表面の分散
か悪くなり易く、また成形品の品質が低士する傾向かあ
るので好ましくない。
結合剤の例としてはポリエチレン、エチレン−B M・
ヒニル共1合体、エチレンー不飽和カルホン酸エステル
共重合体(例えばエチレン−メチルメタアクリレート共
1合体等)、エチレン、不飽和カルボン酪金掬塩共重合
体(例えばエチレン−アクリtv酔マグネシウムまたは
龍鉛共重合体等) 、プロピレンと他のオレフィンとの
共1合体(プロピレン−エチレン共m1合体、プロピレ
ン−ブテン−1共重合体等)、ポリエチレンまたはポリ
プロピレンの無水マレイン酸等の不飽和カルボン酸によ
る変性物、エチレンーフ。
ロヒレンゴム、アタクチツクボリフ0ロヒレンなどのオ
レフィン系共重合体、石油樹脂、ポリエチレングリコー
ル、ポリプロピレングリコール婢のポリアルキレングリ
コール等か挙げられる。
特にオレフィン系重合体か好ましい。
一般に充填剤の添加されたポリオレフィンの成形品は無
添加の成形品と比較して剛性は筒まるがiltItfi
ti撃強度は低下する。
一方、本発明の成形用粒状ポリオレフィン材料の結合剤
としてオレフィン系重合体を用いたものは耐衝撃強度の
低下か少ないかもしくは該強度が向上するので奸才しい
例えは粒状ポリプロピレンを用いた場合、ポリエチレン
、プロピレン−ブテン−を共重合体。
エチレン−プロピレンゴム、アタクチンクボリフ゛ロビ
レンを結合剤として使用すると向・j衝撃強度か向上す
るので好ましい。
これら結合剤は単独、併用のいずれでもよい。
また、結合剤は中核となる粒状ポリオレフィンの融点よ
りも少なくとも8℃低い融点を有するものが製造−ヒお
よび材料の成形加工上好ましく、粒状ポリオレフィンの
融点を考慮して適宜選べはよい3。
分散剤としては滑剤、チタネート系カップリング剤ある
いはシランカップリングThJが好ましく使用される。
滑剤は、灰化水素ワックス類、アルコール類、脂肪酸ア
ミド類、脂肪酸エステル類、脂肪酸類、金属セッケン類
に分類される。
炭化水素ワックス類としてはs iJIL動パラフィン
、ポリエチレンワックス、塩素化パラフィン、天然パラ
フィンなどかあけられる,。
7 )v コール類トしては、ステアリルアルコール、
パルシミチルアルコール、ミリスチルアルコール、ラウ
リルアルコールなどの高級アルコール及びエチレングリ
コール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコー
ル等の多価アルコールなどかあげられる。
脂肪酸アミド類としてはオレイン酸アミド、エルカ酸ア
ミド、パルミチン酸アミド、ステアリン酩アミド、ラウ
リン酸アミド等の脂肪酸アミド及ヒエチレンビスオレイ
ン酸アミド、エチレンビスステアリン酸アミド等のビス
脂肪酸アミドなどが挙げられる。
脂肪酸エステル類としではステアリン酸ブチル、ステア
リン酸モノグリセライド、オレイン酸モノグリセライド
、ソルビタンモノパルミテート、ソルビタンモノステア
レート等が挙げられる。
脂肪酸類としてはステアリン酸、パルシミチン酪・、ミ
リスチン酸、オレイン酸等の高級脂肪酸があげられる。
金属石けん類はステアリン酸カルシウム、ステアリン酸
マグネシウムに代表される脂肪酸金城塩かあげられる。
チタネート系カップリング剤としては、テトラステアリ
ルチタネート、テトラ7′ロビルチタネート、テトラブ
チルチタネート、チタニウムエチルアセトアセテート等
が、シランカップリング剤としてビニルトリクロルシラ
ン、ビニルトリエトキシシラン、r−グリシドキシプロ
ピルトリメトキシシラン、N−β−(アミノエチ#)−
r−アミノプロピルトリメトキシシラン等があげられる
これらの分散剤は充填剤の分散をよくするだけでなく結
合剤と類似の作用を有するものが好ましい。その為には
