JPS586831A

JPS586831A - プリント基板の供給装置

Info

Publication number: JPS586831A
Application number: JP56104488A
Authority: JP
Inventors: Yoichi Fukuoka; 洋一福岡; Koichi Tsukazaki; 柄崎　晃一
Original assignee: Hitachi Ltd
Current assignee: Hitachi Ltd
Priority date: 1981-07-06
Filing date: 1981-07-06
Publication date: 1983-01-14

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、スルーホールを有するプリント基板を複数枚
積み重ねて成るプリント基板の積層体から一枚ずつプリ
ント基板を分離して取り出し他へ供給することのできる
プリント基板の供給装置に関するものである。

従来のプリント基板の供給装置は、そのプリント基板が
外周の成形を終了した準製品である様な場合は、ロボッ
ト等により基板を供給するために必要なつかみ代が無く
、つかんで一枚ずつ運ぶと゛いうことができないため、
ゴム材エンドレスコンベア上に基板を積み重ね、かつ基
板１秋のみ通過可能な間隔を有するつい立てを設け、前
記エンドレスコンベアの間転により、基板自重とそのプ
ンベアに対する摩擦力により、１枚ずつ基板を分離して
運書するものであった。第１図は、その従来の供給装置
を示す。

第１図において、ゴム材エンドレスコンベア１８上に基
板１を積み重ねた状態において前記ゴム材エンドレスコ
ンベア１８を回転させ、かつ積み重ねた基板のそばに設
けたつい立て１９とエンドレスコンベア１８との間隔を
１枚の基板厚みと同程度の寸法とすることにより、１枚
ずつ基板を分離する装置が示されているが、本装置では
、摩擦力による分離であるため、基板１の表面に傷が生
じ易いと（・う大きな欠点があった。従って、従来、表
面に傷の発生をきらう製品については、全て人手により
コンベア上への製品（基板）の供給を行なっており、そ
のための所要工数も多大なものであった。

また、摩擦によらない他の分離手段として、第２図に示
す真空吸着による分離手段があるが、本手段は、真空吸
盤２０の内部圧力Ｐ２が排気Ｑ電より大気圧Ｐｌに対し
、Ｐｉ＞Ｐ２の関係をもつに至ることにより、吸着を可
能とするもので、真空吸盤２０の内部が真空圧になるこ
とが必要条件であり、例えば第３図に示す如く、表ＩＮ
Ｋ多くのスルーホール（以下貫通穴とも云う）２１を有
するプリント基板’ＩＫおい【は、その貫通穴２１より
大気Ｑ１が流入し、吸盤２０の内部圧力Ｐ８が真空圧と
ならず、Ｐｌ？Ｐ１となり、吸着は不可能であった・本
発明の目約は、従来人手によっていた表面に多くの貫通
穴を有するプリン）−徹の供給を、積み重ねの状態のま
ま、傷を発生させることなく、１枚ずつ自動的に分離供
給することのできるプリント基板供給装置を提供するこ
とＫある。

この発明の特徴とするところは、真空吸着によらない方
法で、かつ多くの貫通穴を有する基板の吸着を可能とし
たことくあり、第３１１１に示す大気圧Ｐ１と、吸着部
内部の圧力Ｐ！との関係をＰｔ：＞Ｐｘとするには、プ
リント基板の貫通穴２．１を通過して流入する大気の量
Ｑ１より、排気する量Ｑｚを太きくすれば良く、従って
流入する大気の量より太きい排気の量を発生可能な、例
えばプロワ−を用い　　　　　“）れば、ＰＩ＞ＰＩと
することが可能であり、貫通穴を有する基板の吸着は可
能となるとの考えに立つて本発明はなされたものである
。具体的に説明すると、０．８６÷傍の吸風量を持って
すれば、吸着部の口径の総和面積４００−で、貫通穴の
総和面積３０−の重量３００？の貫通穴を有するプリン
ト基板の吸着分離が可能である。従って、本方式を用い
ることＫより、所定のテーブル上に積み重ねたままのプ
リント基板を上端から、１枚ずつ、比較的大きい吸風量
を発生可能な吸風機構と、基板の吸着する部分の貫通穴
の総和面積より大きい口径のダクト先端に敗り付けた吸
着部とを用いるととくより、吸着分離させ、喬直方向、
および水平方向への動作機構により搬送し、供給するも
のである。

