JPS587939A - 車両用ダイバ−シテイ受信装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ＦＭ受信波に含まれるマルチパスノイズの少
ない方の受信アンテナに切換えて該ノイズケ回避するダ
イパーシティ受信方式に於いて、車室の窓ガラスに設け
た受信アンテナを切換えるようにした車両用ダイパーシ
ティ受信装置に関する。

従来、この種のダイパーシティ受信装置では、車両の前
後又は左右の離れた位置に複数本のホイップアンテナ全
段け、送イにアンテナがらの直接波（ＦＭ又ＨＴＶ波）
とビル等で多重反射された反射波とが同時に受信される
所謂マルチパス受信が起きたときには、マルチパスノイ
ズの少ない方の’Ｊ　Ｇアンテナに切換えるようにして
マルチパスノイズの発生を防止している。

ところで、マルチパスノイズの防止効果は、切換えよう
とするアンテナの本数を増すほど高めることができるが
、アンテナの設置本数が増えると走行抵抗が増え、また
デザイン面からも好ましくないため、車室窓ガラス、し
１１えはフロントガラスの視界を妨げに（い位置もしく
はりャガラスにアンテナ線を設けた所謂ガラスアンテナ
を用いたダイパーシティ受信装置が考えられている。

第１図はガラスアンテナを設けた車両の平面図を示した
もので、車両１のリアガラス２に設けている防曇用熱線
３の空きスペースにリアガラスアンテナ４を設置し、ま
た、フロントガラス５の視界を妨げにくい位置にフロン
トガラスアンテナ６を設置するようにし、マルチパス受
信が起きたときにはマルチパスノイズの少ない方のガラ
スアンテナに切換えるようにしている。

ところで、ダイパーシティ受信によるノイズ防止効果を
高めるには、一方の受信アンテナにマルチパス受信が起
きても他方の受信アンテナにはマルチパス受信が起きな
いか或は度合が少ないというようにアンテナを離して設
けるようにする他に、各受信アンテナの指向特性が相互
に異なるように設置することが望ましい。

ところが、第１図に示すガラスアンテナの設置では、ア
ンテナを離して設置することはできるものの、フロント
ガラスアンテナ６及びリアガラスアンテナ４０指向特性
り、第２図に取り出して示すように、矢印で示す車両１
の進行方向に対しガラスアンテナ７０指向特性は所謂８
の学籍性となり、全く同じ特性であるがために、受信位
置が変ることによるマルチパスノイズの回避効果は得ら
れるが、アンテナ切換えを行なったとしても、マルチパ
ス受信を起している直接波と反射波の到来方向に対する
受信特性が変わらないため、マルチパスノイズの回避性
能に限界があるという問題がある。

本発明は上記に鑑みてなされたもので、複数のガラスア
ンテナの各々で受信しｉＦＭ受信波のうちマルチパスノ
イズの最も少ないアンテナに切換えて受信する装置に於
いて、マルチパスノイズの回避性能を向上するため、リ
ア又はフロントガラスアンテナの指向性に直交する方向
の指向性をもつサイドガラスアンテナを設けるようにし
たものでおる。

以下、本発明を図面に基づいて説明する。

第３図は本発明の一実施例を示し、たブロック図でおる
。

まず構成を説明すると、１０は車両のリアガラスに設け
たリアガラスアンテナ、１２は車両のサ　　　□イドガ
ラスに設けたサイドガラスアンテナである。

これらの各ガラスアンテナ１０．１２は第４図の車両の
斜視図に示すように、リアガラスアンテナ１０は車両１
のリアガラス２に設けている防曇用熱線３の空スペース
に設置され、また、サイドガラスアンテナ１２は、図示
のハジチバツク車であれば単室後部の固定式サイドウィ
ンド１４に設置される。

これらのリアガラスアンテナ１０及びサイドガラスアン
テナ１２の各々は、ＰＭ放送周波数（７９〜９０　ＭＨ
ｚ　）又はＴＶ放送周波数（９０〜２２２Ｍ）ｌｚ）の
４分の１波長（λ／４）のアンテナ長を有する。

