JPS5890968A - サ−マルヘツド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 １）発明の技術分野 本発明は感熱記録装置に用いられるサーマルヘッドに係
り、特に、発熱抵抗体に電力を供給する導電路の改良に
関する。

２）従来技術 従来のサーマルヘッドは第１図に示すように、フレート
状のアルミニウムーｉたは鉄等の支持基板１上に、発熱
抵抗体４およびこの発熱抵抗体４のそれぞれの一端が接
続された駆動電極５、ならびに発熱抵抗体４の他端が共
通接続された共通電極６が付層されてなるセラミック基
板２と、サーマルヘッドを外部接続する導線路７を形成
したガラスエポキシ基板とを並設し、これら両基板間を
集積回路等の駆動用電子部品９が塔載されたフィルムキ
ャリア８で接続している。

ここで、発熱抵抗体４は解像力に基づく要請から８個／
朋程度の割合で、セラミック基板２の中央部に列状に設
けられ、Ａ４サイズの原稿に画像を記録するファクシミ
リにあっては１７２８個も必咬になる、 捷り、発熱抵抗体４の一端より導出される駆動電極５は
隣接する３２個を１組とｑて、フィルムキャリア８に装
着された駆動用電子部品９を介して導線路７に接続され
る。この場合、フィルムキャリア８は配線の都合から列
状に設けられた発熱抵抗体４の両側に千鳥足状に配置さ
れる。

一方、発熱抵抗体４の他端も一！り３２個ｆ：１組とし
てセラミック基板２の周縁部に配設された共通電極６に
接続されるが　ここでは発熱抵抗体４と接続される部分
を共通電極として示［７である○かくして、画像に対応
した信号を導線路７に加えると、駆動用電子部品９が発
熱抵抗体４を選択してここに電流ｅｉＬ、これによって
発熱抵抗体４が発熱し、この発熱抵抗体４に押し付けら
れた感熱紙が発色することになる。

；３）従来技術の問題点 斯かる従来のサーマルヘッドにあっては、製造技術上、
共通電極の幅および厚みに限度があるため、その電気抵
抗を十分に低い値に抑えきれず、この結果、記録濃度（
以下印字濃度とも言う）にバラツキを牛しる欠点があっ
た。

つ捷り、共通′Ｆｉｔ極６には各発熱抵抗体４に流れる
電流の総和が流れることになるが、ベタ黒に近（３） い情報を印字する時の電流は大きく、反対に白抜き部分
の多い情報を印字する時の電流は小さくなり、この電流
の相異によって共通電極６の電圧降下が異るために記録
濃度にバラツキを生じることになる。

４）発明の目的 本発明は上記の欠点を除去するためになされたもので、
情報の相異に伴って共通電極に流れる電流が変化した場
合でも記録濃度を均一にし得るサーマルヘッドの提供を
目的とする。

５）発明の構成 本発明は上記目的を達成するために、複数の端子が導出
された板状導体をフィルムキャリアの近傍に配設し、こ
の板状導体の端子を共通電極に接続して、大電流を流し
た場合でも共通電極の電圧降下金主しないように構成す
る。

６）発明の実施例 以下、添付図面を参照して本発明を一実７ｍ　ｆｌｌ＋
に基いて説明する。

第２図（ａ）および（ｂ）は本発明によるザーマルヘッ
（４） ドの構成を示す平面図および側面図で、図中第１図と同
一符号を示したものはそれぞれ同一または同効の要素を
示し、これら以外の１０は複数の端子１０ａが引き出さ
れた板状導体を示す。また、第３図はこの板状導体１０
の接続状態全拡大して示した部分拡大平面図、第４図は
板状導体１０の全体形状を示す斜視図である。

第２図乃至第４図において、板状導体】０は千鳥足状に
配置された１列分の共通電極６にそれぞれ対応する位置
に端子１０ａが引き出され、この板状導体１０はフィル
ムキャリア８に近接してその上面部にほぼ平行に設けら
れており、端子１０ａの末端部がそれぞれ共通電極６に
熱圧層着１７＜は半田付けされている。この場合、板状
電極１０を被覆し、端子ＴＯａのみを株の状態で突出さ
せるならば、この板状電極１．０を駆動用電子部品９の
上面に載置してもよく、′あるいは駆動用電子部品９か
ら外れた位置でフィルムキャリア８のヒ面に載置しても
よい。

このように、板状導体１（）ヲフイルムキャリア８の近
傍に設け、その端子１０ａ′ｆ：それぞれ共通電極６に
接着してこの板状導体１０に電圧を印加すれば、感熱紙
の移動に対して格別な支障もなく、しかも、各発熱抵抗
体４に供給される電流の総和が大きい場合でも、大電流
に伴う電圧降下を極めて低く抑えることができる。

