JPH0687535A - 吸着装置 - Google Patents

吸着装置

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JPH0687535A
JPH0687535A JP26539092A JP26539092A JPH0687535A JP H0687535 A JPH0687535 A JP H0687535A JP 26539092 A JP26539092 A JP 26539092A JP 26539092 A JP26539092 A JP 26539092A JP H0687535 A JPH0687535 A JP H0687535A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プリント配線基板その他の薄物材が、正確に
1枚ずつ、吸着され持ち上げられて移動され、同時に
2,3枚等複数枚が、吸着,持ち上げ,移動されるよう
なことは完全に防止され、各種のトラブル発生や装置の
損傷等も回避される、自動投入機等の吸着装置を提案す
る。 【構成】 この吸着装置では、多数積み重ねられたプリ
ント配線基板等の薄物材が、最上位のものから1枚ずつ
吸着して持ち上げられ、自動的に順次他へ移動される。
この薄物材は、多数の貫通孔Hが形成されるか、又は材
質的に通気性を備えている。そして、その吸着ユニット
5の吸着面6には、吸引エアにより薄物材を吸引する複
数の吸込穴12と共に、加圧エアを薄物材間に圧入する
吹出穴13が設けられている。そして吹出穴13からの
加圧エアが、積み重ねられた最上位の1枚目の薄物材の
貫通孔H等を介し、2枚目の薄物材との間に圧入され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は吸着装置に関する。すな
わち、上下に多数積み重ねられた例えばプリント配線基
板等の薄物材を、最上位のものから1枚ずつ吸着して持
ち上げ、自動的に順次他へ移動させる、吸着装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】プリント配線基板その他の薄物材の製造
工程は、複雑化すると共に多様化しつつあるが、品質向
上とコスト低減のため、自動化が一層促進される状況に
ある。例えばプリント配線基板は、最近ますます回路の
高密度化,微細化が進み、その製造工程において、人手
による手作業は品質向上の大きな障害となることさえあ
り、自動化が一段と進みつつある。そして、このような
状況にある製造工程において、自動化の一環として、積
み重ねられたプリント配線基板等の薄物材を1枚ずつ自
動的に移動させる、自動投入機等の吸着装置は、従来次
のようになっていた。すなわち、従来の自動投入機等の
吸着装置では、昇降テーブル上に積み重ねられたプリン
ト配線基板等を、上側に対向位置し複数の吸着パット等
を備えた吸着ユニットにて吸引し、1枚ずつ吸着して持
ち上げ、処理工程のコンベヤ等に運んでいた。つまり、
吸引エア等にて吸着して、他へ移動させていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来の吸着装置にあっては、次の問題が指摘されてい
た。すなわち、昇降テーブル上等に積み重ねられたプリ
ント配線基板等の薄物材は、積み重ねにより相互間が圧
迫され、相互間の空気が減少して略真空状態となり、相
互に張り付き密着してしまう現象が生じていた。又、こ
のような張り付き・密着現象は、プリント配線基板等の
積み重ね枚数が多い程、又その表面平滑度が高い程、顕
著となっていた。そして、このような張り付き・密着現
象により、プリント配線基板等が、同時に2,3枚吸着
されてしまうという問題が指摘されていた。つまり、自
動投入機等の吸着装置においては、前述によりプリント
配線基板等が1枚ずつ吸着,持ち上げ,移動されなけれ
ばならないが、その際、同時に複数枚が重なって処理工