再び第３図を参照して構成を曲間すると、１６Ａ、１６
Ｂは高周波回路及び選局回路を備えたフロントエンド、
１８は局部発振器、２ＯＡ、２０ＢはＦＭ中間周波増幅
回路Ｃ以下「ＦＭ−ＩＰ回路」という）、２２Ａ、２２
ＢはＦＭ中間周波信号にマルチパス受信によって混入す
る数十〜数百ｋＨｚのりプル成分（振幅歪）をＡＭ検波
してマルチパスノイズを検出するマルチパスノイズ検出
回路、２４けマルチパろノイズ検出回路２２Ａ、２２Ｂ
の出力ｅ、、ｅ２を比較し、ｅ、）ｅ、でＬレベル出力
を、またｅｌ（ｅ２でＨレベル出力を生ずる比較回路、
２６け比較回路２４の出力を反転するインバータ、２８
Ａけ比較回路２４のＨレベル出力でスイッチオンするス
イッチング回路、２８Ｂはインバータ２６のＨレベル出
力でスイッチオンするスイッチング回路、３０はスイッ
チング回路２８Ａ、２８Ｂのいずれか一方を介して印加
されるＦＭ中間周波信号をＦＭ検波した稜にステレオ復
調してスピーカ３２に出力する復調回路である。

尚、上記のマルチパスノイズ検出回路２２Ａ。

２２Ｂとしては、中間周波信号に含まれる振幅歪を検出
する他に、直流成分の検出によシ暗雑音（いわゆる受信
電界の低下）を検出するようにしても良い。

次に、作用を説明する。

まず、リアガラスアンテナ１０とサイドガラスアンテナ
１２の受信指向特性は第５図に示すように、リアガラス
アンテナ１０については矢印３４で示す車両の進行方向
に対する８０字特性３６となり、これに対してサイドガ
ラスアンテナ１２け車両の進行方向に直角となる方向の
８の学籍性３８が得られる。

このような８の字形の指向特性を生ずるのは、基本的な
ダイポールアンテナの指向特性と同じ理由によるもので
、送信電波が水平偏波の場合、大地に対して水平に設け
られたアンテナは、アンテナの直角方向の受信利得が高
く、アンテナ素子の方向の受信利得が小さくなることに
よるものである。

第６図はλ／４ダイポールアンテナとしてのリアガラス
アンテナ１０及びサイドガラスアンテナ１２の指向％性
の実測値の一例を示した図であシ、理想的なλ／４ダイ
ポールアンテナの受信最大値をＯｄＢとして表わしてお
り、各々の受信パターンを重ねて示している。。

第６図において実線３６がリアガラスアンテナ１０の受
信パターンであり、また破＠３８が車両１の左側のサイ
ドウィンドに設は大すづトガラスアンテナ１２の受信パ
ターンである。

次に、第３図の実施例を参照して動作を説明する。

いま比較器２４のＨレベル出力でスイッチング回Ｍ２８
Ａがオンされ、リアガラスアンテナ１０によりＦＭ放送
を受信していたとする、この状態で、例えば車両の前方
からの直接波と車両の後方からの反射波を受けてリアガ
ラスアンテナ１０にマルチパス受信が起きたとする。１
このマルチパス受信によυマルチパスノイズ検出回路２
２Ａの検出＜＝号ｅ、は、マルチパスノイズ検出回路２
２Ｂの検出信号ｅ２を上回り、比較器２４の出力はＬレ
ベルに立下る。このためスイッチング回路２８Ａがオフ
となり、同時にインバータ２６のＨレベル出力でスイッ
チング回路２８Ｂがオンし、サイドガラスアンテナ１２
による放送受信に切換えられる。

この場合、サイドガラスアンテナ１２は第５゜６図に示
したように、車両の前後方向に受信利得のディツプ点を
もっていることから、車両の前後方向からの直接波と反
射波に対する受信利得が小さく、マルチパス受信の影響
が少ｔ「いので、サイドガラスアンテナ１２への受信切
換えによりマルチパスノイズの発生が確実に防止される
。

一方、車両の両側方向から到来する直接波と反射波とに
よるマルチパス受信に対しては、車両の前後方向に指向
特性をもつリアガラスアンテナへの切換えで、同様にし
てマルチパスノイズの発生を防止できる。

尚、上記の実施例は、リアガラスアンテナとサイドガラ
スアンテナとの切換えを５０にとるものであったが、フ
ロントガラスアンテナとサイドガラスアンテナとで受信
切換えを行なうようにしても良いし、更に、これらのガ
ラスアンテナにホイップアンテナを組合せて受信切換え
するようにしても良い。