なお、第３図では、共通電極６に対して発熱抵抗体４に
近い部分に端子１０ａを接続しているが、この部分に限
らず、電圧降下が許容できる範囲内であれば、発熱抵抗
体４よりさらに離した位置に端子］Ｏａを接続してもよ
く、さらに、千鳥足状に配置直された部分にそれぞれ接
続しなくともセラミック基板の周縁部の複数箇所に接続
するだけでもよい。

しかしながら千鳥足状に配置された部分にそれぞれ端子
］Ｏａを接続することで、共通電極６の電圧降下が最も
少なくなり、しかも、セラミック基板２の周縁部に共通
電極６を引き廻す必要もなくなる。

なお、板状電極１０に感熱紙が直接触れないように第２
図（ｂ）に破線で示した如くカバー１３を設けることで
、感熱紙との接触に伴って起こる板状導体１０（若しく
は被覆体）の摩耗を防ぐことができるＣ７）発明の変形
例 次に第５図（ａ）および（ｂ）は本発明によるサーマル
ヘッドの他の実施例の構成を示す平面図および側面図で
、図中第２図と同一符号を付したものはそれぞれ同一の
要素を示し、これら以外の７ａはガラスエポキシ基板３
上に形成された接地線、１２は絶縁物１］を介して板状
導体１０に重ね合わされたもう一つの板状導体をそれぞ
れ示し、この板状電極１２より導出された複数の端子１
２が接地線７ａに接続されている。

このような構成をとることによって、板状導体１０およ
び１２が恰かもコンデンサを形成することから、電源線
に重畳するリップルを吸収でき、リップルに伴う印字＃
度差が現われないようにすることができる。

ケお、上記実施例では、−組の駆動筒、極５と共通電極
６とが発熱抵抗体４の両組１］に交互に、しか（７） も千鳥足状に配置されたものについて説明したが、全て
の駆動電極５を発熱抵抗体の片１ｕｌｌに、共通電極６
をその反対側に配置する構成のサーマルヘッドにあって
も、板状導体１０より複数の端子１０ａを導出し、これ
らの端子］Ｏａを共通電＃ｉ６に接続すれば、上述した
と同様に印字濃度のバラツキをなくすることができる。

８）発明の効果 以上の説明によって明らかな如く一本発明のサーマルヘ
ッドによれば、画情報の（Ｉ異に伴って共通電極に流れ
る電流が変化した場合でも記録濃度を均一に保つことが
でき、共通電極をセラミック基板の周縁部に引き廻わす
必要もなくなり、例えば、駆動電極および共通電極素材
として金Ａｌｌを使用する場合にはその使用＃を極端に
減らし得、これによって大幅なコストダウンを図ること
がでへる。

また、絶縁物を介して板状導体を２枚重ねと１７、その
一方の端子を共通電極に、他方の端子を接地線にそれぞ
れ接続することで、電源線に含゛止れる（８） リップルに伴う印字濃度差をも解消できる等優れた効果
が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のサーマルヘッドの構成を示す平面１図、
第２図（ａ）および（ｂ）は本発明によるサーマルヘッ
ドの一実施例の構成を示す平面図および側面１メ１、第
３図は同実施例における電極接続状態をより詳細に示し
た部分拡大平面図、第４図は同実施１り１１の構成要素
の斜視図、第５図（ａ）および（ｂ）は本発明によるサ
ーマルヘッドのもう一つの実施例の平面図および側面図
である。 １・・・支持基板、２・・・セラミック基板、３・・・
ガラスエポキシ基板、４・・・発熱抵抗体、訃・・駆動
電極、６・・・共通電極、７・・・導線路、７ａ・・・
接地線、８・・・フィルムキャリア、９・・・駆動用電
子部品、１０．１２・・・板状導体、＋Ｏａ、１２ａ・
・・端子、１１・・・絶縁物、１３・・・カバー。 出願人代理人　　猪　　股　　　　　清第１図 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 第１の基板上に、複数の発熱抵抗体およびこの発熱抵抗
   体のそれぞれの一端が接続された駆動電極、ならびに前
   記発熱抵抗体の他端が共通接伏された共通電極を形成し
   、第２の基板上に複数の導線路を形成し、前記駆動電極
   および導線路を駆動用継子部品が塔載されたフィルムギ
   ヤリアによって接続するとともに、複数の端子が導出さ
   れた板状導体を前記フイルムキャアの近傍に配設して、
   これらの端子を前記共通電極に接続したことを特徴とす
   るサーマルヘッド。