JPS5890546A - イソチオシアネ−ト香料の合成方法 - Google Patents
イソチオシアネ−ト香料の合成方法Info
- Publication number
- JPS5890546A JPS5890546A JP56188624A JP18862481A JPS5890546A JP S5890546 A JPS5890546 A JP S5890546A JP 56188624 A JP56188624 A JP 56188624A JP 18862481 A JP18862481 A JP 18862481A JP S5890546 A JPS5890546 A JP S5890546A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wasabi
- formula
- flavor
- isothiocyanate
- ncs
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Seasonings (AREA)
- Cosmetics (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Fats And Perfumes (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は沢わさび様香りを呈するイソチオシアネート香
料の合成法に関し、特に工程が簡素化された合成法に係
る。
料の合成法に関し、特に工程が簡素化された合成法に係
る。
沢わさび様香りを呈する香料組成物(以下、これを単に
「わさび香料Jと称する。)はすりおろし西洋わさび中
に添加して沢わさび様の香気をもったわさびを製造した
り、あ・るいはすりおろし沢わさび中に添加して香気強
化わさびを製造したり、さらにはα−デンプン等の可溶
性デンプン水溶液中に添加し、スプレー乾燥して粉末化
し、沢わさび様香りを呈するふりかけ調味料を製造した
り、またサラダ油等の食用油中に添加、溶解して沢わさ
び様香りをもったドレッシング油を製造したり等、各種
の利用性を有するものである。
「わさび香料Jと称する。)はすりおろし西洋わさび中
に添加して沢わさび様の香気をもったわさびを製造した
り、あ・るいはすりおろし沢わさび中に添加して香気強
化わさびを製造したり、さらにはα−デンプン等の可溶
性デンプン水溶液中に添加し、スプレー乾燥して粉末化
し、沢わさび様香りを呈するふりかけ調味料を製造した
り、またサラダ油等の食用油中に添加、溶解して沢わさ
び様香りをもったドレッシング油を製造したり等、各種
の利用性を有するものである。
このようなわさび香料として従来では組成が不明確であ
ったため、天然沢わさびそのものの利用を余儀なくされ
ていたので使用にやつがいであった0 また、天然沢わさびを利用する場合においても、その加
工の際に沢わさび独特の風味が激しく変化して消失して
しまい、利用に大変不便であった。
ったため、天然沢わさびそのものの利用を余儀なくされ
ていたので使用にやつがいであった0 また、天然沢わさびを利用する場合においても、その加
工の際に沢わさび独特の風味が激しく変化して消失して
しまい、利用に大変不便であった。
本発明者は沢わさびの香り成分かい・がなる組成である
かを鋭意研究の結果、これがイソチオシアネート、特に
一般式 %式% (ただし、RはCH3またはC2H5、nは5〜8の数
である。)を有するアルキルチオアルキルインチオシア
ネートであることを発見し、この合成を試みた。
かを鋭意研究の結果、これがイソチオシアネート、特に
一般式 %式% (ただし、RはCH3またはC2H5、nは5〜8の数
である。)を有するアルキルチオアルキルインチオシア
ネートであることを発見し、この合成を試みた。
前述のアルキルチオアルキルインチオシアネートの合成
方法として各種の方法が知られている。
方法として各種の方法が知られている。
−例としてメチルチオアルキルインチオシアネートの公
知合成法を示せば次のとおりである。
知合成法を示せば次のとおりである。
ここでRはアルキル基またはHであり、Xはハロゲンで
ある。
ある。
〇
しかしながら、この方法社出発物質x−a−3−rtか
らCH3−8−R,−CH−NC8を合成するまに5工
程を必要とし、このため工程が複雑である。
らCH3−8−R,−CH−NC8を合成するまに5工
程を必要とし、このため工程が複雑である。
−HgCk
CHs−8−R−NH−C8−8H−1(、N−RCH
s−8−RNC8 ここでXはハロゲン、Rはアルキル基ま九は水素である
。
s−8−RNC8 ここでXはハロゲン、Rはアルキル基ま九は水素である
。
しかしながら、この方法もまた。X−R−X からCH
,−84NCaを合成するまでに5工程を必要とし、前