本発明によると、摩擦による分離でないため、プリント
基板表面に傷が生ぜず、かつ基板搭載そのものが積み重
ねｋよるため、１度に多量の処理が可能であり、また、
真空吸着の手段によらないため、表面に多くの貫通穴を
有するプリント基板をも処理することが出来、さらに装
置自体も小型軽量化が可能である。

次に本発明の実施例につき、図画を用いて詳細に説明す
る。

１ｌＩＪ図は本発明の一実施例を示す斜視図である。

同図に示すプリント板の供給装置は、基板１を喬直に積
み重ね搭載するテーブル２と、積み重ねられた多数の基
板１のうち最上部の１枚のみを吸着する吸着部３と、そ
れと結合した中空のダクト４と、このダクト４を上下方
向に円滑に摺動させるためのガイド２２を有するベース
５と、先のダクト４を一直方向へ上下動させるための機
構（例えば空気圧シリンダ）６と、これら全体を水平方
向へ移動せしめる機構（例えば空気圧シリンダ）７と、
水平移動を円滑に行なわせるためのレール８と、それを
保持する側板９と、吸着部３が基板ｌに接触したことを
検出するスイッチ１０（吸着部３が基板ＩＫ接触すると
、吸着ｓ３に取り付けたスイッチｌＯのリード２３４基
板ＩＫ触れ、リオットスイッチ１０が動作する）と、ダ
クト４を所定の位置まで下降せしめたことを検出するス
イッチ１１と、ペース５をレール８に沿って水平方向に
所定の位置まで移動せしめたことを検出するスイッチ１
２と、それが元の位置に復旧したことを検出スるスイッ
チ１３と、先のダクト４に点線で示した如くに取りつげ
られたフレキシブルなチューブ１４を介して吸風する吸
風機構（例えばブロワ）１５と、これらを制御する操作
盤１６と、全体を保持する筐体１７とから構成されてい
る。

第５図は吸着部３の構造を示す断面図である。

同図において、吸着部３はゴム材から成り、その中央部
に直径φの開口を有している。ダクト′４は吸着部３の
一端と吸風機構の間を気密に結合している。吸着部３の
他端が多数のスルーホールをもつプリント基板１の？１
に接触している。吸風機構が作動しダクト４を介して吸
着部３から吸引する風量Ｑ２が、プリント基板１のスル
ーホールヲ介して吸着部３へ流入する風量Ｑ１より大と
なる状態が出現すれば、吸着部３内に負圧が発生するの
で、吸着部３はプリント基板１を吸着することができる
。

次に第４図に戻り、その動作を説明する。まず吸風機構
１５が吸風を開始すると同時に、垂直動作機構６の働き
により、ダクト４がガイド２２に沿って降下し、ダクト
先端の吸着部３がテーブル２上の基’ｌ［１に接触する
・すると前述した如く、接触検出スイッチ１０が働ぎ、
ダクト４をガイド２２に沿って上昇させる。この時積層
状ＷＡＫある多数の基板のうちの最上部の１枚が吸着部
３に吸着された状態で分離され上昇する。・次に水平移
動機構７が動作し、その働きで、ベース５を矢印で示す
水平方向へ移動させ、ベース５が所定の位置に来たこと
をスイッチ１２にて検出し、それにより垂直動作機構６
を再度働かせ、ダクト４をガイド２２に沿って降下させ
る。所定の位置まで降下したことを検出するスイッチＩ
ＩＫて吸風機構１５を停止させ、吸着部３に吸着されて
いた一板をその自重により、自然落下させ、図示せざる
コンベア上に供給する。供給後は、ダクト４が上昇し１
．。

