JPH03196704A

JPH03196704A - 車両のアンテナ装置

Info

Publication number: JPH03196704A
Application number: JP33701489A
Authority: JP
Inventors: Tatsuaki Taniguchi; 龍昭谷口; Nobuyuki Shimatani; 信行島谷; Keiji Takao; 高尾　慶二
Original assignee: Mazda Motor Corp
Current assignee: Mazda Motor Corp
Priority date: 1989-12-26
Filing date: 1989-12-26
Publication date: 1991-08-28

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明はグイバシティ方式の受信システムに用いられる
車両のアンテナ装置に関するものである。

（従来技術）最近の車両にあってはＦＭ放送用の受信器を備えている
のが一般的であり、このＦＭ電波の受信を良好に行なう
ためにグイバシテイ方式を採用することも多く行なわれ
ている。このダイバシテイ方式を構成するために２つの
アンテナが用いられるが１通常は、この２つのアンテナ
を車体前後方向に離れて配置したいわゆるスペースダイ
バシティ方式とされている。そして、車体が大きな金属
の容量体であることから、接地型とされるポールアンテ
ナとされることが多い（実開昭６２−１９６４０６号公
報参照）。

ところで、最近では、紫外線寄は等の観点から、ウィン
ドガラスの略全面に導電性膜を施すことが多くなってい
る。この導電性膜が施されたウィンドガラスに対して、
アンテナ利得を損なうことな（アンテナ線を設けるべく
、導電性膜をウィンドガラスの窓枠から離間させて形成
、すなわち導電性膜と金属製の車体とを絶縁させるよう
にしたものが提案されている（実公昭６３−４９９３２
号公報参照）。

（発明が解決しようとする問題点）ところで、前述のようにスペースダイバシティとした場
合は、２つのアンテナ同士が大きく離間される一方、受
信器は１つなのでこの受信器と各アンテナとの結線が面
倒になる。

本発明は上述のような事情を勘案してなされたもので、
グイバシティを構成するために用いられる２つのアンテ
ナ同士を互いに近接配置し得るようにした車両のアンテ
ナ装置を提供することを目的とする。

（発明の構成、作用）上記目的を達成するため、本発明にあっては次のような
構成としである。すなわち、第１アンテナと第２アンテナとの２つのアンテナを備え
、該両アンテナのうち受信状態の良好な一方のアンテナ
から選択的に電波を受信させるようにしたグイバシティ
方式の受信スシテムを備えた車両において、前記両アンテナの一方がスロットアンテナとされると共
に、他方のアンテナがポールアンテナとされ、しかも該
スロットアンテナとポールアンテナとが近接して配置さ
れている、ような構成としである。

このような構成された本発明にあっては、ポールアンテ
ナが電圧誘起型とされる一方、スロットアンテナが９０
度位相がずれる電流誘起型とされる。したがって、両方
のアンテナを近接配置してお（ことにより、マルチパス
発生した場合に、方のアンテナの受信状態が悪いときに
は、他方のアンテナの受信状態が必ず良好な状態となる
。

（発明の効果）このように、本発明によれば、グイバシティ方式に必要
な２つのアンテナ同士を互いに近接させて配置すること
ができる。

勿論、両方のアンテナ共に無指向性なので、種々の方向
に移動される車両用として好適なものとなる。

（実施例）第１図において、車両のボディｌに設けられたウィンド
ガラスのうち、リアウィンドガラス２に対して本発明に
よるアンテナ装置が構成され、その詳細を第２図に示し
である。

リアウィンドガラス２は、金属製の枠体ｌＯを介して、
ボディｌに対して絶縁状態で固定される。ウィンドガラ
ス２は、第３図に示すように。

外ガラスｌｌａと内ガラスｌｌｂとの間に導電性膜１２
を挟み込んだ３層のサンドイッチ構造とされている。こ
の導電性膜１２は、太陽光線等の熱線を反射するもので
、導電性を有しかつ透明とされている。そして、導電性
膜１２は、実施例では、後述するスリット部分を除いて
ウィンドガラス２の全面に渡って形成されている。

前記導電性膜１２には、その下部位置において左右方向
に伸びるスリット１３が形成され、このスリット１３を
利用してスロットアンテナＡＩが構成されている。すな
わち、スリット１３を挟んで該スリット１３周縁部の導
電性膜１２に対して、第１同軸ケーブル１４の信号線１
４ａ、１４ｂが接続されている。