、常温で粘性を有する液体であるかもしくは粒状ポリオ
レフィンの融点より少なくとも8℃低い融点を有するも
のか好適に使用される。
結合剤の量は配合剤及び分散剤の機知と量によって異な
るのでそれらを考慮して適宜法めればよいが、充填剤の
付備量が粒状ボリオレフイ7100重量部に対し10〜
200S量部の場合、結合剤/充填剤量の重量比は約1
/20〜約1/2が好ましく、特に好ましくは約l/2
0〜約115である。
分散剤の量は充填剤の種類、性状によって異なるが充填
剤100重量部に対し05〜201−音部か好ましく、
特に好ましくは1〜10’lji部である。
以下に本発明の成形用粒状ポリオレフィン相料の製造法
の一例について述べる。
使用される装置としては、外套を[iえ内容物を加熱で
きるようにした攪拌機付混合機で例えばヘンシェルミキ
サー、スーパーミキサー(商品名、■月日製作所製)な
どである。この混合機の内で粒状ポリオレフィン、結合
剤、分散剤少なくとも1種の配合剤を混合しなから、結
合剤の融点より若干高い温度まで加熱昇温する。
これによって溶解した結合剤が酸8合剤を包含したかた
ちで粒状ポリオレフィン表i1i’lに強11か−)均
一にイ」着する。これをそのままあるいは若干ポリオレ
フィンが得られる。この方法で製造する場合、結合剤の
融点か粒状ポリオレフィンの融点よりも少なくとも8℃
低いものを使用するのが好ましい。これは粒状ポリオレ
フィンが溶融するのを防止するためであり、この点のみ
を考慮すると融点差は大きい栓好ましい。
結合剤の分散を良くし短時四で結合剤を溶融させるため
に結合剤の粒径はできるだけ小さいものが適しているが
、アククチツクポリマーを例にとれば0.5国の平均粒
径を有する粒子でも本発明では十分使用可能である。
次に粒状ポリオレフィン、結合剤、分散剤、少なくとも
1種の配合剤の混合順序、加熱昇温の時期等を通有]変
史することにより、粒状ポリオレフィンの表面に形成さ
れるjvIの組成、構成を変えることができる。
その数例ケ以干に示すか、本発明はこれらに限定される
ものではない。
■ 粒状ポリオレフィン、結合剤、分散剤、少なくとも
1種の配台例を一括して混合機内に入れ混合しながら加
熱昇温すると粒状ポリオレフィンの表面に結合剤と配合
剤および分散剤の均一な単一層が形成される。この方法
は配合剤が安定剤、顔料等使用量の少ない配合剤の場合
、もしくは充填剤であっても、その量か少ない場合、こ
の方法で十分である。
■ この方法は配1合剤が充填剤でかつその1が多い場
合好適である。すなわちます充填剤と分散剤と場合によ
っては他の配合剤例えば安定剤、顔料等を一諸に混合機
内に入れ、混合しながら分散剤の融点以上に加熱昇温し
、分散剤を充填剤の表面に均一に伺着させる41次に粒
状ポリオレフィン、残りの配合剤及び結合剤を混合機内
に入れ(l1ji序はいずれでも司、予め両名を混合し
ておいても可)、混合しながら粒状ポリオレフィンの融
点よりは低く、結合剤の融点よりは高い温度まで加熱、
昇温する。この方法で得られた成形加工品は充填剤量が
多いにも拘らず充填剤の分散は良好で(17) ある。またこの方法は結合剤の使用量を著るしく少なく
することができる。。
本発明の成形材料はペレット化工機を経ることなく一般
に知られている射出成形、中空成形、押出成形、シート
成形等の成形加工に供せられる。これら成形法によって
得られる、例えば充填剤量ポリオレフィン成形品は充填
剤の分散が良好で自動車用の部品(カーヒーター、カー
クーラーのケース、インストルメントバネ)V)、家庭
用電気機器、ふとん乾燥機、掃除機、スピーカー、レコ
ードプレーヤー等の外枠や台、その他の部品として好適
に用いられる、。
以−ト、本発明について実施例により具体的に説明する
