JPS58756Y2 - シヤツタ−係止装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はシャッター修正装置に関し、更に詳しく述べれ
ば、多数枚のスラントを連繋して構成したシャッターの
両端を左右に縦設した一対の案内レールに嵌挿して昇降
可能にしたシャッター装置において、シャッターの任意
位置例えばシャッター最下位の座板（シャッターの中間
部位でもよい）の両端部に、座板の端縁から延出させた
先端に転子を軸支し、他端は座板に装着した錠本体に連
繋させた係止片を摺嵌保持する保持板を取付け、更に前
記係止片には一端を保持板に係１−トさせたスプリング
で延出方向に押出すように作用させ、更に前記案内レー
ルには、シャンターの下降位置で前記係１」三片と対応
した位置に係１−トー片を係止する凹部を設け、シャッ
ターが下降して閉鎖状態になると自動的に前記スプリン
グの作用で係止片が凹部に嵌１つて係止できるようにし
たものである。

以下本考案に係るシャッター修正装置の一実施例を添付
図面に基いて具体的に説明する。

１は多数枚のスラット２と座板２′を連繋して構成した
シャッターで、このシャッター１は両端を左右に縦設し
た一対のコ状案内レール３，３に挿嵌して昇降できるよ
うにしである。

シャッター１には任意の部位例えば図面では最下位の座
板２′の両端部分に夫々端縁から延出し、その先端に転
子４を軸支５し、かつ他端を座板２′の中央部分に装着
した錠本体６とワイヤー等の連結部材７を介して連繋さ
せた係止片８の保持板９を取付けである。

保持板９は前記係止片８を摺嵌する座板２′に沿った摺
動孔１０を設けると共に後記するスプリング１１を遊嵌
する切欠孔１２を設け、摺動孔１０には係止片８を摺嵌
して座板２′に沿って左右方向に移動でさるようになっ
ている。

ｌた切欠孔１２内には前記係止片８の一部を打抜いて成
形した支持片８′を挿嵌した前記スプリング１１の一端
を内縁で係止させ、またスプリング１１の他端は支持片
８′の基端に係止して、スプリング１１の作用により前
記係止片８を常に延出方向に押出すようにしである。

案内レール３はシャッター１が閉じた位置の係ｄｘ片８
と対応した部分に係止片８の先端が嵌まって係止される
凹部１３を設け、シャッター１か閉じた位置で前記係Ｉ
Ｌ片８をスプリング１１の作用によシ押出して自動的に
前記凹部１３に嵌１リシャッター１の上昇を阻止するよ
うにしである。

本考案は前記の構成で明らかなように、シャッター１が
閉じた状態で係止片８は案内レール３に設けた凹部１３
に嵌１つて凹部１３の上縁部１ｇで係止片８の先端部を
係止しシャッター１の上昇を阻止しているが、シャッタ
ー１を開くため上昇させるには錠本体６を回動し、この
回動により錠本体６に連結部材７を介して連繋した係止
片８はスプリング１１Ｖこ抗して保持板９に設けた摺動
孔１０に沿って摺動して後退（図面第２図では左方向に
移動する）し案内レール３に設けた凹部１３から係止片
８の先端を抜出し、凹部１３から係止片８の先端が出た
位置で係止が解除され、この解除によりシャッター１を
手動により案内レール３に沿って上昇させると係止片８
はスプリング１１の作用で案内レール３の底面に沿って
転子４は転動し２ながら上昇したシャッター１は開放さ
れるのである。

また反対にシャッター１を開いた状態から閉じるにはシ
ャッター１を下降するとシャッター１は係止片８の先端
の転子４は案内レール３の底面３′に沿って転動しなが
ら下降したシャッター１が閉鎖位置になると保持板９で
保持された係止片８はスプリング１１の押出し作用によ
り自動的に底面３′から外れた位置で凹部１３に向って
押出し係止することになる。

上述のように本考案は係止片８にスプリング１１を作用
させ係止片８をスプリング１１に追随して移動するよう
になっているためシャッター１の閉鎖位置では自動的に
係止片８は案内レール３に設けた凹部１３に挿入されて
凹部１３の上縁１３′で係止されシャッター１の上昇を
阻止するものであって、従来のようにその都度施錠を行
う煩さもなく、また急ぎの場合よく忘れがちであった施
錠も自動的に係止できるので、その不安もなく安全であ
る。

更にシャッター１の昇降時は係止片８に設けた転子４が
案内レール３の底面３′を転動して昇降するため動作は
円滑であり、しかも左右方向にスプリング１１で案内レ
ール３に押圧しているためシャッター１の振れもなく昇
降時に発する騒音も防ぐことができる等の効果がある。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案に係るシャッター係止装置の一実施例を示
したもので、第１図は室内から見たシャッターの背面図
、第２図は要部の拡大断面図、第３図は第２図Ｘ−Ｘ線
横断平面図である。 １・・・シャッター、２−、、スラット、２′・・・座
板、３・・・案内レール、３′−案内レールの底面、４
・・・転子、５・・−軸支部、６・・・錠本体、７・・
・連結部材、８・・・係止片、ぎ・・・支持片、９・・
・保持板、１０・・・摺動孔、１１・・・スプリング、
１２・・・切欠孔、１３・・・凹部、１３′・・・凹部
の上縁。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 多数枚のスラットを連繋して構成したシャッターの両端
   を左右に縦設した一対の案内レールに嵌挿してなるシャ
   ッター装置において、シャッターの任意位置の両端部分
   に、端縁から延出させた先端に転子を軸支し、他端はシ
   ャッターに装着した錠本体に連繋させた係止片の保持板
   を取付け、更に前記係［［片には一端を保持板に係止し
   た押出方向のスプリングの他端を係１」ニし、更に前記
   案内レールにはシャッターの閉鎖位置の前記係１ト片と
   対応位置に係止片を係止する凹部を設けてなるシャッタ
   ー修正装置。