程のコンベヤ等へ運ばれてしまい、プリント配線基板等
が所期のごとく処理されないほか、処理工程での各種の
トラブル発生や装置の損傷等を招き、問題となってい
た。
【0004】本発明は、このような実情に鑑み、上記従
来例の問題点を解決すべく、発明者の鋭意研究努力の結
果なされたものであって、薄物材の貫通孔等による通気
性を活用し、吸着面に吸込穴と共に吹出穴を設け、吸引
エアに加圧エアを組み合わせたことにより、薄物材を正
確に1枚ずつ吸着,持ち上げ,移動できる、吸着装置を
提案することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成する本発
明の技術的手段は、次のとおりである。この吸着装置
は、上下に多数積み重ねられた薄物材を、最上位のもの
から1枚ずつ吸着して持ち上げ、自動的に順次他へ移動
させるものである。該薄物材は、多数の貫通孔が形成さ
れるか又は材質的に通気性を備えている。そして、該薄
物材に対向する該吸着装置の吸着面には、吸引エアによ
り該薄物材を吸引する複数の吸込穴と共に、加圧エアを
該薄物材間に圧入する吹出穴が設けられている。
【0006】
【作用】本発明は、このような手段よりなるので、次の
ように作用する。この吸着装置では、吸着面に設けられ
た吸込穴への吸引エアにより、吸引力が生じ、最上位の
1枚目の薄物材を吸引する。これと同時に、吸着面に設
けられた吹出穴から加圧エアが、この1枚目の薄物材を
貫通孔を介するか薄物材の通気性により、1枚目の薄物
材と次の2枚目の薄物材間に圧入される。そこで第1
に、薄物材は、積み重ねにより相互間が圧迫されて略真
空状態となり、相互の張り付き・密着現象が生じやす
い。これに対しこの吸着装置では、重なっていた1枚目
の薄物材と2枚目の薄物材間に、圧入された加圧エアに
よる空気流の膜が発生し、隙間が形成されるので、1枚
目の薄物材と2枚目の薄物材は、引き剥がされ分離・脱
着される。第2に、吸込穴への吸引エアの流れが、上述
により形成された空気流の膜つまり隙間により、1枚目
の薄物材の貫通孔やその通気性等を介し確実に確保され
るので、吸引エアによる1枚目の薄物材に対する吸引力
が向上する。
【0007】このように、この吸着装置では、吸着面に
吸込穴と共に吹出穴を設け、吸引エアに加圧エアを組み
合わせたことにより、最上位の薄物材のみが、吸着面に
吸着され持ち上げられて移動される。このようにして、
積み重ねられた薄物材は、正確に1枚ずつ、吸着,持ち
上げ,移動され、同時に2,3枚等複数枚が、吸着,持
ち上げ,移動されるようなことは、完全に防止される。
【0008】
【実施例】以下本発明を、図面に示すその実施例に基づ
いて、詳細に説明する。図1は、本発明に係る吸着装置
の実施例の要部を示し、(1)図は正断面図、(2)図
は吸着面の底面図である。図2は、同実施例の動作説明
等に供する正断面図であり、(1)図は積み重ねられた
プリント配線基板を、(2)図は吸着直前の状態を、
(3)図は吸着時の状態を示す。又、図3は吸着装置全
体の正面説明図、図4は同側面説明図である。この吸着
装置は、例えば自動投入機A,自動受け取り機等として
使用されるものであり、プリント配線基板Pその他の薄
物材の製造工程等で用いられ、プリント配線基板Pその
他の薄物材を、渡し側から受け取り側へと運ぶようにな
っている。
【0009】まず、プリント配線基板Pについて述べ
る。プリント配線基板Pは、OA用の両面基板,コンピ
ュータ用の多層基板,計算機用のフレキシブル基板等
々、用途により多種多様であり、その製造工程も多種多
様である。そしてプリント配線基板Pは、近年ますます
その回路が高密度化,微細化され、その小型軽量化,極
薄化,多層化等々が進みつつある。さて、このようなプ
リント配線基板Pは、例えば次のように製造される。す
なわちプリント配線基板Pは、材料切断,穴あけ加工,
洗浄,研摩,スルホールメッキ,洗浄,研摩,洗浄,乾
