JPS588963A - 冷媒減圧器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は冷暖房空調装置や冷蔵庫等に用いられる冷媒減
圧器に関する。

第１図は空調装置における従来の冷媒減圧器を含む冷媒
回路の一例を示す模式図である。この図において１は圧
縮機、２は第１熱交換器、５は第２熱交獲器、４は冷媒
配管、５は冷媒減圧器である。この従来の冷媒減圧器５
は銅製の薄肉細管が使用されており、また当該空調装置
内において大きな占有体積を取らないよう前記薄肉細管
は輪状あるいは螺旋状に巻かれている。それ故当該冷媒
減圧器５は、剛性が小さく振動し易い、外力に弱く変形
し易い、均一な流量抵抗が得られない、冷媒音の発生が
著しい等の不都合がある。前記冷媒音の発生を抑制する
ために従来の冷媒減圧器では吸音材例えばブチルテープ
で当該冷媒減圧器全体を覆う、あるいは合成樹脂で当該
冷媒減圧器全体をモールドする。さらには冷媒音の発生
の原因である。当該冷媒減圧器の冷媒の出口側における
当該冷媒の急激な膨張を防ぐために、減圧部の内断面積
が順次変化する様に内断面積の異なる細管を何本か繋げ
る等の対策を行っているが、このためさらに大きな占有
体積を増り、かつ製造コストを高めている。

本発明は上記のような従来の冷媒減圧器の実情に鑑みて
なされたもので、その目的は従来技術の問題点を解消し
、外力に強く、冷媒音の消音効果が高く、大きな占有体
積を取らない冷媒減圧器を提供することにある。

以下本発明の冷媒減圧器を図に基づいて説明する。第２
図は本発明の一実施例の冷媒減圧器の断面図である。第
２図において６は冷媒減圧器本体７．７′は消音用中子
、８はパイプ、　　９．　９’、　　９’は螺旋状溝部
、１０．１０’、１０’は螺旋状山部。

１１．１１’、１１’は螺旋状通路、１２．１２’は接
続部、１６は冷媒入口、１４は冷媒出口であるすなわち
冷媒減圧器本体６の外周面には１条のねじが切ってあり
、これによってねじの谷すなわち螺旋状溝部９とねじ山
すなわち螺旋状山部１０が形成しである。そしてこの冷
媒減圧器本体６はパイプ８に挿入してあり、尚該パイプ
８の前記冷媒減圧器本体６の挿入部分が液圧、ゴム圧等
により縮管しである。このパイプ８の縮管により第３図
に示すように前記螺旋状山部１０の先端１５をノ（イブ
８の内壁にくい込ませることにより冷媒減圧器本体６が
パイプ８の内壁に固定しである。以上のような構成によ
り冷媒減圧器本体６と）くイブ８の内壁との間に１条の
螺旋状通路１１が形成しである。また消音用中子７．７
′は前記冷媒減圧器と同様な手順でこれら消音用中子７
．７′とノ（イブ８の内壁との間に１条の螺旋状通路１
１’、　’１１’が形成しである。なお消音用中子７．
７′および冷媒減圧器本体乙のそれぞれ異なる点は前記
螺旋状通路１１．１１’、１１’の断面積の大きさであ
り。

冷媒人口１３から冷媒出口１４に向うに従ってそれぞれ
の螺旋状通路１１．１１’、１１’の断面積が順次大き
くなるように配置しである。また冷媒減圧器本体６と消
音用中子７．’７’との接続にはそれぞれの１条のねじ
のピッチを合わせる不具合を解消するために１図示のよ
うにパイプ８の内壁と９冷媒減圧器本体６あるいは消音
用中子７．７′との間に、環状の空間が所定の長さに渡
って形成しである接続部１２．１２’を介して接続して
あり、螺旋状通路１１．　１１／、、　　１１”がそれ
ぞれ容易□に連通できるようにしである。このようにパ
イプ８の内壁と、冷媒減圧器本体６および消音用中子７
゜７′との間に形成された１条に連通ずる螺旋状通路１
１．１１’・　１１′が当該冷媒減圧器の冷媒減圧部で
ある。上記のように構成された本発明の冷媒減圧器にお
いて冷媒はまず冷媒人口１３より入り次に順次断面積が
大きくなる螺旋状通路１１゜１１’、　　１１“を通過
することによって冷媒は徐々に減圧され、最後に冷媒出
口１４より出て行く。

また本発明の冷媒減圧器は従来の薄肉細管によっテ構成
された冷媒減圧器と比べて、パイプ８の内壁と、冷媒減
圧器本体６および消音用中子７゜７′の外周面との間の
螺旋状通路１１，１１１．１１′によって従来の薄肉細
管に相箔する冷媒減圧部が構成しであるので、剛性が大
で外力に対して非常に強い。

さらに本発明の冷媒減圧器では前記のように冷媒減圧部
の内断面積が順次変化する構成にしであるので、従来の
細管のみの冷媒減圧器と比較すると３〜５ｄＢ（Ａ）の
騒音を低減できる。これにより騒音対策費を大幅に低減
でき、空調装置に本発明の冷媒減圧−を設置する場合、
当該空調装置全体のコストを約３０％低減できる。