次にベース５が元の位置へ復帰する。讃帰完了をスイッ
チ１３にて検出し、それＫより吸風機構１５が吸風を開
始する。以下、上記のｆイクルをくり返すととにより、
自動的にプリント基板を分離供給する。

上述の動作プロセスを改めて分り易く示したのが第６図
の説明図である。第６図に従って、第４図に示した実施
例の動作プロセスをもう一度簡単に説明する。

先ず、第６図（イ）において、先端に吸着部３を備えた
ダクト４が降下してきて、積層体の一番上部にあるプリ
ント基板１に接触しこれを吸着する。

なお２４はコンベアである。次に同図（ロ）に示す如く
、吸着部にてプリント基板を吸着したダクトは上昇する
。次に同図（ハ）に示す如く、ダクトは水平移動し【コ
ンベア上に至る。次に同図に）（示す如く、ダクトは下
降し、それと共に該ダクトにつながる図示せざる吸風機
構の動作を停止し、基板をコンベア上に自然落下させる
。次に同図（ホ）Ｋ示す如（、ダクトは上昇し、同図（
へ）に示す如く、水平移動して元の位置に復帰し、１サ
イクルの動作プロセスを終了する。

以上説明した如く、本発明による基板供給装置によれば
、真空吸着が不可能な、表面に多くの貫通穴を有するプ
リント基板を積み重ね状態の積層体から、１枚ずつ自動
的に分離し、かつ表Ｉに傷のない良好なる品質を雑持し
たまま所定のコンベア上に等間隔に供給することが可能
となる。

【図面の簡単な説明】

１ｓ１図は従来のプリント基板の供給装量の一例を示す
説明図、第２図は同じ（他の例を示す説明図、第３図は
スルーホールをもつプリント基１［には真空吸着手段が
無効であることを示す説明図、第４図は本発明の一実施
例を示す斜視図、第５図は第４図における吸着部の構造
を示す断面図、第６図は本発明の一実施例の動作プロセ
スを示す説明図、である。符号説明１・・・プリント基板、２・・・テーブル、３・・・吸
着部、４・・・ダクト、５・・・ベース、６・・・垂直
動作機構、７・・・水平動作機構、８・・・レール、９
・・・側板′、１０〜１３・・・スイッチ、１４・・・
フレキシブルチ二−プ、１５・・・吸風機構、１６・・
・操作盤、１７・・・筐体、１８・・・コンベア、１９
・・・つい立て、２０・・・真空吸盤、２１・・・スル
ーホール、２２・・・ガイ）”、２Ｂ・・・リード線、
！４・・・コンベア代理人　弁理士　並　木　紹　夫第１図ｂ第２図第３図

Claims

【特許請求の範囲】

スルーホールを有するプリント基板を複数枚積み重ねて
成るプリント基板の積層体から一枚ずつプリント基板を
分離して取り出し他へ供給するプリント基板の供給装置
であって、前記スルーホールの口径に比して充分に大き
な開口を中央部にもつ弾性物質から成る吸着体と、前記
吸着体の中央開口部と連通した吸風装置と、前記吸着体
を上下動させる第１の駆動手段と、前記吸着体を水平方
向に移動させる第２の駆動手段とを有して成り、前記吸
着体を第１の駆動手段によりプリント基板積層体の上へ
下降させた後、前記吸風装置を起動して諌吸風装置がプ
リント基板のスルーホールおよび吸着体の中央開口部を
介して吸引する風量の作用によって一枚のプリント基板
を吸着体に吸着させた後、前記第１の駆動手段により吸
着体を上昇させ、次いで前記第２の駆動手段により吸着
体を水平方向に移動させて他の所定位置へ至らせた後、
前記吸風動作を停止することにより、プリント基板を吸
着体から分離するようにしたことを特徴とするプリント
基板の供給装置。