JPS5874655A - 4,4′−ジクロロジフエニルスルホンの製造方法 - Google Patents

4,4′−ジクロロジフエニルスルホンの製造方法

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JPS5874655A
JPS5874655A JP15615181A JP15615181A JPS5874655A JP S5874655 A JPS5874655 A JP S5874655A JP 15615181 A JP15615181 A JP 15615181A JP 15615181 A JP15615181 A JP 15615181A JP S5874655 A JPS5874655 A JP S5874655A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はクロロベンゼンとクロルスルホン酸トからのη
ψ−ジクロロジフェニルスルホンの製造方法に関する。
θり′−シクロロジフェニルスルボンハ、一般ニ耐熱性
の優れたポリスルホン系樹脂の単量体として有用な物質
である。一般にりψ−ジクロロジフェニルスルホンはタ
ークロロベンゼンスルホニルクロリドとクロロベンゼン
とを塩化第二鉄を触媒としたFr 1e(181−Cr
a fts 反応により製造されている〔例えば、米国
特許第3,33乞/ダA(/qi)など〕。この方法の
問題点はタークロロベンゼンスルホニルクロリドを無水
の状態で、クロロベンゼンとrriedel−Craf
ts 反応を行わせることにある。
この方法を工業的に実施するためには、クロロベンゼン
を出発原料として、クロロスルホニル化を行すってq−
クロロベンゼンスルホニル、クロリドを生成させ、これ
を単離することなく、かつ無水の状態でクロロベンゼン
との反応を行わせることが特に重要となる。
従来クロロベンゼンを出発原料として、クロロスルホニ
ル化させた後中間生成物を単離することなく久り′−ジ
クロロジフェニルスルホンを製造する方法としては、例
えば、 (1)  クロロベンゼンを二酸化イオウと反応させて
q−クロロベンゼンスルホン酸とし、これにクロル化剤
として塩化チオニルを作用させてダークロロベンゼンス
ルホニルクロリドを生成させた後クロロベンゼンと縮合
する方法(特公昭5乙−!f;3gl、)、 (2)  クロロベンゼンに二酸化イオウと塩化チオニ
ルとを同時に反応させてダークロロベンゼンスルホニル
クロリドとした後クロロベンゼンと縮合する方法(U、
 S、 S、R,3Ag、b37 ; chem、 A
bstr、 。
g7,76772g b C/977) )、(3) 
 クロロベンゼンにクロルスルホン酸ヲ作用すせてダー
クロロベンゼンスルホン酸とし、これにオキシ塩化リン
を反応させてq−クロロベンゼンスルホニルクロリドを
生成させた後クロロベンゼンと縮合する方法〔米国特許
3./2!;、AO’l(/9乙1 )が知られている
しかしながら、これらの方法はスルホン化剤として安価
な三酸化イオウやクロルスルホン酸を使用しているが、
クロル化剤として比較的高価な塩化チオニルやオキシ塩
化リンを使用しており、反応後過剰量のクロル化剤を回
収しているものの、この方法を工業的に実施するために
は、クロル化剤の回収の装置を考慮しなければならず、
またクロル化剤が分解し易いために再利用についても比
較的離しいため、りψ−ジクロロジフェニルスルホンを
工業上安価に提供するためには、製造作業上からも、経
済性から考えても満足すべき製造方法とは言い難い。
一方クロロベンゼンに化学量論量のクロルスルホン酸を
作用させることによりダークロロベンゼンスルホニルク
ロリドが生成することは広く知られている。この方法は
、理論量の硫酸を生成するために反応後反応混合物を氷
水に排出して、r過、水洗、乾燥する工程を経て無水の
q−クロロベンゼンスルホニルクロリドの製造が達成さ
れ、次のクロロベンゼンとの縮合反応に供給されるため
、工業的には有利な方法ではない。
クロルスルホン酸は取扱いが容易で、かつ工業的に安価
であるため、クロロベンゼンにクロルスルホン酸を作用
させた後、単離操作なしに無水の状態でダークロロベン
ゼンスルホニルクロリドを生成させ、ついで、これを塩