また本発明の冷媒減圧器において当該冷媒減圧器の性能
に係る流量抵抗を調整するには冷媒減圧器本体６の長さ
を調整するか、あるいは冷媒減圧−器本体６の螺旋状山
部１０の先端１５のパイプ８の内壁に対するくい込みの
程度、すなわちパイプ８の縮管の程度、さらに言い換え
れば冷媒減圧器本体６の螺旋状通路１１の断面積の大き
さを調整する。すなわち流量抵抗を大きくするには冷媒
減圧器本体６の長さを長くするか、あるいは螺旋状通路
１１の断面積を小さくすればよい。

なお本実施例では消音用中子を２個設けであるが、当該
消音用中子は１個設けても３個以上設けてもよい。ここ
で消音用中子を複数設ける場合は当該冷媒減圧器の冷媒
入口１３から冷媒出口１４Ｉｃ向うに従って、それぞれ
の螺旋状通路の断面積が順次大きくなるように配置する
。ま念冷媒減圧器本体および消音用□中子の接続にはそ
れぞれのピッチを合わせる不具合を解消するために前記
のようにパイプの内壁と、冷媒減圧器本体あるいは消音
用中子の外周面との間に環状の空間が所定の長さに渡っ
て形成しである接続部を介して接続する。

なお冷媒減圧器本体と消音用中子を接続する場合。

あるいは消音用中子どうしを接続する場合は、接続する
両者のうちのいずれか一方に接続部を設ければよくまた
どちらに設けてもよい。

さらに本実施例においては冷媒減圧器本体６および消音
用中子７．７′の外周面に１条のねじが切っであるが、
複数条にねじを切ってもよい。またパイプ８の縮管はパ
イプ８内に冷媒減圧器本体６を挿入し当該パイプ８を縮
管し１次に当該パイプ内に消音用中子７を挿入し縮管す
るというように順次縮管してもよいし、またパイプ８内
に冷媒減圧器本体６と消音用中子をすべて挿入した後縮
管してもよい。なおパイプに冷媒減圧器本体６および消
音用中子を固定する手段は該パイプの縮管に限らず、ま
た螺旋状山部の先端をパイプの内壁にくい込ませないで
固定してもよい。

さらに本実施例においては第６図に示すように螺旋状山
部１０の先端１５を平担に形成したが。

当該先端を鋭角に形成してもよい。さらに第６図に示す
ように本実施例においては螺旋状溝部９の断面形状が三
角形に成るようにねじが切っであるが、第４図に示すよ
うに螺旋状溝部９＃〆の断面形状が台形に成るようにね
じを切ってもよい。この場合はねじを切ることによって
螺旋状溝部９″　　を形成する際に螺旋状通路１１″　
の断面積が広い範囲で調整できる。

上記のように本発明の冷媒減圧器は剛性が大で外力に対
して強い。また消音用中子を設けることにより徐々に冷
媒を減圧する構成になっているので、消音効果が非常に
高い。これにより消音効果を高めるための吸音材や余分
な部品を加えなくても済むので、大きな占有体積を占め
ず、また製造コストを大幅に低減できる。以上のように
本発明の効果は顕著である。

【図面の簡単な説明】

第１図は空調装置における従来の冷媒減圧器を含む冷媒
回路の一例を示すサイクル構成図、第２図は本発明の一
実施例の冷媒減圧器の断面図、第６図は第２図の冷媒減
圧器本体の螺旋状山部先端のパイプ内壁へのくい込み部
の拡大断面図、第４図は螺旋状溝部の断面形状の他の実
施例を示す断面図である。 １・・・圧縮器　　　　２・・・第１熱交換器３・・・
第２熱交換器　４・・・冷媒配管５・・・冷媒減圧器　
　６・・・冷媒減圧器本体７．７′　・・・消音用中子
　　８・・・パイプ９．９〆　９＃、　　９′７１　・
・・螺旋状溝部１０．１０’、１０’・・・螺旋状山部
１１、　１１’、　　１１’、　　１１”’・・・螺旋
状通路１２．１２’　・・・接続部　　１５・・・冷媒
入口１４・・・冷媒出口　　　　　１５・・・先端代理
人弁理士　中村純之助

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）冷媒を減圧する冷媒減圧器において、外周面にね
   じを切っである冷媒減圧器本体をパイプの入口側に、外
   周面にねじを切っである少なくとも１個の消音用中子を
   パイプの出口側に、それぞれパイプの内壁とねじ山とが
   接触するように、かつパイプの中心軸方向に順次挿入固
   定して、パイプの内壁と冷媒減圧器本体および消音用中
   子との間の螺旋状空間によって、相互に連通ずる螺旋状
   通路を形成し、該螺旋状通路の断面積が冷媒減圧器本体
   部から消音用中子部に至るに従い、順次大きくなるよう
   に形成しであることを特徴とする冷媒減圧器。