JPS5919018B2 - 防振ゴムの製造方法 - Google Patents

防振ゴムの製造方法

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JPS5919018B2
JPS5919018B2 JP6255677A JP6255677A JPS5919018B2 JP S5919018 B2 JPS5919018 B2 JP S5919018B2 JP 6255677 A JP6255677 A JP 6255677A JP 6255677 A JP6255677 A JP 6255677A JP S5919018 B2 JPS5919018 B2 JP S5919018B2
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JP
Japan
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heating
rubber
seconds
time
temperature
Prior art date
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Expired
Application number
JP6255677A
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English (en)
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JPS53146777A (en
Inventor
裕 浜田
光男 藤「さき」
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Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
Original Assignee
Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd filed Critical Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は例えば車両の弾性スプリング等に好適な防振
ゴムの製造方法に関する。
この種、防振ゴムは金属製の内筒と外筒との間に圧入さ
れた後、接着剤等で固着されて形成されることが多い。
例えば、従来防振ゴムは金属製の内筒の外周囲に接着剤
を塗布して加硫ゴムを接着させ、その後外筒に圧入した
後、加熱処理することにより製造する方法を用いている
。このように製造された防振ゴムは大きなテンションを
得ることができない欠点がある。すなわち、前記加熱処
理においては普通、空気循環式炉を用いて120℃〜1
50℃で約1.5〜3時間加熱する方法をとつている。
このように長時間加硫ゴムを加熱させるとゴムの劣化が
大きくなク、外筒の圧入時のゴムのバネ定数と加熱後の
それのバネ定数の変化が極端に異なつてしまい要求する
バネ定数を持つた防振ゴムが得られ難い欠点も生じる。
さらに、加熱処理時間が長いため、量産するには巨大な
炉が必要である。この発明は上記の欠点を除去し、極め
て短時間で接着を可能にしたので、ゴムの劣化を防止で
きかつ耐久性の向上を図ることができ、しかも加熱前と
加熱後のゴムのバネ定数に差異が生じないため一定品質
のものが得られ、更にゴムの初期圧縮力がそのまま保持
できる上かつ量産性に優れた防振ゴムの製造方法を提供
することを目的とする。
以下、この発明による防振ゴムの製造方法について説明
するに、−例を第1金属体に金属製内筒を、第2金属体
に金属製外筒を用いた場合について述べる。まず、内外
筒の表面にシヨツトプラスト、パーカライジング処理等
を行ない有機溶剤で脱脂する。その後、内外筒の表面に
プライマーを塗布し、室温から70℃ぐらいで乾燥させ
た後、接着剤を内筒の外周面および外筒の内周面に塗布
する。接着剤を塗布した後、再び室温から70℃ぐらい
で乾燥させる。一方防振ゴム本体をインジェクションや
トランスファー加硫等で加硫成形し、前記内外筒の間に
潤滑油を用いて打ち込み等の圧入手段により防振ゴムを
組立てる。組立後、誘導加熱装置を用いて外筒または内
筒の少なくとも一方を160℃〜250℃で且つ0.5
秒〜3秒の温度及び時間範囲内で選択された組み合せに
よつて得られる加熱条件下で力島することによつて発熱
させ、ゴム本体と前記外筒又は内筒の少なくとも一方と
を接着させる。このような接着方法によれば、外筒又は
内筒を構成する金属体部分のみが発熱するので、この金
属体部分に接している接着剤及びゴム本体の表面部分の
みが、局部的に加熱され、接着可能温度にまで達して、
前記時間範囲内で接着されることになる。上記の製造方
法によるとゴム本体は従来のように加熱されないために
、ゴムの劣化がない。
また、加熱後のバネ定数の変化が加熱前に比較してほと
んど変化しない。更にゴムの初期圧縮力がそのまま保持
できるという効果を発生する。この実験例はゴム本体に
天然ゴムを用いて本発明と従来の空気循環式炉と対比さ
せて第1図A,bに示したものである。第1図aがこの
発明の製造方法による場合、第1図bは従来方法の場合
である。この両図を比較して見ると加熱時間がこの発明
の場合には3秒以内であればバネ定数保持率は160℃
〜250℃の温度で加熱した後でも略一定である。しか
し、従来方法では友熱時間を最低でも0.5時間必要と