化第二鉄の存在下でクロロベンゼンと反応させて、<<
 +’−ジクロロジフェニルスルホンを製造することは
工業的に要望されている課題である。
ところで、t−クロロベンゼンスルホニルクロリドは、
クロロベンゼンを化学量論量より過剰のクロルスルホン
酸と反応させることによって製造しうろことについては
先に述べたが、従来の製造方法は例えば、クロロベンゼ
ン1モルに対して3モルのクロルスルホン酸とを反応さ
せて72〜73チの収率で、また、3モルのクロルスル
ホン酸ヲ使用してgOチの収率でダークロロベンゼンス
ルホニルクロリドを製造している( A、M、Grig
OrOVSkiyら、Zhur、Pr1klad、Kh
im、 、 2g 、 A/6〜2/(/955) :
Chem、Abstr、、50.3279(/q!;A
)〕。
さらに、クロロベンゼン1モルに対してクロルスルホン
酸、9モルを60℃の温度で作用させて70チの収率で
目的物を製造している( J、M、DumOntらBu
ll、SOC,Chim、FranCei、/qA2、
/2/3−7g;chem、Abstr、 t57.9
7/’7(/q1.2) 〕o このように、クロロベ
ンゼンとクロルスルホン酸との反応によって、ざθチ以
上の収率でダークロロベンゼンスルホニルクロリドを製
造するためには大過剰のクロルスルホン酸を必要とする
ため、この方法を工業的に実施するには経済的にも、ま
た特に環境保護の見地から大きな欠点となる。
芳香族化合物とクロルスルホン酸との反応においては、
目的とする芳香族スルホニルクロリドのほかに、芳香族
スルホン酸およびジアリールスルホンが副生ずる。例え
ば、クロロベンゼンに対して3モル比のクロルスルホン
酸を作用させると、ダークロロベンゼンスルホニルクロ
リl’(収率g/チ)のほかに、72%の収率でZt′
−ジクロロジフェニルスルホンが副生じ(r、Ullm
annら、Ber。
ito、乙11/(/907)〕、先に記述したA、M
、Gr−igorovskiy  らの文献においても
、3モル比のクロルスルホン酸を使用した場合、ダーク
口口ベンゼンスルホン酸(,20%収率)とりq′−ジ
クロロジフェニルスルホン(g%収率)が副生じている
一般に+!、芳香族化合物とクロルスルホン酸トノ反応
において、副反応を抑制するためにクロロポルム、四塩
化炭素を用いるとよいとされている〔新実験化学講座、
717巻「有機化合物の合成と反応(財)JP77g7
〜/7gg、丸蓋(197g”)]。
このような溶媒中での反応では、例えば、スロロベンゼ
ンに対して3モル比のクロルスルホン酸とをクロロホル
ム中で反応させて、副生物の記戦けないものの、グーク
ロロベンゼンスルホニルクロリドの収率は7ダ6チにす
ぎない(特公昭’12−7qヶSt号)。
グークロロベンゼンスルホニルクロリドの収率な向上さ
せる製造方法としては、グークロロベンゼンスルホン酸
ナトリウムにクロルスルホン酸を作用させる方法が知ら
れている。前述のA、M、Grigorovskiyら
の文献では、この方法によってg。
チの収率で目的物が製造されている。また、この方法を
有機溶剤中で行うことも公知である。すなわち、乾燥し
たq−クロロベンゼンスルホン酸ナトリウムをクロロホ
ルムに懸濁させて、これにクロルスルホン酸(2モル比
)を反応させて、g9チの高収率でグークロロベンゼン
スルホニルクロリドを製造する方法が提案されている(
 M、Kulka。
J、Am、 chem、soc、 、 ? 2、/2/
!;(/q30)〕。
しかしながら、この方法&’lクロルスルホン酸の一使
−用量は少く、かつ収率は高いものの原料となる弘−ク
ロロベンゼンスルホン酸ナトリウムを単離して、しかも
無水の状態で使用しなくてはならないため、これを実施
するには経済的でなく、工業的には有利ではない。
本発明の目的はクロロベンゼンとクロルスルホン酸トカ
ラ無水のq−クロロベンゼンスルホニルクロリドを経て
4 +’−ジクロロジフェニルスルホ1ニルクロリード
を工業的に肴利に製造する方法の提供にある。
本発明の11.q′−ジクロロジフェニルスルホンの製
造方法は、 (a)クロロペンとクロロスルホン酸トヲ脂肪族へロゲ
ン化炭化水素溶剤中において鉱酸のアルカリ金属塩およ
び/またはアンモニウム塩の存在下に反応させ、 (b)得られた反応混合物を水で洗滌した後、有機溶剤