述と同様に工程が複雑である。
,−84NCaを合成するまでに5工程を必要とし、前
述と同様に工程が複雑である。
(3)
−CHs NHs ’−→CHs−8−R−CH,
NC8ただし、Xはハロゲン、Rはアルキル基または水
素である。しかしながら、この方法もまた出発物質X−
R−COOHからCl03S −RC112=−N(:
Sを合成するまでに6エ程を必要とし、前述と同様に
工程が複雑である。
NC8ただし、Xはハロゲン、Rはアルキル基または水
素である。しかしながら、この方法もまた出発物質X−
R−COOHからCl03S −RC112=−N(:
Sを合成するまでに6エ程を必要とし、前述と同様に
工程が複雑である。
本発明の目的は工程がわずかに三工程であって工程数の
少ない簡素化されたイソチオシアネート香料、特にアル
キルチオアルキルイソチオシアネート香料の合成法を提
供することにある。
少ない簡素化されたイソチオシアネート香料、特にアル
キルチオアルキルイソチオシアネート香料の合成法を提
供することにある。
前述の目的を達成するため、本発明によれば次の(A)
〜(qの工程からなることを特徴とする。
〜(qの工程からなることを特徴とする。
(5)一般式
%式%(11
を有するジハロゲン化アルキルをチオアルキル化剤と反
応させて前記式(1)におけるいずれか一方のハロゲン
基をチオアルキル化する工程。
応させて前記式(1)におけるいずれか一方のハロゲン
基をチオアルキル化する工程。
(B) 次いで前記式(1)における他方の・・ロゲ
ン基をアミン化剤によりアミン化して一般式 %式%(21 ?有するアルキルチオアルキルアミンを生成する工程0 0 さらに前記式(2)Kお轄るNHs基t−NC8基
に変換して一般式 R−8−CwHsn −NCS −−”・(
31を有するアルキルチオアルキルイソチオシアネート
を生成する工程。
ン基をアミン化剤によりアミン化して一般式 %式%(21 ?有するアルキルチオアルキルアミンを生成する工程0 0 さらに前記式(2)Kお轄るNHs基t−NC8基
に変換して一般式 R−8−CwHsn −NCS −−”・(
31を有するアルキルチオアルキルイソチオシアネート
を生成する工程。
ただし、前記式m〜(3)におい、r、xは・・ロゲン
。
。
RはCH,まえはC5Hl、0社5〜8の数を示す。
前記工@(AJにおいて、チオアルキル化剤として例え
ばCH18Na、 Nam8またはCHsOHl)が用
いられる0前起工1!囚は例えば次のように表わされる
。
ばCH18Na、 Nam8またはCHsOHl)が用
いられる0前起工1!囚は例えば次のように表わされる
。
CHl −8−CnHxn −X −(4
)前記工1ie)において、アミン化剤として例えばN
aHN鵞tえはNHs水溶液が用いられる。前記工程0
3)は例えば次式で表わされる。
)前記工1ie)において、アミン化剤として例えばN
aHN鵞tえはNHs水溶液が用いられる。前記工程0
3)は例えば次式で表わされる。
CHl −8−Cn Ha n −NHs
・−−(5)前記工11C)においてNC8化剤とし
て例えばct −c −ctが用いられる。前記工程(
C1は例えばS 次式で示される。
・−−(5)前記工11C)においてNC8化剤とし
て例えばct −c −ctが用いられる。前記工程(
C1は例えばS 次式で示される。
CH3−8−CnH2n−NH2+Ct−C−Ct −
−→Cf(3−S −CBH2n −NCS
−0−1,(6)このようにしてなる本発明方
法は工程が前述のとおり(A)〜(qの三工程ですみ、
したがって工程の簡素化された、実用上極めて有用な方
法である。
−→Cf(3−S −CBH2n −NCS
−0−1,(6)このようにしてなる本発明方
法は工程が前述のとおり(A)〜(qの三工程ですみ、
したがって工程の簡素化された、実用上極めて有用な方
法である。
本発明方法によって合成された一般式
R−8−CuHzn −NC8を有するアルキルチオア
ルキルインチオシアネートはわさび様香りを呈する香料
であり、各種基材、例えばすりおろし西洋わさび、すり
おろし沢わさび、練わさび、可溶性デンプン(例えばα
−デンプン等)、ドレッシング油等の基材に任意の過当
量、好ましくは1〜1100ppの量添加混合すること
によって使用される。
ルキルインチオシアネートはわさび様香りを呈する香料
であり、各種基材、例えばすりおろし西洋わさび、すり
おろし沢わさび、練わさび、可溶性デンプン(例えばα
−デンプン等)、ドレッシング油等の基材に任意の過当
量、好ましくは1〜1100ppの量添加混合すること
によって使用される。
前記香料の基材への添加に際してそのままの状態(濃度
)で使用してもよく、また、大豆油、綿実油等の食用油
に、あるいはアルコール、プロピレングリコール等に、
例えば100倍に稀釈して使用してもよい。