か本発明はこれらに限定されるものではない。
実施例1 (1)  プロピレンの重合 内容f1″+80001!のかきまぜ式ステンレス製オ
ートクレーブを窒素簡換し、シエチルア/IQ   ) ルミニウムクロリドtsooy、特開昭58−8828
9号公報明細省の明細側15、触媒調製法8で示される
方法によって得られた三塩化チタン固体触媒(B) 5
01i’を仕込み、0、5 Ky /am2の分圧に相
当する水素を加えた。
ついで、液体プロピレン840Kfをオートクレーブに
圧入し、オートクレーブを65℃に保って4時間重合を
続けた。
重合終了後、未反応モノマーをパージし、メタノール6
0Jを加えて触媒を分解した。
生成したポリプロピレンを遠心沖過機で炉別し、60℃
で減圧乾燥したところ890 K90粒径の揃った球状
の粉状ポリプロピレンが得られた。このポリプロピレン
の融点を示差熱熱量計(パーキンエルマー社製)で測定
したところ165℃であった。
この粒状ポリプロピレンの平均粒径は約600ミクロン
で電比lは約0.49であった。
(2)成形材料の製造 aool!のスーパーミキサー(商品名物用田製作所製
)に2Kg/clIIGのスチームを通した。これK 
(1)フ”ロピレンの重合で得られた粒状ポリプロピレ
ン88.5 Kgと安定剤としてターシャリブチルP−
クレゾー)L//テトラ〔メチレン−8−(8,5−ジ
ターシャリブチル−4−ヒドロキシフエニ)V)プロピ
オ*−ト)メタン=271(重量比))200y−1結
合剤としてアタックチックポリマーのベレット(融点1
10〜taO℃、住友化学工業■k)1.5Kp、分散
剤としてステアリン酸アミド0、2 K9と平均粒径が
8ミクロンのメルク1OK9を投入して720 r、p
、m  で攪1拌した。攪拌後15分で180 ’CV
Cなったので内容物を抜出したところ、球状のサラサラ
した嵩比重の大きい成形用粒状のポリプロピレン相料か
街られた。メルクは均一かつ強固に粉状ポリプロピレン
に付着しており、手のひらにのせて指先で強くこすって
もタルクの剥離はみられなかった。スーパーミキサーの
内壁にはほとんど付着はみられなかった。
(3)成形 この成形用粒状ポリプロピレン材料を射出aJ[jlt
(CI11名機製作所製M−82−8J、スクリュー径
25襲、射出量1オンス)で成形した。スクリューへの
かみ込みも良好で可動化時間はtt−ta秒であった。
得られた成形品はシルバーストリークや気泡のない良好
な外観を有していた。成形品の一部を熱プレスで薄いシ
ートにしてタルクの分散状態を観察したところ分散は良
好であった。
実施例2 (1)配合 実施例1−0)で得られた粒状ポリプロピレンを用いタ
ルクのかわりに平均粒径2ミクロ状の成形用材料が得ら
れ遊離した炭酸カルシウムはなかった11 この成形用材料の性状を表−1に示す。
(2)成形 この成形用材料を実施例1−(3)と同じ条件で成形し
た。結果を表2に示す。
実施例8〜6 実施例1−(1)で得られた粒状ポリプロピレンを用い
、分散剤として下記のものを使った以外は、実施例1−
(2)、1−(3)と同じ方法で成形材料の製造、成形
を行なった。
実施例      分 散 剤 8      ステア リルアルコール       
  (0,15Ky)4    エルカ酩アミド   
      (0,2Kf)5   ステアリン酸モノ
グリセライド (0,2Kf)6   ステアリン酸 
        (0,15Kg)結果を表−1及び表
−2に示す。
いずれも実施例1とPI様性状、分散とも良好な結果が
得られた。7 実施例7 (1)成形材料の製法 結合剤としてアタクチックホリプロピレンのかわりにス
ミカセン■usot(低密度ボリエチレン、融点110
℃、住友化学工業■製)の80メツシュ通過粉末1. 