層を分離し、水を該炭化水素溶剤とともに留去して無水
のグークロロベンゼンスルホニルクロリドを得、ついで (C)こうして得られた無水のグークロロベンゼンスル
ホニルクロリドを触媒量の塩化第二鉄の存在下にクロロ
ベンゼンと反応させる、 ことを特徴とするものである。
本発明の方法の実施に際しては、クロロベンゼンとクロ
ルスルホン酸とが混合反応可能であればよく、とくに限
定はないが一般にクロルスルホン酸とアルカリ金属塩お
よび/またはアンモニウム塩と有機溶剤との混合物にク
ロロベンゼンを滴下する。場合によっては、クロロベン
ゼンとアルカリ金属塩および/またはアンモニウム塩と
有機溶剤との混合物にクロルスルホン酸を滴下してもよ
い。滴下終了後所定の温度および反応時間かきまセテ目
的のグークロロベンゼンスルホニルクロリドこの反応混
合物を、通常、室温まで冷却した後反応混合物に含まれ
る副生じた硫酸や未反応のクロルスルホン酸を除去する
に十分な水洗、特に限定されないが通常、使用したクロ
ルスルホン酸に対し、3−A重量倍の水による攪拌下の
水洗を行なった後、有機溶剤層を分離する。この分離し
た溶液に含まれている沓分を、常圧下で加熱しながら溶
剤とともに留去することにより無水の9−クロロベンゼ
ンスルホニルクロリドが得られる。次にクロロベンゼン
と塩化第二鉄を加え、所定の温度および反応時間かきま
ぜる。反応終了後、反応混合物にクロロベンゼンを加え
、約3.5’−4’θチのスルホン濃度にし、65〜り
0℃に冷却した後、同温度で水洗して塩化第二鉄を除去
する。つづいて水蒸気蒸留によってクロロベンゼンを留
去してりψージクロロジフェニルスルホンの沈殿を得る
以下に本発明方法の個々の工程について、さらに説明を
する。
先ず工程(a)について述べると、この工程ではクロル
スルホン酸の使用量を低減させて副生物を抑制し、かつ
高収率でグークロロベンゼンスルホニルクロリドを得る
ことが必要である。本発明者らはクロロベンゼンとクロ
ルスルホン酸とを脂肪族ハロゲン化炭化水素溶剤中鉱酸
のアルカリ金属塩および/またはアンモニウム塩の存在
下に反応させることによりq−クロロベンゼンスルホニ
ルクロリドを高収率に製造できることを見い出した。
脂肪族ハロゲン化炭化水素を溶媒として、かつ鉱酸のア
ルカリ金属塩および/またはアンモニウム塩の存在下に
反応させてはじめて、上述した工程(a)の目的が達成
される。この方法において、溶媒および鉱酸塩の効果は
つぎの通りである。例えば、クロロベンゼンに対して3
モル比のクロルスルホン酸を55〜乙O℃で反応させた
場合、ダークロロベンゼンスルホニルクロリドハ、70
14(f)収率で得られ、乞り′−ジクロロジフェニル
スルホンが9%の収率で生成する。また、上記の反応な
12−ジクロロエタン溶媒中で行うとq−クロロベンゼ
ンスルホニルクロリドの収率は乙q%で、対応するスル
ホンが70チの収率で生成する。さらに、クロロベンゼ
ンに対して3モル比のクロルスルホン酸を使用し、0.
3モル比の塩化ナトリウムを添加して、上記温度で反応
させると、q−クロロベンゼンスルホニルクロリドの収
率ハフ5tIDになるがスルホンの収率は減少する。
一方、本発明の方法の場合、すなわち、クロロベンゼン
に対して3モル比のクロルスルホン酸を使用して、12
−ジクロロエタン中、03モル比の塩化ナトリウムを添
加して、s5〜A O℃で反応サセルトクークロロベン
ゼンスルホニルクロリドの収率は90チと著しく向上し
、スルホンの収率は2.5%となる。この場合、塩化ナ
トリウムのほかK、鉱酸、例えば塩酸、臭化水素酸、ヨ
ウ化水素酸、硫酸、亜硫酸、硝酸、リン酸等のリチウム
、ナトリウム、カリウムのアルカリ金属塩および/ま°
バはアンモニウム塩が有効で同様の効果を示す。
次に工程(b)について述べる。クロロベンゼンとクロ
ルスルホン酸との反応によってq−クロロベンゼンスル
ホニルクロリドを製造する方法では、副生物として% 
<z’−ジクロロジフェニルスルホンが生成されるため
、反応混合物を氷水に排出した後、q−クロロベンゼン
スルホニルクロリドと6ゲージクロロジフエニルスルホ
ンとの混合物を90℃に加熱することによりグークロロ
ベンゼンスルホニルクロリドをq−クロロベンゼンスル
ホン酸に加水分解させることにより1AII′−ジクロ