)で使用してもよく、また、大豆油、綿実油等の食用油
に、あるいはアルコール、プロピレングリコール等に、
例えば100倍に稀釈して使用してもよい。
実施例
ジハロゲン化アルキル(1,6−ジブロモヘキサン)2
0fに゛メチル化剤としてナトリウムメチルメルカプタ
ンの15%水溶液38.8 fを徐々に滴下する。
0fに゛メチル化剤としてナトリウムメチルメルカプタ
ンの15%水溶液38.8 fを徐々に滴下する。
反応液を加温後、メチルチオアルキル・・ロゲン(6−
メチルチオアキルアミン)2.51riiる。
メチルチオアキルアミン)2.51riiる。
これに0.46tのナトリウムアミドを加え攪拌する。
反応後、メチルチオアルキルアミンを得る。
(6−メーF−ルチオヘキシルアミン)1.24Po続
いてこれにチオフォスゲン0.97tf添加する0反応
後18−〇N−力性ソーダ18−を加え、メチルチオヘ
キシルイソチオシアネートを得る0 主物質はわさびの香りを呈した0 以上のとおり、本発明はわずかに3工程で所望のアルキ
ルチオアルキルイソチオシアネートを合成し得、したが
って工程が簡素である0得られたアルキルチオアルキル
インチオシアネートはそれ自体沢わさび様香りを呈す不
わさび香料であり、これを所望の適当量各種基材に添加
することにより沢わさび様香りの呈する種々の食品全容
易に製造し得る。
いてこれにチオフォスゲン0.97tf添加する0反応
後18−〇N−力性ソーダ18−を加え、メチルチオヘ
キシルイソチオシアネートを得る0 主物質はわさびの香りを呈した0 以上のとおり、本発明はわずかに3工程で所望のアルキ
ルチオアルキルイソチオシアネートを合成し得、したが
って工程が簡素である0得られたアルキルチオアルキル
インチオシアネートはそれ自体沢わさび様香りを呈す不
わさび香料であり、これを所望の適当量各種基材に添加
することにより沢わさび様香りの呈する種々の食品全容
易に製造し得る。
特許出願人 金印わさび株式会社
Claims (1)
- (1)次の囚〜(qに示す3工程によりアルキルチオア
ルキルインチオシアネートを生成し得るインチオシアネ
ート香料の合成方法。 (A)一般式 %式%(1) を有するジハロゲン化アルキルをチオアルキル化剤と反
応させて前記式(1)におけるいずれか一方の・・dゲ
ン基をチオアルキル化する工程。 (B) 次いで前記式(1)における他方のハロゲン
基をアミン化剤によりアミン化して一般式 %式%(21 を有するアルキルチオアルキルアミンを生成する工程。 (q さらに前記式(2)におけるNH2基をNC8基
に変換して一般式 RS Cm H2n N C8
−−−(31を有するアルキルチオアルキルインチオシ
アネートを生成する工程。 ただし、前記式(1)〜(3)において、Xはノ・ロゲ
ン、RはCH3またはC2H5、nは5〜8の数を示す
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56188624A JPS5890546A (ja) | 1981-11-24 | 1981-11-24 | イソチオシアネ−ト香料の合成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56188624A JPS5890546A (ja) | 1981-11-24 | 1981-11-24 | イソチオシアネ−ト香料の合成方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5890546A true JPS5890546A (ja) | 1983-05-30 |
JPH038336B2 JPH038336B2 (ja) | 1991-02-05 |
Family
ID=16226936
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP56188624A Granted JPS5890546A (ja) | 1981-11-24 | 1981-11-24 | イソチオシアネ−ト香料の合成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5890546A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008137898A (ja) * | 2006-11-29 | 2008-06-19 | Kureha Corp | 4−メチルチオ−3−ブテニルイソチオシアナートの製造方法、その合成中間体、及びこれを含有する抗菌剤組成物 |
JP2008137899A (ja) * | 2006-11-29 | 2008-06-19 | Kureha Corp | 4−メチルチオ−3−ブテニルイソチオシアナートの製造方法 |
-
1981