OKs+を用いた以外は実施例1−(21と同様に成形
材料の製造を行なった。攪拌開始後10分で115℃に
なったので内容物を抜き出したところ性状の良好な粒状
ポリプロピレン材料が得られな結果を表−1に示す、。
(2)成形 この成形材料を実施例1−(3)と同様に成形した。
結果を表−2に示す。
実施例8 (1)成形材料の製造 タルク20Kg及び分散剤として0.5 Kfのテトラ
ステアリルチタネートをスーパーミキサーに投入した。
ジャケットに2Kg/cs”Gスチームを通し720 
r、plm、で攪拌した。120℃になったところで回
転をとめ、実施例1−(1)で得られた粒状ポリプロピ
レン80Ky及び実施例1と同様なアタクチックポリプ
ロピレンペレツ) 2.5 Kfをミキサー内に投入し
再び攪拌をはじめた。180℃になったところでスチー
ムを止め、冷却水に切替え8602−r、p、m、で攬
、拌した。80℃になったところで抜き出した。球状の
サラサラとした実施例1−(2)と同様な状状の成形材
料か得られた。
(2)成形 この成形材料を実施例1−(3)と同じ条件で成形した
。結果を表−2に示す。
実施例9 実施例8のテトラステアリルチタネートのかわりに1.
0 Kfのステアリン酸アミドを用いた以外は実施例8
と同様な方法で成形材料の製造および成形を行った。
実施例8−(1)と同様良好な性状を自する成形拐料力
冑智られた、。
結果を表−1及び表−2に示す。
比較例1 (1)  成形利料の製造 結合剤を使用しない他は実施例1−(21と同様に行っ
た。
遊離したタルクの多い成形材料しか得られず、一部のタ
ルクは粒状ポリプロピレンに付着していたが指で軽くこ
するだけでタルクがはがれた。
(2)  成形 この成形材料を実施例1−(3)と同じ条件で成形した
結果を表−2に示す。
比較例2 (1)成形材料の製造 分散剤を用いなかった以外は実施例1と同様に行なった
。得られた成形品は実施例1と同様球状のサラサラした
嵩比重の大きい成形用h7状のポリプロピレン材料であ
った。
しかしながらこの成形用粒状ポリプロピレン材別を実施
例1−(3)と同様な方法で成形したところタルクの分
散は実施例1に比べ若干不良であった。。
比較例8 分散剤を用いなかった以外は実施例8と同(25) 様に成形材料の製造、成形を行なった。。
結果は比較例2と同様、充填材の不着は良好であるか成
形した時のりpりの分散は不十分であった。
比較例4 比較例8で、充填剤の分散がやや不良で成形品の表面に
タルクの凝集物が見とめられfコので、結合剤(アタク
チックポリプロピレン)の量を4 Kgに増加したこと
以外は比較例8と同様に成形材料の製造及び成形を行な
った。
結果を表−1および表−2に示すが、充填剤の分散は非
常に良好であったが実施例8に比べると剛性度が低下し
た。。
実施例−1O (])触媒合成 (リ 有機マグネシウム化合物の合成 lv1拌機、還ぴし冷却器、滴下ロート石・倫えた5 
00 nreの四つ目フラスコにグリニヤール用削状マ
グネシウム16.07を入れ、系内を窒素にて充分置換
することにより、空t  26 ) 気および湿気を除去した。滴下ロートにn−ジプチルク
ロリド68−(0,65mol )とn−ブチルエーテ
ル800−を仕込み、フラスコ中のマグネシウムに約8
0mti下L、反応を開始させた。
反応開始後、50℃で4時間かけて滴下を続け、滴下終
了後、60℃でさらに1.5時間反応を続けた。その後
反応射液を室温に冷却し、未反応マグネシウムをグラス
フィルターで戸別した。
このn−ブチルエーテル中のn−グチルマグネシウムク
ロリドを1規定硫酸で加水分解し、l規定水酪化ナトリ
ウムで逆滴定して?lll!度を決定したところ(指示
薬としてフェノールフタレインを使用)、濃度は、1、
96 mol//であった。
■ 固体触媒成分の合成 攪拌機、滴下ロート、温良計を備えた 500−四つロフラスコを窒素で充分置換し、空気およ