燥,レジスト貼付,露光,現像,エッチング,レジスト
剥膜,洗浄,乾燥、等々の各工程を辿って製造される。
まず、材料つまり絶縁材の両面に銅箔が張り合わされた
両面銅箔張り積層板が、ワークサイズの短尺材に切断さ
れ、次に、スルホール用の穴あけ加工が施された後、洗
浄および両面研摩処理が行われてから、スルホールメッ
キが実施される。つまり、表面の電気回路と裏面の電気
回路を導通すべく、スルホールの内壁にメッキが施され
る。しかる後、再び洗浄,両面研摩処理,洗浄,乾燥等
が行われてから、ドライフィルムである感光性レジスト
を膜状に張り付ける処理が行われ、それから、回路のネ
ガフィルムである回路写真をあてて露光し、事後、レジ
ストは露光され硬化した回路部分を残し、他の部分が現
像液の噴射により溶解除去される。しかる後エッチング
マシンにて、このようにレジストが硬化した回路部分の
銅箔を残し、上述によりレジストが溶解除去された部分
の銅箔が腐蝕液の噴射により溶解除去される。それか
ら、残っていた上述の硬化した回路部分のレジストが、
剥離液の噴射により溶解除去された後、洗浄そして乾燥
され、もって、所定の回路が形成されたプリント配線基
板Pが得られる。
【0010】さてこの吸着装置は、例えば、このような
プリント配線基板Pの製造工程において、プリント配線
基板Pを自動的に投入したり受け取ったりするために用
いられる。すなわち、例えば上述した前処理工程、つま
り洗浄,研摩,洗浄,乾燥等の各工程では、自動投入機
Aである吸着装置によりプリント配線基板Pが1枚ずつ
投入され、もって所定の処理が行われている。そして、
この吸着装置つまり自動投入機Aでは、上下に多数積み
重ねられたプリント配線基板Pを、最上位のものから1
枚ずつ吸着して持ち上げ、自動的に順次他へ移動させる
ようになっている。
【0011】まず、図3および図4により説明すると、
1は全体枠たるフレームであり、このフレーム1の一端
側には、昇降テーブル2が昇降可能に組み付けられ、こ
の昇降テーブル2上に、多数枚のプリント配線基板Pが
積み重ねられている。3は、このような昇降テーブル2
の組み付け用の縦のシャフトであり、4は、その昇降動
作用の昇降用モータである。そして、昇降テーブル2上
のプリント配線基板Pの上方には、自動投入機Aの吸着
ユニット5が配され、この吸着ユニット5は、密閉され
た略箱状をなし、下面が水平な平板状の吸着面6とさ
れ、この吸着面6が、昇降テーブル2上のプリント配線
基板Pと対向位置している。又、このような吸着面6を
備えた吸着ユニット5は、フレーム1に対し、上下移動
および左右に横移動可能に組み付けられている。7は、
このような吸着ユニット5の組み付け用の横シャフトで
あり、この横シャフト7の下側に吸着ユニット5が取り
付けられており、吸着ユニット5は、このような横シャ
フト7を介し、上下用シリンダ8にて上下移動可能とさ
れると共に、スライド用モータ9にて横移動可能となっ
ている。そして吸着ユニット5は、プリント配線基板P
の渡し側である昇降テーブル2と、受け取り側であるコ
ンベヤ10間を、往復して横移動可能となっている。コ
ンベヤ10は、フレーム1の他端側に配され、コンベヤ
用モータ11にて駆動される。なお、吸着ユニット5を
上下移動および横移動させる機構は、図示例によらず、
その他公知の各種方式の採用が可能である。
【0012】次に、図1および図2により説明すると、
自動投入機Aの吸着ユニット5の吸着面6には、吸引エ
アBによりプリント配線基板Pを吸引する多数の吸込穴
12と共に、加圧エアCをプリント配線基板P間に圧入
する少数の吹出穴13が設けられている。すなわち、略
箱状をなす吸着ユニット5の上部中央は、フレキシブル
なダクト14を介し、外部のブロア等の吸引機15(図
3参照)に接続されると共に、吸着ユニット5の下面の
吸着面6には、多数の吸込穴12が形成され、吸引エア
Bが、各吸込穴12から吸着ユニット5内そしてダクト
14を介し吸引機15へ向かうようになっている。これ
