JPS587170Y2 - ダイアフラム - Google Patents

ダイアフラム

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Publication number
JPS587170Y2
JPS587170Y2 JP11948078U JP11948078U JPS587170Y2 JP S587170 Y2 JPS587170 Y2 JP S587170Y2 JP 11948078 U JP11948078 U JP 11948078U JP 11948078 U JP11948078 U JP 11948078U JP S587170 Y2 JPS587170 Y2 JP S587170Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
diaphragm
rubber
layer
rubber layer
mica powder
Prior art date
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Expired
Application number
JP11948078U
Other languages
English (en)
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JPS5536732U (ja
Inventor
杉田弘
二之宮藤雄
Original Assignee
豊田合成株式会社
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Filing date
Publication date
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Publication of JPS5536732U publication Critical patent/JPS5536732U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ゴム層単体またはゴム層と繊維層とより成る
ダイアフラムにかいて、ダイアフラムの装着部とのこす
れによる摩耗や、作動時におけるしわの発生を防止する
ことを目的とする。
ゴム層を有する薄いダイアフラムは、例えば燃料ポンプ
、キャブレータ、伝達機構等に使用されている。
このダイヤフラムは、第1図ないし第3図に模式的に示
す如く、ニトリルゴム、ビトリンゴム、フッ素ゴム、天
然ゴム等より成る均質のゴム薄膜1(第1図)の他、該
ゴム薄膜1とナイロン、ポリエステル、ビニロン、綿布
、ガラス傘轡等の繊維層2とを接合したもの(第2図)
、あるいはゴム層10の中に上記繊維層2を埋め込んだ
もの(第3図)がある。
ゴム層の厚さは通常0.05”Q〜2−程度であり、繊
維層の厚さは通常0.05mm〜3一度である。
そしてこれ等ダイアフラムは、柔軟性が要求されること
から軟質ゴムが用いられ、軟質ゴムはダイアフラムの屈
曲運動により長時間経時とともにしわが発生し、このし
わは亀裂の原因となる。
また、長時間経時とともに装着部とのこすれにより摩耗
が生じる。
本考案は、ダイアフラムとして要求される柔軟性を損な
うことなくゴム層の表面部に雲母粉を混入させることに
よりゴム層の表面硬度を上げてしわの発生をおさえ、か
つ雲母粉の滑性により装着部とのこすれによる摩耗を防
止してダイアフラムの耐久性を向上せしめるものである
雲母粉を混入される層厚さは5μ〜100μ程度が適当
で、これよりも薄いと目的とする効果が充分に発揮され
ず、筐たこれよりも厚いとダイアフラムとして要求され
る柔軟性が損なわれる。
混入せしめる雲母粉は、平均粒径2oμ〜200μ(約
630メツシユ〜75メツシユ)程度のものを用いる。
ダイアフラムのゴム層表面部に雲母粉を混入せしめる方
法としては、未加硫時のダイアフラムのコム層表面に雲
母粉を0.01 mfl/crti 〜10 mf/c
rl程度の付着量にて付着させて後、加硫成形を行なう
方法や、ゴム層表面に雲母粉を混入させたゴムまたはゴ
ムのりを薄くトッピングまたは塗布して後、加硫成形を
行なう方法、もしくは金型に上記ゴムのりを加硫前に塗
布して加硫成形を行なう方法等がある。
また、ゴム層への雲母粉の混入は、第1図の如くゴム薄
膜単体のものおよび第3図の如くゴム層中に繊維層を埋
め込んだものでは両面に混入させ、第2図の如くゴム層
と繊維層とを接合したものでは、外側の表面部のみ混入
させればよい、。
゛□本考案により、第4図に示す如くゴム層1o中に繊
維層2を埋め込んだ厚さ1.5mmのダイアフラムのゴ
ム層両表面部に、平均粒径46μの雲母粉3を10μ〜
20μ厚さに埋め込んで構成した環状のダイアプラムを
、その外縁を試験治具の環状の装着部材4にボルト締め
固着し、内縁をシャフト状の装着部材5に金具6を介し
て固着し、促進冷熱サイクル耐久試験(上部室7にガソ
リンを通し、ダイアフラムの片面が常時ガソリンに漬さ
れるようにし、常温雰囲気で装着部材5を50Orpm
で振動せい振動を停止させた後、ガソリン温度を80℃
として2時間保持し、常温筐で放冷後、装着部材5を5
00rpmで振動せしめるサイクルを繰返す)を行なっ
た。
また比較のため、上記本考案品と同様のゴム層中に繊維
層を埋め込んだダイアフラムで雲母粉を含1ない従来品
についても同様の試験を行なった。
この結果、従来品では10サイクルで、装着部材4およ
び金具6との摺接部分a 、b 、c 、dでゴムの摩
耗破損が生じ、また該部分の内部ではゴム層10と繊維
層2との間に剥離が生じ、更に屈曲部eに深いしわが生
じた。
これに対し本考案品では、50サイクルで屈曲部eに若
干のしわが生じた程度で、従来品の如き摩耗破損は全く
認められなかった。
上記の如く本考案のダイアフラムはダイアプラムのゴム
層表面の薄い部分に雲母粉を含有せしめたもので、雲母
粉の滑性にてダイアフラム表面に適度の滑性が付与され
て表面の接触抵抗係数および粘着性を低くシ、装着部と
のこすれによる摩耗を著しく軽減し、またダイアフラム
表面への異物の付着を防止し得る。
また、異物の付着防止は、ダイアプラムの底形、加工作
業を容易かつ迅速化する効果もある。
更に雲母粉はダイアフラムのゴム層表面部のみに含有せ
しめであるので、ダイアフラム全体の柔軟性をほとんど
低下させることなく、表面硬度のみを上げてしわの発生
を防止する効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は従来用いられているダイアフラム
の断面を模式的に示すもので、第1図はゴム薄膜単体の
ダイアプラム、第2図はゴム薄膜と繊維層を接合して成
るダイアフラム、第3図は−fA層中に繊維層を埋め込
んで成るダイアフラムの断面を示す。 第4図は本考案のダイアフラムの一部断面図、第5図は
ダイアフラムの装着状態の断面を模式的に示す図である
。 1.10・・・・・・ゴム層、2・・・・・傾維層、3
・・・・・・雲母粉、4,5・・・・・・ダイアフラム
装着部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ゴム層重たはゴム層と繊維層とより戊るダイアフラムに
    おいて、ゴム層の表面部に雲母粉を含有せしめたことを
    特徴とするダイアフラム。
JP11948078U 1978-08-31 1978-08-31 ダイアフラム Expired JPS587170Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP11948078U JPS587170Y2 (ja) 1978-08-31 1978-08-31 ダイアフラム

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11948078U JPS587170Y2 (ja) 1978-08-31 1978-08-31 ダイアフラム

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Publication Number Publication Date
JPS5536732U JPS5536732U (ja) 1980-03-08
JPS587170Y2 true JPS587170Y2 (ja) 1983-02-08

Family

ID=29074794

Family Applications (1)

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JP11948078U Expired JPS587170Y2 (ja) 1978-08-31 1978-08-31 ダイアフラム

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JP (1) JPS587170Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103759041A (zh) * 2013-12-31 2014-04-30 宁国中创科技密封件有限公司 汽车用夹布膜片及制备工艺

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103759041A (zh) * 2013-12-31 2014-04-30 宁国中创科技密封件有限公司 汽车用夹布膜片及制备工艺

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JPS5536732U (ja) 1980-03-08

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