JPS586990Y2 - フロ−リング下地材 - Google Patents

フロ−リング下地材

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Publication number
JPS586990Y2
JPS586990Y2 JP1977007279U JP727977U JPS586990Y2 JP S586990 Y2 JPS586990 Y2 JP S586990Y2 JP 1977007279 U JP1977007279 U JP 1977007279U JP 727977 U JP727977 U JP 727977U JP S586990 Y2 JPS586990 Y2 JP S586990Y2
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JP
Japan
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base material
flooring base
sound
floor
insulating material
Prior art date
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Expired
Application number
JP1977007279U
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English (en)
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JPS53104018U (ja
Inventor
富之 泉
義靖 小林
Original Assignee
三菱油化株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は遮音性を有するフローリング下地材に関する。
コンクリート住宅に於ける在来の根太組に代るものとし
て、本願出願人は先に合成樹脂発泡体の板状体から戊り
、その表面部分の一部に釘打性乃至接着性の良好な材料
を表面部分と同高に埋設したコンクリート住宅用フロー
リング下地材を提供した。
(実公昭49−12985号)このコンクリート住宅用
フローリング下地材は合成樹脂発泡体を主材としている
ところから通常の音を遮る効果は有するが、居住者の足
音等の衝撃音に対する遮音効果が少なく上階の衝撃音が
下階に伝播するのを完全に防止し得ないと云う問題があ
った。
本考案はこのような問題点を解決するためになされたも
のであり、合成樹脂発泡体により形成されたフローリン
グ下地材主体の上面に所望の遮音材を張設して、通常の
騒音は固より衝撃音を極めて効果的に遮音すると共に、
直接教込みの簡易性や断熱保温性及び耐湿性を有するフ
ローリング下地材を提供するものである。
以下に本考案を図面に基づき説明する。
第1図は本考案の第1実施例を示す。
第1図に於て、1は発泡ポリスチレン等の合成樹脂発泡
体により平版状に発泡成形されたフローリング下地材主
体で、側周縁は相しゃくり構造のための段差2が形成さ
れ、また底面には敷設床面に配設される各種配管(図示
せず)を挿通させる断面半円状の溝3が形成されている
溝3には、これに温水管を敷設する場合、前記フローリ
ング下地材主体の軟化を防ぐために比較的耐熱性の大き
な断熱材の層4を添設しである。
この層4は必要に応じ設ければよい。
5は、木材または合成樹脂、特に低発泡樹脂体、セルロ
ーズと不飽和二重結合を有する重合可能なモノマーとの
グラフト重合体等により角柱状に成形された部材で、釘
打性若しくは接着剤による接着性、またはこれら両方の
性質を具有するものであり、前記フローリング下地材主
体1の表面に埋設しである。
フローリング下地材主体1の表面にはガラスウール、ロ
ックウール等の無機質の繊維状体を平版状に形成した遮
音材6が張設され、この遮音材6の表面と前記角柱部材
5の表面とが同一平面となるようにしである。
遮音材6としては、他に例えばゴムあるいはエチレン−
酢酸ビニル共重合体等のプラスチックに鉛、鉄等の高密
度の無機質の材料が混入された素材により、薄板状に形
成された遮音材を使用しても良く、要は衝撃音に対し良
好な遮音効果を有すると共に、通常の床仕上材との接着
性が良好なものであれば良い。
このような構成のフローリング下地材をコンクリート住
宅の床下敷としてコンクリートスラブに敷設施工した後
、モザイクパーケラトの如き通常の床仕上材を張設して
釘または接着剤により前記角柱部材5に固定すると、コ
ンクリートスラブ面と遮音材6との間に合成樹脂発泡体
により成形されたフローリング下地材主体1が介在した
状態になる。
従って、上記床仕上材に加えられた衝撃音、例えば居住
者の足音や家具等の移動によって床仕上材に加えられた
衝撃音は、遮音材6により遮音され、また遮音材6を通
過した音波は著しく減衰され、しかも通過した音波は遮
音材6とコンクリートスラブ面との間で反射し、更に減
衰する。
また、遮音材6自体の2次的振動がコンクリートに伝播
することはない。
よって、上階の衝撃音が充分に遮音され、かつ通過した
振動もかなり減衰されるので、下階の居住者に対する騒
音公害を効果的に防ぐことができる。
表1に示す実験結果は、第1実施例の床構造IIの床衝
撃音レベルを、従来の床構造Iと比較して上記効果を明
らかにしたものである。
表1における床構造■およびIIの構造は、それぞれ第
5図および第6図に示すものであり、各構造I、IIに
おけるコンクリートスラブと各構成材の施工後の厚さは
表2に示すとおりである。
第4,5図において、7はコンクリートスラブ、8は釘
打ちした合板、すなわち床仕上げ材である。
フローリング下地材主体1は発泡ポリスチレン製のもの
を使用し、遮音材6は軟質塩化ビニール30重量%と酸
化鉄70重量%との混線物より形成したものを使用した
フローリング下地材はコンクリートスラブ7の上に載置
しただけである。
第4図の床構造■におけるフローリング下地材の構成部
材は第5図の床構造IIにおけるそれと同じであるが、
遮音材6の位置が異なる。
つまり、前者の遮音材6はフローリング下地材主体1の
底面に、後者の遮音材6はフローリング下地材主体1の
上面に張設しである。
表1の床衝撃音レベルの測定法は、JISA 1418
の重量衝撃音発生器による方法に準じて行なったもので
ある。