と共にこの吸着面6には、多数の吸込穴12間に少数の
吹出穴13が、点在するように形成されている。この吹
出穴13は、吸着ユニット5内には連通されずフレキシ
ブルな接続管16を介し、外部のエアコンプレッサ等の
圧縮機に接続されており、圧縮機から接続管16を介し
各吹出穴13に、加圧エアCが供給されるようになって
いる。そしてこの加圧エアCは、吸引エアBより、全体
的にその風量が少なく設定されており、図示例では、吸
込穴12に比べ吹出穴13の数が少なく設定されている
が、吸込穴12と吹出穴13の大きさが異なるようにし
てもよく、更に、数や大きさは同一であっても風量を異
なるようにすることも可能である。
【0013】なお、図2の(1)図に示したように、プ
リント配線基板Pには、一般に、多数の貫通孔Hが形成
されている。すなわち、プリント配線基板Pにあって
は、表裏両面の電気回路の接続・導通用や、搭載される
半導体部品の脚回りの挿着用、更には、メッキ時の引っ
掛け用や、穴あけガイドピン用等々のため、多数の各種
の小孔である貫通孔Hが形成されている。
【0014】この吸着装置である自動投入機Aは、以上
のように構成されている。そこで以下のようになる。こ
の自動投入機Aでは、図3および図4に示すように、渡
し側の昇降テーブル2上に多数積み重ねられたプリント
配線基板Pが、最上位のものから1枚ずつ、吸着ユニッ
ト5の吸着面6に吸着され、吸着ユニット5の上下移動
と左右への横移動により、自動的に持ち上げられて順次
移動され、受け取り側のコンベア10へと運ばれて、洗
浄,研摩,乾燥等の処理が行われる。さてその際この自
動投入機Aでは、図1および図2に示すように、まず、
プリント配線基板Pに対向した吸着面6に設けられた多
数の吸込穴12への吸引エアBにより、吸引力が生じ、
最上位の1枚目のプリント配線基板Pを吸着面6に向け
吸引する(図2の(2)図参照)。これと同時に、吸着
面6に設けられた少数の吹出穴13から加圧エアCが、
このような1枚目のプリント配線基板Pの貫通孔Hを介
し、この1枚目のプリント配線基板Pと次の2枚目のプ
リント配線基板P間に、瞬時に圧入される(図2の
(2)図,(3)図参照)。そこで次の第1,第2のよ
うになる。
【0015】第1に、プリント配線基板Pは、積み重ね
により相互間が圧迫され、相互間の空気が減少して略真
空状態となり、相互の張り付き・密着現象が生じやすい
(図2の(1)図および図3,図4参照)。これに対し
この自動投入機Aでは、重なっていた1枚目のプリント
配線基板Pと2枚目のプリント配線基板P間に、圧入さ
れた加圧エアCによる空気流の膜が発生し、隙間Dが形
成される(図2の(3)図参照)ので、1枚目のプリン
ト配線基板Pと2枚目のプリント配線基板Pとは、確実
に引き剥がされ分離・脱着される。
【0016】第2に、又このような吹出穴13からの加
圧エアCは、圧は高いが風量は少なく設定されており、
吸込穴12への吸引エアBによる吸引力を向上させるよ
うになる。すなわち、上述したように加圧エアCにより
1枚目のプリント配線基板Pと2枚目のプリント配線基
板P間には、空気流の膜が発生し隙間Dが形成される
が、これにより、吸込穴12への吸引エア13の流れ、
つまり周りの空気を巻き込むような吸引エアBの流れ
が、上述の隙間Dそして1枚目のプリント配線基板Pの
貫通孔Hを介することにより、確実に確保される。もっ
て、吸引エアBによる1枚目のプリント配線基板Pに対
する吸引力が、向上する。
【0017】さてこのように、この吸着装置である自動
投入機Aでは、吸着面6に吸込穴12と共に吹出穴13
を設け、負圧と正圧つまり吸引エアBに加圧エアCを組
み合わせたことにより、第1に、1枚目のプリント配線
基板Pと2枚目のプリント配線基板Pとが、確実に引き
剥がされて分離,脱着されると共に、第2に、吸着面6
への吸引力も向上する。そこで、この第1,第2によ
り、浮き上がった最上位の1枚目のプリント配線基板P