- 1981-11-24 JP JP56188624A patent/JPS5890546A/ja active Granted
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008137898A (ja) * | 2006-11-29 | 2008-06-19 | Kureha Corp | 4−メチルチオ−3−ブテニルイソチオシアナートの製造方法、その合成中間体、及びこれを含有する抗菌剤組成物 |
JP2008137899A (ja) * | 2006-11-29 | 2008-06-19 | Kureha Corp | 4−メチルチオ−3−ブテニルイソチオシアナートの製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH038336B2 (ja) | 1991-02-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
AR082663A2 (es) | Procedimiento para sintetizar compuesto(s) relacionado(s) con camptotecina | |
SE8305535L (sv) | Lekemedelspreparat med antinikotinverkan och forfarande for framstellning derav | |
US5310421A (en) | Play material | |
JP2005533897A (ja) | 香り(Flavourant)化合物 | |
JPS5890546A (ja) | イソチオシアネ−ト香料の合成方法 | |
KR20070108237A (ko) | 마이클 부가 생성물 및 시프 염기 아로마 화학물질 | |
DE3768084D1 (de) | Rekonstituiertes nahrungsmittel, verfahren und mischer zu seiner herstellung. | |
US3803172A (en) | Sulfur containing flavoring agents and their preparation | |
JPS6059225B2 (ja) | 合成ジヤコウ香料化合物1,1,2,3,3,5−ヘキサメチルインダン−6−ニトリル | |
JPH04266865A (ja) | 3−(ヘキセニルオキシ)−プロパン−ニトリル、その製造方法及び香料或いは香料組成物 | |
JPS58128332A (ja) | 新規芳香化合物 | |
CA2070693A1 (en) | Process for preparing phenyl butyronitriles and perfumery use of 2,2-dimethyl-4-phenyl valeronitrile | |
US3676156A (en) | Flavor enhancing materials and method of preparing same | |
GB2116823A (en) | Flavoring with 4-methyl-4- mercapto-2-pentanone | |
JPS5615279A (en) | Novel, lactone of octanoic acids | |
GB1595141A (en) | Use of acetals as aldehydes generators for flavourings | |
JP2001114732A (ja) | グリセロールモノまたはジ5−ヒドロキシアルカン酸エステルおよびこれを含有する香料組成物 | |
RU2223274C1 (ru) | ГИДРАЗИДЫ В РЯДУ БАКТЕРИОХЛОРОФИЛЛА a, ОБЛАДАЮЩИЕ ФОТОДИНАМИЧЕСКОЙ АКТИВНОСТЬЮ, И СПОСОБ ИХ ПОЛУЧЕНИЯ | |
JPH021461A (ja) | 非対称ジチオアセタール及びジチオケタールの製造方法 | |
JP2002053547A (ja) | 新規なイソチオシアネート類 | |
JP2000281697A (ja) | S−配糖体、香料、食品および香粧品 | |
SU1587030A1 (ru) | Сложное гранулированное удобрение продленного действи с микроэлементами | |
SU364580A1 (ru) | Масса | |
KR930010096A (ko) | 향기(香氣)나는 프라스틱 정제(pellet) 제조방법 | |
JPS61155378A (ja) | 不斉ジヒドロジチアジン、その製造方法およびそれを含有する芳香剤及び香料 |