ロジフェニルスルホンを製造する方法にもなりうる〔米
国特許、第22g乙0./乙gc/9!;g))。
このよ5に4−クロロベンゼンスルホニルクロリドは加
水分解してグークロロベンゼンスルホン酸に変化し易い
ため、反応終了後、反応混合物を氷水に排出し、r過し
た後、減圧下で乾燥する工程を経て無水の状態としては
じめて、クロロベンゼンとのFr18dfEll−Cr
afts反応に供給される。これら公知技術から考えて
、クロロベンゼンとクロルスルホン酸との反応によって
グークロロベンゼンスルホニルクロリドを製造するに際
して、反応後氷水に排出し、f過して取り出した後乾燥
して無水の状態とする方法は製造工程−1−および経済
性の点で工業的に満足すべき方法とは云い得ない。
本発明者らは検討の結果、工程(a)において得られた
反応混合物を水で洗滌し、ついで分離した有機溶剤層か
ら水を前記溶剤とともに留去することにより、無水のグ
ークロロベンゼンスルホニルクロリドを工業的に有利に
製造することができる方法を見い出した。
本発明の方法によれば、q−クロロベンゼンスルホニル
クロリドは、水とともに加熱すると容易に4’−クロロ
ベンゼンスルホン酸に加水分解する性質を有しているの
にもかかわらず、クロロベンゼンにクロルスルホン酸を
作珀させた反応混合物に水を加え、副生ずる硫酸や未反
応のクロルスルホン酸を水洗して除去し、分離した有機
溶剤層に含まれる水分を上記溶剤とともに共沸蒸留によ
り留去’すると+−クロロベンゼンスルホニルクロリド
はグークロロベンゼンスルホン酸に全く加水分解される
ことなく、また容易に無水の状態で製造することができ
る。このことは従来の公知技術や9−クロロベンゼンス
ルホニルクロIJ)”(7)水に対する不安定な性質か
ら考えて全く予想するこくができない驚くべき事実であ
る。
このように本発明の工程(a)および(b)によればq
−クロロベンゼンスルホニルクロリドを高収率に、かつ
無水の状態で製造し、これを単離することなくタダ′−
ジクロロジフェニルスルホンの製造に提供することがで
きる。
本発明の工程(a)において、用いられるクロロベンゼ
ンとクロルスルホン酸のモル比は、前者の1モルに対し
て後者の2.!;−’AOモルが好ましく、特に3.0
〜3.Sモルが好ましい。
使用される脂肪族710ゲン化炭化水素は好ましくは炭
素数7またはコの低級脂肪族/%ロゲン化炭化水素であ
り、水素の一部または全部が/%ロゲンで置換されたも
のである。このような脂肪族ノ10ゲン化炭化水素の例
はジクロロメタン、クロロホルム、四塩化炭素、l/−
ジクロロエタン、12−ジクロロエタン、l1l−)ジ
クロロエタン、112−トリクロロエタン、1l12−
テトラクロロエタン、ii2.2−テ) ラ’)ロロエ
タン、12−ジクロロエチレン、トリクロロエチレン、
テトラクロロエチレン、ペンタクロロエタン、ヘキサク
ロロエタンおよびこれらの塩素の一部または全部が他の
へロゲンで置換されたものである。
溶剤の使用量は特に制限はないが、通常クロロベンゼン
に対してθ5−5.0重量倍量で使用される。好ましく
はlθ〜3.0重量倍量である。
また、鉱酸のアルカリ金属塩としては、リチウム、ナト
リウムまたはカリウムのハロゲン化物、硫酸塩、亜硫酸
塩、硝酸塩またはリン酸塩が使用される。鉱酸のアンモ
ニウム塩としては、塩化アンモニウム、臭化アンモニウ
ム、ヨウ化アンモニウム、硫酸アンモニウム、亜硫酸ア
ンモニウム、硝酸アンモニウムおよびリン酸アンモニウ
ムが挙げられる。これらの鉱酸のアルカリ金属塩または
アンモニウム塩は必要に応じコ種以上を混合してもよい
。鉱酸のアルカリ金属塩やアンモニウム塩の使用量は、
クロロベンゼンに対して007〜5モル比、好ましくは
θ03−2モル比である。Sモル比以上使用してもとく
に差し支えないが、Sモル比以下で十分な効果が得られ
る。
反応温度は一般に、θ〜IO′0℃の範囲であり、好ま
しくは10−90℃の範囲・である。
最後に工程(C)について述べる□。、工程(blから
の無水(7)4−クロロベンゼンスルホニルクロlJl
’ヲクロロベンゼンと無水塩化第二鉄の触媒下で9反応
させることによりりψ−ジクロロジフェニルスルホンを
製造することができる。この工程におけるクロロベンゼ
ンの使用量はダークロロベンゼンスルホニルクロリドに
