JPS5891420A - プラスチツクフアイバ−のプラグ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、プラスチックファイバーのプラグに関する
。

光通信に用いられる光フアイバーケーブルは、その先端
に円筒状のプラグを固着して、光コネクタの中に内蔵す
るようになっている。

光フアイバケーブルは、ファイバ芯線、補強材、被覆を
同心円状に配置した断面を有する。

ファイバ芯線は、石英、多成分ガラス、プラスチック等
を用いる。プラスチックファイバーは、光量損失が比較
的多いが、価格、取扱いの簡便さなどの利点がある。

プラグは、金属製、又はプラスチック製で、光フアイバ
ケーブル先端を差込むようになっており、接着剤で、ケ
ーブルをプラグ内壁に固着する。

第５図は、従来例に係るプラグに、光フアイバケーブル
先端を取付けた状態を示す断面図である。

従来例に係るプラグ２１は、内部に、光フアイバケーブ
ル１２の直径にほぼ等しい内径の光ファイバケープ／Ｌ
／差込穴２２が穿たれている。

光フアイバケーブル１２は、中心から順に光フアイバ芯
線１３、補強材１４、被覆１５より同心円状に構成され
ている。プラグの差込穴２２は、被覆１５を差込むこと
ができる。

プラグ２１のより前方には、ファイバ芯線通し穴２３が
、光フアイバケーブル差込穴２２に連続して設けられて
いる。

このプラグ２１は、プラスチック製で、弾性変形する。

そこで尾部にかしめリング２６を嵌め、周囲から強圧し
て、リング２６をかしめ、尾部２５を縮径させ、光フア
イバケーブルをプラグに固着する。

さらに、接着剤２７を、光フアイバケーブル端部と、プ
ラグの光フアイバケーブル差込穴２２の間に充填し、光
フアイバケーブルとプラグとを接着している。

鍔部２４は、コネクタ（図示せず）にプラグを内蔵する
とき、スプリング（図示せず）によって、プラグを前方
へ弾圧する為のスプリング受は座としての機能がある。

プラグは一般に第５図のような構成を有し、金属製の場
合は、接着剤だけで固着し、かしめリングを用いない。

いずれにしても、プラグの軸方向の穴の直径は、光フア
イバケーブルの被覆の直径より広く、ケーブルの全体を
そのまま光フアイバケーブル差込穴へ差込む。従って、
光フアイバケーブルは、プラグから抜けないように、接
着する必要がある。

接着する際、ファイバ芯線の前端に接着剤が付着しない
よう注意しなければならない。また、接着剤が乾燥固化
するのに時間がかかる、という難点がある。さらに、プ
ラグの外表面に接着剤が付着してはならないので、作業
には細心゛の注意が基本発明は、このような欠点を解決
するものである。本発明のプラグは、接着剤を使わず、
光フアイバケーブルの被覆と芯線との間に、差込筒体を
差込み、被覆の有する弾性力により、必要ならばかしめ
リングの力により、プラグを抜は止めするようにしたも
のである。また、プラグ近傍での急な曲げを防ぐために
、外壁と差込筒体との間に、被覆の先端を先端を差込む
べき被覆嵌込凹部とを設けておく。

以下、２実施例を示す図面によつそ本発明の構成、作用
及び効果を説明する。

第１図は本発明の実施例に係るプラグの平面図、第２図
は第１図中のト」断面図である。

プラグ１の前半部の外壁２の形状は、従来のプラグと共
通している。すなわち、前端部が円錐面３となっており
、これに続く円筒面４を介して、鍔部５が形成されてい
る。

しかし、後半部の形状が、従来のプラグと著しく異なる
。すなわち、鍔、部５より後方に外壁面が連続して延長
しておらず、鍔部が終端となっている。その代り、内壁
面が連続するような、薄い差込筒体６か、内部から後方
へと延長するよう形成される。