のみが、接触した吸着面6側に引き寄せられて、吸着,
持ち上げ,移動される。このようにして、渡し側の昇降
テーブル2上に積み重ねられたプリント配線基板Pは、
正確に規則正しく1枚ずつ、吸着,持ち上げ,移動され
て、受け取り側のコンベヤ10に運ばれるようになる。
同時に2,3枚等複数枚のプリント配線基板Pが、吸
着,持ち上げ,移動されるようなことは完全に防止さ
れ、プリント配線基板Pは、1枚ずつ順次処理工程へと
運ばれて行く。
【0018】なお図示の実施例は、本発明の吸着装置
を、プリント配線基板Pの製造工程における自動投入機
Aに適用したものであるが、本発明は勿論これに限定さ
れるものではなく、その他各種の薄物材の製造工程等に
適用可能である。例えば、紙,材木,プラスチック,ガ
ラス,印刷物,織物,その他各種の平板材,等々の薄物
材を取り扱う分野において、それらに貫通孔Hが存する
か又はそれらに材質的に通気性が存する限り、適用可能
であり、それらの製造工程等において、自動投入機や自
動受け取り機その他として使用可能である。なお貫通孔
Hによらず、材質的に通気性が存する薄物材を対象に使
用する場合、前述した吹出穴13からの加圧エアCは、
貫通孔Hに代えその薄物材の通気性により、1枚目と2
枚目間に圧入される。
【0019】
【発明の効果】本発明に係る吸着装置は、以上説明した
ごとく、薄物材の貫通孔等による通気性を活用し、吸着
面に吸込穴と共に吹出穴を設け、吸引エアに加圧エアを
組み合わせたことにより、次の効果を発揮する。
【0020】すなわち、貫通孔が形成されるか又は材質
的に通気性を備えたプリント配線基板その他の薄物材
は、正確に1枚ずつ、吸着,持ち上げ,移動される。つ
まり、同時に2,3枚等複数枚が、吸着,持ち上げ,移
動されるようなことは完全に防止され、もって、複数枚
が重なって処理工程のコンベヤ等へ運ばれてしまうこと
はなく、薄物材が所期のごとく処理されるのを始め、処
理工程での各種のトラブル発生や装置の損傷等も回避さ
れる。このように、この種従来例に存した問題点が一掃
される等、本発明の発揮する効果は、顕著にして大なる
ものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る吸着装置の実施例の要部を示し、
(1)図は正断面図、(2)図は吸着面の底面図であ
る。
【図2】同実施例の動作説明等に供する正断面図であ
り、(1)図は積み重ねられたプリント配線基板を、
(2)図は吸着直前の状態を、(3)図は吸着時の状態
を示す。
【図3】吸着装置全体の正面説明図である。
【図4】吸着装置全体の側面説明図である。
【符号の説明】
1 フレーム 2 昇降テーブル 3 縦シャフト 4 昇降用モータ 5 吸着ユニット 6 吸着面 7 横シャフト 8 上下用シリンダ 9 スライド用モータ 10 コンベヤ 11 コンベヤ用モータ 12 吸込穴 13 吹出穴 14 ダクト 15 吸引機 16 接続管 A 自動投入機 B 吸引エア C 加圧エア D 隙間 H 貫通孔 P プリント配線基板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下に多数積み重ねられた薄物材を、最
    上位のものから1枚ずつ吸着して持ち上げ、自動的に順
    次他へ移動させる吸着装置であって、 該薄物材は、多数の貫通孔が形成されるか又は材質的に
    通気性を備えており、該薄物材に対向する該吸着装置の
    吸着面には、吸引エアにより該薄物材を吸引する複数の
    吸込穴と共に、加圧エアを該薄物材間に圧入する吹出穴
    が設けられていること、を特徴とする吸着装置。
JP26539092A 1992-09-08 1992-09-08 吸着装置 Expired - Lifetime JPH0774048B2 (ja)

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