対してl5−2.!;モル比の範囲であれば問題はない
。塩化第二鉄はダークロロベンゼンスルホニルクロリド
に対して通常a〜Sモルチで使用し、これ以上使用して
も特に効果はない。反応は/lIO〜/1,0℃の温度
範囲で行われる。反応の進行はガスクロマトグラフィー
または高速液体クロマトグラフィーにより容易に追跡で
きる。反応は一般に70〜2θ時間で完了する。
本発明によればクロロベンゼンとクロルスルホン酸とか
ら工業的に有利に乞ψ−ジクロロジフェニルスルホンを
製造することができる。すなわち、クロロベンゼンとク
ロルスルホン酸とを反応させたのち、中間生成物を単離
することな(クロロベンゼンと反応させることによって
高収率で<4+’−ジクロロジフェニルスルホンを製造
することができる。
以下に本発明の実施例を示してさらに本発明の詳細な説
明する。
実施例/ クロルスルホン酸3’19&C3,0モル)と塩化ナト
リウム77.3g<0.3モル)を12−ジクロロエタ
ン250gに懸濁させて、55−AO℃の温度に保ちな
がらクロロベンゼン//2.Sfl (10モル)を3
時間で滴下した。さらに同温度でS時間かきまぜた後室
温まで冷却し、水/lを加えて水洗した後有機層を分離
する。さらに/lの水を使用して同様の操作を行なった
後分離した溶液の溶剤を加熱留去してダークロロベンゼ
ンスルホニルクロリドの結晶を得た。これにクロロベン
ゼン2/’79(79モル)および塩化第二鉄3.1g
を加え、/9.S−〜/ 55 ’Cの温度に保ちなか
ら73時間かきまぜた後クロロベンゼン2!;09を加
え、7g℃まで冷却する。同温度で、水7ノを加えて水
洗した後有機層を分離する。水蒸気蒸留によりクロロベ
ンゼンを留去して<4<p−ジクロロジフェニルスルホ
ンの結晶を得た。結果を表−/に示した。
実施例a〜/3 クロルスルホン酸の使用量、アルカリ金属塩またはアン
モニウム塩の種類と使用、量、溶剤の種類と使用量、お
よび反応温度を表−7のように変えたほか、は、実施例
/と同様に反応を行ない目的物を得た。′結果を表−/
に示した。
手  続  補  正  書 昭和57年12月13日 特許庁長官 殿 1、事件の表示 昭和56年 特 許 願 第1581
51号′″28発明の名称 4.4′−ジクロロジフェニルスルホンの製造方法3、
補正をする者 事件との関係  特許出願人 (312)三井東圧化学株式会社 5、補正命令の日付 なしく自発補正) 8、補正の対象 明細書の特許請求の範囲の欄。
7、補正の内容 別紙の通り補正する。
特許請求の範囲 1 、 (、a )クロロベン−tryとクロロスルホ
ン酸とを脂肪族ハロゲン化炭化水素溶剤中において鉱酸
のアルカリ金属塩および/またはアンモニウム塩の存在
下に反応させ。
(b)得られた反応混合物を水で洗滌した後、有機溶剤
層を分離し、水を該炭化水素溶剤とともに留去して無水
の4−クロロベンゼンスルホニルクロリドを得、5つい
で。
(C)こうして得られた無水の4−クロロベンゼンスル
ホニルクロリドを触媒量の坩化第二鉄の存在下にクロロ
ベンゼンと反応させる ことを特徴とする4、4′−ジクロロジフェニルスルホ
ンの製造方法。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 一1−(alり一ロロペンとクロロスルホン酸とを脂肪
    族−ハロゲン化炭化水素溶剤中において鉱酸のアルカリ
    金属塩および/または乙ンモニウム塩の存在下に反応さ
    せ、 (b)得られた反応混合物を水で洗滌した後、有i溶剤
    層を分離し、水を該炭化水素溶剤とともに留去して無水
    のり一クロロベンゼンスルホニルクロリドを得、ついで
    、 (Q)こうして得られた無水のタークロロベンゼンスル
    ホニルクロリドを触媒量の塩化第二鉄の存在下にクロロ
    ベンゼンと反応させる ことを特徴とする1AII′−ジクロロジフェニルスル
    ホンの製造方法。
JP15615181A 1981-10-02 1981-10-02 4,4′−ジクロロジフエニルスルホンの製造方法 Expired JPS6029703B2 (ja)

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