更に、上記の実施例は、ＦＭ受信を例にとるものであっ
たＩｆ、ＴＶ放送の受信についても同様に適用すること
ができる。

以上説明してきたように、本発明によれば、その構成を
、複数のガラスアンテナの受信切換えによりＦＭ受信波
のマルチパスノイズを防止する装置に於いて、リア又は
フロントガラスアンテナの指向特性に対し９０’指向特
性が異なる他のアンテナを車室側面のサイドガラスに設
け、いずれかのアンテナでアルチパス受信が起きたとき
には、他のアンテナに切換えて受信するようにしたため
、受信位置が切換えられるという所謂スペースダイパー
シティに加えてアンテナの指向特性が切換わるという所
謂合成ダイパーシティが行なわれ、マルチパスノイズの
防止がよシ確実に行なえるという効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図はフロントガラスアンテナ、リアガラスアンテナ
を設けた車両の平面図、第２図は第１図の各ガラスアン
テナの指向性を示した特性図、第３図は本発明の一実施
例を示したブロック図、第４図は本発明で用いるリアガ
ラスアンテナ及びサイドガラスアンテナを備えた車両の
斜視図、第５図は本発明のガラスアンテナで得られる基
本的な指向性を示した特性図、第６図はアンテナ指向性
の実測値を示した特性図である。 ｌ・・・車両　　　　　　　２・・・リアガラス３・・
・防曇用熱線　　　　　４．１０・・・リアカラスアン
テナ５・・・フロントガラス　　　６・・・フロントガ
ラスアンテナ７・・・ガラスアンテナ　　　１２・・・
サイドガラスアンテナ１４・・・サイドウィンド　　１
６Ａ、１６１３・・・フロントエンド１８・・・局部発
振器 ２ＯＡ、２０Ｂ・・・ＦＭ中間周波増幅回路２２＆、２
２Ｂ・・・マルチパスノイズ検出回路２４・・・比較回
路　　　　２６・・・インバータ２８Ａ、２８Ｂ・・・
スイッチング回路３０・・・復調回路　　　　３２・・
・スピーカ第１図 ノ　　　　　　　　ノ ５；　　　　　　　　　　　２ 第２図 手　　続　補　　正　　書　　（自発）昭和５年８月１
２日 特許庁長官　島　１）春　樹　殿 １、　事件の表示 昭和Ｉ年特許願第１０５５０３号〜 ２、　発明の名称　車両用ダイパーシティ受信装置３、
　補正をする者 事件との関係　　特許出願人 住所　　神奈川県横浜市神奈用区宝町２番地名称　　　
（３９９）日産目動車株式会社（他１名） ４、代理人 明細書の「発明の詳細な説明」及び［図面の簡単な説明
Ｊの各楠、並びに図面 ６　補正の内容 （１）明細ト第２１第４行目［（ＦＭ又はＴＶ波）」を
削除する。 （２）明細書第２頁第５行目「マルチパス受信」を「マ
ルチパス妨害」と抽出する。 （３）明細書第３頁下から第３行目「アンテナ７」を「
アンテナ」と袖＋Ｅする。 （４）　　明細書第４頁第５行目に紗いて次の文章を加
入する。［尚、アンテナ拐□向特性は車両の形状によっ
てθＬ定されるところが大きく、リア又はフロントガラ
スアンテナについても同様の指向性を示す。例えは、箱
形乗用車についてに、フロントアンテナはボンネット、
リアアンテナをオドランクによって影響を受け、多少の
アンテナパターンの変更では指向性は全く変らず、フロ
ント、リアともに同一の指向性となる。」 （５）　　明細書第６頁下から第１行目「特性３６」を
「特性３８」と補正する。 （６）　　明細書第７貞第２行目「特性３８」を［特性
３６Ｊと補正する。 （７）　　明細Ｖ！第７頁第４〜川行し１「このような
８の字形の・・・・・・よるものである。」を削１６へ
する。 （８）　　明細書第７頁第１１行目［λ／４ダイポール
アンテナとしての」を削除する。 （９）明細書第１１頁第５行目［７・・・ガラスアンテ
ナ」を削除する。 α０　図面中、Ｍ２図及び第６図を別廊補正図面のとお
り補正する。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 車両の窓ガラスに設けた複数のガラスアンテナの各々で
   受信したＦＭ受信波のうちマルチパスノイズの最も少な
   いアンテナに切換えて受信する装置に於いて、リア又は
   フロントガラスに殻けた車両の進行方向に指向性全もつ
   ガラスアンテナと、該ガラスアンテナの指向性に直交す
   る方向の指向性をもつ単室側角１のガラスに設けた他の
   ガラスアンテナとで上記複数のガラスアンテナを構成し
   定率を特徴とする車両用ダイパーシティ受信装置。