び湿気を除いた。(1)で合成し1こn−ブチルマグネ
シウムクロリドのn−7” f /l/ ニー ? /
V溶液180 ml (0,26mol )に四塩化ケ
イ素80tnt(0,25mol )を滴下ロートより
、50℃で2時曲かけて滴下し、60℃でさらに1時間
反応させた。
生成1した白色固体を分離後、n−へブ′タンで洗浄し
、減圧乾燥して白色固体81.5Pを得た。この白色固
体1(1’を100−四つ目フラスコにとり、四塩化チ
タン5〇−に浸漬し、100℃で1時間攪拌下に反応さ
せた。
反応終了後、n−へブタンで洗浄し、洗液に四塩化チタ
ンが認められなくなるまで洗浄をくり返し、減圧乾燥し
て固体触媒成分7.91を得た。この固体触媒成分12
当りに14mgのチタン原子か担持されてい1こ。
(2)低圧法低密度ポリエチレンの重合実施例1O−(
1)により生成した触媒及び助触媒としてトリエチルア
ルミと用い表−8に示すような重合条件で低密度エチレ
ン−αオレフィン共重合体を得た。得られた共重合体の
密度は0.9245L/3  メルトインデックスはf
M’/10分であった。
この低密度エチレン−αオレフィン共重合体の融点を示
差熱熱量計(パーキンエルマー社製)で測定したところ
122℃であつ1こ。
この粒状低密間エチレンーαオレフィン共重合体の平均
粒径は約500ミクロンで嵩比重は約0.45であった
1゜ (3)  成形材料の製法 結合剤としてアタクチックポリプロピレンのかわりにス
ミ力七ン■G306(低密度ボ以外は実施例1−(2+
と同様に成形材料の製造を行なった。
攪拌後10分で110℃になったので内容物を抜き出し
たところ、性状の良好な粒状低密度ポリエチレン拐料が
得られた。結果を表−1、に示す。
(4)成形 この成形材料を実施例1−(3)と同様に成形した1゜ 結果を表−2に示す。
実施例−11 (1)成形材料の製法 結合剤としてアタクチックポリプロピレンのかわりに実
施例−10−(2)で得られた低密度のエチレン−αオ
レフィン共M合体C融点122℃)の80メッンユ通過
粉末1.0匂を用いた以外は実施例1−(2)と同様に
成形材料の製造を行なった。
攪拌開始後15分で180℃になったので内容物を抜き
出したところ、性状の良好な粒状ポリエチレン材料が得
られた。結果を表−1に示す。
(2)成形 この軟、形材刺を実施例−1−(3)と同様に成形した
結果を表−2に示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)嵩比重0.40以上、平均粒径150〜2000
    ミクロンの粒状ポリオレフィンの表面に1種もしくは2
    種以上の配合剤からなる1輪を形成によって形成されて
    いることを特徴とする成形用粒状ポリオレフィン材料。 (2)結合剤が粒状ポリオレフィンの融点よす少くとも
    8℃低い融点を有するオレフィン糸重合体である特許請
    求の範囲第(1)項記載の材料。 (3)分散剤か液体かまたは、粒状ポリオレフィンの融
    点より少くとも8℃低い融点を有する滑剤、カップリン
    グ剤から選ばれる少くとも1種である特許請求の範囲第
    (1)項iピ載の材料(4)配合剤が充填剤を含む特許
    請求の範[11第(1)項記載の材料。 (5)充填剤の月゛が粒状ポリオレフィン100重量部
    に対してlO〜200 V :a部である特許請求の範
    囲第(4)項記載の材料。 (6)分散剤の量が充填剤1001、afi′tIにズ
    Iして05〜20重量部である特許請求の範囲第(])
    項記載の材料。 (7)充填剤か分散剤によってさきに処理されたもので
    ある特許請求の範囲第(1)項記載の材料。
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