するために、バネ定数保持率は125℃の温度でも加熱
後には差異が生じ、150℃の温度になると大巾な差異
になつてしまう。従つて6再現性の悪い防振ゴムの製造
方法になつてしまう。しかしながら6この発明の方法を
用いると防振ゴムの耐久性を著しく向上させることがで
きる。第2図A,bは天然ゴムの例をこの発明の製造方
法と従来方法による加熱時間対接着力との関係を加熱温
度を異ならせて実験した測定例を示す。第2図aは加熱
温度を160℃,200℃,250℃となるように誘導
加熱装置の出力を調整して加熱時間に対する接着力を測
定した実験例である。この第2図aから明らかのように
加熱温度を200℃と250℃のときには加熱時間は1
秒で大きな接着力が得られ、160℃うときには2〜3
秒で上記と同様の接着力が得られる。従つて、前記第1
図aのバネ定数保持率の良好な値になる加熱時間から加
熱温度を設定して加熱することにより最適加熱時間訃よ
び温度が得られる。更にグラフから明らかなように、加
熱温度が200℃又は250℃の際には、加熱時間を0
.5秒としても接着力が4.5トン以上を示しており、
よつて加熱温度が200℃以上の際には、0.5秒の加
熱時間でも実用に耐え得る接着強度が得られることがわ
かる。第2図bは従来方法に訃ける加熱温度を変えたと
きの加熱時間と接着力との関係を示すもので、従来方法
では加熱温度125℃のとき接着力が最大になる加熱時
間は30分という長時間をも要し、しかもこの発明の製
造方法による接着力にはならず、150℃にすると12
5℃のときよりもさらに接着力が低下する。な訃、ゴム
本体の劣化度合をこの発明と従来方法による加熱温度と
加熱時間について測定した結果、この発明の加熱方法で
は、加熱温度200℃で加熱時間を5秒にしたときは劣
化層はほとんどなく、300℃、2秒で接着させたとき
約0.4m程度の軟化層が生成されただけの測定結果が
得られた。
これに対して従来の加熱方法では、125℃、60分で
接着させたとき、ゴム本体の外表面部分が劣化し、時間
を120分にすると略全体が劣化軟化し、また、150
℃、20分で接着させたときには外表面部分が劣化し、
時間を30分にすると略全体が劣化してしまう測定結果
が得られた。上記のように、従来の加熱方法によるとゴ
ム本体の劣化が著しく大きいので、耐久性を低下させる
訃それがある。第3図は筒形防振ゴムの圧縮永久歪率お
よび圧縮力保持率と加熱温度との関係を示した実験例で
ある。
前記第3図に卦いて、a1〜f1は圧縮永久歪率を、A
2〜F2に圧縮力保持率を示し、かつAは加熱前、Bは
この発明の加熱方法による加熱温度160℃、時間2秒
のとき、CはBと同じく温度200℃、時間2秒のとき
、DはBと同じく温度250℃、時間2秒のとき、Eは
Bと同じく温度300℃、時間2秒のとき、Fは従来の
加熱方法によつて温度150℃、時間30分で加熱した
ときの関係を示したものである。この第3図からも明ら
かのように、この発明によれば接着劣る前に与えたゴム
の圧縮力を保つたまま接着できるため、ゴムの耐久性能
を従来方法よりも向上できる利点がある。上記説明に卦
いては、外筒のみを加熱する方法について述べて来たが
、内筒も同時に加熱するようにしてもよい。
また、300℃以上での加熱も時間をさらに短くすれば
可能である。但し本発明に基づく最適な加軌条件は、前
記各種実施例で説明した如く、第] ・第2金属体の少
なくとも一方の金属体部分を160℃〜250℃で且つ
0.5秒〜3秒の温度及び時間範囲内での選択された組
み合せによつて得られる条件下で加熱することによつて
得られるものである。以上述べたように、この発明によ
れば所定温度で数秒間金属体のみを加熱させることによ
り接着させたので、ゴムの劣化を防止でき、しかもゴム
が加熱されないため耐久性が向上するとともに、接着時
のバネ定数もほとんど変化しない上、ゴムの初期圧縮力
がそのまま保持できて、品質の安定化を図ることができ
、かつ数秒間の加熱で充分強固に接着できるので量産性
に優れているなどの種種の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図A,bはこの発明と従来の加熱方法による加熱時
間対バネ定数保持率の特性図、第2図A,bはこの発明
と従来の加熱方法はよる加熱時間対接着力との特性図、
第3図はこの発明と従来の加熱方法による加熱温度対圧
縮永久歪率と圧縮力保持率の特性図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 接着剤が塗布された第1金属体および第2金属体に
    加硫ゴムを圧縮し、誘導加熱装置により、前記第1・第
    2金属体の少なくとも一方の金属体部分を、160℃〜
    250℃で且つ0.5秒〜3秒の温度及び時間範囲内で
    の選択された組み合せによつて得られる加熱条件下で加
    熱することによつて発熱させ、前記第1・第2金属体と
    加硫ゴムとを接着させることを特徴とする防振ゴムの製
    造方法。
JP6255677A 1977-05-27 1977-05-27 防振ゴムの製造方法 Expired JPS5919018B2 (ja)

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JPS53146777A JPS53146777A (en) 1978-12-20
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