ウィンドガラス２の車室側面には、ウィンドガラス２の
左右方向略中夫において、上下方向に伸ばしてアンテナ
＄１１５がプリントされている。このアンテナ！！１５
はポールアンテナＡ２を構成するもので、このため、ア
ンテナ線１５に対して第２同軸ケーブル１６の一方の信
号線１６ａが接続され、他方の信号線１６ｂは金属性の
ボディｌに対してアースされている。すなわち、ボディ
ｌは、その大きな面積を有するルーフパネル２１、フェ
ンダ２２、トランクリッド２３等が金属製とされた大き
な容量体とされて、この容量体に対して信号ｍ１ｌｌ　
５ｂが接続されている。

上記２本の同軸ケーブル１４．１６からの受信信号は、
マイクロコンピュータを利用して構成された電波すなわ
ちアンテナ選択器１７を介して、ＦＭ放送用受信器１８
に入力される。この選択器１７の制御内容を、第４図を
参照しつつ説明するが、以下の説明でＳはステップを示
す。

先ず、ＳｌのイニシャライズによってフラグＡが０にリ
セットされるが、このフラグＡはＯのときがポールアン
テナＡ２の選択を、またｌのときがスロットアンテナＡ
Ｉの選択を示す。

次いで、Ｓ２において現在選択されているアンテナにつ
いての電界強度Ｅが入力され、またＳ３において入力さ
れた電波を復調することによって得られるマルチパス歪
ＭＰが入力される。

Ｓ４おいて、所定の単位時間当りの電界強度の変化率が
所定値Ｋ１以上であると判別されたとき、またはＳ５に
おいてマルチパス歪ＭＰが所定値に２以上であると判別
されたときは、それぞれＳ６に移行する。このＳ６以降
の処理は、選択すべきアンテナの切換えを行なうときで
ある。このため、先ずＳ６においてフラグＡが０である
か否かが判別される。このＳ６の判別でＮｏのときは、
Ｓ７においてフラグＡをＯとし、またＳ６の判別でＹＥ
ＳのときはＳ８においてフラグＡを１にする。上記Ｓ７
あるいはＳ８の後は、Ｓ９において、フラグＡに応じた
アンテナが選択される（アンテナの切換実行）。なお、
第５図には、マルチパスが発生したときの両アンテナＡ
ＩとＡ２との受信状態を示してあり、一方のアンテナの
受信状態が悪いときに他方のアンテナの受信状態が良好
なことが理解される。

前記Ｓ４の判別でＮＯであり、かつＳ５の判別でＮｏの
ときは、現在選択されているアンテナによる受信状態が
良好なときであるので、このときはＳ６を経ることなく
そのままリターンされる。

第６図は本発明の他の実施例を示すものであり、前記実
施例と同一構成要素には同一符号を付してその説明は省
略する。

本実施例では、スロットアンテナＡ１構成用のスリット
３１を、トランクリッド２３の右端部に形成しである。

また、ポールアンテナＡ２を構成するアンテナロッド３
２を、伸縮式として、上記スリット３１直近においてリ
アフェンダ２２から立設させである。なお、上記スリッ
ト３１内には、ボディｌの塗色と同一色の非導電性の塗
料を充填することにより、外部からはスリット３１の存
在が目視し得ないようにしである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す車両の後方斜視図。第２図はリアウィンドガラス部分の詳細を示す平面図。第３図は第２図のＸ３−Ｘ３線断面図。第４図はアンテナ選択の制御内容を示すフローチャート
。第５図はマルチパスが発生したときの２つのアンテナの
受信状態を示す図。第６図は本発明の他の実施例を示す車両の後方斜視図。１４：第１同軸ケーブル１５：アンテナ線１６：第２同軸ケーブル１７：アンテナ選択器］　８　：　ＦＭ受信器３Ｉニスリツト３２：アンテナロッドＡｌニスロットアンテナＡ２：ポールアンテナ１：ボディ２：リアウィンドガラス１１ａ：外ガラス１１ｂ：内ガラス１２：導電性膜１３：スリット第１図第２図第６図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）第１アンテナと第２アンテナとの２つのアンテナ
を備え、該両アンテナのうち受信状態の良好な一方のア
ンテナから選択的に電波を受信させるようにしたダイバ
シティ方式の受信スシテムを備えた車両において、前記両アンテナの一方がスロットアンテナとされると共
に、他方のアンテナがポールアンテナとされ、しかも該
スロットアンテナとポールアンテナとが近接して配置さ
れている、ことを特徴とする車両のアンテナ装置。