差込筒体６およびプラグ前半部の中心には、内径の一様
な、ファイバ芯線通し穴７が穿たれている。この内径は
、プラスチックファイバの芯線の外径にほぼ等しい。

鍔部５から前方へ続く外壁２と、差込筒体６の間には、
円対称（内回転対称）の被覆嵌込凹部８が設けられる。

これは、光フアイバケーブルの被覆及び補強材を嵌込み
、固定する為のものである。

差込筒体６の後端には、後方に向けて尖った、くさび形
断面の抜止め突条９が形成しである。

ファイバ芯線通し穴７は、後開口１０から前開口１１に
至るまで、ファイバ芯線とほぼ等しい内径を保持する。

第３図は本発明の実施例に係るプラグ１に、プラスチッ
ク光ファイバの先端を固着した状態の断面図である。第
４図は第３図のＮ−ＩＶ断面を示す。

プラスチック光フアイバケーブル１２は、中心に、プラ
スチック製の芯線１３を有し、その周囲に、縦方向の多
数の繊維より成る補強材１４を配している。

さらに、その周囲を、塩化ビニルなど柔軟なプラスチッ
ク等よりなる被覆１５で包囲し、保護する。

本発明のプラグをミ光ファイバケーブルに取付ける手順
は、以下のようである。

被覆１５の先端を僅かに切り取る。露出した補強材１４
を、外方へ拡開し、補強材１４と、光フアイバ芯線１３
の間へ、プラグ１の差込筒体６を差込んでゆく。すなわ
ち、差込筒体６の後開口１０へ、光フアイバ芯線１３を
挿入する。差込筒体６の後端は、尖い刃状となっている
のが好ましく、これによって、補強材１４、被覆１５を
、芯線１３から離隔し、補強材１４、被覆１５を拡開し
ながら、差込筒体６は芯線１３を、ファイバ芯線通し穴
７へと通してゆく。

補強材１４は、被覆１５の断面から、後方へ引張ってお
き、被覆１５、補強材１４をともに、プラグ１の被覆嵌
込凹部８へ押込んでゆく。被覆１５、補強材１４を完全
に押込んだ後、金属製のかしめリング１０を、抜止め突
条９の外方、やや前に、被覆１５の上から取付け、強圧
して塑性変形させる。

抜止め突条９は、くさび形の断面を有し、被覆１５の内
面に喰い込んでいる。被覆１５の、内方への弾性力と、
かしめリングの内方への押圧力で、抜止め突条９が被覆
１５の内面を強く保持するから、プラグ１が、ケーブル
より抜は取れることはない。

本発明のプラグは、光フアイバケーブルの芯線と、被覆
との間に差込筒体を強制的に差込み、被覆の先端は、被
覆嵌込凹部へ嵌込む事としているので、次の効果がある
。

光フアイバケーブルをプラグに固着する際、接着作業を
全く不要とする。接着剤が、プラグ外面、ファイバ端面
に付着するのを心配することなく作業できるし、乾燥固
化の時間が要求されない。極めて能率的である。

また、ファイバ芯線は、長いファイバ芯線通し穴７に通
されているから、プラグ内で厳密に位置決めされている
事になる。芯線とプラグの間に、接着剤の介在する空間
があれば、芯線の中心を厳密に規定できないが、本発明
では、そのような空間がない。ファイバ芯線の中心が、
常にプラグ中心に一致する。従って、他のファイバー、
光電変換素子と結合する際に、光軸合せか、極めて容易
である。

プラグと被覆とは固着しであるが、芯線とプラグとは接
着していないので、芯線には引張力が掛からない。プラ
グと芯線、被覆の間に熱膨張係数の差があっても、芯線
は破断しない。

また、被覆嵌込凹部へ、被覆の先端を押込んでいるから
、プラグの鍔部５近傍に於て、曲げに対する抵抗が大き
い。鍔部の近傍で、ファイバが曲る事はない。

本発明は、芯線の径の大きい、プラスチックファイバに
用いる事ができる。

この例では、差込筒体６の後端に、抜止め突条９を設け
ている。しかし、抜止め突条は、後端ではなく、中間部
でもよく、差込筒体６の外周面任意の位置に設けられる
。数も任意である。

また、抜止め突条は、この例のように、内回転対称のリ
ング状に限らない。−周する突条ではなく、孤立した突
起としてもよい。突起の数は任意である。

また、本発明のプラグは、光フアイバケーブルと固着す
る際必ずしも、かしめリングを必要としない。被覆の弾
性力が大きければ、かしめリングを省きうる。

さらに、被覆の弾性力が十分であれば、抜止め突条９も
省くことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例に係るプラスチックファイバー
のプラグの平面図。 第２図は第１図中のト」断面図。 第３図は本発明の実施例に係るプラグにプラスチック光
ファイバの先端を固着した状態の断面図。 第４図は第３図中のＩＶ−ｆｆ断面図。 第５図は従来例にかかるプラグに光フアイバケーブルの
先端を固着した状態の断面図。 Ｉ・・プ　ラ　グ ２・・・外　　壁 ３・・・・・円錐面 ４・・・・・円　筒　面 ５・・・・・・鍔　　　部 ６・・・・・・差込筒体 ７・・・・ファイバ芯線通し穴 ８・・・・・被覆嵌込凹部 ９・・・・・・抜止め突条 １０・・・・後　開　口 １１・・・・・前　開　口 発　明　者　　　　木野村　　正 特許出願人　　住友電気工業株式会社 第１図　　　　　　　　第２図 ／ ３

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ファイバ芯線と被覆との間に差込むべき差込筒体を後方
   に有し、外壁と差込筒体との間に被覆嵌込凹部を設けた
   事を特徴とするプラスチックファイバーのプラグ。