すなわち、第6図および第7図イ9口に示すように、X
X Y = 2800 X 3675 mmの音源室
に床構造IおよびIIを設けそれぞれ床仕上げ材8上の
各打撃点S−1,S−2,S−3にタイヤtを落下させ
て、階下の受音室のマイクロフォンMで集音し、受音装
置で周波数分析した。
なお、タイヤtの落下高さは床仕上げ材8面より100
cm、マイクロフォンの高さは床仕上げ材8面より12
0 cmである。
各打撃点S−1,S−2,S−3の上記音源室における
位置は、第6図イに示す位置である。
マイクロフォンMの位置はその真下、つまり、P−1,
P−2゜P−3である。
上記各打撃点S−1,S−2,S−3およびマイクロフ
ォンMの位置P−1,P−2,P −3は床構造■およ
びIIに共通である。
平均床衝撃音レベルは次式により算出し、3回の平均値
とした。
表1より明らかなごとく、床構造IIは床構造Iに比較
し、周波数63〜1000 Hzの範囲で5.0〜2.
0dB床衝撃音レベルが改善されておす、遮音体6をフ
ローリング下地材主体1の上面に張設したこと、従って
、床仕上げ材8と直接液する位置に設けたことの効果が
あられれている。
これは床構造Iにおいては、遮音材6が質量の大きいコ
ンクリートスラブ7面に直敷きのため、そのスラブ7に
遮音材6の振動を抑制する制振効果をほとんど期待でき
ないのに対し、床構造IIにおいては、遮音材6が床仕
上げ材8の振動を直接減衰させる効果を発現し、これが
床衝撃音のコンクリートスラブ7への伝播を緩和するこ
とによるものと考えられる。
次に、第2実施例を第2図に基づき説明するが、前記実
施例と同一部分については同符号を記し説明を省略する
本実施例は、遮音材6をフローリング下地材主体1の全
表面上に張設した後、角柱部材5を遮音材6の上から埋
設して、遮音材6と角柱部材5とが同一平面となるよう
にして構成したものである。
この構造のフローリング下地材も前記第1実施例のそれ
と同等の構成を有するがら同等の作用効果を奏し、床衝
撃音を有効に遮音することができる。
第3図は第3実施例を示す。
これは、フローリング下地材主体1の表面と、中間に夫
々1枚づつの遮音材6,6′を張設した場合の例である
この実施例の場合は、コンクリートスラブ面と遮音材6
との間隔によって伝播される音波の反射減衰量および周
波数帯を設定可能である。
すなわち、第1の遮音材6と、第2の遮音材6′との間
隔t□、および第2の遮音材6′とコンクリートスラブ
面との間隔t2との関係によって、減衰量や周波数帯の
設定を調整し得るものであって、その遮音効果も著しく
向上せしめることが出来る。
以上説明したように本考案によれば、合成樹脂発泡体で
形成されたフローリング下地材主体に釘打性乃至接着性
を有する部材を埋設すると共に、無機質の材料を構成材
とする遮音材を、上記フローリング下地材主体の上面に
、張設して構成したから、衝撃による床仕上げ材の振動
を減衰させることができる。
このため、従来遮音し難かった衝撃音も効果的に遮音出
来る。
【図面の簡単な説明】
第1図AおよびBは本考案の第1実施例に係るフローリ
ング下地材の構成を示す平面図及び同縦断面図、第2図
AおよびBは第2実施例の平面図及び縦断面図、第3図
AおよびBは第3実施例を示す縦断面図、第4図は従来
のフローリング下地材を使用した床構造を示す要部断面
図、第5図はこの考案によるフローリング下地材を使用
した床構造を示す要部断面図、第6図および第7図イ5
口は床衝撃音レベルの測定方法、条件を説明するための
説明図である。 1・・・・・・フローリング下地材主体、2・・・・・
・段差、3・・・・・・溝、5・・・・・・部材、6・
・・・・・遮音材、7・・・・・・コンクリートスラブ
、8・・・・・・床仕上げ材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 合成樹脂発泡体により形成されたフローリング下地材主
    体に、釘打性または接着性を有する部材を埋設したフロ
    ーリング下地材において、無機質を構成材料とする遮音
    材を、前記フローリング下地材主体の上面に張設して構
    成したことを特徴とするフローリング下地材。
JP1977007279U 1977-01-26 1977-01-26 フロ−リング下地材 Expired JPS586990Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1977007279U JPS586990Y2 (ja) 1977-01-26 1977-01-26 フロ−リング下地材

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JP1977007279U JPS586990Y2 (ja) 1977-01-26 1977-01-26 フロ−リング下地材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS53104018U JPS53104018U (ja) 1978-08-22
JPS586990Y2 true JPS586990Y2 (ja) 1983-02-07

Family

ID=28814871

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JP1977007279U Expired JPS586990Y2 (ja) 1977-01-26 1977-01-26 フロ−リング下地材

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4912199U (ja) * 1972-05-10 1974-02-01
JPS4912985U (ja) * 1972-05-02 1974-02-02

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4912985U (ja) * 1972-05-02 1974-02-02
JPS4912199U (ja) * 1972-05-10 1974-02-01

Also Published As

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JPS53104018U (ja) 1978-08-22

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